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抑えておきたい!グロース株とバリュー株とは?【株式投資初心者向け】

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  • 最終更新日時:

 

株式投資初心者の人には様々な用語が多く出てくる中で抑えておきたいいくつかの用語があります。

今回は、「グロース株」「バリュー株」について解説していきます。

グロース株、バリュー株とはなんなのかということと、さらに掘り下げて具体的な銘柄などもご紹介していきたいと思います。

 

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(初回公開日時:2020年7月14日)

 

株式で儲けるために2つの利益のとり方を知っておこう

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株式投資には2つのリターンを得る方法があります。

それは、キャピタルゲインとインカムゲインです。

キャピタルゲイン

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キャピタルゲインというのは、株式を購入して売却するときの差額です。

50万円で購入した株を、100万円で売却すれば、50万円のキャピタルゲインを得るということです。(実際には税金がかかります)

これがキャピタルゲインです。

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インカムゲイン

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一方のインカムゲインというのは、基本的には株式をホールド(持ち続けて)配当益を得るというものです。

株式には、配当という制度を利用している株式があり、年に決められた日に、持っている株式の数%を「株式を持ってくれてありがとう」ということで「お小遣い」のようにもらえるものです。

 

100株持っていた場合、配当が3円であれば、300円配当日に振り込まれるようになります。

つまり、100万株を持って、配当が3円ということであれば3万円のお小遣い(配当)がもらえます。

 

株価の価値が1株100円であれば、配当が3円とすると配当利回りは3%となります。

(配当を受け取るには税金がかかりますが、今回は説明用のため無視します。)

 

  チェックポイント

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グロース株とは

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グロース株というのは、いわゆる「成長株」というニュアンスです。

グロース株での収益の得方は一般的に「キャピタルゲイン」狙いです。

 

キャピタルゲインは日本語の訳としては「売却益」という意味です。

 

購入した、株価より、「成長」を期待して購入した単価よりも「高値」で売却するという方法で収益を得ることです。

 

株式の基本(商売でも)である「安く買って高く売る」というものです。

成長性の高い株をグロース株といいます。

 

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グロース株は、現在よりも成長する株価に投資するということが基本的な戦略となりますので、新しい技術やテクノロジーなどが期待できる企業に投資していきます。

 

 

 

最近では、GAFAと呼ばれる企業が非常に有名です。

 

GAFAとは、

  • Google(アルファベット:Googleの親会社)
  • Amazon(ネット通販大手)
  • Facebook(ソーシャルメディア大手)
  • Apple(りんご)

の企業名の頭文字をあわせた造語で、これらの企業はまたたく間に成長しグロース投資家はその恩恵を受けてきました。

 

Alphabet(アルファベット【GOOGL】

Googleの持株会社である「Alphabet(アルファベット【GOOGL】)は、10年間で4倍になっています。


 

 

Amazon【AMZN】

Amazon【AMZN】は、Eコマースの売上やクラウド事業のAWS(アマゾンウェブサービス)などによって、2010年の株価約110ドルだった価格は現在は3200ドルの約29倍なっています。

Facebook【FB】

Facebook【FB】も同様に、SNSの広告事業が好調で2014年の上場時は40ドル程度だった株価は現在では250ドルとなり約5倍以上の株価になっています。


 

Apple【AAPL】

Apple【AAPL】は現時点では世界1の時価総額を誇っていますが、3年間でも成長を続けており、120ドル程度だった株価を3年で380ドルに乗せて3倍の成長をしています。

マイクロソフト【MSFT】

加えて、IT業界の巨人マイクロソフトも成長を続けておりバリュー投資家からもグロース投資家からも人気です。

 

以上の4企業にマイクロソフトを加えたいわゆる「GAFAM」と言われる企業は、年々成長を続けています。

日本の大企業とはくらべものにならないくらいの成長スピードで、日本の東証一部に上場する企業の2,169社よりもこの5社で時価総額を追い抜いたほどです。

 

 

 

たった5社で2000社の日系企業の時価総額を追い抜くってどんだけなの?

