
米国株市場の状況の振り返りと私見をまとめていきたいと思います。
株式市場は反発し4日ぶりの上昇となっています。決算シーズンが始まり、デルタ航空は今四半期の黒字見通しを受け投資家心理は改善しています。
毎日レバナスとレバFANGに積立しグロース株中心に投資をしているサラリーマン投資家のうみひろ(@uminoxhiro)です。現在個別株で一番比率が高い銘柄はパランティア【PLTR】です。
ブログを読みに来てくださってありがとうございます。
昨晩の米国株市場の振り返りを今日も行っていきます。
今回の記事も成績に左右されないで元気にいくわよ
そうだね!では、まずは結論からまとめていきます。
【今日の結論】チェックポイント
- 【主要指数】株式市場は反発し4日ぶりの上昇となっています。決算シーズンが始まり、デルタ航空は今四半期の黒字見通しを受け投資家心理は改善しています。またJPモルガンの決算では決算内容が嫌気され下落しました。また注目度の高かったPPI(生産者物価指数)が発表されて、予想を上回る強い結果となりましたが長期金利の下落によってNASDAQを始めとするハイテクを中心に上昇していました。
- 【小型株】小型株のラッセル2000も1.92%上昇しています。
- 【セクター】多くのセクター上昇しています。特にハイテクグロース株を中心に仮想通貨関連、ARK関連やサイバーセキュリティ、SNS関連などが大きく上がっています。また一般消費財や、半導体、素材なども上昇しいます。またデルタ航空などの決算があり、航空銘柄、旅行銘柄が大きく上がっていました。下落したセクターは少なく、公益関連とインドETFが若干ですが下落していた程度です。※セクター別の構成銘柄の騰落率については個人成績記事にて掲載しています。
- 【FANG+】FANG+銘柄も上昇し、10銘柄があがっています。中でもAmazon、テスラ、エヌビディアが3%以上あがり指数を牽引していました。
- 【予定】決算がはじまり大型株中心に値動きが激しくなることが予想されます。また金曜日は米国株市場はお休みなので今晩利確などの売り圧力がどれだけあるか注目されます。
投資に対しての注意事項…(クリックで下に詳細を表示します)
この記事は私が投資している銘柄を中心に主要指数・セクター別の動きなどをまとめていきます。主に私が投資しているのはハイテクグロース株でありFANG+銘柄とNASDAQ100になります。レバレッジ型の投資やハイテクグロース株には元本を大きく損なうリスクも有るためご注意ください。投資に対してはリスクを許容した上で投資してください。本記事・ブログにおいての個別銘柄・投資信託・ETFなどについては売買を推奨するものではありませんので予めご理解の上、お読みください。本ブログに掲載された銘柄において損失を被った場合においても責任は一切負いません。
先に言い訳をさせていください、出社前の朝の時間に作成しており誤字脱字・数字の間違いなどがある場合があります。帰宅後すぐに修正しますのでご承知の上お読みください
社畜はつらいわね

- 【今日の結論】チェックポイント
- 2022年4月13日の主要指数と投資成績
- 気になるニュース
- 長期金利の動きと恐怖指数【VIX指数とVXN指数】
- 米国株市場(S&P500)の状況
- 世界の株価
- 中国の状況
- インド株の状況
- NASDAQ100の様子
- セクター別の考察
- 上昇したセクター
- 下落したセクター
- FANG+銘柄
- FANG+の注目銘柄
- 注目個別銘柄
- 注目決算の銘柄
- まとめ
まずは、指数と私のパフォーマンスからお伝えします。
まずは指数からね
2022年4月13日の主要指数と投資成績
この項目では指数と私のポートフォリオの金額の増減をお伝えします。
主要指数
今日は全体的に言えば、上がってるね
私のポートフォリオのパフォーマンス
昨日の結果を踏まえて、私のポートフォリオのパフォーマンスはこの様になっています。
- うみひろ:-0.62%
詳しい情報は、12時ごろに公開予定の「投資成績」の記事を御覧ください!
