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今回は米国株の2種類の半導体銘柄のETF【SOXX】【SMH】を紹介していく記事になります。
今回の銘柄の正式名称は
- 「【SMH】ヴァンエック ベクトル半導体ETF」
- 「【SOXX】iシェアーズPHLXセミコンダクターETF」
2つのETFを比較しながら紹介してきます。
※このブログではティッカーシンボルはカッコ【】の中に記載しています。
ティッカーシンボルとは…(クリックで下に詳細を表示します)
ティッカーシンボルは欧米の金融商品取引所に上場する際につけられるコードのことです。アルファベットで1文字から4文字程度の企業や商品、サービスなどに由来した文字をつけることが多いです。日本の取引所では4桁の数字で表示されています。
- 【SOXX】と【SMH】は、ともに半導体銘柄の詰め合わせパック。
- 【SOXX】はPHLXセミコンダクター・セクター指数に連動します。
- 【SMH】MVIS米国上場半導体25インデックスに連動する。
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目次
- 目次
- ETF【SOXX】と【SMH】とは
- 【SOXX】と【SMH】の運営会社
- 【SOXX】と【SMH】の組み込み銘柄(上位10社)
- 毎日チェックしています
- 【SOXX】と【SMH】のレバレッジ
- 【SOXX】と【SMH】に対する私見
(初回公開日時:2021年4月26日)
ETF【SOXX】と【SMH】とは
ETF【SOXX】と【SMH】の概要
【SOXX】iシェアーズPHLXセミコンダクターETF
PHLXセミコンダクター・セクター指数に連動すします。
アメリカを中心として半導体を主力とした企業に分散投資ができます。
アメリカ国内の企業だけはなく台湾セミコンダクター【TSM】やASML(オランダ)【ASML】の割合が非常に高くなっています。
詳しい構成銘柄についてはあとで紹介します。
【SMH】ヴァンエック・ベクトル半導体ETF
MVIS米国上場半導体25インデックスに連動します。
半導体セクターを中心に米国で上場している企業に投資します。(時価総額または流動性の高い企業)
セクター別にみると、多くは情報技術に属しています。
各銘柄の保有率は20%以下となっています。
【SOXX】と【SMH】の経費率
【SOXX】の経費率
- 0.48%
【SMH】の経費率
- 0.35%
殆ど変わらないわね
【SOXX】と【SMH】のチャート
【SOXX】のチャート
【SMH】のチャート
【SOXX】と【SMH】の設定日
【SOXX】の設定日
- 2001年07月10日
【SMH】の設定日
- 2011年12月20日
SMHのほうが10年くらい新しいのね!
【SOXX】と【SMH】の組み込み銘柄数
【SOXX】の組み込み銘柄数
組み込まれた個別銘柄数は約30銘柄です。
【SMH】の組み込み銘柄数
組み込まれた個別銘柄数は約25銘柄です。
個別銘柄につきましては下記でご紹介します。
【SOXX】と【SMH】の運用額
【SOXX】の運用額
- 6,270,298,690ドル(約620億ドル:6兆2000億円)
- 2021年3月23日現在
【SMH】の運用額
- 52億ドル(5200億円)
- 2021年3月24日現在
SOXXはかなり大きいETFなのね
運用している金額が多いほど安心できるね
優秀な結果を出していれば自ずと資金は集まるものよ
【SOXX】と【SMH】の上場市場
【SOXX】と【SMH】は、ともに「NASDAQ」に上場しています。
ナスダック(NASDAQ)とは…(クリックで下に詳細を表示します)
ナスダック(NASDAQ)とはアメリカの株取引の市場。3000銘柄が上場しており、ベンチャー企業など多くのテクノロジー系の会社が上場しています。ナスダック上場企業の時価総額の加重平均値を「ナスダック総合指数」と呼び、アメリカの主要3指数にも加えられる。ETFでは、ナスダック上場銘柄より時価総額順で100社選んだQQQなどが人気です。(金融系・不動産などは含まれず)AmazonやグーグルなどGAFAと呼ばれる巨大プラットフォーマーも上場しています。S&P500と比較されることが多く、ナスダックは新興市場であり、上場はアメリカ以外の企業も上場できることが特徴にあげられます。