爆発力が違いすぎるよね

 

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この5社はNASDAQ市場というアメリカの株式市場に上場もしていますが、アメリカのNASDAQ総合指数はコロナショック後のダメージからすでにコロナショック前の水準を超えて、史上最高値を更新し続けています。

 

 

 

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一方の、日本市場はまだまだコロナショックの影響は大きく日経平均株価もコロナ前の水準には達していません。

(日経平均も3万円やっと超えることができています)

 

 

グロース株でキャピタルゲインを狙うのであれば、こうした活発な成長企業がたくさんあるアメリカのNASDAQや、あるいは新興国などの市場を狙うことをおすすめします。

 

グロース株投資というのは、ハイリスクハイリターンであるということを念頭に置いて成長する企業に投資する戦略を言います。

 

  チェックポイント

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バリュー株 

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一方のバリュー株というのは、価値に比重をおいて配当などのインカムゲインを狙った銘柄を指します。

 

いわゆる、高配当で安定した企業成績、株価の推移をした成熟した企業に投資する投資戦略です。

 

グロース株のように、何倍などと行った成長は見込めませんが安定したビジネスモデルや参入障壁が高い事業で安定した収益が魅力的です。

 

 

派手さはないですが、確実に堅実にそして長期的な目線で投資するスタイルになります。

 

 

S&P500の銘柄の中には3~4%を超える配当を出す企業も少なくはありません。

ミドルリスク・ミドルリターンのようなイメージです。

 

しかし、バリュー株投資はコロナショックからまだ抜け出せてない企業も現状では多く、コロナ以前の株価に戻っていないのが現状です。

(多くの銘柄がコロナ前の水準にまで持っていっます。)

 

しかしながら、バリュー投資家は「株価」よりも配当や企業の収益性や安定性を重視するため「株価」に対して一喜一憂する必要も特にはありません。

 

実際に株式をホールドし続けることによって、配当を得続けていきます。

さらにその配当を再投資することによって、「複利」を得ることで資産を最大化させています。

 

  チェックポイント

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  複利とは?

 

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有名な企業で言いますと、私が投資している 通信事業を行っている、AT&T【T】ベライゾン【VZ】などは配当は3%を超えます。

(AT&Tはすでに売却済み)

 

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ベライゾン【VZ】などの通信銘柄は高配当

 

通信銘柄というのは参入障壁も非常に高く(通信網を敷くために非常にコストが掛かったり、国の認可が必要だったりする)、さらに定期的な収益が見込めるため景気にも影響されにくく高配当銘柄としても非常に人気です。

 

AT&Tのように、事業の拡大で失敗して収益の悪化などもありますが、基本的には安定した銘柄と言えます。

またT-モバイルなども通信銘柄で人気があります。

ベライゾン、T-モバイルなどは5G関連銘柄としても高配当であり、なおかつ今後底堅く推移していくと思われます。

 

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エネルギーセクターも高配当銘柄が多い

通信銘柄以外にも、エネルギーセクターもこれまでは非常に人気でした。

石油銘柄は安定した収益が望めていましたが、長期的に見ると「環境問題」等の問題に直面するためお薦めはできませんが、高配当バリュー銘柄としていまだに人気があります。

 

例えば、エクソンモービルのような石油関連銘柄はかつては権勢を振るっていましたが、石油の需要が年々減ってきたり、コロナの影響で石油を使わなくなってくると非常に厳しい業績になってしまいます。

 

 

 

インフラとしてのエネルギーでしたが、シェール革命後、そしてコロナと景気や時代の変動中で大きく動いているのが特徴となっています。

コロナ明けの需要と、原油高の恩恵を受けていますがそれもいつまで続くかは不透明です。

 

高配当銘柄は「減配」にリスクもあるので、高すぎる配当利率には気をつける必要があります。

 

