この記事では前日の株式市場の推移の変化と注目セクターの個別銘柄の様子についてお伝えしていく記事になります。
では早速本日のまとめから行きます!
本日の概要(まとめ)
主要指数と市場の様子
- 11月8日の米国株式市場は主要3指数が揃って上昇し続伸となっています。
- ダウは1.02%上昇しています。
- S&P500も一時下落する場面もありましたが+0.56%となりました。
- ハイテク中心のNASDAQ総合指数も+0.49%(NASDAQ100は+0.75%)となりました。
- アメリカ中間選挙で政府と議会との「ねじれ」に対する期待感から株高が続く形になっています。
- 仮想通貨市場では大きな下落があり、ビットコインなどが急落しています。
- 仮想通貨取引交換業者のFTXを取引所大手のバイナンスが買収するというニュースがあり仮想通貨市場は大荒れでした。
- 買収発表を受け、一時上昇していましたがFTXへの疑念などからビットコインは一時17%安となったり、関連の銘柄は大きく下落しています。
- マイクロストラテジー【MSTR】は-20.55%下落、ライオット・ブロックチェーン【RIOT】は-7.30%、コインベース【COIN】は-10.78%、と大幅に下落しています。
- S&P500のうち値上がりした銘柄が値下がりした銘柄より2.5対1と上回っています。
【金利】
- 米国10年債利回りは+0.09%と前日よりも下がり4.12%となっています。
- 本日投開票される中間選挙、10日のCPI(消費者物価指数)の発表などを控えて買いが入っていました。
【セクター】
- 業種別でみてもS&P500の全11セクターのうち10セクターが上昇しています。
- 下落したのは一般消費財で唯一の下落となっています。
- 最も上昇したのは、素材セクターで、+1.68%となっています。
【個別銘柄情報】
- 決算が前日の引け後にあったゲーム開発のテイクツー・インタラクティブ【TTWO】は-13.68%大きく株価をさげています。
- 7月-9月期の1株利益(EPS)、売上高ともに予想を下回り、ガイダンスでも通期の見通しを下方修正しています。
- 旅行関連企業のトリップアドバイザー【TRIP】も決算発表後、株価を-17.31%と大きく下げています。
- 7月-9月期の決算発表では売上高は予想を上回ったものの、EPSは予想を下回っていました。
- ホテル部門は好調でした。
- 前日の引け後に決算発表をした配車関連のリフト【LYFT】も-22.91%と大幅下落しています。
- 売上は予想範囲だったものの、EBITDAは予想を上回っています。
- しかしながらガイダンスに対して投資家は嫌気しており、第4四半期の予想売上は市場予想を下回っています。
- ダウ銘柄のアムジェン【AMGN】は+5.55%と好調でダウ平均を押し上げていました。
- 肥満治験薬の臨床試験によって、平均体重の減少を示したということで、アナリストからの目標株価の引き上げにつながっています。
- ディズニー【DIS】が取引終了後に決算発表をおこなっており、小幅な下落となっており時間願では-6%の大幅安となっています。
- EPSと売上高は市場予想を下回っています。
- ディズニープラスの加入者+1210万人と予想以上に増加していました。
- ただ番組制作費やグローバル展開のコスト、広告収入の低迷などのコストが嵩んでいることが懸念されています。
FANG+
- FANG+は全体で+0.15%と小幅に上昇していました。
- 10銘柄のうち6銘柄が上昇しており、中でもエヌビディアが+2.10%と好調で、半導体全体も割りと好調でした。
- 下落したのはテスラが-2.93%と下落しており、アリババも-2.29%と全体を引き下げており、アマゾン、メタは小幅な下げとなっています。
テーマ&セクター考察
- セクターで見ても多くのセクターが上がっていましたが、テーマでみたら局所的に下落しているテーマもありました。
- 特に下落した板のはブロックチェーン仮想通貨関連でブロックチェーン関連ETFの【BKCH】は-6.84%と大幅に下落しています。
- またトリップアドバイザー【TRIP】が決算で大幅下落したのを受けて旅行関連銘柄も1.18%と下落しています。
- 逆に大きく上昇したテーマは数多くありました。
- 特に金鉱株は金価格の上昇に伴い大きく上昇していました。
- またサイバーセキュリティ関連も+3.57%と上昇しています。
- 気候変動対策などが国際会議で話し合われているためか、クリーンエネルギー関連も上昇していました。
