この記事では前日の株式市場の推移の変化と注目セクターの個別銘柄の様子についてお伝えしていく記事になります。
では早速本日のまとめから行きます!
本日の概要(まとめ)
主要指数と市場の様子
- 11月最初の日となった11月1日の米国株式市場は続落となっています。
- ダウは小幅安の-0.24%。
- S&P500は-0.41%の下落です。
- NASDAQ総合指数は-0.89%となっています。
- 主要3指数とも下落してしまいましたが株式相場がオープンしたときは上昇でスタートしていました。
- 求人数など強い経済指標が発表されたことによってFRBによる積極的な利上げなどの長期化の見通しが強まる形となり、株式相場の重しとなってしまいました。
- 株式相場が開いた後に発表されたJOLTS求人件数は1071.7万軒と市場予想の1,000万件を上回る強い結果となりました。
- 前月分も1005.3万件から1028.0万件に情報修正されています。
- 10月のISM製造業購買担当者景気指数(PMI)も50.2と予想の50.0を上回る強い結果となっています。
- 株式相場が開いた後に発表されたJOLTS求人件数は1071.7万軒と市場予想の1,000万件を上回る強い結果となりました。
- また個別の決算も引き続き行われており、明暗の分かれた形となっています。ヘルスケア関連の銘柄が多くなっています。
- 医薬品のイーライリリー【LLY】は決算発表後、株価を-2.63%下落させています。
- 売上高は予想の範囲だったものの1株利益(EPS)は予想を上回っています。
- 肥満治療薬である2型糖尿病治療薬の「マウンジャロ」の売上高は日本では発売されていますが、今年米国で発売されてイーライリリーの主力薬となると期待されています。
- ガイダンスでは通期の売上高を下方修正し、EPSも予想を下回る見通しになっています。
- 同じく製薬のファイザー【PFE】は決算が+3.14%と上昇しています。
- 売上高、EPSともに予想を上回る結果となっています。
- 新型ウイルス向けの「コミナティ」や経口薬のパックスロビドの売上は県庁で、通期でコミナティの売上見通しを上方修正しています。
- ファイザーは政府や保健当局にワクチンを流通させるのではなく商業市場で販売できるように準備を進めています。
- 医薬品のストライカー【SYK】は-3.99%の下落となっています。
- 売上高は予想の範囲だったものの、EPSともには予想を下回っています。
- ガイダンスでは1株利益の見通しを下方修正しています。
- 配車サービスなどを手掛けるウーバー・テクノロジーズ【UBER】は決算後大幅に株価(+11.97%)を伸ばしています。
- 売上高、EBITDAは予想を上回っています。
- ドライバーの供給回復が利用者の増加を支えています。
- アナリストからも配車とデリバリーの両セグメントで懸念されていた結果よりも良好だったと評価されていました。
- 医薬品のイーライリリー【LLY】は決算発表後、株価を-2.63%下落させています。
- また引け後にも注目の決算がありました。
- 半導体大手のAMD【AMD】の決算がありましたが、売上は予想の範囲内で、EPSは予想を上回っていますが、ガイダンスでは通期の売上見通しをを引き下げています。
- 株価は-0.67%と下落しており、時間外では+4.17%と上昇しています。
- 保険のAIG【AIG】は1株利益を大きく予想をうわまわっていますが、保険料の収入は予想を下回っています。
- 株価は+0.12%と若干上昇していますが、時間外では-1.17%と下落しています。
- ゲーム開発のエレクトロニックアーツ【EA】はEPS、売上高ともに予想を上回っています。
- 株価は +0.25%となり時間外でも値動きが少なく-0.05%程度しか動いていません。
- ただゲーム部門は予想を下回る形になりました。
- いずれの企業もドル高が収益を圧迫していることで売上や利益をお縮小していることが言えます。
- 民泊などの旅行サイトを運営するエアービーアンドビー【ABNB】はEPSと売上高ともに予想を上回っています。
- 株価は+2.14%でしたが、決算後の時間外では-5.96%と下落しています。
- 第4四半期の売上高の見通しは予想を下回っています。
- 半導体大手のAMD【AMD】の決算がありましたが、売上は予想の範囲内で、EPSは予想を上回っていますが、ガイダンスでは通期の売上見通しをを引き下げています。
- 米国10年債利回りは、前日営業日から同じである4.05%で終えています。
- 業種別ではS&P500の11セクターのうち、5セクターが上昇しています。