前日の投資成績はこちらから
前日のデイリー記事はこちらから
※私のポートフォリオには「投資信託」が含まれているため前日の成績だけではなく前々日の結果が含まれています。
※元本を引いた運用損益の結果となっています。
あと、この数字には仮想通貨(暗号資産)の状況については組み込まれていなわよ
当ブログの投資成績につきましては資産管理、家計簿アプリのマネーフォワードを活用しています。
レバレッジ投資信託の資産推移
毎日レバレッジ型の投資信託に積立投資をしています。
今日のレバレッジ投資信託の結果です。
関連記事はこちらから
気になるニュース
気になるニュースをピックアップしてご紹介していきたいと思います。
個別銘柄のニュースについては「注目銘柄」で紹介します。
生産者物価指数(PPI)
米3月卸売物価1.4%上昇、12年超ぶりの大幅な伸び 物価高進示唆
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- 米労働省が13日発表した3月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比1.4%上昇した。
- 2月の0.9%上昇から加速し、改訂があった2009年12月以来12年超ぶりの大幅な伸びとなった。
- モノやサービスへの旺盛な需要が要因で、持続的な高インフレを示唆。
- 米連邦準備理事会(FRB)が積極的な金融引き締めを余儀なくされる可能性がある。
- 前年同月比ベースでも11.2%上昇。
- 前年同月比の集計が始まった2010年11月以降で最大の伸びとなった。
- 2月は10.3%上昇していた。
- ロイターがまとめた3月のエコノミスト予想は前月比1.1%上昇、前年同期比10.6%上昇だった。
- FHNフィナンシャルのシニアエコノミスト、ウィル・コンパーノール氏は、PPIの「広範囲にわたる上昇は前日の消費者物価指数(CPI)の内容を補強しており、FRBは今後数カ月間で積極的な引き締め路線を維持することになる」と指摘。
- 「FRBが物価安定という目標を首尾よく達成する上で、サプライチェーン(供給網)に関する問題の解消、特にモノの生産に関する問題の解消がディスインフレの重要な要因になる」とした。
- 3月はモノが前月比2.3%上昇と2月の伸びと一致。
- エネルギー価格が5.7%上昇し、PPIの伸びの2分の1以上を占めた。
- 2月は7.5%上昇していた。牛肉などの価格は7.3%下落したものの、食品価格は2.4%上昇。
- 鉄鋼くずの価格も上昇したが、冷延薄板などは下落した。
- サービスは0.9%上昇。2月は0.3%上昇していた。
- 卸売業者や小売業者が受け取るマージン(利ざや)の尺度である最終需要貿易サービスが1.2%上昇し、サービスの伸びの40%以上を占めた。運輸・倉庫業のほか、ホテルなどの宿泊費、航空運賃、入院患者の治療費、建材費なども上昇。
- 一方、証券仲介・ディーリング・投資助言の費用が5.4%減少したほか、ポートフォリオマネジメント手数料も減少した。
- また、ロシアのウクライナ侵攻により、原油や小麦、ヒマワリ油など商品価格が上昇した。変動が大きい食品とエネルギー、貿易サービス部門を除いたコア指数は前月比0.9%上昇。
- 前年同月比は7.0%上がった。
- 2月は前月より0.2%上がり、前年同月比は6.7%上昇だった。2カ月目に入ったロシアとウクライナの戦争と、新型コロナウイルスの感染再拡大を抑えるための中国でのロックダウン(都市封鎖)によって、サプライチェーン(供給網)がさらに混乱し、一部の商品不足が悪化すると見られている。
- 米政府が12日発表した3月の消費者物価指数の前月比上昇率は2005年9月以来、16年半ぶりの大きさとなった。ガソリン価格の上昇が押し上げた。インフレはどのデータも米連邦準備理事会(FRB)が目標とする2%を大幅に超えているが、ピークに達したという慎重な楽観論がある。
- FRBは3月、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き上げ、3年超ぶりの利上げを始めた。
- FRBが今月6日に公表した連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は、今後の大きな利上げの下地を作るものとなったように映った。
- FRBは保有資産縮小を近く始めると予想されている。
アメリカ・PPI 生産者物価指数とは…(クリックで下に詳細を表示します)
- 労働省が発表する生産者物価指数(PPI)は、国内生産者が販売する商品やサービスの価格を測定する指標です。
- PPIは製造段階別(原材料、中間財、最終財)や品目別、産業別などで分類されてます。
