この記事では前日の株式市場の推移の変化と注目セクターの個別銘柄の様子についてお伝えしていく記事になります。
では早速本日のまとめから行きます!
本日の概要(まとめ)
- 11月最終日の30日の米国株式市場は全面高の1日となりました。
- ダウは2.18%、S&P500は+3.09%、NASDAQ総合指数は4.41%と大幅に主要3指数とも上がっています。
- FRBのパウエル議長が講演で「早ければ12月にも利上げペースを緩める可能性がある」と言及したことによった株式相場は好感しています。
- パウエル議長の公園前までは3指数ともにもみ合う展開になりましたが講演後は急伸しています。
- 12月のFOMCでは4回連続の0.75%の利上げから0.50%へと利上げ幅が縮小される見込みが大きくなり、CMEフェドウォッチでは0.50%の利上げ確率は前日の66%から79%に上昇しています。
- 債券市場もパウエル議長の発言に反応しており、米国10年債利回りは前営業日より-0.13%下がり3.61%となっています。
【セクター&テーマ】
- 業種別に見てもS&P500の全11セクターが上昇しており、情報技術は5.03%と大幅上昇しています。
- 上げ幅が最も小さかったのはエネルギーセクターで+0.55%となっておりついで、資本財の1.59%です。
- テーマ別に見てもハイテクグロース関連中心に上昇しており、特に破壊的イノベーションファンドのARKKは+7.70%と大幅な上昇となっています。
- 更にはレアメタルETFの【REMX】が+6.62%、半導体も好調で+6%、クラウドストライクが大幅下落したものの決算で大幅上昇したワークデイなどが含まれているクラウド関連【CROU】も+6%と上昇しています。
- ただクラウドストライクのメイン事業のサイバーセキュリティ【BUG】関連になると上昇幅は小さく+0.57%に留まっています。
- ウォッチテーマのすべてが上昇することは珍しくそれだけ利上げペースの鈍化を市場が歓迎していることになります。
- 更にはレアメタルETFの【REMX】が+6.62%、半導体も好調で+6%、クラウドストライクが大幅下落したものの決算で大幅上昇したワークデイなどが含まれているクラウド関連【CROU】も+6%と上昇しています。
【個別銘柄】
- サイバーセキュリティのクラウドストライク【CRWD】が前日引け後二決算発表をしておりこの日は株価を-12.75%と大きく下げています。
- 第3四半期の決算は1株利益(EPS)と売上高は予想を上回っていました。
- 第4四半期などのガイダンスでは1株利益の上方修正や、通期の1株利益の見通しをも情報修正しています。
- 株価が大きく下落した原因としては、第3四半期の新規の順経常収益が予想を下回ったことや、第4四半期の売上見通しが予想を下回ったことが挙げられます。
- SaaS企業のワークデイ【WDAY】は前日引け後に第3四半期の決算発表を行い、+17.17%と大幅上昇となっています。
- EPS、売上高ともに予想を上回っており、ガイダンスでも通期のサブスクリプション打ち上げの見通しを若干上方修正しました。
- さらに自社株買い(5億ドル)も発表しています。
- ダウ銘柄でもあるハネウェル【HON】が取り日前に証券会社主催のカンファレンスでガイダンスを発表しており、株価を1.31%上昇させています。
- 通期の見通しはほぼ予想通りではありますが、フリーキャッシュフローについては予想を下回っています。
目次のリンクをクリックで気になる場所にジャンプできるわよ
目次:
- 本日の概要(まとめ)
- 2022年11月30日の米国株市場全体
- 大型&小型株とグロースとバリュー株
- S&P500の11セクターの様子
- 個別銘柄ニュース
- FANG+の様子
- 注目セクターの様子
- サイバーセキュリティ関連【BUG】
- クラウド関連銘柄【CLOU】
- ARK関連【ARKK】
- まとめ
2022年11月30日の米国株市場全体
全体の相場感としてはこの様になっています。
米国債