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米国株は証券口座を開いて取引できますが、仮想通貨は仮想通貨の取引所で通貨を売買することができます
【SOXX】と【SMH】の運営会社
【SOXX】の運営会社
- ブラックロック(BlackRock)社
- HP: https://www.blackrock.com/corporate
ブラックロック(BlackRock)社とは…(クリックで下に詳細を表示します)
ブラックロック社(BlackRock Inc)は世界最大の資産運用会社です。会社の運用資産学は7.4兆ドル(740兆円)となっています(2019年)。ニューヨーク証券取引所に上場しておりティッカーシンボルは【BLK】です。運用額の65%は機関投資家であり、世界24カ国に拠点を構えています。
【SMH】の運営会社
- ヴァンエック(VanEck)社
- HP:https://www.vaneck.com/
ヴァンエック(VanEck)社とは…(クリックで下に詳細を表示します)
ヴァンエック(VanEck)社はニューヨークに本社を置く1955年創業の投資管理会社です。 世界初のゴールドファンド(INVX)を作り、多くのETF「ヴァンエック(VanEck)シリーズ」があります。テーマ別に別れており、新興国(東南アジア・インドやロシアなど)または金鉱株ETF【GDX】・石油・鉄鋼などの商品系の金融商品が強みとなっています。基金・財団・病院・年金・民間銀行なども取引しています。
【SOXX】と【SMH】の組み込み銘柄(上位10社)
【SOXX】組み込み銘柄(約30銘柄)
割合が高い10社を紹介します。
- エヌビディア【NVDA】8.91%
- ブロードコム【AVGO】8.20%
- インテル【INTC】7.08%
- テキサス・インスツルメンツ【TXN】5.41%
- クアルコム【QCOM】5.06%
- AMD【AMD】4.37%
- マーベルテクノロジー【MRVL】4.35%
- KLA【KLAC】4.14%
- アナログ・デバイセズ【ADI】4.35%
- ザイリンクス【XNLX】4.10%
【SMH】組み込み銘柄(約25銘柄)
割合が高い10社を紹介します。
- 台湾セミコンダクター【TSM】14.53%
- エヌビディア【NVDA】13.10%
- ASML【ASML】6.75%
- AMD【AMD】5.22%
- テキサス・インスツルメンツ【TXN】4.83%
- ブロードコム【AVGO】4.71%
- アナログ・デバイセズ【ADI】4.66%
- アプライド・マテリアルズ【AMAT】4.59%
- クアルコム【QCOM】4.57%
- インテル【INTC】4.49%
太字に関しては両ETFの上位10銘柄に組み込まれています。
毎日チェックしています
半導体銘柄については毎日株価をチェックしています。
株式相場が空いた翌日に記事のまとめとしてSOXをセクターで紹介しています。
また個別の半導体銘柄についても公開しています。
よかったらチェックしてみてください。
【SOXX】と【SMH】のレバレッジ
SOXXとSMHにはそれぞれ3倍のレバッジをかけた3倍ブル商品もあります。
レバレッジ商品については非常にハイリスクではあるものの大きなリターンも狙えます。
この記事では趣旨がずれてしまいまので、割愛しますがレバレッジ商品があるということは抑えておきましょう。
【SOXX】と【SMH】に対する私見
結論を申しますと、【SOXX】と【SMH】については「どちらでもいい」と思います。 好みの問題でETFは選んでいいと思います。
パフォーマンス的にもほぼ同レベルです。
ブラックロック社が好きなら、「SOXX」、ヴァンエックシリーズが好きなのであれば「SMH」といった選択肢でも構わないと思います。
半導体は今後も非常に将来性のある業態だと考えています。
何をするにしても半導体は必要不可欠であり、特別な技術や信用力が必要になっています。
今後はより精密で企業の寡占も進んでいくことが考えられますが世界的な需要は高まることは間違いありません。
ここ数年で相当伸びてきた業界ではありますが、まだまだ期待ができると思います。
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