この記事では前日の株式市場の推移の変化と注目セクターの個別銘柄の様子についてお伝えしていく記事になります。
では早速本日のまとめから行きます!
本日の概要(まとめ)
主要指数と市場の様子
- 12月1日の米国株式市場はダウとS&P500は反落となっておりNASDAQ総合指数は若干ですが続伸となっています。
- ダウは-0.56%、S&P500は-0.09%、NASDAQ総合指数は+0.13%となっています。
- 翌日に雇用統計を控えたこの日は、警戒感が上値の圧迫要因となっていました。
- 前日のFRBのパウエル議長が利上げペースの減速を示唆したことを好感していたことが継続している部分もありましたが、ダウとS&P500は下落しています。
- ダウはセールスフォース・ドットコム【CRM】の決算でのCEOが辞任するというニュースが入り-8%下落しダウ平均を押し下げていました。
- FRBがインフレの指標として注目する10月のコア個人消費支出(PCE)価格指数が前月比+0.2%と9月の+0.5%かた低下しており、市場予想の+0.3%も下回っています。
- また11月のISM製造業PMIにおいても49.0と前月分の50.2と予想の49.8を下回っています。
【米国債】
- 米国10年債利回りは前日から-0.09%下がっており3.15%となっています。
- 前日のFRBパウエル議長の利上げ緩和の発言から利上げ減速の期待つよまっており、債券買いが優勢となっています。
- またISM製造業景況指数が予想を下回ったことも債券買いを促していました。
【セクター&テーマ】
- S&P500の主要11セクターのうち7セクターが下落しています。
- あまり大きな変動幅はありませんでしたが、最も下落したセクターは金融の-0.71%でした。
- 逆に上昇したのはコミュニケーションセクターで+0.29%となっています。
【個別銘柄】
- ダウ銘柄でもあるセールスフォース・ドットコム【CRM】が決算を発表しており-8.27%と下落しています。
- 前日の引け後に第3四半期の決算発表を行ったセールスフォースですが、1株利益は予想を上回ったものの売上高は予想範囲内でした。
- ガイダンスでは通期の1株利益は上方修正したものの第4四半期の売上高は予想を下回るものでした。
- またマクロ環境の悪化を反映させたとして1月31日付けでのテイラー共同CEOの辞任を発表しています。
- SaaS企業のオクタ【OKTA】が決算発表をおこなっており26.46%と大幅高となっています。
- 前日引け後に決算を発表したのですが、1株損益が赤字予想に対して、均衡となっており、売上高は予想を上回っています。
- ガイダンスでは第4四半期の1株利益は黒字予想をしている他、売上高も予想を上回っています。
- 通期のガイダンスでは1株損益は赤字を見込んでいるものの予想ほど大きくなく、予想を上回る売上高を提示しています。
- ビッグデータの解析などを行うスノーフレーク【SNOW】が決算を行い、+7.80%と株価を上昇させています。
- 前日引け後に発表した第3四半期の決算では、1株利益、売上高ともに予想を上回っていました。
- 第4四半期のガイダンスでは製品売上高が予想を下回り、通期でも従来の見通しを据え置いています。
- 決算発表後の時間外取引では売り圧力もありましたが、結果として株価が大き上昇しています。
- 投資会社のブラックストーン【BX】がラスベガスの2つのホテルを売却するとして-7.09%の下落となっています。
- 2020年に不動産ファンドを利用してこれらのホテルを取得しましたが、投資家からの慎重な姿勢から圧力をうけていました。
目次のリンクをクリックで気になる場所にジャンプできるわよ
目次:
2022年12月1日の米国株市場全体
全体の相場感としてはこの様になっています。
米国債
チェックポイント
- 米国10年債利回りは前日から-0.09%下がっており3.15%となっています。
- 前日のFRBパウエル議長の利上げ緩和の発言から利上げ減速の期待つよまっており、債券買いが優勢となっています。
- またISM製造業景況指数が予想を下回ったことも債券買いを促していました。
おすすめ書籍
- 金利の勉強のために私が読んで非常にわかりやすく面白かった書籍になります。
リンク
主要指数 週間&半年バブルチャート
大型&小型株とグロースとバリュー株
S&P500の11セクターの様子
セクターの様子に加えて、テーマ別の様子は後述します。
主要指数相場チャート
◆
◆
個別銘柄ニュース
セールスフォース・ドットコム【CRM】
NEWS
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- ダウ銘柄でもあるセールスフォース・ドットコム【CRM】が決算を発表しており-8.27%と下落しています。
- 前日の引け後に第3四半期の決算発表を行ったセールスフォースですが、1株利益は予想を上回ったものの売上高は予想範囲内でした。
- ガイダンスでは通期の1株利益は上方修正したものの第4四半期の売上高は予想を下回るものでした。
- またマクロ環境の悪化を反映させたとして1月31日付けでのテイラー共同CEOの辞任を発表しています。
【CRM】銘柄の概要
