米国株のETF「グローバル X クラウド コンピューティング ETF」ティッカーシンボルは【CLOU】の解説を行っていきたいと思います。
CLOUはナスダックに上場しているクラウド事業を行っている企業に分散投資できるETFです。 『 Indxx・グローバル・クラウド・コンピューティング・インデックス 』に連動する投資成果を出すよう設計・運用されています。
特質すべきは、AmazonやGoogleを含んだ人気のETFである【QQQ】を上回る成長期待ができることになります。(チャートは後述しております)
運用会社は「Global X Management Company」というところです。
CLOUは歴史の浅いETF
設立は、2019年4月とまだ歴史の浅いETFです。
設定以来の伸び率は40%を超えています。
CLOUのチャート
設立が直近のため長いデータは取れませんが、年初以来確実に成長を遂げています。 2020年はすでに、33%の伸び率を見せています。 *1
よく比較される、NASDAQの上位100銘柄のインデックスファンドのQQQのチャートです。
最近では、クラウドやSaaS銘柄も落ち着きを見せているので押し目とも言えるかもしれません。
経費率は高め
経費率は0.68%とやや高めの設定となっています。
配当も期待できない銘柄ですので完全に売却益狙いの投資となります。
【CLOU】の構成銘柄
構成銘柄上位10位までの構成比率を円グラフで表示しています。
構成銘柄は、クラウド事業を行っている企業になります。
有名所で言えば、セールスフォースや、ネットフリックス、ビデオ会議システムの「ZOOM」なども組み込まれています。
※2022年10月5日現在
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【クラウド関連銘柄】週間&年間 騰落率マトリクス
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CLOUが買える証券会社
【CLOU】は楽天証券、SBI証券、マネックス証券で購入することが出来ます。
CLOUの弱点
- GAFAMは含まれていない
- コロナショック後からの急上昇後の利上げなどの影響によって急激に下落している銘柄が多く含まれている
- アメリカ国外企業も組み込まれている
CLOUはGAFAM銘柄を含んだ人気ETF「QQQ」に勝るとも劣らないパフォーマンスを発揮しています。
しかしながら、市場を牽引しているAmazonなどは構成銘柄に含まれていません。
さらに言えば、アメリカ企業以外の銘柄や、コロナショックから立ち直っていない銘柄も含まれています。
この3点がCLOUの弱点です。
CLOUに投資する理由
GAFAMが含まれていないということは、GAFAM以外の銘柄でここまで株価を押し上げてきたという実績があります。
さらに時価総額がそこまで高くない銘柄が多いため非常に機動力があると言えます。
よって、新しいビジネスを展開するたびに、株価は暴騰する可能性を秘めたETFです。 確かに、リスクは大きい銘柄ですが、クラウド分野の成長性や市場規模の拡大によってこれらの銘柄が火を吹く可能性はまだまだあります。
設定が2019年と浅く、まだ取得単価も安いため買いやすいということもあります。 私位は、QQQはさすがに高くあまり枚数が買えなかったのでCLOUである程度利益が見込めたら早めに利確をしようと思っています。
ただ、長期でホールドする場合も市場がこれから大きくなっていく業界であるためある程度のリターンは見込めると思います。
ただ株式市場が落ち着きを取り戻し、成長を織り込んだ現在のハイテク産業の銘柄が売られる様になったときは株価の値上がりも鈍化するかもしれません。
CLOUの株価を毎日ウォッチします
米国株の様子を振り返る記事を毎日(市場が空いた日の日本時間の朝)に公開しています。
仕事に行く前に書いているので情報量はそこまでは多くないですが一生懸命書かせてもらっています。
その際にセクターでも「CLOU」をウォッチして動向を探っていきたいと思っています。
良かったら一緒にチェックしていきましょう。
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