この記事では前日の株式市場の推移の変化と注目セクターの個別銘柄の様子についてお伝えしていく記事になります。
では早速本日のまとめから行きます!
本日の概要(まとめ)
- 11月23日の米国株式市場は主要3指数とも上昇しています。
- ダウは+0.28%、S&P500は+0.59%、NASDAQ総合指数は+0.99%となっています。
- 公表された11月開催のFOMC(米国連邦公開市場委員会)の議事要旨では政策立案者の大多数が利上げペース鈍化が適切になるとの見方を示したことになり株式相場に追い風となっています。
- 11月1、2日二開催冴えたFOMC以降物価上昇の圧力は弱まりつつあり、小幅での利上げによってインフレ抑制は可能であるという見方が強まっています。
- また24日は感謝祭ということで休場となるため、薄商いとなっていました。
- 経済指標の結果もまちまちで若干の反応はあったものの結果として株式相場の支援につながっています。
【利回り】
- 米国10年債利回りは、3.69%となり前日より-0.07%低くなっています。
- 低調な経済指標の発表やFOMCの議事要旨での結果を受けて債券買いがはっています。
【セクター】
- 業種別にみても、S&P500の11セクターのうち、エネルギーセクターを除く10セクターが上昇しています。
- 一般消費財、コミュニケーション、公益は1%を超える上昇となっています。
- エネルギーセクターは原油価格の下落もあり-1.16%と下落しています。
- テーマ別に見ても、大型のテックが全体を引っ張っており、ハイテク関連などが上昇している傾向があります。
- 特にクラウドやソーシャルメディア関連、メタバースなどが好調でした。
- また仮想通貨も上昇しておりブロックチェーン関連銘柄も好調です。
- 決算があったディーア【DE】が好調だったため農業関連銘柄のETFの【MOO】は+0.94%となっています。
- 下落していたのは、エネルギー関連で天然ガスや鉄鋼なども若干下落しています。
【個別銘柄】
- 農作機械のディーア【DE】が決算発表を行い株価を5.03%と上昇させています。
- 取引前に発表をおこなった第4四半期の決算では1株利益(EPS)、売上高ともに予想を上回っています。
- またガイダンスでも予想を上回る純利益の見通しを提示していました。
- 農産物の価格上昇に伴って、トラクターなどの需要が増え、サプライチェーンの制約が緩和されたことが売上増につながっています。
- 来年は純利益が過去最高に急増すると予想されています。
- アマゾン【AMZN】は劇場公開用に10億ドル規模の予算を投資する計画があると報道されており、株価を1%上昇させています。
- ブルームバーグの報道によれば、インターネット企業による映画館への取り組みは過去最大規模になるとされ、年間で12本から15本の劇場公開を予定しています。
- ストリーミング配信のネットフリックスのオリジナル作品は劇場公開を避けていますが、アマゾンは前向き姿勢でしたがこれまで多くの資金をそこまで割いていたわけではありません。
- この報道によって、AMC【AMC】(+4.37%)やシネマーク【CNK】(12.63%)などの映画関連銘柄も上昇しています。
- FANG+は全体で+2.07%と上昇しています。
- 構成する10銘柄すべてが上昇しており、中でもテスラは投資判断の引き上げなどもあり+7.82%となっています。
- またアリババ、エヌビディアは3%の上昇で、アマゾンも報道があったように+1%上昇していました。
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目次:
- 本日の概要(まとめ)
- 2022年11月23日の米国株市場全体
- 大型&小型株とグロースとバリュー株
- S&P500の11セクターの様子
- 個別銘柄ニュース
- FANG+の様子
- 注目セクターの様子
- 農業ビジネス関連【MOO】
- エネルギー関連【VDE】
- クラウド関連銘柄【CLOU】
- まとめ
2022年11月23日の米国株市場全体
全体の相場感としてはこの様になっています。
米国債
- 米国10年債利回りは、3.69%となり前日より-0.07%低くなっています。
- 低調な経済指標の発表やFOMCの議事要旨での結果を受けて債券買いがはっています。
- 金利の勉強のために私が読んで非常にわかりやすく面白かった書籍になります。
主要指数 週間&半年バブルチャート
大型&小型株とグロースとバリュー株
大型のグロースが調子良かったみたいだね!
