この記事では前日の株式市場の推移の変化と注目セクターの個別銘柄の様子についてお伝えしていく記事になります。
では早速本日のまとめから行きます!
本日の概要(まとめ)
- 10月27日の米国株式市場はダウは5日続伸も大型テックが売られてS&P500とNASDAQは下落しています。
- ダウは+0.61%と5日続伸です。
- S&P500は-0.61%と続落です。
- NASDAQ総合指数は-1.63%と大きく下落しています。
- 市場全体としては大型テック(特にメタ)が決算ミスしたことで売られたこともありましたが、好決算を出した企業も多くまちまちとなっています。
- メタプラットフォームズ(フェイスブック)【META】は前日の引け後に決算発表を行い株価を-24.56%と大幅に下落させています。
- 1株利益(EPS)と売上高ともに予想を下回りガイダンスも第4四半期の売上高は予想を下回ると示しています。
- 広告収入の落ち込みは予想ほど大きくはなく、景気の先行き不透明感による広告収入の減少やアップルのプライバシー規制の変更などでのSNSによる広告効果が薄くなることが同社を悩ませている形になっています。
- さらにアナリストからの相次いだ目標株価の引き下げやメタバースへの投資の拡大への批判などが株価暴落に影響していると考えられます。
- キャタピラー【CAT】は決算を受けて+7.79%と上昇しています。
- 取引前に決算発表を行ったキャタピラーは売上、EPS(1株利益)は、予想の範囲内でした。
- ただサプライチェーンの混乱や原材料の高騰などを克服したとして建設機器の販売を増やしています。
- ただ中国が懸念材料とされており、キャタピラーの中國の売上は5~10%占めています。
- 遠隔医療サービスなどを手掛けるテラドック・ヘルス【TDOC】は、決算を発表し+6.43%上昇しています。
- 売上は若干ですが予想を上回っておりますが、1株損益は赤字でしたが予想以上の大きさではありませんでした。
- 大手自動車メーカーのフォード【F】も決算発表後、株価を1.25上げています。
- 1株利益は予想範囲内だったものの、自動車部門の売上が予想を上回っています。
- 決算発表後は下落したものの結果として上昇して終わっています。
- 2022年の通期の売上高の従来予想の下限に収まるとしています。
- ファストフード大手のマクドナルド【MCD】は取引前に決算発表を行い株価を3.31%上昇させています。
- 既存店の売上高が予想を上回りEPSも予想を上回っています。
- 高インフレの中でも消費者が同社で飲食をしていることが証明された形になっています。
- オンライン、主力商品、デリバリーなどが業績を押し上げています。
- ヘルスケアのメルク【MRK】は取引前に決算発表を行って株価を1.32%上昇させています。
- EPS、売上高ともの予想を上回り、通期のガイダンスでもEPSと売上高を上昇修正しています。
- 主力薬のキイトルーダの売上が予想を上回り、ウイルス薬の売上高も予想を大きく上回っています。
- HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンのガーダシルも好調です。
- サウスウエスト航空【LUV】も予想を上回る決算で+2.7%上昇しています。
- メタプラットフォームズ(フェイスブック)【META】は前日の引け後に決算発表を行い株価を-24.56%と大幅に下落させています。
- また引け後にもAmazon、アップルど大型のテック企業が決算を発表していますが、特にAmazonは時間外で大きく下落しておりGAFAM時代の終焉ともいえる大暴落が起きています。
- アップルも引け後に大きく下落しており売上、EPSともに予想を上回ったもののiPhoneの売上が予想に届いていませんでした。
- 逆にインテル【INTC】は売上は予想範囲だったもののEPSが予想を上回り時間外で大きく上昇しています。
- ただ本日の株価は-3.45%と下落しています。
- CMEフェドウォッチによれば、11月の1,2日に行われるFOMCでは0.75%の利上げがほぼ確実視されていますが、12月は小幅な0.5%の確率が55%程度になっており、FRBの今後の相場の方向性を見極めるために注目のイベントになりそうです。
