新型コロナが猛威を振るう中、経済の復興には「ワクチン」の開発・製造に期待がかかっています。
ただワクチン開発は時間とコストがかかります。
現在、進行中のワクチン開発もすべてだめになる可能性もありますが、現段階で私が注目している銘柄をまとめてみました。
アメリカでは、トランプ大統領の命令によって「スピードワープ作戦」が行われています。 スピードワープ作戦は、アメリカから予算が投入されるほか臨床試験なども優先して行われるというものです。
モデルナ【MRNA】とロンザ
いまもっとも注目されていると言われているアメリカのバイオテクノロジー会社「モデルナ」です。
というのは、先日臨床試験において、免疫反応が出たと報じられて株価が一気に上昇。 ワクチン競争においても一歩抜け出したかもしれません。
◆MRNA
アストラゼネカ【AZN】とオックスフォード大学
イギリスの製薬会社のアストラゼネカは同国オックスフォード大学と共同で新型ワクチンを開発しています。
早くて今月7月20日にその臨床試験の結果などを公表すると発表しました。 ワクチン候補「AZD1222」はすでに、第三相試験まで行われています。
まだ第一相試験が今回発表される予定です。
◆AZN
ファイザー【PFE】とバイオンテック【BNTX】
少しですが、私はファイザーの株を購入しています。
ファイザーとバイオンテックは共同で新型コロナ向けのワクチンを開発しています。 一歩リードしていた、ファイザーとバイオンテックの新薬ですが6月に第2相臨床試験の結果が、臨床試験関連のデータベースにUPされています。
(中身はさっぱりわかりませんでしたが)
簡単にいえば、「良い抗体が見つかったよ」ということでした。
今後は、この抗体の免疫力を確かめる試験結果が7月中あるいは8月には発表される予定です。
◆PFE
この2つのグループが抜け出している
ワクチン競争においては、以上の2グループが抜け出したトップグループを形成しています。
ファイザーにおいては、自社で臨床試験なども行える設備などがあるためNIH(米国立衛生研究所)の手を借りることなくスムーズに試験が行えるという点では有利かもしれません。
◆BNTX
ジョンソン&ジョンソン【JNJ】とエマージェント【EBS】
ジョンソンエンドジョンソンが開発しているワクチンは、エマージェントに製造を委託します。
エマージェントはすでにARDA(米生物医学先端研究開発局)から6億ドルの前渡金をもらって設備などを強化しています。
◆EBS
9月に第三相試験が行われる予定で、少し2つのグループからは遅れているのが現状です。
ただジョンソンエンドジョンソンは単体でも非常に人気の優良銘柄であるため、仕込んでおくというのも一つの手かもしれません。
◆JNJ
ギリアド・サイエンシズ【GILD】
ギリアド・サイエンシズはスピードワープ作戦には入っていませんが、同社の「レムデシビル」は新型コロナでの生存確率を高めると認証されました。
これまでは無償提供していましたが、今後は有償で投与していく予定ですので同社の利益にも還元されていきます。
さらにギリアド・サイエンシズはアメリカの大手の製薬会社ですし、配当も3.5%程度ありますので長期目線でも購入を検討したいですね。
◆GILD
まとめ
世界中で猛威を奮っている新型コロナですが、ワクチンの開発・製造がなによりの名実ともに特効薬となります。
もちろん、中国でもワクチン開発が行われていますが今後は、ワクチンをいち早く作った国が今後の世界の舵取りを優位に進めていくと考えています。
中国は、マスクでさえ、「外交」の手段として使用してきたわけですから、「ワクチン」を外交の手段に使ってくると考えられます。
よって、トランプ大統領、アメリカは「絶対に」ワクチンを自国で開発しなければならないと考えているはずです。
今回紹介した、英米のワクチン関連銘柄ですが私はあまりワクチンには詳しくないですが「応援」の意味合いを込めて投資してみようかなと思っています。
ちなみに今回紹介したワクチンがすべて失敗する可能性もあるので、投資は自己責任でお願いします。
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