目次のリンクをクリックで気になる場所にジャンプできるわよ
目次:
- 本日の概要(まとめ)
- 2022年11月8日の米国株市場全体
- 大型&小型株とグロースとバリュー株
- S&P500の11セクターの様子
- 個別銘柄ニュース
- FANG+の様子
- 注目セクターの様子
- ブロックチェーン関連【BKCH】
- ヘルスケア関連【VHT】
- 旅行関連【AWAY】
- まとめ
2022年11月8日の米国株市場全体
全体の相場感としてはこの様になっています。
米国債
チェックポイント
- 米国10年債利回りは+0.09%と前日よりも上昇し4.12%となっています。
- 本日投開票される中間選挙、10日のCPI(消費者物価指数)の発表などを控えて買いが入っていました。
おすすめ書籍
- 金利の勉強のために私が読んで非常にわかりやすく面白かった書籍になります。
リンク
主要指数 週間&半年バブルチャート
大型&小型株とグロースとバリュー株
S&P500の11セクターの様子
セクターの様子に加えて、テーマ別の様子は後述します。
主要指数相場チャート
◆
◆
個別銘柄ニュース
テイクツー・インタラクティブ【TTWO】
NEWS
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- 決算が前日の引け後にあったゲーム開発のテイクツー・インタラクティブ【TTWO】は-13.68%大きく株価をさげています。
- 7月-9月期の1株利益(EPS)、売上高ともに予想を下回り、ガイダンスでも通期の見通しを下方修正しています。
【TTWO】銘柄の概要
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■テイクツー・インタラクティブ・ソフトウエアは米国ゲームソフトウエアを開発、制作、販売。「プレイステーション」、「Xbox 360」、「XboxOne」、「Wii」の据置型ゲーム機と携帯ゲーム機、また、パソコンやスマートフォン向けにソフトウエアを提供。米国のほか、日本、中国、韓国、欧州、カナダで事業を展開。*1
最新の株価・銘柄の紹介、財務・銘柄のニュース記事
トリップアドバイザー【TRIP】
NEWS
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- 旅行関連企業のトリップアドバイザー【TRIP】も決算発表後、株価を-17.31%と大きく下げています。
- 7月-9月期の決算発表では売上高は予想を上回ったものの、EPSは予想を下回っていました。
- ホテル部門は好調でした。
【TRIP】銘柄の概要
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■トリップアドバイザーはオンライン旅行コニュニティサイトを運営する米国大手。 旅行者の口コミ情報を提供し、ホテルやレストラン、観光名所などをランキング評価などを掲載する。米国での「tripadvisor.com」に加え、その他33カ国でローカル版を提供する。ウェブサイト上で旅行者が直接旅行の予約をすることも可能で、広告主へのリンクも提供。*2
最新の株価・銘柄の紹介、財務・銘柄のニュース記事
リフト【LYFT】
NEWS
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- 前日の引け後に決算発表をした配車関連のリフト【LYFT】も-22.91%と大幅下落しています。
- 売上は予想範囲だったものの、EBITDAは予想を上回っています。
- しかしながらガイダンスに対して投資家は嫌気しており、第4四半期の予想売上は市場予想を下回っています。
【LYFT】銘柄の概要
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■リフトは米国の配車サービス企業。米国とカナダにおいて、オンラインで配車(ライドシェアリング)サービスを展開する。さまざまな乗車プランから、顧客とドライバーをアプリを通じてマッチングさせ、請求、支払い、サポート、評価などをアプリ上で行うシステム。同社はまた、都市部におけるバイクシェアリングサービスも手掛ける。本社所在地はカリフォルニア州サンフランシスコ。*3
最新の株価・銘柄の紹介、財務・銘柄のニュース記事
- 配車サービス、自動運転銘柄
アムジェン【AMGN】
NEWS
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- ダウ銘柄のアムジェン【AMGN】は+5.55%と好調でダウ平均を押し上げていました。
