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今回は、今更ではありますが新型コロナのワクチン銘柄をまとめていきたいと思っています。
ファイザーやモデルナといった日本でもおなじみのワクチンだけではなく他のワクチン銘柄や共同開発を行っている企業の情報もまとめてい行きます。
また治療薬についても新型コロナワクチン・治療薬銘柄として扱いたいと思います。 2020年にアメリカでのワクチン開発通称「ワープスピード計画」に採用された5つのグループをワクチン銘柄としております。
新型コロナワクチン銘柄
- ファイザー【PFE】
- バイオンテック【BNTX】
- モデルナ【MRNA】
- アストラゼネカ【AZN】
- ジョンソン&ジョンソン【JNJ】
- ノババックス【NVAX】
- エマージェント【EBS】
- 武田薬品工業【TAK】
新型コロナ治療薬銘柄
- メルク【MRK】
- リジェネロン【REGN】
- イーライリリー【LLY】
- ギリアド・サイエンシズ【GILD】
ワクチン銘柄
ファイザー【PFE】
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■ファイザーは米国大手医薬品メーカー。循環器系、中枢神経系、鎮痛・抗炎症系、筋骨格系、感染症、泌尿器系、眼科系、ガン、内分泌系、ワクチンの薬剤を開発、製造、販売する。主要製品は「セレブレックス」、「チャンテックス」、「リピトール」、「リリカ」、「バイアグラ」など。新型コロナウイルス感染症ワクチンを開発。本社所在地はニューヨーク。*1
- S&P500構成銘柄
- ワクチン銘柄
バイオンテック【BNTX】
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■バイオンテックはドイツのバイオテクノロジー企業。がんやその他の重篤な疾患に対する新規治療法の開発に従事する。同社のがん領域のポートフォリオには、市販または個別化されたmRNAベースの免疫療法、キメラ抗原受容体T細胞療法、新たな標的がん抗体、低分子免疫調整薬が含まれる。また、さまざまな感染症を対象としたmRNAワクチンを開発する。本社所在地はマインツ。*2
- ワクチン銘柄
モデルナ【MRNA】
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■モデルナは米国のバイオ医薬品メーカー。メッセンジャーRNA(mRNA)を利用した医薬品を開発する。細胞に指令を出し、細胞内たんぱく質を生成する新しい治療法により予防ワクチン、がんワクチン、腫瘍内免疫療法、局所再生治療法、全身細胞内治療法などのパイプラインを保有。新型コロナウイルス感染症ワクチンを開発。本社所在地はマサチューセッツ州ケンブリッジ。*3
- NASDAQ100構成銘柄
- ワクチン銘柄
アストラゼネカ【AZN】
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■アストラゼネカはイギリスの大手製薬企業。循環器、消化器、感染症、神経科学、腫瘍、呼吸器関連の医療用医薬品を提供。中国、ブラジル、インド、ロシアなどの新興諸国を含む100カ国超で事業を展開。主要製品は乳がん治療薬、高コレステロール症治療薬、抗精神病薬、喘息治療薬、心不全治療薬、前立腺がん治療薬、高血圧・狭心症治療薬など。本社はロンドン。*4
- ワクチン銘柄
ジョンソン&ジョンソン【JNJ】
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■ジョンソン&ジョンソンは米国の医療・ヘルスケア企業。事業部門は消費者関連、医薬品、医療機器・診断で構成される。主に目薬、鎮痛剤、胃腸薬などの一般用医薬品や栄養補助食品、抗感染、精神疾患、心循環器疾患などの治療薬を製造・販売する。また臨床検査機器や診断薬を扱う。新型コロナウイルス感染症ワクチンを開発。本社所在地はニュージャージー州。*5
- NYダウ構成銘柄
- S&P500構成銘柄
- 新型コロナ:ワクチン銘柄
ノババックス【NVAX】
日本でも9月にニュースがあったようにノババックスの新型コロナウイルス用のワクチンが2022年の供給を目指すと報道がありました。
日本では武田薬品工業が製造を委託されています。
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■ノババックスは、臨床段階の米国バイオ医薬品企業。組換えナノ粒子ワクチンおよび抗原性補強剤の発見、開発、商業化に従事する。呼吸器合胞体ウイルス、季節性インフルエンザと新型インフルエンザのための臨床開発などの感染症に対象を当て遺伝子組み換えによるワクチンを開発する。*6
- ワクチン銘柄
エマージェント・バイオソリューションズ【EBS】
エマージェント・バイオソリューションズはジョンソン&ジョンソンのワクチンを製造委託を受けていましたが、2021年3月にボルチモア工場の製造ミスによってワクチンの廃棄などがありました。
またアストラゼネカの製造も委託しておりカナダ、メキシコにワクチンの供給を行っています。
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■エマージェント・バイオソリューションズは米国の製薬メーカー。医療ニーズと新興の健康への脅威に対処する製品を開発、製造。感染症の炭疽菌などバイオテロや生物戦の可能性のある薬剤対策の開発・供給を政府支援で行う。市販されている主な製品は「BioThrax」。その他、慢性リンパ球性白血病など腫瘍学対象の臨床を展開中。*7
- ヘルスケア・バイオ・製薬銘柄
武田薬品工業【TAK】