S&P500の11セクターの様子
- 業種別にみても、S&P500の11セクターのうち、エネルギーセクターを除く10セクターが上昇しています。
- 一般消費財、コミュニケーション、公益は1%を超える上昇となっています。
- エネルギーセクターは原油価格の下落もあり-1.16%と下落しています。
セクターの様子に加えて、テーマ別の様子は後述します。
主要指数相場チャート
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個別銘柄ニュース
ディーア【DE】
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- 農作機械のディーア【DE】が決算発表を行い株価を5.03%と上昇させています。
- 取引前に発表をおこなった第4四半期の決算では1株利益(EPS)、売上高ともに予想を上回っています。
- またガイダンスでも予想を上回る純利益の見通しを提示していました。
- 農産物の価格上昇に伴って、トラクターなどの需要が増え、サプライチェーンの制約が緩和されたことが売上増につながっています。
- 来年は純利益が過去最高に急増すると予想されています。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■ディーアは農業機械、建設機械の米国大手メーカー。農業・芝生機械部門はトラクター、コンバイン、種まき機などの農業機械と関連部品の製造、家庭用芝刈り機や園芸用トラクターのほか、ゴルフ場機械、作業車も取り扱う。「ジョン・ディーア」が主要ブランド名。建設・林業機械部門はブルドーザ、フォークリフト、伐採機やスキッダーなどを含む。*1
アマゾン(Amazon.com)【AMZN】
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- アマゾン【AMZN】は劇場公開用に10億ドル規模の予算を投資する計画があると報道されており、株価を1%上昇させています。
- ブルームバーグの報道によれば、インターネット企業による映画館への取り組みは過去最大規模になるとされ、年間で12本から15本の劇場公開を予定しています。
- ストリーミング配信のネットフリックスのオリジナル作品は劇場公開を避けていますが、アマゾンは前向き姿勢でしたがこれまで多くの資金をそこまで割いていたわけではありません。
- この報道によって、AMC【AMC】(+4.37%)やシネマーク【CNK】(12.63%)などの映画関連銘柄も上昇しています。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■アマゾン・ドット・コムは米国のオンライン小売最大手・テクノロジー企業。日用品、書籍、CD・DVD、ゲーム、家電、衣料品など広範な商品販売を世界各地で運営し、出品・受注・梱包・発送サービスを行い、会員制「アマゾンプライム」を展開。クラウド、デジタルストリーミング・サービスを提供、オンライン薬局も展開する。本社所在地はシアトル。*2
- S&P500構成銘柄
- NASDAQ100構成銘柄
- FANG+構成銘柄
- ネットショッピング関連銘柄【Eコマース銘柄】
AMCエンターテインメント【AMC】
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■AMCエンターテインメント・ホールディングスは、米国の演劇事業の持株会社。AMCエンターテインメント、アメリカン・マルチシネマなどの子会社や間接子会社を通じ、主に米国の首都圏に位置する劇場でサービスを展開。主に北米で合計4976スクリーンを持つ345映画館の持分を所有し、運営する。カンザス州のリーウッドに本社を置く。*3
FANG+の様子
私の一番の投資先であるFANG+の様子をまずは見ていきます。
- FANG+は全体で+2.07%と上昇しています。
- 構成する10銘柄すべてが上昇しており、中でもテスラは投資判断の引き上げなどもあり+7.82%となっています。
- またアリババ、エヌビディアは3%の上昇で、アマゾンも報道があったように+1%上昇していました。
FANG+ 月間&年間騰落率マトリクス
FANG+個別チャート
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注目セクターの様子
S&P500の11セクターの様子
セクター&テーマ騰落率
昨晩のセクター&テーマ一覧
- 業種別にみても、S&P500の11セクターのうち、エネルギーセクターを除く10セクターが上昇しています。
- 一般消費財、コミュニケーション、公益は1%を超える上昇となっています。
- エネルギーセクターは原油価格の下落もあり-1.16%と下落しています。
- テーマ別に見ても、大型のテックが全体を引っ張っており、ハイテク関連などが上昇している傾向があります。
- 特にクラウドやソーシャルメディア関連、メタバースなどが好調でした。
- また仮想通貨も上昇しておりブロックチェーン関連銘柄も好調です。