- PPIが上昇していれば、インフレの傾向であり、逆に下落すればデフレの傾向と見ることができます。
- PPIの変動は連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策を推測する手がかりとなります。
- 予想より高い結果となれば米ドルにとって買い材料とされますが、予想より低い結果であれば米ドルにとって売り材料と解釈ます。*3
長期金利の動きと恐怖指数【VIX指数とVXN指数】
ここでは、ハイテクグロース株に大きく影響のある長期金利(米国10年債)の動きと、恐怖指数(VIX指数とVXN指数)をまとめます。
恐怖指数は投資家の心理状態を数値化しているものとして多くの投資家が参考している指数よ
長期国債(米国10年債利回り)
長期国債とグロース株の関係とは…(クリックで下に詳細を表示します)
基本的に長期国債と、グロース株については「逆相関」の関係があるといいます。長期国債が上がれば、グロース株が売られてグロース株の値段が下がってしまいます。リスクの高いハイパーグロース株よりも安全資産である国債の利率があがればお金が「安全で稼げる」方に流れると行った感じです。
長期国債が上がっていくとハイテクグロース株にとっては逆風になっていくわ
一般的にハイテクグロース株とは逆相関関係にあると言われてるね
恐怖指数
VIXの動き(S&P500)
VXNの動き(NASDAQ100)
VIX指数とVXN指数について(恐怖指数)とは…(クリックで下に詳細を表示します)
- VIX指数はS&P500、VXN指数はNASDAQ100に対する恐怖指数です。
- 平常時のVIXは、だいたい10〜20程度
- 30を超えてくる場合は警戒領域
- NASDAQ100の恐怖し指数を表すVXNは、だいたい30〜39程度(30台で推移)
- 40を超えてくる場合は警戒領域
- 2008年9月 リーマン破綻 48.4
- 2008年10月 リーマンショック 89.53
- 2020年3月 コロナショック 85.47
米国株市場(S&P500)の状況
S&P500ヒートマップ
まずは、S&P500のヒートマップを御覧ください。
S&P500グロース【IVW】orバリュー【IVE】
全体的に上がってますね、特にグロース株がよかったね。
バリューもなんだかんだ調子いいからね
SPYのチャート
これはS&P500のETFである【SPY】のチャートになります
※【SPY】「SPDR S&P500 ETF」
SPYとは…(クリックで下に詳細を表示します)
SPYは正式名称「SPDR S&P500 ETF」でNY【SPY】、東京証券取引所【1557】にも上場しています。1993年1月に設定されたS&P500(S&P 500 Index)に連動した米国において最初のETFです。
投資が不安、苦手、勉強したくないという人はこの本を読んで毎日このブログをチェックすることとETFやインデックスファンドを購入しておけば大丈夫よ!
ジャック・ボーグルとは…(クリックで下に詳細を表示します)
ジョン・クリフトン・“ジャック”・ボーグルはアメリカ合衆国の投資家、実業家、慈善家です。世界初の個人投資家向けのインデックス・ファンドを設定した人物です。幅広い投資家に低コストで投資ができる機会を与えた人物としても知られています。「インデックス・ファンドの父」とも呼ばれています。経費率の比較的安価なETFで有名なヴァンガードグループを創設者です。2019年食道がんで死去。
世界の株価
ここでは、アメリカに上場(ADR)している世界の株式を中心に見ていきます。 主に、中国株・インド株を中心に見ていきます。
ワールドヒートマップ
アメリカ以外のアメリカに上場している株式(ADR)の状況です。
中国株は調子いい感じだね!
半導体も反発している感じだね。
中国の状況
中国株のADR情報は、セクター別の記事にて掲載しています。
中国株にも頑張ってもらわないとね。
インド株の状況
少額ながらインド株にも投資しているのでインド銘柄も見ていきます。
インド株銘柄のADR情報は、セクター別の記事にて掲載しています。
コロナや、宗教、貧富の差などに問題点はあるけど、これから魅力的な市場であることは間違いないので、インドにも今後とも注目していきたいですね
インドの個別株についてはこの記事で解説してるわよ
NASDAQ100の様子
ここでは、NASDAQ100に対しての分析を行います。
NASDAQに対して結構投資してるのよね?
iDeCo(イデコ)もそうだけど、レバナスや積立でもNASDAQ100に投資してるからね。かなり影響度合いは大きいよ
QQQのチャート
◆◆
▶▶次はセクター別の市場の動きを見ていきたいと思います。
▶▶セクター別に大きな動きがあるのか注目してトレンドを掴んでいきたいですね!