- 第3四半期のGDPは前記年率で+2.6%と市場予想の2.4%を上回り3四半期ぶりにプラス成長となったことで、米国経済の堅調さが示されています。
- また個人消費支出(PCE)価格速報値は、+4.2%となり、前回の7.3%とから大きく低下したこともあり利上げペースの減速期待が続いています。
- 米国10年債利回りは、前日から-0.08%低くなり、3.92%となっています。
- 業種別で見ても、S&P500の11セクターのうち、5セクターが上昇しています。
- メタが含まれているコミュニケーションセクターは-4.12%と大きく下落しています。
- 一方で資本財、金融、公益などは上昇しています。
- FANG+は全体で-4.09%と大幅に続落となっています。
- 2銘柄ほど上昇しましたが、エヌビディアが+2.17%と健闘しており、テスラは0.20%の小幅高となっています。
- メタが圧倒的な大暴落で-24.56%となっており全体を押し下げていました。
- また決算を控えていたAmazonも-4.06%となり時間外で大きく下げています。
- 同様にアップルも下落しており、取引後の決算後時間外で下落しています。
- GAFAM銘柄が軒並み下落となっており一部ではGAFAM時代の終焉も囁かれていますが、一方で下落したとき事買い時ということもあります。
- 私はどちらかというと、後者ですので徐々にいつも以上に買い足して行きたいと思っています。
- セクターとテーマで市場を覗いてみるS&P500のうち大型テックが売られているだけで、5セクターは上昇していました。
- テーマでも上がっているテーマもありますが、やはり大型テック特にメタが組み込まれているテーマETFは大きく下落しています。
- 上昇したテーマとしては軍事関連が好調でETFの【ITA】は+1.69%と上昇しています。
- またテック関連でもサイバーセキュリティの【BUG】は+1.12%とあがっています。
- さらに好決算だったサービスナウ【NOW】などが組み込まれているクラウド銘柄は大型テックがあまり入っていないため0.97%と上昇しています。
- 下落したテーマとしてはFANG+は-4.09%とGAFAMがキツイことがわかりますが、メタの比率の大きいソーシャルメディアETFの【SOCL】は-3.90%と下落しています。
- 多額の投資をメタが行っているメタバース関連のETF【METV】の-2.71%と下落していました。
注目決算・経済指標
目次のリンクをクリックで気になる場所にジャンプできるわよ
目次:
- 本日の概要(まとめ)
- 目次:
- 2022年10月27日の米国株市場全体
- 大型&小型株とグロースとバリュー株
- S&P500の11セクターの様子
- FANG+の様子
- 注目セクターの様子
- サイバーセキュリティ関連【BUG】
- クラウド関連銘柄【CLOU】
- ソーシャルメディア関連【SOCL】
- まとめ
2022年10月27日の米国株市場全体
全体の相場感としてはこの様になっています。
見事に連日のようにGAFAMが真っ赤だね…w
ちなみに前日のヒートマップも貼り付けてみると…
だれかさんはGAFAMに集中投資してるとか言ってなかった?w
これは絶好の買い時だから(震え声)
米国債
- 米国10年債利回りは、前日から-0.08%低くなり、3.92%となっています。
- 金利の勉強のために私が読んで非常にわかりやすく面白かった書籍になります。
主要指数 週間&半年バブルチャート
大型&小型株とグロースとバリュー株
大型グロース一人負け状態じゃん…w
もはやGAFAMはこれまでなのか…?
とか言って、買い増しするんでしょ?w
ここで損切りするなら初めからS&P500とか全世界株式にしてるから…
S&P500の11セクターの様子
セクターの様子に加えて、テーマ別の様子は後述します。
主要指数相場チャート
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地獄に落ちたGAFAMの様子見ていくよ…
テンション上げてこw
こんな状況でテンション上がるやつおるかー?