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■セールスフォース・ドットコムはソーシャルテクノロジーを企業で活用するためのクラウドアプリケーション ・ プラットフォームを提供する会社。サービスは、販売、顧客サービス、マーケティング、クラウドプラットフォームに別れる。クラウド型企業内コラボレーション支援ツールのほか、オンデマンド・アプリケーション共有サービスなどを提供。*1
最新の株価・銘柄の紹介、財務・銘柄のニュース記事
オクタ【OKTA】
NEWS
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- SaaS企業のオクタ【OKTA】が決算発表をおこなっており26.46%と大幅高となっています。
- 前日引け後に決算を発表したのですが、1株損益が赤字予想に対して、均衡となっており、売上高は予想を上回っています。
- ガイダンスでは第4四半期の1株利益は黒字予想をしている他、売上高も予想を上回っています。
- 通期のガイダンスでは1株損益は赤字を見込んでいるものの予想ほど大きくなく、予想を上回る売上高を提示しています。
【OKTA】銘柄の概要
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■オクタは米国のクラウド管理サービス企業。企業向けにID管理システムを提供し、様々な企業を統合化アプリに接続する。同社はログイン、モビリティ管理、多元的な認証、ライフサイクル管理、ディレクトリ製品をIT顧客に提供する。また、開発者のための開発ツール、認証、APIアクセス管理などを展開する。本社はカリフォルニア州サンフランシスコ。*2
最新の株価・銘柄の紹介、財務・銘柄のニュース記事
- NASDAQ100構成銘柄
スノーフレーク【SNOW】
NEWS
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- ビッグデータの解析などを行うスノーフレーク【SNOW】が決算を行い、+7.80%と株価を上昇させています。
- 前日引け後に発表した第3四半期の決算では、1株利益、売上高ともに予想を上回っていました。
- 第4四半期のガイダンスでは製品売上高が予想を下回り、通期でも従来の見通しを据え置いています。
- 決算発表後の時間外取引では売り圧力もありましたが、結果として株価が大き上昇しています。
【SNOW】銘柄の概要
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■スノーフレークは米国のソフトウェア企業。クラウドベースのデータプラットフォームを開発する。同社のプラットフォームは、ビジネス・インサイトを推進したデータ駆逐型のアプリケーションを構築し、データを一元化、統合、分析、共有する。顧客中心の消費ベースで、使用したリソースにのみ課金される。本社所在地はカリフォルニア州サンマテオ。*3
最新の株価・銘柄の紹介、財務・銘柄のニュース記事
ブラックストーン【BX】
NEWS
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- 投資会社のブラックストーン【BX】がラスベガスの2つのホテルを売却するとして-7.09%の下落となっています。
- 2020年に不動産ファンドを利用してこれらのホテルを取得しましたが、投資家からの慎重な姿勢から圧力をうけていました。
【BX】銘柄の概要
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■ブラックストーン・グループは米国の投資ファンド運用会社。グローバルな代替資産運用および金融顧問サービスを提供する。代替資産運用事業ではプライベートエクイティファンド、不動産ファンド、ヘッジファンド、セカンダリーファンドなどを扱う。また、金融・戦略的顧問、企業再編・再構築顧問、キャピタルマーケットなどのサービスも手掛ける。*4
最新の株価・銘柄の紹介、財務・銘柄のニュース記事
■
FANG+の様子
私の一番の投資先であるFANG+の様子をまずは見ていきます。
FANG+
- FANG+は全体で+0.55%と若干上昇し続伸しています。
- ネットフリックスが+3.74%と上昇し好調で、メタも+1.98%、エヌビディアも+1.25%となっています。
- 逆に下落したのはアリババが-1.85%、アマゾンが-1.08%となっています。
- 他の銘柄はほとんど値動きがない状態です。
FANG+ 月間&年間騰落率マトリクス
FANG+個別チャート
◆
◆
注目セクターの様子
S&P500の11セクターの様子
チェックポイント
- S&P500の主要11セクターのうち7セクターが下落しています。
- あまり大きな変動幅はありませんでしたが、最も下落したセクターは金融の-0.71%でした。
- 逆に上昇したのはコミュニケーションセクターで+0.29%となっています。
セクター&テーマ騰落率
昨晩のセクター&テーマ一覧
チェックポイント
- テーマ別にみても大きな変動は特にありませんでしたが、決算があった銘柄を中心としたテーマなどは変動しています。
- オクタなどが含まれているサイバーセキュリティ【BUG】は3%、クラウド関連の【CLOU】も2%以上上昇していました。
- 天然ガスやエネルギー関連を含め、農業や鉄鋼、レアメタル、クリエネなどのテーマは軒並み下落しています。
米国株市場全体の状況やニュース、注目株、決算状況についてはこちらから
Next GAFAMはこれだ!?マウントサース!
