この記事では前日の株式市場の推移の変化と注目セクターの個別銘柄の様子についてお伝えしていく記事になります。
では早速本日のまとめから行きます!
本日の概要(まとめ)
主要指数と市場の様子
- 11月16日の米国株式市場は反落となり主要3指数ともに下落となっています。
- ダウは-0.12%の小幅安、S&P500は-0.83%、NASDAQ総総合指数は-1.54%(NASDAQ100は-1.45%)となっています。
- ディスカウント、小売大手のターゲット【TGT】(-13.06%)の決算が予想を下回ることによって相場全体に嫌気されています。
- ターゲットは第3四半期の決算発表で既存店売上は予想を上回ったものの1株利益(EPS)が予想を下回る形になりました。
- ターゲットに引きづられる形で百貨店のメーシーズ【M】(-8.13%)ノードストローム【JWN】(-8.03%)、靴販売のフットロッカー【FL】(-7.04%)家電販売のベストバイ【BBY】(-8.55%)などの小売銘柄は軒並み大幅な下落となりました。
- ホームセンター大手のロウズ【LOW】は取引前に決算発表を行って株価を3.01%上昇させています。
- 既存店売上、1株利益(EPS)ともに市場予想を上回る結果となっています。
- ガイダンスでも通期の見通しを上方修正しています。
- 業者向けの売上が19%上昇し、DIYの販売動向改善によって売上が順調に伸びています。
- 半導体大手のマイクロテクノロジー【MU】も-6.7%の下落となっています。
- マイクロンは市場環境の対応ということでDRAMとNANDAウエハーの約20%減産を発表しています。
- 設備投資の検討もしており、9月には2023年の支出を30%カットする方針を表明していました。
- マイクロンの発表をうけて多くの半導体銘柄の下落が目立っています。
- フィラデルフィア半導体指数のSOXは-4.26%となっています。
- トランプ前大統領が出馬表明をしたことによって、トランプ銘柄とも言えるデジタルワールドアクイジション【DWAC】(-16.08%)などの関連銘柄は下落しています。
- 出馬表明によって期待も膨らんでいましたがすでに出馬は予想されていたこともあり材料出尽くしの「事実売り」が進んだ可能性があります。
【利回り】
- 米国10年債利回りは、前日営業日より-0.08%下がっており、3.69%になっています。
- 10月の小売売上高が予想を上回ったことが伝わると売りが強まったものの、鉱工業生産が予想を下回り買い戻しが優勢になりました。
- またNAHB住宅市場指数が予想よりも弱い内容となったのも相場に影響を与えています。
【セクター&テーマ】
- 業種別でみてもS&P500の11セクターのうち9セクターが下落しています。
- 公益と生活必需品は若干の上昇をしたものの、エネルギーと一般消費財、情報技術などは1%以上の下落となっています。
- テーマで見てもハイテクグロース関連を中心に下落しています。
- ブロックチェーン関連が-7.86%、ARKKが-5.15%、フィンテックが-4.25%と大きく下落しています。
【その他個別銘柄】
- 自動車部品販売のアドバンス・オート・パーツ【AAP】も決算を発表していますが大幅(-15.0%)に下落しています。
- 第3四半期の決算では売上高は予想の範囲内だったものの1株利益は予想を大きく下回っています。
- アナリストらは為替、コスト増加のマイナス影響が大きかったことを指摘しています。
- 第3四半期に改善が見られることを期待していた分、今回の決算は期待外れな部分が大きく下落していました。
- アパレルのTJX【TJX】も決算を発表していますが、株価は+5.19%上昇しています。
- 売上高は予想を下回りましたが、1株利益は予想を上回りました。
- ガイダンスでは通期の既存店売上は減収を見込んでいますが、上方修正となっています。
FANG+
- FANG+は全体で-2.10%と反落しています。
- 10銘柄がのうち、8銘柄が下落しており、中でもバイドゥが-4.96%、半導体のエヌビディアが-4.54%、テスラが-3.88%、メタが-3.29%と大幅に下落しています。
- 上昇したのはグーグル(アルファベット)が+0.42%、マイクロソフトが+0.18%と若干の上昇でした。
- 週間(7日間)でみれば、8銘柄が上昇していますし、一時的な下落といえるのか、まだまだこれから下落するのかは読めません。
- 下落しているのはマイクロソフトで-0.51%、テスラが-1.99%となっています。
- 7日間で上昇しているのはアリババが+12.03%、ネットフリックスが+11.29%、バイドゥが+10.03%と3銘柄が2桁の上昇率となっています。