- 債券市場もパウエル議長の発言に反応しており、米国10年債利回りは前営業日より-0.13%下がり3.61%となっています。
- 金利の勉強のために私が読んで非常にわかりやすく面白かった書籍になります。
主要指数 週間&半年バブルチャート
大型&小型株とグロースとバリュー株
S&P500の11セクターの様子
セクターの様子に加えて、テーマ別の様子は後述します。
主要指数相場チャート
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個別銘柄ニュース
クラウドストライク【CRWD】
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- サイバーセキュリティのクラウドストライク【CRWD】が前日引け後二決算発表をしておりこの日は株価を-12.75%と大きく下げています。
- 第3四半期の決算は1株利益(EPS)と売上高は予想を上回っていました。
- 第4四半期などのガイダンスでは1株利益の上方修正や、通期の1株利益の見通しをも情報修正しています。
- 株価が大きく下落した原因としては、第3四半期の新規の順経常収益が予想を下回ったことや、第4四半期の売上見通しが予想を下回ったことが挙げられます。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■クラウドストライク・ホールディングスは米国のサイバーセキュリティテクノロジー持株会社。子会社を通じて、SaaSサブスクリプションベースでサービスを提供。ファルコン(Falcon)・プラットフォームを介して次世代エンドポイント保護、脆弱性管理を含むIT運用、脅威インテリジェンスの活用などを取り扱う。本社所在地はカリフォルニア州サニーベール。*1
- NASDAQ100構成銘柄
- サイバーセキュリティ銘柄
ワークデイ【WDAY】
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- SaaS企業のワークデイ【WDAY】は前日引け後に第3四半期の決算発表を行い、+17.17%と大幅上昇となっています。
- EPS、売上高ともに予想を上回っており、ガイダンスでも通期のサブスクリプション打ち上げの見通しを若干上方修正しました。
- さらに自社株買い(5億ドル)も発表しています。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■ワークデイは、企業向けに人事と財務関連のクラウドアプリケーションを提供する米国企業。主要製品は、人事管理システム「ワークデイ・ヒューマン・キャピタル・マネージメント」、給与管理システム「ワークデイ・ペイロール」、財務管理システム「ワークデイ・ファイナンシャル・マネージメント」、分析システム「ワークデイ・ビッグ・データ・アナリティクス」。*2
- NASDAQ100構成銘柄
ハネウェル【HON】
この株価の伸び方すごいね!
これは完全に10月が底だった感じだねw
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- ダウ銘柄でもあるハネウェル【HON】が取り日前に証券会社主催のカンファレンスでガイダンスを発表しており、株価を1.31%上昇させています。
- 通期の見通しはほぼ予想通りではありますが、フリーキャッシュフローについては予想を下回っています。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■ハネウェル・インターナショナルは米国大手総合テクノロジー企業。事業はエアロスペース、自動コントロール、特殊素材、輸送機器で構成。航空宇宙製品・サービス、住宅・商業・工業施設用セキュリティ装置、感知システム、生産自動化システム、樹脂、特殊化学品、電子素材、半導体素材、再生可能エネルギー、自動車製品、ターボチャージャーなどを提供。*3
- S&P500構成銘柄
FANG+の様子
私の一番の投資先であるFANG+の様子をまずは見ていきます。
これは絶好調だね!
ここから本当の年末ラリーが始まるかもね!期待してこ!