まとめ
主要指数と市場の様子
- 12月1日の米国株式市場はダウとS&P500は反落となっておりNASDAQ総合指数は若干ですが続伸となっています。
- ダウは-0.56%、S&P500は-0.09%、NASDAQ総合指数は+0.13%となっています。
- 翌日に雇用統計を控えたこの日は、警戒感が上値の圧迫要因となっていました。
- 前日のFRBのパウエル議長が利上げペースの減速を示唆したことを好感していたことが継続している部分もありましたが、ダウとS&P500は下落しています。
- ダウはセールスフォース・ドットコム【CRM】の決算でのCEOが辞任するというニュースが入り-8%下落しダウ平均を押し下げていました。
- FRBがインフレの指標として注目する10月のコア個人消費支出(PCE)価格指数が前月比+0.2%と9月の+0.5%かた低下しており、市場予想の+0.3%も下回っています。
- また11月のISM製造業PMIにおいても49.0と前月分の50.2と予想の49.8を下回っています。
【米国債】
- 米国10年債利回りは前日から-0.09%下がっており3.15%となっています。
- 前日のFRBパウエル議長の利上げ緩和の発言から利上げ減速の期待つよまっており、債券買いが優勢となっています。
- またISM製造業景況指数が予想を下回ったことも債券買いを促していました。
【セクター&テーマ】
- S&P500の主要11セクターのうち7セクターが下落しています。
- あまり大きな変動幅はありませんでしたが、最も下落したセクターは金融の-0.71%でした。
- 逆に上昇したのはコミュニケーションセクターで+0.29%となっています。
- テーマ別にみても大きな変動は特にありませんでしたが、決算があった銘柄を中心としたテーマなどは変動しています。
- オクタなどが含まれているサイバーセキュリティ【BUG】は3%、クラウド関連の【CLOU】も2%以上上昇していました。
- 天然ガスやエネルギー関連を含め、農業や鉄鋼、レアメタル、クリエネなどのテーマは軒並み下落しています。
【個別銘柄】
- ダウ銘柄でもあるセールスフォース・ドットコム【CRM】が決算を発表しており-8.27%と下落しています。
- 前日の引け後に第3四半期の決算発表を行ったセールスフォースですが、1株利益は予想を上回ったものの売上高は予想範囲内でした。
- ガイダンスでは通期の1株利益は上方修正したものの第4四半期の売上高は予想を下回るものでした。
- またマクロ環境の悪化を反映させたとして1月31日付けでのテイラー共同CEOの辞任を発表しています。
- SaaS企業のオクタ【OKTA】が決算発表をおこなっており26.46%と大幅高となっています。
- 前日引け後に決算を発表したのですが、1株損益が赤字予想に対して、均衡となっており、売上高は予想を上回っています。
- ガイダンスでは第4四半期の1株利益は黒字予想をしている他、売上高も予想を上回っています。
- 通期のガイダンスでは1株損益は赤字を見込んでいるものの予想ほど大きくなく、予想を上回る売上高を提示しています。
- ビッグデータの解析などを行うスノーフレーク【SNOW】が決算を行い、+7.80%と株価を上昇させています。
- 前日引け後に発表した第3四半期の決算では、1株利益、売上高ともに予想を上回っていました。
- 第4四半期のガイダンスでは製品売上高が予想を下回り、通期でも従来の見通しを据え置いています。
- 決算発表後の時間外取引では売り圧力もありましたが、結果として株価が大き上昇しています。
- 投資会社のブラックストーン【BX】がラスベガスの2つのホテルを売却するとして-7.09%の下落となっています。
- 2020年に不動産ファンドを利用してこれらのホテルを取得しましたが、投資家からの慎重な姿勢から圧力をうけていました。
FANG+
- FANG+は全体で+0.55%と若干上昇し続伸しています。
- ネットフリックスが+3.74%と上昇し好調で、メタも+1.98%、エヌビディアも+1.25%となっています。
- 逆に下落したのはアリババが-1.85%、アマゾンが-1.08%となっています。
- 他の銘柄はほとんど値動きがない状態です。
意見を聞かせてください!
twitterで毎日投資成績をつぶやいています!
twitterでも毎日の投資成績と指標の差などをつぶやいています。Follow @uminoxhiro
関連記事:ポートフォリオに関する記事
この記事は、月々の金融商品の記録を行っています。
関連記事:投資へのパフォーマンス向上のライフハック系記事
投資関連書籍ランキング【投資初心者おすすめ本】
参加お題
この記事が参加しているお題(クリックで下に表示します)