◆◆◆
セクター別の考察
本日のセクター別のパフォーマンスはこの様になっています。
セクター別パフォーマンス(1日と1週間)
※下記のETFとは構成銘柄が違うため若干の乖離はあります。
上昇したセクター
多くのセクター上昇しています。特にハイテクグロース株を中心に仮想通貨関連、ARK関連やサイバーセキュリティ、SNS関連などが大きく上がっています。また一般消費財や、半導体、素材なども上昇しいます。またデルタ航空などの決算があり、航空銘柄、旅行銘柄が大きく上がっていました。
下落したセクター
下落したセクターは少なく、公益関連とインドETFが若干ですが下落していた程度です。
セクターについて…(クリックで下に詳細を表示します)
産業分類について、S&P、FTSE Russellは11の産業分類を行っていますが、ヴァンガード社のETFを参考にさせていただきます。 不動産はスパイダーシリーズを採用しています。- エネルギー(Energy):【VDE】
- 素材(Materials):【VAW】
- 資本財(Industrials):【VIS】
- 一般消費財(Consumer Discretionary):【VCR】
- 生活必需品(Consumer Staples):【VDC】
- ヘルスケア(Health Care):【VHT】
- 金融(Financials):【VFH】
- 情報技術(Information Technology):【VGT】
- 通信サービス(Communication Services):【VOX】
- 公益事業(Utilities):【VPU】
- 不動産(Real Estate):【XLRE】
注目セクターについては、セクター別の記事にて紹介しています。
- 金融銘柄、フィンテック銘柄、BNPL銘柄
- 中国株、インド株銘柄のADR銘柄
- 半導体銘柄(半導体メーカー、半導体装置)
- ワクチン銘柄(ワクチン銘柄と治療薬銘柄)
- 仮想通貨関連銘柄(マイニング、取引所銘柄など)
- eコマース銘柄(ネットショッピング関連銘柄)
- 5G関連銘柄(通信など5G関連銘柄)
- クラウド銘柄(SaaS企業やクラウド関連銘柄)
- オンラインカジノ銘柄(スポーツベッティングやオンラインカジノ銘柄)
- クリーンエネルギー銘柄
- ソーシャルメディア関連銘柄
- 旅行、航空銘柄(旅行関係、航空会社関連銘柄)
◆◆◆
▶▶次は私が注視している主要銘柄になります。
▶▶ポートフォリオに対する影響力が大きい銘柄を中心に紹介していきます!
◆◆◆
「ウォール街ランダムウォーカー」とは…(クリックで下に表示します)
投資家にとっての教科書であり、「ウォール街の教科書」と称される書籍です。 1973年に原著が発売されてからすでに半世紀以上が経過したいまでも増版されているロングセラーです。 投資を始めている人でこの書籍を読んでいない人は絶対に読むべき1冊です。 バブルの歴史やファンダメンタル対テクニカルやアクティ対パッシブなど詳しく書かれていると同時中身が古びない内容で書かれています。 特にこの本を参考にした記事や理論は多く、ベースとなる知識など投資家のまさに教科書的な存在として、ウォール街の教科書として書かれています。 読んだことがない人は絶対に読みましょう。
FANG+銘柄
この項目では主要銘柄の動きを見ていきたいと思います。
主に私が投資している個別銘柄やFANG+インデックス銘柄などを見ていきたいと思います。
私がメインと投資している銘柄のNASDAQ100への寄与度も高く、S&P500に対しても非常に影響力が大きい銘柄となっています。
今日のFANG+銘柄
今日のFANG+indexのパフォーマンスはこうなっています。
内訳としてはこの様になっています。
テスラは絶好調でしたね!
アリババは相変わらず全然あがってこないけど。
レバFANGがメインだとこれらの銘柄が重要になってくるからね!
かといって投資信託なんだし、個別で売買できるわけじゃないじゃん?
そうだけど、個別に注目しておくことは重要だよ。
FANG+の注目銘柄
グーグル(アルファベット)【GOOGL】
グーグル、国内オフィスとデータセンターに今年95億ドル投資へ
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- 米アルファベット傘下のグーグルは13日、国内のオフィスとデータセンターに今年約95億ドル投資すると発表した。
- 昨年の70億ドルから増額する。
- これにより22年に少なくとも1万2000人のフルタイムの雇用が創出されるとしている。
- 南部アトランタに新たにオフィスを開設し、西部ネバダ州ストーリー郡のデータセンターを拡張すると明らかにした。
- グーグルは声明で、働き方の柔軟性を高めるよう取り組んでいるが、オフィスに投資することもこれまで以上に重要と考えていると説明した。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■アルファベットは米国の大手インターネット関連企業。検索サイト・グーグル「google.com」を運営するほか、検索エンジン、オンライン広告、クラウドコンピューティング、ソフトウエアなどIT関連製品とサービスを提供。携帯電話「アンドロイド」、ブラウザ「クローム」、インターネットテレビ「Google TV」等独自のOSを展開。本社はカリフォルニア州。*8