- エネルギーセクターが+0.99%と最もあがっており、続いて金融、公益と上昇していました。
- 下落したセクターとしてはコミュニケーションサービスや一般消費財が下落しており、大型のハイテクグロース銘柄のグーグル(-4.39%)、やアマゾン-5.51%が売られた形となっています。
FANG+
- FANG+は全体で-0.95%と下落しています。
- 半数の5銘柄がが上昇しているものの、エヌビディアとテスラは上がり幅が小さく、下落した5銘柄に足を引っ張られた形になっています。
- アマゾンは-5.52%と大幅に下落しており、グーグルも-4.27%下落しています。
- アマゾンは5日続落となっており2020年4月以来の安値を付けています。
- 低迷から回復に向かうには時間がかかるのではないかという見方が強まっています。
- アマゾンはプライム会員向けに広告なしで1億曲の歌を提供していると発表しています。
- プライム会員は年会費119ドルから139ドルに値上げしたことによって特典も充実させようとしている意図があります。
- 中国銘柄には買いが入っており、アリババは+3.59%、バイドゥも+2.17%と上げています。
テーマ&セクター考察
目次のリンクをクリックで気になる場所にジャンプできるわよ
目次:
- 本日の概要(まとめ)
- 2022年11月1日の米国株市場全体
- 大型&小型株とグロースとバリュー株
- S&P500の11セクターの様子
- 注目決算の銘柄
- FANG+の様子
- アマゾン(Amazon.com)【AMZN】
- 注目セクターの様子
- ヘルスケア関連【VHT】
- 旅行関連【AWAY】
- フィンテック関連【FINX】
- まとめ
2022年11月1日の米国株市場全体
全体の相場感としてはこの様になっています。
米国債
チェックポイント
- 米国10年債利回りは、前日営業日から同じである4.05%で終えています。
おすすめ書籍
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リンク
主要指数 週間&半年バブルチャート
大型&小型株とグロースとバリュー株
S&P500の11セクターの様子
チェックポイント
- 業種別ではS&P500の11セクターのうち、5セクターが上昇しています。
- エネルギーセクターが+0.99%と最もあがっており、続いて金融、公益と上昇していました。
- 下落したセクターとしてはコミュニケーションサービスや一般消費財が下落しており、大型のハイテクグロース銘柄のグーグル(-4.39%)、やアマゾン-5.51%が売られた形となっています。
セクターの様子に加えて、テーマ別の様子は後述します。
主要指数相場チャート
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注目決算の銘柄
注目の決算が行われております。
主要かつ、注目決算をピックアップしてお伝えしていきます。
イーライリリー【LLY】
チェックポイント
- 医薬品のイーライリリー【LLY】は決算発表後、株価を-2.63%下落させています。
- 売上高は予想の範囲だったものの1株利益(EPS)は予想を上回っています。
- 肥満治療薬である2型糖尿病治療薬の「マウンジャロ」の売上高は日本では発売されていますが、今年米国で発売されてイーライリリーの主力薬となると期待されています。
- ガイダンスでは通期の売上高を下方修正し、EPSも予想を下回る見通しになっています。
【LLY】銘柄の概要
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■イーライ・リリーは米国の製薬会社。主にヒトと動物用医薬品の開発・製造・販売に従事する。同社ヒト医薬品は糖尿病などの内分泌系、神経系、心臓血管系の疾患やがんに対する治療薬を含み、インスリン製剤「Humalog」が主力。動物用医薬品はエランコ・アニマル・ヘルスにおいて、牛・豚・鶏向けの抗生物質やペット用医薬品を扱う。本社所在地はインディアナポリス。*1
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- S&P500構成銘柄
- ヘルスケア関連銘柄
- 新型コロナウイルス向けワクチン、治療薬銘柄
ファイザー【PFE】
チェックポイント
- 製薬のファイザー【PFE】は決算が+3.14%と上昇しています。
- 売上高、EPSともに予想を上回る結果となっています。
- 新型ウイルス向けの「コミナティ」や経口薬のパックスロビドの売上は県庁で、通期でコミナティの売上見通しを上方修正しています。