有名な高配当バリュー銘柄としては、日用品大手のP&G【PG】や医薬品大手のジョンソン&ジョンソン【JNJ】や飲料大手のコカ・コーラ【KO】なども非常に高配当投資家からも人気があります。

 

  高配当・増配銘柄で人気の企業

 

これらの銘柄の特徴はこれから短期間で数倍になるような成長性(グロース)はあまりありませんが確固たるビジネスモデルがあり、ブランド力などが堅固なため安定した収益がでておりそこから配当を支払ってくれる優良銘柄になります。

 

 

高配当や増配株を集めたETFもある

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時代の流れにはなかなか勝てることが出来ず、米国株の高配当銘柄の上位80社を集めたETFの「SPYD」もなかなか元の水準戻るのは時間がかかりました。

バリュー株もたくさんあるので個別銘柄を選択するめんどくささを省略したいのであればETFもおすすめです。

ETFというのは、指数やテーマに沿ったファンドのようなものでいろいろな銘柄の詰め合わせパックみたいなものです。

 

  • 高配当銘柄をあつめたETF【SPYD】
  • 増配銘柄を集めたETF【VIG】

 

手数料(経費率)はかかってしまいますが、分散投資には向いています。

 

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S&P500のなかの上位80社の高配当銘柄をを詰め合わせたETFの【SPYD】なども高配当投資家から人気です。

 

また10年以上連続増配の実績を持つ米国株に投資できる【VIG】なども人気です。

増配というのは、配当の金額を年々上げてくれる銘柄になります。

 

「SPYD」(ETF)

 

 

 

配当投資のリスクとして企業が配当を少なくする「減配」や、配当をやめてしまう「無配」などのリスクは少なくともあります。

ただ、こうしたETFは個別銘柄で投資するリスクはないので、バリュー投資や配当株がほしいという人は検討してみてもいいかもしれません。

 

高配当銘柄に投資知る配当投資においては、「減配」「無配」にリスクは常に存在するということも念頭に置いておかなかればなりません。

 

あくまでも、バリュー投資にいたっても、ミドルリスク・ミドルリターンであり、決してローリスクではないということを念頭において置かなければなりません。

 

さらに個別銘柄に投資するリスクでは、「上場廃止」「倒産」というリスクは常につきまといます。

(ETFの場合は分散できるため、ETFが償却される以外はそういったリスクはありません)

 

まとめ

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今回は、グロース株とバリュー株についての違いなどについてお伝えしてきました。

 

まずは、自分の投資スタイルによって投資対象を決めていくと思います。

投資対象が、グロース株よりなのか、またはバリュー株よりなのかは認識しておかなければなりません。 

 

私の投資戦略としては、投資を始めた頃は高配当銘柄中心に投資を行っていました。

しかし、元手が少なく配当目当てといいながらも雀の涙しか配当金が入ってこない現状がいやになり、グロース株投資に転向しました。

中長期的な戦略としては、グロース株中心に投資を行い成長したところで売却しいずれは高配当バリュー銘柄でチャリンチャリンと行きたいなと思っています。

 

投資は自分のスタイルに合わせて行う

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つまり、グロース株で資産を最大化したあとに配当投資に切り替えていこうと思っています。

もちろん、高配当投資も配当を再投資することで株数を増やし資産の最大化は見込ます。

その点は、配当投資かグロース株投資など性格やスタイルに合わせて行えばいいと思っています。

 

バリュー投資が悪い、グロース株投資がいいというわけではなく、自分にあった投資スタイルがいいと思います。

私は初心者の投資家にたいしては、インデックス投資をおすすめしています。

 

バリュー株投資目線であれば、S&P500のインデックスファンドに投資したり、グロース株投資がしたいというのであれば、NASDAQ100のインデックスファンドに投資すればいいのではないかと思っています。

 

ちなみに私はNASDAQ100のインデックスファンドに積立投資を行っています。

 

インデックス投資についてはこちらの記事で詳しく記載しています。

 

 

  インデックス投資とは?

 

 

 

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