- S&P500構成銘柄
- NASDAQ100構成銘柄
- FANG+構成銘柄
- 5G関連銘柄
- ソーシャルメディア銘柄

Google Boys グーグルをつくった男たちが「10年後」を教えてくれる―――ラリー・ペイジ&セルゲイ・ブリンの言葉から私たちはなにを 活かせるのか 三笠書房 電子書籍
- 発売日: 2014/12/04
- メディア: Kindle版
■
注目個別銘柄
気になる個別銘柄を見ていきたいと思います。
ブラックロック【BLK】
ブラックロック、1-3月に1140億ドルの資金純流入-市場混乱でも
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- 米資産運用会社ブラックロックのファンドには1-3月(第1四半期)も引き続き投資資金が流入した。
- 株価下落やインフレ高進、欧州での戦争の影響を受けていないように見受けられる。
- ロシアのウクライナ侵攻や物価急騰を巡って不透明感が強まったものの、ブラックロックの長期投資商品には1-3月に総額1140億ドル(約14兆円)が流入した。
- 同社が13日に発表した。
- 株式ファンドに760億ドルと、最大の資金が集まった。
- 米金融当局が40年ぶり高水準にあるインフレへの対応で利上げを開始する中、債券市場が引き締まっているにもかかわらず、債券ファンドも75億ドルを集めた。1-3月にはS&P500種株価指数が5%、ナスダック総合指数は9.1%それぞれ下落し、投資家の信頼感は低下していた。ブラックロックの運用資産総額は3月末時点で9兆5700億ドルに減少。
- 昨年末時点では10兆ドルの節目を突破していた。
- 調整後ベースの1株当たり利益は9.52ドルで、ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均の8.79ドルを上回った。1-3月の収入は約47億ドル。
- アナリスト予想の約48億ドルをわずかに下回った。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■ブラックロックは米国大手の投資運用会社。主に株式、債券、マルチアセット投資と資産運用の管理サービスを提供する。オープンエンドとクローズドエンドのミューチュアルファンドや、iシェアーズのブランド名で上場投資信託を扱い、各種の資産運用を行う。米国内外の顧客に対しグローバルな市場リスク管理やアドバイザリー・サービスも提供する。*9
コールズ【KSS】
コールズ買収入札、フランチャイズ・グループも参加
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- フランチャイズ店の運営などを行うフランチャイズ・グループは、米百貨店コールズ買収入札に参加した。
- 3人の関係者が明らかにした。
- フランチャイズは、デューデリジェンス(資産査定)を行うことを条件に1株当たり69ドル、総額約90億ドルでの買収額を提案したという。
- 関係筋によると、コールズに対しては、カナダの百貨店大手ハドソンズ・ベイが1株当たり最低でも70ドルの買収額を提案している。
- プライベートエクイティ(PE)のレナード・グリーン・アンド・パートナーズが支援する企業連合(コンソーシアム)も入札に参加したという。
- 米投資会社シカモア・パートナーズと、アカシア・リサーチなどのグループも1次入札に参加したとしている。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■コールズは米国で百貨店を運営。婦人・紳士・子供用衣料品、アクセサリー、化粧品、靴に加え、タオル・寝具、室内装飾品、小型家電、台所用品、ベビー用品、玩具などを取り扱う。また、衣料品、台所用品、寝室・浴室用品のほか、店舗では販売しない家具やデジタル家電を、「Kohls.com」にてオンライン販売で提供。*10
アメリカン航空【AAL】
アメリカン航空、コスト圧力の強まり想定 人件費・燃料費が増加
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- アメリカン航空は四半期ベースでコスト圧力が強まっているとの見通しを示した。人件費と燃料費が増加するという。
- 燃料や特別項目に関する費用を除く有効座席1マイルあたりの経費(CASM)が12─13%増加すると予想。
- 前月は11─13%としていた。
- 全体のCASMは2019年第1・四半期より少なくとも16%増加する見込みという。
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■アメリカン航空グループは米国の大手航空会社。持株会社制で、子会社アメリカン航空を通じて旅客事業と貨物事業をグローバルに展開する。ハブ空港をダラス/フォートワース、ニューヨークJFK、シカゴ、マイアミに構える。地域間航空会社のエンボイ・エビエーション、ピードモント航空、PSA航空をネットワークの傘下に持つ。本社はテキサス州フォートワース。*11
ペイパル(PayPal)【PYPL】
ペイパルが下落 レイニーCFOがウォルマートに移籍
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- 決算サービスのペイパル<PYPL>が下落。同社のレイニーCFOがウォルマートに移籍することが明らかとなった。