FANG+ 月間&年間騰落率マトリクス
FANG+個別チャート
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注目セクターの様子
S&P500の11セクターの様子
- 業種別に見てもS&P500の全11セクターが上昇しており、情報技術は5.03%と大幅上昇しています。
- 上げ幅が最も小さかったのはエネルギーセクターで+0.55%となっておりついで、資本財の1.59%です。
セクター&テーマ騰落率
■注目セクターの様子(グラフ)貼り付け■ ■一覧貼り付け■
昨晩のセクター&テーマ一覧
注目セクターは以前でもブログで紹介した注目セクターの様子を中心にまとめています。
- テーマ別に見てもハイテクグロース関連中心に上昇しており、特に破壊的イノベーションファンドのARKKは+7.70%と大幅な上昇となっています。
- 更にはレアメタルETFの【REMX】が+6.62%、半導体も好調で+6%、クラウドストライクが大幅下落したもののクラウド関連【CROU】も+6%と上昇しています。
- ただクラウドストライクのメイン事業のサイバーセキュリティ【BUG】関連になると上昇幅は小さく+0.57%に留まっています。
- ウォッチテーマのすべてが上昇することは珍しくそれだけ利上げペースの鈍化を市場が歓迎していることになります。
- 更にはレアメタルETFの【REMX】が+6.62%、半導体も好調で+6%、クラウドストライクが大幅下落したもののクラウド関連【CROU】も+6%と上昇しています。
では、この中から注目のセクターをピックアップしてお伝えしてきます。
サイバーセキュリティ関連【BUG】
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サイバーセキュリティ関連【BUG】週間&年間 騰落率マトリクス
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サイバーセキュリティ関連【BUG】チャート
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クラウド関連銘柄【CLOU】
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クラウド関連銘柄【CLOU】週間&年間 騰落率マトリクス
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クラウド関連銘柄【CLOU】チャート
ARK関連【ARKK】
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ARK関連【ARKK】週間&年間 騰落率マトリクス
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ARK関連【ARKK】チャート
まとめ
- 11月最終日の30日の米国株式市場は全面高の1日となりました。
- ダウは2.18%、S&P500は+3.09%、NASDAQ総合指数は4.41%と大幅に主要3指数とも上がっています。
- FRBのパウエル議長が講演で「早ければ12月にも利上げペースを緩める可能性がある」と言及したことによった株式相場は好感しています。
- パウエル議長の公園前までは3指数ともにもみ合う展開になりましたが講演後は急伸しています。
- 12月のFOMCでは4回連続の0.75%の利上げから0.50%へと利上げ幅が縮小される見込みが大きくなり、CMEフェドウォッチでは0.50%の利上げ確率は前日の66%から79%に上昇しています。
- 債券市場もパウエル議長の発言に反応しており、米国10年債利回りは前営業日より-0.13%下がり3.61%となっています。
【セクター&テーマ】
- 業種別に見てもS&P500の全11セクターが上昇しており、情報技術は5.03%と大幅上昇しています。
- 上げ幅が最も小さかったのはエネルギーセクターで+0.55%となっておりついで、資本財の1.59%です。
- テーマ別に見てもハイテクグロース関連中心に上昇しており、特に破壊的イノベーションファンドのARKKは+7.70%と大幅な上昇となっています。
- 更にはレアメタルETFの【REMX】が+6.62%、半導体も好調で+6%、クラウドストライクが大幅下落したものの決算で大幅上昇したワークデイなどが含まれているクラウド関連【CROU】も+6%と上昇しています。
- ただクラウドストライクのメイン事業のサイバーセキュリティ【BUG】関連になると上昇幅は小さく+0.57%に留まっています。
- ウォッチテーマのすべてが上昇することは珍しくそれだけ利上げペースの鈍化を市場が歓迎していることになります。
- 更にはレアメタルETFの【REMX】が+6.62%、半導体も好調で+6%、クラウドストライクが大幅下落したものの決算で大幅上昇したワークデイなどが含まれているクラウド関連【CROU】も+6%と上昇しています。
【個別銘柄】
- サイバーセキュリティのクラウドストライク【CRWD】が前日引け後二決算発表をしておりこの日は株価を-12.75%と大きく下げています。
- 第3四半期の決算は1株利益(EPS)と売上高は予想を上回っていました。
- 第4四半期などのガイダンスでは1株利益の上方修正や、通期の1株利益の見通しをも情報修正しています。
- 株価が大きく下落した原因としては、第3四半期の新規の順経常収益が予想を下回ったことや、第4四半期の売上見通しが予想を下回ったことが挙げられます。
- SaaS企業のワークデイ【WDAY】は前日引け後に第3四半期の決算発表を行い、+17.17%と大幅上昇となっています。
- EPS、売上高ともに予想を上回っており、ガイダンスでも通期のサブスクリプション打ち上げの見通しを若干上方修正しました。
- さらに自社株買い(5億ドル)も発表しています。
- ダウ銘柄でもあるハネウェル【HON】が取り日前に証券会社主催のカンファレンスでガイダンスを発表しており、株価を1.31%上昇させています。
- 通期の見通しはほぼ予想通りではありますが、フリーキャッシュフローについては予想を下回っています。
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