FANG+の様子
私の一番の投資先であるFANG+の様子をまずは見ていきます。
これはひどいw
異次元すぎるw
よく-4%程度で収まったねw
- FANG+は全体で-4.09%と大幅に続落となっています。
- 2銘柄ほど上昇しましたが、エヌビディアが+2.17%と健闘しており、テスラは0.20%の小幅高となっています。
- メタが圧倒的な大暴落で-24.56%となっており全体を押し下げていました。
- また決算を控えていたAmazonも-4.06%となり時間外で大きく下げています。
- 同様にアップルも下落しており、取引後の決算後時間外で下落しています。
- GAFAM銘柄が軒並み下落となっており一部ではGAFAM時代の終焉も囁かれていますが、一方で下落したとき事買い時ということもあります。
- 私はどちらかというと、後者ですので徐々にいつも以上に買い足して行きたいと思っています。
FANG+ 月間&年間騰落率マトリクス
FANG+個別チャート
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ここでメタを買える人が勝てるんだよ…
勝負するの?w
注目セクターの様子
S&P500の11セクターの様子
セクター&テーマ騰落率
■注目セクターの様子(グラフ)貼り付け■ ■一覧貼り付け■
昨晩のセクター&テーマ一覧
注目セクターは以前でもブログで紹介した注目セクターの様子を中心にまとめています。
- セクターとテーマで市場を覗いてみるS&P500のうち大型テックが売られているだけで、5セクターは上昇していました。
- テーマでも上がっているテーマもありますが、やはり大型テック特にメタが組み込まれているテーマETFは大きく下落しています。
- 上昇したテーマとしては軍事関連が好調でETFの【ITA】は+1.69%と上昇しています。
- またテック関連でもサイバーセキュリティの【BUG】は+1.12%とあがっています。
- さらに好決算だったサービスナウ【NOW】などが組み込まれているクラウド銘柄は大型テックがあまり入っていないため0.97%と上昇しています。
- 下落したテーマとしてはFANG+は-4.09%とGAFAMがキツイことがわかりますが、メタの比率の大きいソーシャルメディアETFの【SOCL】は-3.90%と下落しています。
- 多額の投資をメタが行っているメタバース関連のETF【METV】の-2.71%と下落していました。
では、この中から注目のセクターをピックアップしてお伝えしてきます。
米国株セクター騰落率マトリクスチャート(中長期)
米国株セクター騰落率マトリクスチャート(短期)
サイバーセキュリティ関連【BUG】
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サイバーセキュリティ関連【BUG】週間&年間 騰落率マトリクス
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サイバーセキュリティ関連【BUG】チャート
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クラウド関連銘柄【CLOU】
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ネットフリックスも底まで落ちてないし、GAFAMが組み込まれてない分割りと好調な銘柄が多かったね。
クラウド関連銘柄【CLOU】週間&年間 騰落率マトリクス
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クラウド関連銘柄【CLOU】チャート
ソーシャルメディア関連【SOCL】
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広告依存のモデルだからメタが下落するとやっぱり引きずられて落ちてるね。
ソーシャルメディア関連【SOCL】週間&年間 騰落率マトリクス
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ソーシャルメディア関連【SOCL】チャート
まとめ
- 10月27日の米国株式市場はダウは5日続伸も大型テックが売られてS&P500とNASDAQは下落しています。
- ダウは+0.61%と5日続伸です。
- S&P500は-0.61%と続落です。
- NASDAQ総合指数は-1.63%と大きく下落しています。
- 市場全体としては大型テック(特にメタ)が決算ミスしたことで売られたこともありましたが、好決算を出した企業も多くまちまちとなっています。
- メタプラットフォームズ(フェイスブック)【META】は前日の引け後に決算発表を行い株価を-24.56%と大幅に下落させています。
- 1株利益(EPS)と売上高ともに予想を下回りガイダンスも第4四半期の売上高は予想を下回ると示しています。
- 広告収入の落ち込みは予想ほど大きくはなく、景気の先行き不透明感による広告収入の減少やアップルのプライバシー規制の変更などでのSNSによる広告効果が薄くなることが同社を悩ませている形になっています。
- さらにアナリストからの相次いだ目標株価の引き下げやメタバースへの投資の拡大への批判などが株価暴落に影響していると考えられます。
- キャタピラー【CAT】は決算を受けて+7.79%と上昇しています。