- ウォルマートはフィンテックベンチャーと会員制プログラムの構築を目指し、レイニー氏を新CFOに任命した。
- 6月6日から就任。ウォルマートはすでに現CFOの退任を発表している。
- レイニー氏はユナイテッド航空で手腕を振るい、2015年にペイパルに移籍した。アナリストからは、レイニー氏がウォルマートのような世界的な大企業に移ることにさほど懸念はないが、ガイダンス更新が発表されないことは気になるという。
- 最新のeコマースチェックでは、消費動向に揺らぎが見られており、ペイパルの2022年の成長ガイダンスにはマクロ的背景の悪化が織り込まれていない可能性が高いとも指摘した。
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■ペイパル・ホールディングスは米国の電子決済サービス企業。事業者と顧客を代行して売買決済をインターネット上で行う。顧客の携帯電話やタブレット・ウェアラブル端末などに対応し、プラットフォーム名は「ペイパル」、「ペイパル・クレジット」など。事業者はウェブサイトや店舗からも決済サービスの利用が可能。本社はカリフォルニア州サンノゼ。*12
- S&P500構成銘柄
- NASDAQ100構成銘柄
- フィンテック銘柄
ギャップ【GPS】
ギャップに買い強まる 未確認のレポートが話題に
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- アパレルのギャップに買いが強まっている。
- 具体的な材料は出ていないが、市場からは、アクティビスト(物言う株主)やコーポレート・ガバナンスに関連した情報を会員に提供しているアクティビスト・インサイト社による未確認のレポートが買いを誘発している可能性があるとの声が出ている。
- 同レポートでは、一部のアクティビストが同社のスポーツブランド「アスレタ」のスピンオフを含め、同社への変化を煽る行動を取る可能性があると伝えているという。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■ギャップは衣料品小売店。「ギャップ」、「オールド・ネイビー」、「バナナ・リパブリック」、「パイパーライム」、「アスレタ」、「インターミックス」のブランド名で紳士、婦人、子供用カジュアル衣料、アクセサリー、パーソナルケア用品を小売・オンライン販売する。米国、欧州、アジア、中東、アフリカに直営店およびフランチャイズ店を展開。*13
アッヴィ【ABBV】
アッヴィが下落 セベリーノ副会長が退任へ
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- 医薬品のアッヴィが商いを伴って下落。
- この日は権利落ち日ということもあるが、同社の重鎮であるセベリーノ副会長が5月31日付で退任を発表したことが嫌気されている模様。
- 同氏は、ライフサイエンスのベンチャーキャピタルであるフラッグシップ・パイオニアリング社にCEOとして移籍するという。
- セベリーノ氏は2014年に研究開発担当のEVP兼最高科学責任者として同社に入社し、2018年に副会長に昇格。
- ゴンザレスCEOの後継者とも目されていた。
- アナリストからは、同氏は強力なリーダーであったが、この変更が後継者計画や研究開発戦略のいずれにも大きな混乱をもたらすとは思わないとの見解も聞かれ、下値では買いを推奨している。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■アッヴィは米国の研究開発型バイオ医薬品企業。主にC型肝炎、神経学、免疫学、腫瘍学、慢性腎疾患および女性の疾患などの分野における医薬品の開発に取り組む。アボット・ラボラトリーズの研究開発医薬品部門の分離独立に伴い2013年度に設立。主力製品はリウマチ性関節炎や乾癬治療薬「ヒュミラ」など。本社はイリノイ州ノース・シカゴ。*14
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス【WBA】
インドの実業家がウォルグリーンの英ブーツへの買収提案の可能性を検討
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- インドの実業家アンバーニー氏が率いるリライアンス・インタストリーズ社がウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの海外ドラッグストア部門である英ブーツに対して買収提案の可能性を検討していると伝わった。
- ブルームバーグが関係者の話として伝えた。まだ初期段階にあるという。
- アンバーニー氏はこれまで、精錬に重点を置いたコングロマリットを営んできたが、10億人超のインドの消費者の開拓を支援する事業への転換を模索している。
- ウォルグリーンは今年初めから、英ブーツの売却を模索し始めており、アポロ・グローバルやTDRキャピタルなどの投資会社が関心を寄せていた。
- ウォルグリーンは、買収の関心が薄れれば、英国で約2200店舗を展開する英ブーツの新規株式公開の可能性も検討しているとも報じられている。