- ファイザーは政府や保健当局にワクチンを流通させるのではなく商業市場で販売できるように準備を進めています。
【PFE】銘柄の概要
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■ファイザーは米国大手医薬品メーカー。循環器系、中枢神経系、鎮痛・抗炎症系、筋骨格系、感染症、泌尿器系、眼科系、ガン、内分泌系、ワクチンの薬剤を開発、製造、販売する。主要製品は「セレブレックス」、「チャンテックス」、「リピトール」、「リリカ」、「バイアグラ」など。新型コロナウイルス感染症ワクチンを開発。本社所在地はニューヨーク。*2
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ストライカー【SYK】
チェックポイント
- 医薬品のストライカー【SYK】は-3.99%の下落となっています。
- 売上高は予想の範囲だったものの、EPSともには予想を下回っています。
- ガイダンスでは1株利益の見通しを下方修正しています。
【SYK】銘柄の概要
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■ストライカーは整形外科製品や医療機器の開発、製造、販売を米国内外で展開。人工膝関節、人工股関節、人工肩・肘関節、骨折治療材料、脊椎インプラント、頭蓋顎顔面用インプラント、軟組織再生修復用コラーゲン膜などのほか、手術用電動工具、医療用ナビゲーションシステム、内視鏡手術機器、救急搬送用ストレッチャー、病室ベッド、避難用車椅子などを提供。*3
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ウーバー・テクノロジーズ【UBER】
チェックポイント
- 配車サービスなどを手掛けるウーバー・テクノロジーズ【UBER】は決算後大幅に株価(+11.97%)を伸ばしています。
- 売上高、EBITDAは予想を上回っています。
- ドライバーの供給回復が利用者の増加を支えています。
- アナリストからも配車とデリバリーの両セグメントで懸念されていた結果よりも良好だったと評価されていました。
【UBER】銘柄の概要
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■ウーバー・テクノロジーズは米国の配車サービス企業。世界各地においてアプリ上での配車サービスを展開し、UberBLACK、UberX、UberPOOLなど乗客数や車種に応じたライドシェアリングを提供する。また、UberEatsによるレストランからのデリバリー、患者の病院送迎サービス、貨物輸送・宅配サービスなども提供する。本社所在地はサンフランシスコ。*4
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AMD(アドバンスド・マイクロ・デバイシズ)【AMD】
チェックポイント
- 半導体大手のAMD【AMD】の決算がありましたが、売上は予想の範囲内で、EPSは予想を上回っていますが、ガイダンスでは通期の売上見通しをを引き下げています。
- 株価は-0.67%と下落しており、時間外では+4.17%と上昇しています。
【AMD】銘柄の概要
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■アドバンスド・マイクロ・デバイシズは米国の半導体メーカー。コンピュータ、グラフィックス、家電市場向けマイクロプロセッサの製造、販売に従事。コンピュータ搭載用のx86マイクロプロセッサ、ノート型パソコン、ワークステーション、サーバーに使用されるチップセットなどを提供。同社製品は「AMD」の商標名で展開。本社はカリフォルニア州サニーベル。*5
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- S&P500構成銘柄
- NASDAQ100構成銘柄
- 半導体銘柄
AIG(アメリカン・インターナショナル・グループ)【AIG】
チェックポイント
- 保険のAIG【AIG】は1株利益を大きく予想をうわまわっていますが、保険料の収入は予想を下回っています。
- 株価は+0.12%と若干上昇していますが、時間外では-1.17%と下落しています。
【AIG】銘柄の概要
