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【MT SAAS】マウントサース(MT SAAS)とは?次世代クラウドサービス【NEXT GAFAM】

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世界中を席巻しているハイテク企業の「GAFAM」をご存じの方は多いかもしれませんが、今回は次のGAFAMと言われている「MT SAAS」(読み方:マウントサース)をご紹介していきます。

 

 

アメリカの老舗ベンチャーキャピタルBessemer Venture Partners(ベッセマー・ベンチャーパートナーズ)のバイロン・ディーターが、2020年11月に「GAFAの次に市場を牽引するのはクラウドサービスを軸としているMT SAASである!!!!」と発表したことからこのマウントサースが注目を浴びています。

 

バイロン・ディーター

バイロン・ディーター

バイロンディーターは、「世界で最も影響力がある投資家」でフォーブスでも紹介されるような著名な投資家です。

Bessemer Venture Partners

Bessemer Venture Partners

 

今回はそのネクストGAFAとも、次世代のサービス企業群ともいわれているマウントサースについてお伝えしていきます。

 

 

 

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【この記事の著者】

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【筆者情報( )】@サラリーマン投資家ブロガー(クリックで下に表示します) アラサーで日経平均株価構成銘柄の企業に勤めるサラリーマンブロガーです。
5回の転職を経て現在のホワイト企業に入社。(以前はブラック企業に勤めていました)
米国株を中心に投資を行い運用の大切さ市場の動きやお金の大切さ伝えています。
投資の成績毎日公開ポートフォリオ毎月公開中米国株市場の様子のまとめ記事毎日公開しています。
趣味は野球観戦とサウナ。ダイエット記録とサウナ活動も毎日公開しています。ダイエットではウォーキング毎日20,000歩を目標に850日以上継続中。74.8kgから59kgの減量に成功。ライフログの様子も毎日公開中。
詳しいプロフィールはこちらから。

 

まずはGAFAMのおさらいを簡単に

GAFAMとは?

GAFAMとは?

誰もが知っている製品やサービスを展開している巨大テック企業GAFAMをおさらいすると、

 

  • Google
  • Amazon
  • Facebook(現社名:メタ)
  • Apple
  • Microsoft

 

の5社の頭文字をとった総称となります。

 

GAFAMだけではなく、GAFA(Microsoftを除く)と行ったり、FANG(ネットフリックスを入れたり)、FAANG、FANG+といったり、ビッグデックやテックジャイアントと呼ばれたり呼称は様々なですが、基本的には当ブログではGAFAMといっております。

(投資信託の場合はFANG+)

 

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基本的には、Amazon、Facebook、Google、AppleははいっておりそこにMicrosoftが入ったり、ネットフリックスが入ったり、テスラが入ったりします。

 

GAFAMは2010年代から急速に株価を上昇させており、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで世界の企業の時価総額でもトップ10に社名を轟かせるまでに至っています。

 

マウントサース(MT SAAS)とは?

マウントサース(MT SAAS)とは?

マウントサース(MT SAAS)とは?

 

では、今回紹介するネクストGAFAMことマウントサースというのは一体何なのでしょうか。

 

基本的には次のGAFAMとも言われており、成長著しい企業が名前を揃えています。

その企業は次の6社になります。

 

  マウントサース(MT SAAS)
  • Microsoft(マイクロソフト)【MSFT】
  • Twillio(トゥイリオ)【TWLO】
  • Shopify(ショッピファイ)【SHOP】
  • Amazon(アマゾンドットコム)【AMZN】
  • Adobe(アドビ)【ADBE】
  • Salesforce(セールスフォース)【CRM】

 

すでにGAFAMにも名前を連ねているマイクロソフトとアマゾンがありますが、他の企業に関しては知らない人もいると思います。

 

もちろん、ハイテク株が好きな人やグロース株が好きな人は有名所の企業なのでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、今回はこの6社をご紹介してきます。

 

SaaSとは?

SaaSとは?

SaaSとは?