- 肥満治験薬の臨床試験によって、平均体重の減少を示したということで、アナリストからの目標株価の引き上げにつながっています。
【AMGN】銘柄の概要
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■アムジェンはバイオ医薬品メーカーで、高度な細胞生物学と分子生物学に基づく治療薬の開発、製造、販売を展開する。特にがん、腎臓病、炎症、腫瘍学の分野での治療薬の開発に注力、製品は診療所、透析センター、病院に販売される。主要製品は、がん化学療法中の患者や透析患者向けの貧血症治療剤「アラネスプ」、白血球減少症治療剤「ニューラスタ」など。*4
最新の株価・銘柄の紹介、財務・銘柄のニュース記事
- NYダウ構成銘柄
- S&P500構成銘柄
- NASDAQ100構成銘柄
ウォルト・ディズニー【DIS】
NEWS
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- ディズニー【DIS】が取引終了後に決算発表をおこなっており、小幅な下落となっており時間願では-6%の大幅安となっています。
- EPSと売上高は市場予想を下回っています。
- ディズニープラスの加入者+1210万人と予想以上に増加していました。
- ただ番組制作費やグローバル展開のコスト、広告収入の低迷などのコストが嵩んでいることが懸念されています。
【DIS】銘柄の概要
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■ウォルト・ディズニーは米国の総合エンターテインメント企業。メディア部門ではABCテレビとその他8局に加え、「ESPN」、「ABCファミリー」などのケーブルチャンネル、ESPNラジオネットワーク、ラジオ局35局を運営。リゾート部門はフロリダ州で「ディズニー・ワールド」、カリフォルニア州で「ディズニー・リゾート」を所有。劇場映画やDVDの制作も行う。*5
最新の株価・銘柄の紹介、財務・銘柄のニュース記事
FANG+の様子
私の一番の投資先であるFANG+の様子をまずは見ていきます。
チェックポイント
- FANG+は全体で+0.15%と小幅に上昇していました。
- 10銘柄のうち6銘柄が上昇しており、中でもエヌビディアが+2.10%と好調で、半導体全体も割りと好調でした。
- 下落したのはテスラが-2.93%と下落しており、アリババも-2.29%と全体を引き下げており、アマゾン、メタは小幅な下げとなっています。
FANG+ 月間&年間騰落率マトリクス
FANG+個別チャート
◆
◆
注目セクターの様子
S&P500の11セクターの様子
昨晩のセクター&テーマ一覧
注目セクターは以前でもブログで紹介した注目セクターの様子を中心にまとめています。
テーマ&セクター考察
- セクターで見ても多くのセクターが上がっていましたが、テーマでみたら局所的に下落しているテーマもありました。
- 特に下落した板のはブロックチェーン仮想通貨関連でブロックチェーン関連ETFの【BKCH】は-6.84%と大幅に下落しています。
- またトリップアドバイザー【TRIP】が決算で大幅下落したのを受けて旅行関連銘柄も1.18%と下落しています。
- 逆に大きく上昇したテーマは数多くありました。
- 特に金鉱株は金価格の上昇に伴い大きく上昇していました。
- またサイバーセキュリティ関連も+3.57%と上昇しています。
- 気候変動対策などが国際会議で話し合われているためか、クリーンエネルギー関連も上昇していました。
では、この中から注目のセクターをピックアップしてお伝えしてきます。
ブロックチェーン関連【BKCH】
◆
◆
ブロックチェーン関連【BKCH】週間&年間 騰落率マトリクス
◆
◆
ブロックチェーン関連【BKCH】チャート
◆
◆
ヘルスケア関連【VHT】
◆
◆
◆
ヘルスケア関連【VHT】チャート
◆
◆
旅行関連【AWAY】
◆
◆
旅行関連【AWAY】週間&年間 騰落率マトリクス
◆
◆
旅行関連【AWAY】チャート
関連記事はこちらから
まとめ
主要指数と市場の様子
- 11月8日の米国株式市場は主要3指数が揃って上昇し続伸となっています。
- ダウは1.02%上昇しています。
- S&P500も一時下落する場面もありましたが+0.56%となりました。
- ハイテク中心のNASDAQ総合指数も+0.49%(NASDAQ100は+0.75%)となりました。
- アメリカ中間選挙で政府と議会との「ねじれ」に対する期待感から株高が続く形になっています。