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■消化器系や癌などの疾患の治療に用いる、プロテアソーム阻害剤NINLAROなどを開発・製造・販売する。また、CD30モノクロナール抗体などを開発する。潰瘍性大腸炎・副甲状腺機能低下症・多発性骨髄腫・末梢T細胞性リンパ腫などの治療に有効。*8
新型コロナ治療薬銘柄
メルク【MRK】
メルクはワクチン開発は(2021年1月)断念したものの治療薬「モルヌピラビル」を開発し販売します。
「モルヌピラビル」はウイルスの増殖を防ぐとされれる飲み薬です。
2021年度中に最終段階の治験が終わり有効性などが確認できれば緊急使用許可が降りる予定です。
またワクチン開発は断念したものの、ジョンソン&ジョンソンと提携しワクチン製造の増産の手助けをするということもあり、ワクチン銘柄でもあり治療薬銘柄ともいえます。
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■メルクは米国の医薬品大手。医薬品、ワクチン、動物用医薬品、コンシューマーケア製品の発見、開発、製造、販売を行う。循環器・糖尿病、がん、骨・呼吸器、皮膚科・眼科、感染症、中枢神経、女性疾患の分野でブランドを展開。ペット用ワクチンや予防薬を提供。抗ヒスタミン剤「クラリトン」や便秘薬「ミララックス」などを扱う。*9
リジェネロン・ファーマシューティカルズ【REGN】
リジェネロンファーマシューティカルの新型コロナ向けの抗体治療薬「REGN-COV2」が予防にもあるとして期待されています。
治験の分析結果も新型コロナの感染リスクを81%低減させるという結果を発表しています。(2021年4月13日)
FDA(米食品医薬品局)は予防治療にも使用可能とする許可もだしており、軽度から中程度の症状が出ている患者に対して対象とされました。
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■リジェネロン・ファーマシューティカルズは米国の大手バイオ医薬品会社。主にがん、眼病、炎症に対する治療薬の開発、製造、販売に従事。主要な製品は加齢黄斑変性症と網膜中心静脈閉塞の黄斑浮腫治療薬「EYLEA」、転移性結腸直腸がん治療薬「ZALTRAP」、抗炎症剤「ARCALYST」など。本社はニューヨーク州。*10
- S&P500構成銘柄
- 新型コロナ(COVID-19)抗体薬・ワクチン銘柄
イーライリリー【LLY】
イーライリリーのリウマチ薬「バリシチニブ」もコロナの治療薬向けに転用されます。
日本国内でも3種類目となる治療薬の承認となっています。
レムデシビルとの併用での使用で回復までの時間が短縮されている報告が出ています。
「バムラニビマブ」および「エテセビマブ」の併用療法については変異株に対して有効性が示せていないため配布の一時停止の発表をしています。
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■イーライ・リリーは米国の製薬会社。主にヒトと動物用医薬品の開発・製造・販売に従事する。同社ヒト医薬品は糖尿病などの内分泌系、神経系、心臓血管系の疾患やがんに対する治療薬を含み、インスリン製剤「Humalog」が主力。動物用医薬品はエランコ・アニマル・ヘルスにおいて、牛・豚・鶏向けの抗生物質やペット用医薬品を扱う。本社所在地はインディアナポリス。*11
- S&P500構成銘柄
- ヘルスケア関連銘柄
コロナとは少しずれるけどイーライリリーのアルツハイマー治療薬の「ドナネマブ」はFDAに画期的治療薬(ブレークスルーセラピー)として指定されてるから期待できるね
ギリアド・サイエンシズ【GILD】
ギリアド・サイエンシズの「レムデシビル」はすでに緊急使用承認を獲得しておりギリアドは治療薬銘柄としても有力となっております。
ただ実際はレムデシビルに関してはそこまで大きな効果が期待できないという話もあるため治療薬の開発競争はまだまだ続いていきそうです。
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■ギリアド・サイエンシズは米国の医薬品会社。主要製品は抗HIV薬の「ツルバダ」、「アトリプラ」、B型肝炎治療薬「ヘプセラ」、「ビリアード」、侵襲性真菌感染症治療薬「アンビゾーム」、肺動脈高血圧症治療薬「レタイリス」、サイトメガロウイルス性網膜炎治療薬「ビスタイド」、慢性狭心症治療薬「ラネクサ」など。本社はカリフォルニア州。*12
- S&P500構成銘柄
- NASDAQ100構成銘柄
- ワクチン銘柄
ビアバイオテクノロジー【VIR】
2016年創業で2020年にIPOしたばかりのバイオ企業ですが非常に期待のできる銘柄です。
開発者には元バイオジェン【BIIB】やギリアドなどで数多くの実績を出した人たちが中心となっており、ビル・ゲイツや、ソフトバンクなどからも出資を受けています。
ギリアドの「レムデシビル」の効果が十分ではないためビアバイオの「VIR-7831」「VIR-7832」の治療薬が期待されています。
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■ヴィル・バイオテクノロジーは米国のバイオテクノロジー企業。最先端の技術とともに免疫学的見識において、重症感染症の予防や治療薬の研究・開発に焦点を当てる。B型肝炎ウイルス(HBV)、インフルエンザA、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、結核菌などを対象とする開発パイプラインを保有する。本社所在地はサンフランシスコ。*13
- 新型コロナワクチン、治療薬銘柄
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