- なお、英ブーツの売却額は70億ポンドに上る可能性があるという。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスは薬局チェーン持株会社。子会社を通して、米国、英国、タイ、ノルウェー、アイルランド、オランダ、チリ、メキシコで薬局事業を展開。処方箋の調合や一般用医薬品、医薬品のメール・オーダーを取り扱う。食品やヘルスケア用品、季節商品の販売、写真現像サービスも取り扱う。本社はシカゴ。*15
- NYダウ構成銘柄
- S&P500構成銘柄
- NASDAQ100構成銘柄
注目決算の銘柄
注目の決算が行われております。
主要かつ、注目決算をピックアップしてお伝えしていきます。
JPモルガン・チェース【JPM】
JPモルガン、第1四半期は42%減益 インフレとウクライナに警戒
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- 米金融大手JPモルガン・チェースが13日に発表した第1・四半期決算は利益が前年同期比42%減の82億8000万ドル(1株当たり2.63ドル)となった。
- 投資銀行業務が低調だったほか、貸倒引当金の計上が響いた。
- 株価は一時4%安の126.01ドルと2021年1月以来の安値を付けた。
- 終値は3.2%安。昨年の第1・四半期は過去最高の利益を計上していた。ジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は記者団に対し、「インフレとウクライナ(での戦争)が経済を脅かす強力な要因だ」とし、米経済に対する強気見通しが変化したと強調。
- 「米連邦準備理事会(FRB)はこの経済を管理し、可能であればソフトランディング(軟着陸)させるよう努める必要がある」と述べた。
- 米国が景気後退に直面する可能性があるかどうかを問われると、「私は景気後退を予測しているわけではない。可能性はあるのか?もちろんだ」と答えた。
- 財務力を測る重要な指標である普通株等Tier1(CET1)比率は、12月時点の13.1%から11.9%に低下した。
- アナリストによると、これは自社株買いの妨げになる可能性がある。
- ジェレミー・バーナム最高財務責任者(CFO)がアナリストに語ったところによると、同行は今年、自社株買いを21年より縮小するという。アナリストから今期の幅広い見通しについて質問されたダイモンCEOは、ウクライナ戦争など「地平線上に嵐雲がある」と表現。
- 「通常、戦争は必ずしも短期的には世界経済に影響を与えない。しかし、その例外もある。今回がその一つである可能性は非常に高い」と述べた。
- ジャニー・モンゴメリー・スコットのリサーチディレクター、クリストファー・マリナック氏は、ダイモン氏の経済に対する見方は過去と比較して楽観的ではなく、それが株価の重しになったと指摘。
- 「ジェイミーは、必ずしも聞きたいことではなく、聞くべきことを教えてくれる人物の1人だ。多くの人は全てが順調であると聞きたいのだが、彼はそう言っていない」と述べた。
<投資銀行部門収入28%減>
- 貸倒引当金の追加計上により、信用コストが14億6000万ドルに大幅に増加した。第1・四半期の純収入は5%減の307億2000万ドル。
- 投資銀行部門の収入が28%減少したほか、ロシアに関連する金融商品の評価損も影響した。
- 投資銀行部門の手数料収入は32%減の20億1000万ドル。株式引受手数料が69%減少した。
- JPモルガンが第1・四半期にブックランナーを務めた案件数は前年同期比で39%減少した。
- 中核的な銀行業務から市場の影響を除いた純金利収入は前年同期比9%増となった。2022年の純金利収入は530億ドル以上との見通しを示した。非金利費用は2%増の192億ドルだった。
- また通期の費用が10%近く増加する見込みと改めて示した。
- ローン総額は6%増の1兆0700億ドル。
- クレジットローンと企業向け融資が増加した。市場関連の収入は3%減の88億ドルだったが、一部で懸念されていたほど落ち込まなかった。
- 債券トレーディングは1%減にとどまった。
- このほか、300億ドルの自社株買い計画を取締役会で承認したと発表した。
- 第1・四半期には17億ドル相当の自社株買いを実施した。
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■JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーは米国の大手金融持株会社。JPモルガン・チェース・バンクは米国23州で銀行業務に従事。チェース・バンクUSAはクレジットカード発行を手掛ける。非銀行系のJPモルガン・セキュリティーズは投資銀行、債券・株式業務を行う。米国外の約60カ国において金融事業を展開する。本社はニューヨーク。*16
デルタ航空【DAL】
デルタ航空が決算受け上昇 3月に黒字化
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- デルタ航空が取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、売上高は予想範囲内となったものの、1株損益は予想ほどの赤字とはならなかった。
- 株価はポジティブな反応を示している。