その前にまず用語の確認として「SaaS」を簡単に解説していきます。

SaaSは「Software as a Service」の略語で、サービスのソフトフェアといった感じのニュアンスです。

 

インターネットを介して利用できるサービスのことで、これまでのようにパソコンにソフトフェアやアプリアをダウンロードをする必要はほぼありません。

 

インターネット上で完結し、データ保存やマルチデバイス(スマホやタブレット、ノートパソコンなど)にも対応し、さらには複数人での利用が可能なのがSaaSの特徴です。

 

似たような用語では、「PaaS」「LaaS」などがありますが、ネットワークや仮想サーバーといった開発に必要なものを提供するのが「LaaS」で、開発ツールや、データベースなどの開発環境などをカバーしているのが「PaaS」となります。

ざっくりな説明だからね

それが、今回のMT SaaSの「SaaS」と掛けている部分なんよね

SaaS企業はたくさんあるけど、中でも今後成長が期待できそうな企業がマウントサースだね

【MT SAAS】マウントサース(MT SAAS)の企業紹介

【MT SAAS】マウントサース(MT SAAS)の企業紹介

【MT SAAS】マウントサース(MT SAAS)の企業紹介

では、マウントサースを構成する6銘柄の紹介をしていきます。

 

マイクロソフト【MSFT】

マイクロソフト【MSFT】

Microsoft Corporation

 

Microsoft(マイクロソフト) のチャート

◆◆

Microsoft(マイクロソフト) の紹介

マイクロソフトは誰しもがご存知だと思うので改めて紹介する必要もありませんが、WindowsをはじめとするパソコンのOSを展開しています。

 

またエクセルやワード、パワーポイントなども馴染み深いと思います。

 

スカイプなどの買収をしましたが最近ではオンライン会議のTeamsなども展開しており、コロナの状況においても順調に成長している巨大企業になります。

 

さらにアクティビジョン・ブリザードの買収やXboxなどのゲームへの展開も進めております。

 

今回のマウントサースに加えられた最も大きな理由の一つが「Microsoft Azure」というクラウドサービスを展開していることです。

 

Microsoft Azureはクラウドインフラ市場において年々シェアを拡大し、トップのアマゾンウェブサービス(約33%)に迫る勢いです。

 

2021年第四四半期では世界シェア21%となっております。

成長を止めないどころか、まだまだ進化の余地があることから、MicrosoftはMTSAASの一角としてこれからも期待ができそうです。

 

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トゥイリオ【TWLO】

Twilio Inc

Twilio Inc
Twillio(トゥイリオ) のチャート

Twillio(トゥイリオ) の紹介

トゥイリオはあまり聞き馴染みのない企業かもしれませんが、実施には多くの人が活用しています。

トゥイリオが展開するサービスはコミュニケーションAPIと言って電話やSMS、ビデオ通話などのコミュニケーション手段をAPI(アプリーケーション・プログラミング・インターフェイス)として提供しています。

もっと噛み砕いていってくれない?

そうだね、横文字ばっかでわかりにくいよね。

 

簡単にいうとトゥイリオのサービスを使うと電話やSMSなどのコミュニケーションツールがが簡単に早く導入できるということです。

 

従来であれば、開発コストやサーバーや回線の契約などの様々なコストがかかっていましたが、トゥイリオのサービスを使うことによってそれらの工程が一切なくなるという画期的なサービスなのです。

 

世界中の電話回線というのは複雑になっていますがトゥイリオを使えば専門的な知識も不要な上導入コストも抑えることができるのです。

 

これによって、世界中のコールセンターがトゥイリオのサービスを導入しています。 SMSの自動送信や2段階認証など実は知らない間にあなたはトゥイリオのサービスを使っているのかもしれません。

 

ニッチな分野ではありますが、その分野においては圧倒的なリーダーとも言えます。 破壊的イノベーション企業に投資をする著名投資家のキャシーウッド氏が率いるARKもトゥイリオには多くの資金を注入しています。

 

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破壊的イノベーション【ARKK】チャート

 

 

コロナショック後からの株価の上昇は凄まじかったものの、インフレ懸念、利上げ、景気後退リスクなどの要因がかさなり現在では大きく株価を下げていますが将来的には上昇していく可能性が十分にあると思います。

 

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ショッピファイ【SHOP】

Shopify Inc

Shopify Inc
Shopify(ショッピファイ) のチャート

Shopify(ショッピファイ) の紹介

ショッピファイはだれでも簡単にネットショップを解説できるサービスを展開しているカナダ国籍の企業になります。

 

日本もCM展開をしていますが、香取慎吾がCMしていたBASEのようなイメージです。

 