- 仮想通貨市場では大きな下落があり、ビットコインなどが急落しています。
- 仮想通貨取引交換業者のFTXを取引所大手のバイナンスが買収するというニュースがあり仮想通貨市場は大荒れでした。
- 買収発表を受け、一時上昇していましたがFTXへの疑念などからビットコインは一時17%安となったり、関連の銘柄は大きく下落しています。
- マイクロストラテジー【MSTR】は-20.55%下落、ライオット・ブロックチェーン【RIOT】は-7.30%、コインベース【COIN】は-10.78%、と大幅に下落しています。
- S&P500のうち値上がりした銘柄が値下がりした銘柄より2.5対1と上回っています。
【金利】
- 米国10年債利回りは+0.09%と前日よりも下がり4.12%となっています。
- 本日投開票される中間選挙、10日のCPI(消費者物価指数)の発表などを控えて買いが入っていました。
【セクター】
- 業種別でみてもS&P500の全11セクターのうち10セクターが上昇しています。
- 下落したのは一般消費財で唯一の下落となっています。
- 最も上昇したのは、素材セクターで、+1.68%となっています。
【個別銘柄情報】
- 決算が前日の引け後にあったゲーム開発のテイクツー・インタラクティブ【TTWO】は-13.68%大きく株価をさげています。
- 7月-9月期の1株利益(EPS)、売上高ともに予想を下回り、ガイダンスでも通期の見通しを下方修正しています。
- 旅行関連企業のトリップアドバイザー【TRIP】も決算発表後、株価を-17.31%と大きく下げています。
- 7月-9月期の決算発表では売上高は予想を上回ったものの、EPSは予想を下回っていました。
- ホテル部門は好調でした。
- 前日の引け後に決算発表をした配車関連のリフト【LYFT】も-22.91%と大幅下落しています。
- 売上は予想範囲だったものの、EBITDAは予想を上回っています。
- しかしながらガイダンスに対して投資家は嫌気しており、第4四半期の予想売上は市場予想を下回っています。
- ダウ銘柄のアムジェン【AMGN】は+5.55%と好調でダウ平均を押し上げていました。
- 肥満治験薬の臨床試験によって、平均体重の減少を示したということで、アナリストからの目標株価の引き上げにつながっています。
- ディズニー【DIS】が取引終了後に決算発表をおこなっており、小幅な下落となっており時間願では-6%の大幅安となっています。
- EPSと売上高は市場予想を下回っています。
- ディズニープラスの加入者+1210万人と予想以上に増加していました。
- ただ番組制作費やグローバル展開のコスト、広告収入の低迷などのコストが嵩んでいることが懸念されています。
FANG+
- FANG+は全体で+0.15%と小幅に上昇していました。
- 10銘柄のうち6銘柄が上昇しており、中でもエヌビディアが+2.10%と好調で、半導体全体も割りと好調でした。
- 下落したのはテスラが-2.93%と下落しており、アリババも-2.29%と全体を引き下げており、アマゾン、メタは小幅な下げとなっています。
テーマ&セクター考察
- セクターで見ても多くのセクターが上がっていましたが、テーマでみたら局所的に下落しているテーマもありました。
- 特に下落した板のはブロックチェーン仮想通貨関連でブロックチェーン関連ETFの【BKCH】は-6.84%と大幅に下落しています。
- またトリップアドバイザー【TRIP】が決算で大幅下落したのを受けて旅行関連銘柄も1.18%と下落しています。
- 逆に大きく上昇したテーマは数多くありました。
- 特に金鉱株は金価格の上昇に伴い大きく上昇していました。
- またサイバーセキュリティ関連も+3.57%と上昇しています。
- 気候変動対策などが国際会議で話し合われているためか、クリーンエネルギー関連も上昇していました。
米国株市場全体の状況やニュース、注目株、決算状況についてはこちらから
Next GAFAMはこれだ!?マウントサース!
意見を聞かせてください!
twitterで毎日投資成績をつぶやいています!
twitterでも毎日の投資成績と指標の差などをつぶやいています。Follow @uminoxhiro
関連記事:ポートフォリオに関する記事
この記事は、月々の金融商品の記録を行っています。
関連記事:投資へのパフォーマンス向上のライフハック系記事
投資関連書籍ランキング【投資初心者おすすめ本】
参加お題
この記事が参加しているお題(クリックで下に表示します)