今回は、米国株の軍事関連銘柄をまとめていきます。
なお、ロシアのウクライナ侵攻を含めて注目が集まる軍事関連銘柄ですが、SBI証券や楽天証券、マネックス証券では表示があるものの軍事銘柄を集めたETFには投資することが現在できません。
ただ、軍事銘柄の様子や株価の推移をみることで戦争状況やの動向を見通せたりするかもしれません。
またロシア・ウクライナ関連ではなく、世界では防衛産業というのが今後継続して発展していきます。
人間同士の醜い争いが続くのは悲しいことですが、それに応じて武器や兵器なども進化していきます。
当然それを生産する企業には利益になりえますし、テクノロジーも進化していきます。 そういった意味でも、軍事関連銘柄の動向をチェックするというのは非常に意味のあることだと思います。
では、内容に入っていきます。
(初回公開日時:2022年6月10日)
防衛産業関連ETF
【ITA】iシェアーズ・米国航空宇宙・防衛ETF
軍事・防衛関連の銘柄を集めたETFで、ブラックロック社が出している「iShares US Aerospace & Defense ETF」(iシェアーズ・米国航空宇宙・防衛ETF)というものがあります。
今回はこの【ITA】の銘柄を中心にお伝えしていきます。
セクター
ITAのセクターを見ると、この様になっています。
情報技術:5.7% 資本財:94.3%
セクターでみるとかなり偏りがあるね
軍事関連っていうことで、ほとんどが資本財だね。
軍事産業に特化したETF【ITA】とは?
『ダウ・ジョーンズ米国セレクト航空宇宙・防衛インデックス』に連動したETFとなっています。
必ずしも、防衛産業や軍事に関連がある銘柄だけではなく販売業者やレーダー機器メーカーなども含まれています。
経費率は、0.42%で、配当(分配金)利回りは0.64%程度となっています。
このETFが設定されたのは2006年5月と15年以上経過しているETFになります。
【ITA】のチャート
【DEEN】ダウ・ジョーンズ米国セレクト航空宇宙・防衛インデックス3倍レバレッジ
同様に、軍事銘柄を取り揃えたETFとして、ダウ・ジョーンズ米国セレクト航空宇宙・防衛インデックスの3倍レバレッジをかけた【DEEN】というETFもあります。
経費率は0.95%と割高となっています。
マイナーなETFではありますが、日本でも購入可能となっていますが、レバレッジがかかっているので大きな価格変動があるので注意が必要です。
純粋な防衛産業の企業だけではなく、販売業者やレーダー機器メーカーなども含まれるため軍事だけに特化したというわけでないので注意が必要です。
また【ITA】と同様にほとんどの企業が「資本財」セクターに分類されています。
【DEEN】のチャート
3倍レバレッジということもあり、なかなか投資するのも難しいので今回は【ITA】に含まれている銘柄を紹介します。
軍事関連銘柄(構成銘柄)
構成銘柄の組み込み上位10社を紹介していきます。
構成割合としてはこのようになっています。
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各銘柄についての日々の変動はデイリーのセクター別の記事で時折紹介すると同時にセクターとしても紹介していきます。
前日比の値動き
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【ITA】構成割合
構成割合としては、レイセオンとロッキーマーティンが大きく割合を占めており、2銘柄だけでも40%近くあります。
また上位10銘柄でも75%近くありますのでかなり偏りのあるETFと言えます。
軍事銘柄の値動き
【軍事・防衛関連銘柄】週間&年間 騰落率マトリクス
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1年の騰落率
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グーグルファイナンスより反映していますので若干の誤差がありますのでご注意ください。
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