特徴としては、低コストで導入が可能であり、なおかつ決済手数料が低く、様々なサービスとの連携が可能であるという点です。

 

一言で言えば、「次世代のEC構築のプラットフォーム」です。

 

日本では、先程触れたBASEや楽天、アマゾンといったようにネットで商品を販売することができますが、それらとは違って多言語、通貨、海外発送を視野に入れてビジネスを展開できます。

 

また独自のブランドを全面に押し出すことができるため個人でのネットショップでは圧倒的な人気を持っています。

 

実際にブランド価値が高いと言われている、ディズニーやテスラ、ルイヴィトン、ペプシなどもショッピファイを導入しており60万社以上が利用しています。

 

ショッピファイも他のハイテクグロース銘柄同様にコロナショック後の株価の上昇がありましたが現在では低迷を続けていますが、今後の成長にはまだまだ期待ができそうです。

 

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アマゾン(Amazon.com)【AMZN】

アマゾン(Amazon.com)【AMZN】

Amazon.com Inc
Amazon(アマゾンドットコム) のチャート

Amazon(アマゾンドットコム) の紹介

説明不要なアマゾンですが、アマゾンの有名なサービスはもちろんネット通販やサブスプリクションのアマゾンプライムやミュージックが馴染み深いと思います。

 

一方でアマゾンの収益の柱としてクラウドサービスの「AWS(アマゾンウェブサービス)も挙げられます。

 

AWSによりハードウェアにかかる費用の削減や運用・管理コストの負担を減らすことができ世界で最も使われているクラウドインフラになります。

 

もちろん、今後の市場は伸びていくとは思いますが、GoogleやMicrosoftといった巨大テック企業同士のシェア争いもありますので、今後も目が離せない企業なのは間違いありません。

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アドビ【ADBE】

Adobe Inc

Adobe Inc
Adobe(アドビ) のチャート

Adobe(アドビ) の紹介

デザインやイラスト、また動画編集でなじみのある人も多いと思います。

 

アドビのフォトショップやイラストレーターなどはデザイン関係者からの絶大な支持をえいていますが、さらにサブスプリクション型のサービス(Adobe Creative Cloud)に転換することで絶好調になっています。

 

フォトショップ&イラストレーター

フォトショップ&イラストレーター

 

Adobe Creative Cloudはこれまで買い切りだった高価なソフトだったものをサブスク型にすることで多くの人が購入しやすい価格帯になったこともあり多くの顧客を獲得しています。

 

また企業などでも使われるPDFはアドビのソフトウェアであり機械学習などと組み合わせたサービスも展開しています。

 

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セールスフォース・ドットコム【CRM】

Salesforce.Com Inc

Salesforce.Com Inc
Salesforce(セールスフォース)のチャート

Salesforce(セールスフォース)の紹介

セールスフォースはダウにも採用されています。

クラウドCRMと言われる顧客管理ソフトなどを提供しており、顧客の情報を一元化し、交流履歴や商談の状況、連絡先などを一元化し、営業、サービス、マーケティングなどに応用しします。

セールスフォースのクラウドCRMは世界でトップのシェアをとっており日本の多くの企業でも採用されています。

 

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MT SaaS(マウントサース)に投資する2つの方法

MT SaaS(マウントサース)に投資する2つの方法

MT SaaS(マウントサース)に投資する2つの方法

現在、マウントサースを固定したETFや投資信託はありませんが、主にマウントサース企業に対して2つの投資方法があります。

個別株投資

ひとつは個別で各々の企業の株を買うということです。

個別に買うことによって後述するETFでは足を引っ張るような無駄な銘柄を間接的に買うことはなくなります。

 

またETFには経費率がかかりますので個別銘柄を購入する際の手数料だけですみますし、ポートフォリオを組んでいる人も自分で株数を調整して好きな様に買うことができいます。

 

ETFで購入

先程お伝えしたようにマウントサースにたいしてのETFや投資信託はまだでていません。今後でるかどうかも不明ですが、6銘柄のみを固定したETFが出ることはおそらくないと思います。

 

よって、マウントサースが含まれているETFを購入することで擬似的にマウントサースの銘柄を購入することができます。

 

個別銘柄とは違いETFの場合はパッケージングされているので細かな調整はできませんが一括で構成銘柄を購入することができるのです。

 