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■アメリカン・インターナショナル・グループは米国内外で保険とその他関連事業を展開する持株会社。事業はチャーティス、サンアメリカ・ファイナンシャル・グループ、航空機リースの3部門で構成。チャーティス部門は、子会社のチャーティスを通じて、中小企業向けに損害、費用・利益損害、特殊保険事業、個人向けに傷害疾病、損害、生命保険を提供する。*6
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エレクトロニック・アーツ【EA】
チェックポイント
- ゲーム開発のエレクトロニックアーツ【EA】はEPS、売上高ともに予想を上回っています。
- 株価は +0.25%となり時間外でも値動きが少なく-0.05%程度しか動いていません。
- ただゲーム部門は予想を下回る形になりました。
- いずれの企業もドル高が収益を圧迫していることで売上や利益をお縮小していることが言えます。
【EA】銘柄の概要
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■エレクトロニック・アーツは米国のゲームソフト大手。ソニー「プレイステーション3」、マイクロソフト「Xbox360」、任天堂「Wii」などのビデオゲーム機のほか、パソコン、携帯電話、タブレット、電子書籍端末などに対応するソフトウエア、オンラインゲームの開発と販売を行う。主要ゲームタイトルは「バトルフィールド」など。*7
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- S&P500構成銘柄
- NASDAQ100構成銘柄
エアビーアンドビー(Airbnb)【ABNB】
チェックポイント
- 民泊などの旅行サイトを運営するエアービーアンドビー【ABNB】はEPSと売上高ともに予想を上回っています。
- 株価は+2.14%でしたが、決算後の時間外では-5.96%と下落しています。
- 第4四半期の売上高の見通しは予想を下回っています。
【ABNB】銘柄の概要
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■エアビーアンドビーは米国大手の民泊仲介サイト運営企業。主にバケーションレンタルなど宿泊施設や民宿の仲介サービスやトラベル情報を提供する。ホストとのメッセージおよび決済システムや、ゲストによるレビューやレーティングを提供する。宿泊施設の選択の幅を広げ、世界各地でサービスを展開する。本社所在地はカリフォルニア州サンフランシスコ。*8
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FANG+の様子
私の一番の投資先であるFANG+の様子をまずは見ていきます。
FANG+
- FANG+は全体で-0.95%と下落しています。
- 半数の5銘柄がが上昇しているものの、エヌビディアとテスラは上がり幅が小さく、下落した5銘柄に足を引っ張られた形になっています。
- アマゾンは-5.52%と大幅に下落しており、グーグルも-4.27%下落しています。
- 中国銘柄には買いが入っており、アリババは+3.59%、バイドゥも+2.17%と上げています。
FANG+ 月間&年間騰落率マトリクス
FANG+個別チャート
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アマゾン(Amazon.com)【AMZN】
チェックポイント
- アマゾンは-5.52%と大幅に下落しており、グーグルも-4.27%下落しています。
- アマゾンは5日続落となっており2020年4月以来の安値を付けています。
- 低迷から回復に向かうには時間がかかるのではないかという見方が強まっています。
- アマゾンはプライム会員向けに広告なしで1億曲の歌を提供していると発表しています。
- プライム会員は年会費119ドルから139ドルに値上げしたことによって特典も充実させようとしている意図があります。
【AMZN】銘柄の概要
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■アマゾン・ドット・コムは米国のオンライン小売最大手・テクノロジー企業。日用品、書籍、CD・DVD、ゲーム、家電、衣料品など広範な商品販売を世界各地で運営し、出品・受注・梱包・発送サービスを行い、会員制「アマゾンプライム」を展開。クラウド、デジタルストリーミング・サービスを提供、オンライン薬局も展開する。本社所在地はシアトル。*9
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- S&P500構成銘柄