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目次:
- 本日の概要(まとめ)
- 2022年11月16日の米国株市場全体
- 大型&小型株とグロースとバリュー株
- S&P500の11セクターの様子
- 個別銘柄ニュース
- FANG+の様子
- 注目セクターの様子
- 一般消費財関連【VCR】
- 半導体関連【SOX】
- フィンテック関連【FINX】
- まとめ
2022年11月16日の米国株市場全体
全体の相場感としてはこの様になっています。
米国債
チェックポイント
- 米国10年債利回りは、前日営業日より-0.08%下がっており、3.69%になっています。
- 10月の小売売上高が予想を上回ったことが伝わると売りが強まったものの、鉱工業生産が予想を下回り買い戻しが優勢になりました。
- またNAHB住宅市場指数が予想よりも弱い内容となったのも相場に影響を与えています。
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主要指数 週間&半年バブルチャート
大型&小型株とグロースとバリュー株
S&P500の11セクターの様子
セクターの様子に加えて、テーマ別の様子は後述します。
主要指数相場チャート
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個別銘柄ニュース
ターゲット【TGT】
最近の上昇が吹き飛んでるねw
完全に市場からターゲットされたね!
そだね
NEWS
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- ディスカウント、小売大手のターゲット【TGT】(-13.06%)の決算が予想を下回ることによって相場全体に嫌気されています。
- ターゲットは第3四半期の決算発表で既存店売上は予想を上回ったものの1株利益(EPS)が予想を下回る形になりました。
- ターゲットに引きづられる形で百貨店のメーシーズ【M】(-8.13%)ノードストローム【JWN】(-8.03%)、靴販売のフットロッカー【FL】(-7.04%)家電販売のベストバイ【BBY】(-8.55%)などの小売銘柄は軒並み大幅な下落となりました。
【TGT】銘柄の概要
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■ターゲットは米国で大型ディスカウントストアチェーン「ターゲット」と「スーパー・ターゲット」を展開。自社クレジットカードの発行、「Target.com」にてオンライン販売も行う。「ターゲット」は家電、キッチン用品、衣類などの生活用品のほか非生鮮食料品を扱い、「スーパー・ターゲット」は生活用品と生鮮食品を含む食料品を取り扱う。*1
最新の株価・銘柄の紹介、財務・銘柄のニュース記事
メイシーズ【M】
【M】銘柄の概要
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■メーシーズは百貨店を経営。各店舗は、有名及び自社ブランドの婦人衣料、アクセサリー、靴、バッグ、化粧品を中心に、紳士・子供用衣料、家具・室内装飾品、台所用品、寝室・浴室用品等を取り扱う。大半の店舗は人口密度の高い都市部や郊外に位置する。また、「macys.com」と「bloomingdales.com」通じインターネット販売を行う。*2
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ロウズ【LOW】
NEWS
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- ホームセンター大手のロウズ【LOW】は取引前に決算発表を行って株価を3.01%上昇させています。
- 既存店売上、1株利益(EPS)ともに市場予想を上回る結果となっています。
- ガイダンスでも通期の見通しを上方修正しています。
- 業者向けの売上が19%上昇し、DIYの販売動向改善によって売上が順調に伸びています。
【LOW】銘柄の概要
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■ロウズは米国の大手ホームセンターチェーン企業。米国、カナダ、メキシコに店舗「LOWES」を展開し、家電、塗料、板材、床材、建材、園芸用品、金物類、工具、照明器具、住宅設備機器、芝刈り機、草花苗・苗木、台所キャビネット・カウンター、電気配線製品、収納用品、ドア、窓、壁材などの販売、設置サービスを提供する。本社はノースカロライナ州。*3
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- S&P500構成銘柄