- 同社のバスティアンCEOが「オミクロン株の鎮静化と伴に需要は力強い回復を見せており、3月には黒字化し、約10%の堅固な営業利益率を生み出している」と語ったことを好感している模様。
- 出張回復で法人向け販売が改善しているという。同社は第2四半期の黒字回復を公言しているが、今回の決算はその道筋に沿った内容と受け止められているようだ。
- 夏に向けた旅行需要の回復を期待した動きも見られている。
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■デルタ航空は米国大手航空会社。アトランタを拠点とし、自社便および提携便を含め世界中へのネットワークで定期旅客便の運航と貨物輸送サービスを展開する。米国から中南米やカリブ海諸国へのアクセスも良好。同社はスカイチームの創立メンバーで、スカイチーム・アライアンスおよびコードシェア便を含み、世界の約100カ国、約500都市に運航する。*17
ベッド・バス・アンド・ビヨンド【BBBY】
ベッド・バスが決算受け下落 今回は何も良いところはないとのコメントも
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- 日用品のベッド・バス&ビヨンドが下落。
- 取引開始前に12-2月期決算(第4四半期)を発表し、既存店売上高が予想以上の減収だったほか、1株損益が予想外の赤字、そして、売上高も予想を下回った。
- 同社は声明で「自社ブランド、価格設定、プロモ―ション最適化に伴う製品関連のマージン拡大は、サプライチェーンのコスト上昇により相殺された」としている。
- 「輸送中の商品、販売できない商品、港で保管されている商品が特に、主要商品で異常に高い状態が続いた」とも述べた。
- アナリストからは「今回の決算は何も良いところはない」とのコメントも出ていた。
- 通期については、粗利益率は下期に改善し、前年比で小幅な上昇を見込んでいるほか、サプライチェーンの状況改善により、既存店売上高が上期から順次改善するとの見方を示した。
- 下期は、既存店売上高および粗利益率の予想に基づき、前年度よりも高い水準のEBITDAを見込んでいるとしている。
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■ベッド・バス・アンド・ビヨンドは米国の生活用品小売チェーン企業。主に寝具、バス・キッチン用品、インテリア小物、小型家電、ボディーケア用品、化粧品、ギフトなどを扱う。「ベッド・バス・アンド・ビヨンド」の他、「ワールド・マーケット」、「クリスマス・ツリー・ショップ」、「バイバイ・ベイビー」などが傘下。本社所在地はニュージャージー州ユニオン。*18
まとめ
- 【主要指数】株式市場は反発し4日ぶりの上昇となっています。決算シーズンが始まり、デルタ航空は今四半期の黒字見通しを受け投資家心理は改善しています。またJPモルガンの決算では決算内容が嫌気され下落しました。また注目度の高かったPPI(生産者物価指数)が発表されて、予想を上回る強い結果となりましたが長期金利の下落によってNASDAQを始めとするハイテクを中心に上昇していました。
- 【小型株】小型株のラッセル2000も1.92%上昇しています。
- 【セクター】多くのセクター上昇しています。特にハイテクグロース株を中心に仮想通貨関連、ARK関連やサイバーセキュリティ、SNS関連などが大きく上がっています。また一般消費財や、半導体、素材なども上昇しいます。またデルタ航空などの決算があり、航空銘柄、旅行銘柄が大きく上がっていました。下落したセクターは少なく、公益関連とインドETFが若干ですが下落していた程度です。※セクター別の構成銘柄の騰落率については個人成績記事にて掲載しています。
- 【FANG+】FANG+銘柄も上昇し、10銘柄があがっています。中でもAmazon、テスラ、エヌビディアが3%以上あがり指数を牽引していました。
- 【予定】決算がはじまり大型株中心に値動きが激しくなることが予想されます。また金曜日は米国株市場はお休みなので今晩利確などの売り圧力がどれだけあるか注目されます。
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*1:サムネイル画像の見方:中央部に主要指数を表示しています。両側にセクター別にプラスとマイナスのセクターを表示しています。注目銘柄は今回の記事でニュース記事、決算情報などをピックアップした個別銘柄になります。また下部のFANG+の銘柄は右側がプラス、左側がマイナスとわかるようにしています。
*2: https://sekai-kabuka.com/shisuu.html
*3:Investing.com
*4:参照:https://finviz.com/map.ashx
*5:参照:https://finviz.com/map.ashx
*6:参照:https://finviz.com/groups.ashx
*7:GoogleFinanceより
*8:ヤフーファイナンスより
*9:ヤフーファイナンスより
*10:ヤフーファイナンスより
*11:ヤフーファイナンスより
*12:ヤフーファイナンスより
*13:ヤフーファイナンスより
*14:ヤフーファイナンスより
*15:ヤフーファイナンスより
*16:ヤフーファイナンスより
*17:ヤフーファイナンスより
*18:ヤフーファイナンスより