- 取引前に決算発表を行ったキャタピラーは売上、EPS(1株利益)は、予想の範囲内でした。
- ただサプライチェーンの混乱や原材料の高騰などを克服したとして建設機器の販売を増やしています。
- ただ中国が懸念材料とされており、キャタピラーの中國の売上は5~10%占めています。
- 遠隔医療サービスなどを手掛けるテラドック・ヘルス【TDOC】は、決算を発表し+6.43%上昇しています。
- 売上は若干ですが予想を上回っておりますが、1株損益は赤字でしたが予想以上の大きさではありませんでした。
- 大手自動車メーカーのフォード【F】も決算発表後、株価を1.25上げています。
- 1株利益は予想範囲内だったものの、自動車部門の売上が予想を上回っています。
- 決算発表後は下落したものの結果として上昇して終わっています。
- 2022年の通期の売上高の従来予想の下限に収まるとしています。
- ファストフード大手のマクドナルド【MCD】は取引前に決算発表を行い株価を3.31%上昇させています。
- 既存店の売上高が予想を上回りEPSも予想を上回っています。
- 高インフレの中でも消費者が同社で飲食をしていることが証明された形になっています。
- オンライン、主力商品、デリバリーなどが業績を押し上げています。
- ヘルスケアのメルク【MRK】は取引前に決算発表を行って株価を1.32%上昇させています。
- EPS、売上高ともの予想を上回り、通期のガイダンスでもEPSと売上高を上昇修正しています。
- 主力薬のキイトルーダの売上が予想を上回り、ウイルス薬の売上高も予想を大きく上回っています。
- HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンのガーダシルも好調です。
- サウスウエスト航空【LUV】も予想を上回る決算で+2.7%上昇しています。
- メタプラットフォームズ(フェイスブック)【META】は前日の引け後に決算発表を行い株価を-24.56%と大幅に下落させています。
- また引け後にもAmazon、アップルど大型のテック企業が決算を発表していますが、特にAmazonは時間外で大きく下落しておりGAFAM時代の終焉ともいえる大暴落が起きています。
- アップルも引け後に大きく下落しており売上、EPSともに予想を上回ったもののiPhoneの売上が予想に届いていませんでした。
- 逆にインテル【INTC】は売上は予想範囲だったもののEPSが予想を上回り時間外で大きく上昇しています。
- ただ本日の株価は-3.45%と下落しています。
- CMEフェドウォッチによれば、11月の1,2日に行われるFOMCでは0.75%の利上げがほぼ確実視されていますが、12月は小幅な0.5%の確率が55%程度になっており、FRBの今後の相場の方向性を見極めるために注目のイベントになりそうです。
- 第3四半期のGDPは前記年率で+2.6%と市場予想の2.4%を上回り3四半期ぶりにプラス成長となったことで、米国経済の堅調さが示されています。
- また個人消費支出(PCE)価格速報値は、+4.2%となり、前回の7.3%とから大きく低下したこともあり利上げペースの減速期待が続いています。
- 米国10年債利回りは、前日から-0.08%低くなり、3.92%となっています。
- 業種別で見ても、S&P500の11セクターのうち、5セクターが上昇しています。
- メタが含まれているコミュニケーションセクターは-4.12%と大きく下落しています。
- 一方で資本財、金融、公益などは上昇しています。
- FANG+は全体で-4.09%と大幅に続落となっています。
- 2銘柄ほど上昇しましたが、エヌビディアが+2.17%と健闘しており、テスラは0.20%の小幅高となっています。
- メタが圧倒的な大暴落で-24.56%となっており全体を押し下げていました。
- また決算を控えていたAmazonも-4.06%となり時間外で大きく下げています。
- 同様にアップルも下落しており、取引後の決算後時間外で下落しています。
- GAFAM銘柄が軒並み下落となっており一部ではGAFAM時代の終焉も囁かれていますが、一方で下落したとき事買い時ということもあります。
- 私はどちらかというと、後者ですので徐々にいつも以上に買い足して行きたいと思っています。
- セクターとテーマで市場を覗いてみるS&P500のうち大型テックが売られているだけで、5セクターは上昇していました。
- テーマでも上がっているテーマもありますが、やはり大型テック特にメタが組み込まれているテーマETFは大きく下落しています。
- 上昇したテーマとしては軍事関連が好調でETFの【ITA】は+1.69%と上昇しています。
- またテック関連でもサイバーセキュリティの【BUG】は+1.12%とあがっています。
- さらに好決算だったサービスナウ【NOW】などが組み込まれているクラウド銘柄は大型テックがあまり入っていないため0.97%と上昇しています。
- 下落したテーマとしてはFANG+は-4.09%とGAFAMがキツイことがわかりますが、メタの比率の大きいソーシャルメディアETFの【SOCL】は-3.90%と下落しています。
- 多額の投資をメタが行っているメタバース関連のETF【METV】の-2.71%と下落していました。
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