マイクロンテクノロジー【MU】
NEWS
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- 半導体大手のマイクロテクノロジー【MU】も-6.7%の下落となっています。
- マイクロンは市場環境の対応ということでDRAMとNANDAウエハーの約20%減産を発表しています。
- 設備投資の検討もしており、9月には2023年の支出を30%カットする方針を表明していました。
- マイクロンの発表をうけて多くの半導体銘柄の下落が目立っています。
- フィラデルフィア半導体指数のSOXは-4.26%となっています。
【MU】銘柄の概要
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■マイクロン・テクノロジーは米国の半導体製造会社。ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)、NANDフラッシュメモリ、NORフラッシュメモリ、相変化メモリ、FLCOSマイクロディスプレイ、マルチチップパッケージ製品、相補型金属酸化皮膜半導体(CMOS)イメージセンサーなどの半導体デバイスを提供。本社所在地はアイダホ州ボイシー。*4
最新の株価・銘柄の紹介、財務・銘柄のニュース記事
- 【MU】マイクロンテクノロジー
- S&P500構成銘柄
- NASDAQ100構成銘柄
- 半導体銘柄
- 5G関連銘柄
FANG+の様子
私の一番の投資先であるFANG+の様子をまずは見ていきます。
FANG+
- FANG+は全体で-2.10%と反落しています。
- 10銘柄がのうち、8銘柄が下落しており、中でもバイドゥが-4.96%、半導体のエヌビディアが-4.54%、テスラが-3.88%、メタが-3.29%と大幅に下落しています。
- 上昇したのはグーグル(アルファベット)が+0.42%、マイクロソフトが+0.18%と若干の上昇でした。
- 週間(7日間)でみれば、8銘柄が上昇していますし、一時的な下落といえるのか、まだまだこれから下落するのかは読めません。
- 下落しているのはマイクロソフトで-0.51%、テスラが-1.99%となっています。
- 7日間で上昇しているのはアリババが+12.03%、ネットフリックスが+11.29%、バイドゥが+10.03%と3銘柄が2桁の上昇率となっています。
FANG+ 月間&年間騰落率マトリクス
FANG+個別チャート
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注目セクターの様子
S&P500の11セクターの様子
セクター&テーマ騰落率
チェックポイント
- 業種別でみてもS&P500の11セクターのうち9セクターが下落しています。
- 公益と生活必需品は若干の上昇をしたものの、エネルギーと一般消費財、情報技術などは1%以上の下落となっています。
- テーマで見てもハイテクグロース関連を中心に下落しています。
- ブロックチェーン関連が-7.86%、ARKKが-5.15%、フィンテックが-4.25%と大きく下落しています。
注目セクターは以前でもブログで紹介した注目セクターの様子を中心にまとめています。
ウォッチリストのセクターやテーマ別の様子はこの様になっています。
では、この中から注目のセクターをピックアップしてお伝えしてきます。
米国株セクター騰落率マトリクスチャート(短期)
一般消費財関連【VCR】
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一般消費財関連【VCR】週間&年間 騰落率マトリクス
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一般消費財関連【VCR】チャート
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半導体関連【SOX】
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半導体関連【SOX】週間&年間 騰落率マトリクス
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半導体関連【SOX】チャート
関連記事はこちらから
フィンテック関連【FINX】
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フィンテック関連【FINX】週間&年間 騰落率マトリクス
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フィンテック関連【FINX】チャート
関連記事はこちらから