- NASDAQ100構成銘柄
- FANG+構成銘柄
- ネットショッピング関連銘柄【Eコマース銘柄】
注目セクターの様子
S&P500の11セクターの様子
セクター&テーマ騰落率
昨晩のセクター&テーマ一覧
テーマ&セクター考察
- 株式市場全体で見ると、下落はしているものの個別のテーマやセクターでみるとまちまちでした。
- S&P500の全11セクターでは5セクターが上昇しています。
- テーマも明暗が分かれた形になっています。
- テーマではレアメタルETFが+3.84%と大きく上昇しています。
- 同じく鉄鋼やリチウムバッテリー、金鉱株なども好調です。
- またエアービーアンドビーなどが含まれる旅行関連も+3.21%と好調でした。
- 逆に下落したのはブロックチェーン関連が続落となっており、サイバーセキュリティ関連も-2.89%と下落しています。
- ハイテクグロースは弱く、クラウド関連やフィンテックなども下落しています。
- 中小企業や金融機関向けにソフトを提供するフィンテックのインテュイット【INTU】は-7.66%と大幅に下落しています。(時間外では+2.59%)
- 金利が上がっていることや企業心理の悪化にともない金融機関の融資のペースが鈍化しており、同社の採用も一時停止しているということです。
- インテュイットは今月末に決算予定です。
- 中小企業や金融機関向けにソフトを提供するフィンテックのインテュイット【INTU】は-7.66%と大幅に下落しています。(時間外では+2.59%)
- テーマではレアメタルETFが+3.84%と大きく上昇しています。
注目セクターは以前でもブログで紹介した注目セクターの様子を中心にまとめています。
では、この中から注目のセクターをピックアップしてお伝えしてきます。
米国株セクター騰落率マトリクスチャート(中長期)
米国株セクター騰落率マトリクスチャート(短期)
ヘルスケア関連【VHT】
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ヘルスケア関連【VHT】週間&年間 騰落率マトリクス
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ヘルスケア関連【VHT】チャート
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旅行関連【AWAY】
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旅行関連【AWAY】週間&年間 騰落率マトリクス
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旅行関連【AWAY】チャート
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フィンテック関連【FINX】
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フィンテック関連【FINX】週間&年間 騰落率マトリクス
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フィンテック関連【FINX】チャート
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まとめ
主要指数と市場の様子
- 11月最初の日となった11月1日の米国株式市場は続落となっています。
- ダウは小幅安の-0.24%。
- S&P500は-0.41%の下落です。
- NASDAQ総合指数は-0.89%となっています。
- 主要3指数とも下落してしまいましたが株式相場がオープンしたときは上昇でスタートしていました。
- 求人数など強い経済指標が発表されたことによってFRBによる積極的な利上げなどの長期化の見通しが強まる形となり、株式相場の重しとなってしまいました。
- 株式相場が開いた後に発表されたJOLTS求人件数は1071.7万軒と市場予想の1,000万件を上回る強い結果となりました。
- 前月分も1005.3万件から1028.0万件に情報修正されています。
- 10月のISM製造業購買担当者景気指数(PMI)も50.2と予想の50.0を上回る強い結果となっています。
- 株式相場が開いた後に発表されたJOLTS求人件数は1071.7万軒と市場予想の1,000万件を上回る強い結果となりました。
- また個別の決算も引き続き行われており、明暗の分かれた形となっています。ヘルスケア関連の銘柄が多くなっています。