- 決算があったディーア【DE】が好調だったため農業関連銘柄のETFの【MOO】は+0.94%となっています。
- 下落していたのは、エネルギー関連で天然ガスや鉄鋼なども若干下落しています。
注目セクターは以前でもブログで紹介した注目セクターの様子を中心にまとめています。
では、この中から注目のセクターをピックアップしてお伝えしてきます。
米国株セクター騰落率マトリクスチャート(中長期)
米国株セクター騰落率マトリクスチャート(短期)
農業ビジネス関連【MOO】
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農業ビジネス関連【MOO】週間&年間 騰落率マトリクス
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農業ビジネス関連【MOO】チャート
エネルギー関連【VDE】
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エネルギー関連【VDE】週間&年間 騰落率マトリクス
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エネルギー関連【VDE】チャート
クラウド関連銘柄【CLOU】
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クラウド関連銘柄【CLOU】週間&年間 騰落率マトリクス
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クラウド関連銘柄【CLOU】チャート
まとめ
- 11月23日の米国株式市場は主要3指数とも上昇しています。
- ダウは+0.28%、S&P500は+0.59%、NASDAQ総合指数は+0.99%となっています。
- 公表された11月開催のFOMC(米国連邦公開市場委員会)の議事要旨では政策立案者の大多数が利上げペース鈍化が適切になるとの見方を示したことになり株式相場に追い風となっています。
- 11月1、2日二開催冴えたFOMC以降物価上昇の圧力は弱まりつつあり、小幅での利上げによってインフレ抑制は可能であるという見方が強まっています。
- また24日は感謝祭ということで休場となるため、薄商いとなっていました。
- 経済指標の結果もまちまちで若干の反応はあったものの結果として株式相場の支援につながっています。
【利回り】
- 米国10年債利回りは、3.69%となり前日より-0.07%低くなっています。
- 低調な経済指標の発表やFOMCの議事要旨での結果を受けて債券買いがはっています。
【セクター】
- 業種別にみても、S&P500の11セクターのうち、エネルギーセクターを除く10セクターが上昇しています。
- 一般消費財、コミュニケーション、公益は1%を超える上昇となっています。
- エネルギーセクターは原油価格の下落もあり-1.16%と下落しています。
- テーマ別に見ても、大型のテックが全体を引っ張っており、ハイテク関連などが上昇している傾向があります。
- 特にクラウドやソーシャルメディア関連、メタバースなどが好調でした。
- また仮想通貨も上昇しておりブロックチェーン関連銘柄も好調です。
- 決算があったディーア【DE】が好調だったため農業関連銘柄のETFの【MOO】は+0.94%となっています。
- 下落していたのは、エネルギー関連で天然ガスや鉄鋼なども若干下落しています。
【個別銘柄】
- 農作機械のディーア【DE】が決算発表を行い株価を5.03%と上昇させています。
- 取引前に発表をおこなった第4四半期の決算では1株利益(EPS)、売上高ともに予想を上回っています。
- またガイダンスでも予想を上回る純利益の見通しを提示していました。
- 農産物の価格上昇に伴って、トラクターなどの需要が増え、サプライチェーンの制約が緩和されたことが売上増につながっています。
- 来年は純利益が過去最高に急増すると予想されています。
- アマゾン【AMZN】は劇場公開用に10億ドル規模の予算を投資する計画があると報道されており、株価を1%上昇させています。
- ブルームバーグの報道によれば、インターネット企業による映画館への取り組みは過去最大規模になるとされ、年間で12本から15本の劇場公開を予定しています。
- ストリーミング配信のネットフリックスのオリジナル作品は劇場公開を避けていますが、アマゾンは前向き姿勢でしたがこれまで多くの資金をそこまで割いていたわけではありません。
- この報道によって、AMC【AMC】(+4.37%)やシネマーク【CNK】(12.63%)などの映画関連銘柄も上昇しています。
- FANG+は全体で+2.07%と上昇しています。
- 構成する10銘柄すべてが上昇しており、中でもテスラは投資判断の引き上げなどもあり+7.82%となっています。
- またアリババ、エヌビディアは3%の上昇で、アマゾンも報道があったように+1%上昇していました。
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