まとめ
主要指数と市場の様子
- 11月16日の米国株式市場は反落となり主要3指数ともに下落となっています。
- ダウは-0.12%の小幅安、S&P500は-0.83%、NASDAQ総総合指数は-1.54%(NASDAQ100は-1.45%)となっています。
- ディスカウント、小売大手のターゲット【TGT】(-13.06%)の決算が予想を下回ることによって相場全体に嫌気されています。
- ターゲットは第3四半期の決算発表で既存店売上は予想を上回ったものの1株利益(EPS)が予想を下回る形になりました。
- ターゲットに引きづられる形で百貨店のメーシーズ【M】(-8.13%)ノードストローム【JWN】(-8.03%)、靴販売のフットロッカー【FL】(-7.04%)家電販売のベストバイ【BBY】(-8.55%)などの小売銘柄は軒並み大幅な下落となりました。
- ホームセンター大手のロウズ【LOW】は取引前に決算発表を行って株価を3.01%上昇させています。
- 既存店売上、1株利益(EPS)ともに市場予想を上回る結果となっています。
- ガイダンスでも通期の見通しを上方修正しています。
- 業者向けの売上が19%上昇し、DIYの販売動向改善によって売上が順調に伸びています。
- 半導体大手のマイクロテクノロジー【MU】も-6.7%の下落となっています。
- マイクロンは市場環境の対応ということでDRAMとNANDAウエハーの約20%減産を発表しています。
- 設備投資の検討もしており、9月には2023年の支出を30%カットする方針を表明していました。
- マイクロンの発表をうけて多くの半導体銘柄の下落が目立っています。
- フィラデルフィア半導体指数のSOXは-4.26%となっています。
- トランプ前大統領が出馬表明をしたことによって、トランプ銘柄とも言えるデジタルワールドアクイジション【DWAC】(-16.08%)などの関連銘柄は下落しています。
- 出馬表明によって期待も膨らんでいましたがすでに出馬は予想されていたこともあり材料出尽くしの「事実売り」が進んだ可能性があります。
【利回り】
- 米国10年債利回りは、前日営業日より-0.08%下がっており、3.69%になっています。
- 10月の小売売上高が予想を上回ったことが伝わると売りが強まったものの、鉱工業生産が予想を下回り買い戻しが優勢になりました。
- またNAHB住宅市場指数が予想よりも弱い内容となったのも相場に影響を与えています。
【セクター&テーマ】
- 業種別でみてもS&P500の11セクターのうち9セクターが下落しています。
- 公益と生活必需品は若干の上昇をしたものの、エネルギーと一般消費財、情報技術などは1%以上の下落となっています。
- テーマで見てもハイテクグロース関連を中心に下落しています。
- ブロックチェーン関連が-7.86%、ARKKが-5.15%、フィンテックが-4.25%と大きく下落しています。
【その他個別銘柄】
- 自動車部品販売のアドバンス・オート・パーツ【AAP】も決算を発表していますが大幅(-15.0%)に下落しています。
- 第3四半期の決算では売上高は予想の範囲内だったものの1株利益は予想を大きく下回っています。
- アナリストらは為替、コスト増加のマイナス影響が大きかったことを指摘しています。
- 第3四半期に改善が見られることを期待していた分、今回の決算は期待外れな部分が大きく下落していました。
- アパレルのTJX【TJX】も決算を発表していますが、株価は+5.19%上昇しています。
- 売上高は予想を下回りましたが、1株利益は予想を上回りました。
- ガイダンスでは通期の既存店売上は減収を見込んでいますが、上方修正となっています。
FANG+
- FANG+は全体で-2.10%と反落しています。
- 10銘柄がのうち、8銘柄が下落しており、中でもバイドゥが-4.96%、半導体のエヌビディアが-4.54%、テスラが-3.88%、メタが-3.29%と大幅に下落しています。
- 上昇したのはグーグル(アルファベット)が+0.42%、マイクロソフトが+0.18%と若干の上昇でした。
- 週間(7日間)でみれば、8銘柄が上昇していますし、一時的な下落といえるのか、まだまだこれから下落するのかは読めません。
- 下落しているのはマイクロソフトで-0.51%、テスラが-1.99%となっています。
- 7日間で上昇しているのはアリババが+12.03%、ネットフリックスが+11.29%、バイドゥが+10.03%と3銘柄が2桁の上昇率となっています。
米国株市場全体の状況やニュース、注目株、決算状況についてはこちらから
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