- 医薬品のイーライリリー【LLY】は決算発表後、株価を-2.63%下落させています。
- 売上高は予想の範囲だったものの1株利益(EPS)は予想を上回っています。
- 肥満治療薬である2型糖尿病治療薬の「マウンジャロ」の売上高は日本では発売されていますが、今年米国で発売されてイーライリリーの主力薬となると期待されています。
- ガイダンスでは通期の売上高を下方修正し、EPSも予想を下回る見通しになっています。
- 同じく製薬のファイザー【PFE】は決算が+3.14%と上昇しています。
- 売上高、EPSともに予想を上回る結果となっています。
- 新型ウイルス向けの「コミナティ」や経口薬のパックスロビドの売上は県庁で、通期でコミナティの売上見通しを上方修正しています。
- ファイザーは政府や保健当局にワクチンを流通させるのではなく商業市場で販売できるように準備を進めています。
- 医薬品のストライカー【SYK】は-3.99%の下落となっています。
- 売上高は予想の範囲だったものの、EPSともには予想を下回っています。
- ガイダンスでは1株利益の見通しを下方修正しています。
- 配車サービスなどを手掛けるウーバー・テクノロジーズ【UBER】は決算後大幅に株価(+11.97%)を伸ばしています。
- 売上高、EBITDAは予想を上回っています。
- ドライバーの供給回復が利用者の増加を支えています。
- アナリストからも配車とデリバリーの両セグメントで懸念されていた結果よりも良好だったと評価されていました。
- 医薬品のイーライリリー【LLY】は決算発表後、株価を-2.63%下落させています。
- また引け後にも注目の決算がありました。
- 半導体大手のAMD【AMD】の決算がありましたが、売上は予想の範囲内で、EPSは予想を上回っていますが、ガイダンスでは通期の売上見通しをを引き下げています。
- 株価は-0.67%と下落しており、時間外では+4.17%と上昇しています。
- 保険のAIG【AIG】は1株利益を大きく予想をうわまわっていますが、保険料の収入は予想を下回っています。
- 株価は+0.12%と若干上昇していますが、時間外では-1.17%と下落しています。
- ゲーム開発のエレクトロニックアーツ【EA】はEPS、売上高ともに予想を上回っています。
- 株価は +0.25%となり時間外でも値動きが少なく-0.05%程度しか動いていません。
- ただゲーム部門は予想を下回る形になりました。
- いずれの企業もドル高が収益を圧迫していることで売上や利益をお縮小していることが言えます。
- 民泊などの旅行サイトを運営するエアービーアンドビー【ABNB】はEPSと売上高ともに予想を上回っています。
- 株価は+2.14%でしたが、決算後の時間外では-5.96%と下落しています。
- 第4四半期の売上高の見通しは予想を下回っています。
- 半導体大手のAMD【AMD】の決算がありましたが、売上は予想の範囲内で、EPSは予想を上回っていますが、ガイダンスでは通期の売上見通しをを引き下げています。
- 米国10年債利回りは、前日営業日から同じである4.05%で終えています。
- 業種別ではS&P500の11セクターのうち、5セクターが上昇しています。
- エネルギーセクターが+0.99%と最もあがっており、続いて金融、公益と上昇していました。
- 下落したセクターとしてはコミュニケーションサービスや一般消費財が下落しており、大型のハイテクグロース銘柄のグーグル(-4.39%)、やアマゾン-5.51%が売られた形となっています。
FANG+
- FANG+は全体で-0.95%と下落しています。
- 半数の5銘柄がが上昇しているものの、エヌビディアとテスラは上がり幅が小さく、下落した5銘柄に足を引っ張られた形になっています。
- アマゾンは-5.52%と大幅に下落しており、グーグルも-4.27%下落しています。
- アマゾンは5日続落となっており2020年4月以来の安値を付けています。
- 低迷から回復に向かうには時間がかかるのではないかという見方が強まっています。
- アマゾンはプライム会員向けに広告なしで1億曲の歌を提供していると発表しています。
- プライム会員は年会費119ドルから139ドルに値上げしたことによって特典も充実させようとしている意図があります。
- 中国銘柄には買いが入っており、アリババは+3.59%、バイドゥも+2.17%と上げています。
テーマ&セクター考察
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