マウントサースに似たETFは下記のとおりになります。

グローバルXクラウドコンピューティングETF【CLOU】

グローバルXから出ている「Global X Cloud Computing ETF」になります。

クラウドコンピューティング産業(SaaS、PaaS、IaaS)に関連する約34銘柄で構成されています。

 

クラウド銘柄ETF  CLOU Global X Cloud Computing ETF
ネットフリックス NFLX Netflix Inc
ペイコム・ソフトウェア PAYC Paycom Software Inc
クオリス QLYS Qualys Inc
 Wix.com WIX Wix.Com Ltd
SPSコマース SPSC SPS Commerce, Inc.
デジタルオーシャン DOCN DigitalOcean Holdings Inc
ドロップボックス DBX Dropbox Inc
ワーキバ WK Workiva Inc
 ジースケーラー ZS Zscaler Inc
ボックス BOX Box Inc
ズーム・ビデオ ZM Zoom Video Communications Inc
セールスフォース CRM Salesforce Inc
アカマイ・テクノロジー AKAM Akamai Technologies, Inc.
アナプラン PLAN Progressive Planet Solutions Inc
デジタル・リアリティ・トラスト DLR Digital Realty Trust Inc
 ワークデイ WDAY Workday Inc
ファイブ9 FIVN Five9 Inc

 

■■■■■

【CLOU】の構成割合

 

構成銘柄は、セールスフォースやトゥイリオ、ショッピファイなどのクラウドサービスを行っている企業が中心となっています。

【CLOU】チャート

【CLOU】の1年間の値動き

【CLOU】の1年と週間マトリクス

構成銘柄の情報などは過去の記事にまとめていますのでよかったらそちらを御覧ください。

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【SKYY】ファースト・トラスト・クラウド・コンピューティングETF

ファースト・トラスト・クラウド・コンピューティングETFクラウドコンピューティング産業(SaaS、PaaS、IaaS)に関連する約71銘柄で構成されています(2022年05月06日時点)。

 

グローバルXの【CLOU】と比較しても数多くの銘柄が含まれていることや、アマゾン、アリババやオラクル、マイクロソフト、アルファベット(Google)などの大型企業も構成銘柄にふくまれていることが特徴です。

 

ただ、後述するWCLDと同様に日本のネット証券会社ではまだ購入することができませんので海外口座を開く必要がある分非常に手間になってしまいます。

【SKYY】チャート

【WCLD】ウィズダムツリークラウドコンピューティングETF

「WisdomTree Cloud Computing ETF」はグローバルXのETFと大体コンセプトは違いますがクラウドやSaaS企業を詰め合わせたETFになります。

ただ日本のネット証券会社では取り扱いがないため、IG証券などを開設する必要があります。

【WCLD】チャート

 

まとめ

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今回は、次世代のクラウドサービスを展開し、世界を席巻しているGAFAMにうってかわると言われている「マウントサース MT SaaS」についてお伝えしてきました。

 

投資というのは配当などを受け取り硬い銘柄に投資をするスタイルや、成長株に投資するスタイルなどあなたの性格や環境に応じた投資があります。

もちろん、このマウントサースへの投資は後者の成長(グロース)を目指し、キャピタルゲインを狙う投資法になります。

 

成長する銘柄の特徴としてはやはりある程度のシェアを市場ですでにもっており、さらに圧倒的な「サービス」を持っている企業が強いです。

このマウントサースの企業は他の企業を圧倒するようなサービスを既に展開しており、そして時代のIT化、5G化などを追い風にしこれからも大きく成長することが期待されています。

 

どれか一つの銘柄に投資をしておくことでもその成長の恩恵を受けることもできますし、これからの時代やこれかどういう世界がやってくるのか想像した上でこれらの企業に投資するのもありかもしれません。

 

ちなみに私はiDeCoでNASDAQ100インデックスファンドや、レバナス、そしてFANG+に投資をしているため関わりの多い銘柄がすでにあります。

 

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トゥイリオ、セールスフォースに関してはNASDAQではなくニューヨーク証券取引所(NYSE)ですので、個別で投資してもいいかなと思っています。

 

いずれにせよ、これから成長を期待できる銘柄を探すのは非常に難しく、これらのテーマは比較的わかりやすく成長が期待できる硬い銘柄かもしれませんのでよかったら摘んでおくのもいいと思います。

 

 

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