日本国内でもコロナの影響で感染者が再び増加傾向にあります。
世界を見ても、アメリカやブラジルなどでは未だに感染者は増え続けている状況にあります。
そんな中、アメリカ市場は「第二波なんて関係ないぜ」と言わんばかりに市場は活発で、NASDAQに至っては史上最高値を更新し続けています。
といっても、第二波の影響は今後の株式市場にも大きな影響が与えられると考えられますし、コロナショックの二番底についてもいまだに懸念されています。
そこで、今回は第二波の影響を考えて仕込んでおきたい米国株銘柄をお伝えしていきたいと思います。
- クロロックス【CLX】
- ファストリー【FSLY】
- テラドック・ヘルス【TDOC】
- ジロー【ZG】
- コストコ【COST】
目次
コロナ第二波に備えるための仕込みたい銘柄5選
1.クロロックス【CLX】
アメリカ本土ではかなりメジャーな日用品メーカーです。
家庭用の洗剤や漂白剤、消毒剤が主力製品で今後は家庭用の消毒液などの需要は伸び続けると考えられます。
日本でも、消毒液などの供給が追いつかないという状況に陥りました。
今後は、お店やイベントなども次々と解禁されていきますのでその需要はコロナが収束しない限り続くものと考えられます。
さらに、クロロックスは配当貴族としても40年以上増配を続けている銘柄で配当を期待する人にとっても抑えておきたいグロース(成長)とバリュー(価値)のハイブリットな銘柄とも言えます。
お店なんかではもう消毒液が普通にあるもんね
クロロックス【CLX】のチャート
参照:【米国株動向】コロナ禍にも耐えうる優良銘柄2選 | The Motley Fool Japan, K.K.
2.ファストリー【FSLY】
年初来より爆上げ猛進中の「ファストリー」ですが、これからまだまだ伸びることが期待されています。
ファストリーの株価は、年初来より4倍近くも暴騰していますが5Gの整備とともに再評価されて再び価格が上がることが予想されます。
ファストリーの特徴は、エッジクラウドコンピューティングとコンテンツ配信ネットワーク(CDN)サービスを提供を行っています。
簡単に言えば、世界の各所にサーバーを設置し通信速度を飛躍的に早くさせるという技術を持っています。
近くのサーバーにアクセスさせることでわざわざ大陸を渡って通信する必要がなくなるためアクセスや表示速度を飛躍的にあげることができます。
リモートワークなどが今後さらに増加し、さらにはネット注文、動画視聴が増加すると考えられている中で必須のクラウドサービスとなっています。
ファストリー【FSLY】のチャート
参考:【米国株動向】ファストリーの株価が6月で2倍近くに | The Motley Fool Japan, K.K.
3.テラドック・ヘルス【TDOC】
遠隔医療用のサービスを行っている「テラドック・ヘルス」
テキサス州のダラスで創業されて本社はニューヨーク州にあります。
まずアカウントを作って、現在の病気や服用している薬などを打ち込んでいきます。
アプリで、診察を受けることができます。
熱があれば、先生をマッチングすることができます。(自分でも選択できます)
ビデオチャットで、診察します。
薬を処方してもらうことができます。
2002年に創業した会社ですのでこの仕組は昔からやっています。
コロナの中で再びこの仕組と会社が注目されています。
テラドックヘルがまだまだ伸びる理由
1.巨大なテレメディシン市場がある
外来市場の3分の1を狙っていると同社ホームページには記載しています。
さらに、メンタルヘルス部門に関しては遠隔診療が向いていると言われています。
年間は、290億ドルの市場を狙いに行っています。
あくまでもこれはアメリカのみの市場の話で海外展開もどんどん行っています。
すでに11カ国に展開しています。
2.テラドックはすでにこの市場のリーダーである
同業他社よりも、優位性があります。
まず、テラドックの規模はこのテレメディシン市場で最も大きな会社であるということです。
さらに、Fortune500社のうち40%がテラドックヘルスの顧客であるということです。
最近では、「InTouch Health」を2020年1月に買収することを発表しています。
これは明らかに、業界のリーダーであり大きなアドバンテージを持っていると言えます。
懸念点としては、巨大プラットフォーマーであるAmazonやグーグルがこの分野に参入して競争が激化していくことです。
- AmazonのAmazonケアなど
経済や景気によっては左右されにくいビジネスモデルなので今後の見通しは明るいものとなっていくと思います。
テラドッグのチャート
参照:【米国株動向】テラドック株のさらなる上昇が予想される3つの理由 | The Motley Fool Japan, K.K.
4.ジロー【ZG】
ジローはラーメン店ではありません。
アメリカのジローは不動産のデータベースを管理したり、電子取引や情報などを掲載する会社です。
今後は不動産の販売などは当然、ネットを通じて行われるようになっていくと予想されます。
なぜなら、コロナの中においても「どこかに住む」ということは間違いないからです。
不動産業界自体は、テレワークなどで逆風にさらされているかもしれませんがジローにとうっては追い風となっています。
不動産屋自体が休業などテレワークに移行すると自ずと契約などは「オンライン」になります。
ジローのアクセスは、1カ月で3,600万人に上り、2位の(ジローの子会社である)トゥルーリアが2,300万人、3位のYahoo!ホームズが2,000万人です。*1
パンデミックの影響で日本もそうですが、アメリカの住宅の購入などは減少しましたがこれは単なる先延ばしに過ぎません。
徐々に住宅の売上も増加傾向にあります。
結局の所、引っ越しや新居については一定の需要はあり続けますからね。
ジロー【ZG】のチャート
5.コストコ【COST】
日本でも有名なコストコです。
本場アメリカでもコストコで買い物する人はパンデミックの影響下でも多かったといいます。
というのも、多くの小売店が営業自粛などを迫られた中コストコは「生活必需品」という枠のなかで営業を継続できたということです。
さらには、アメリカがマスクに対して「マスクしなくても良いんじゃね?」といっている中で早々に、「マスクしないと買い物させへんよ」という声明を出してアメリカ国内でも賛否両論が巻き起こりました。
しかしながら、結果としてその施策は安全に買い物を行いたいという需要に答える形となっています。
さらに、倉庫のような広い店内で人と接することがなく買い物ができるというメリットもあります。
さらに、豊富な品ぞろえと、安心の低価格というコストコ本来のブランドがあります。
しかも、他の小売りチェーン店と大きな違いがコストコにはあります。
それは、「年間費」制度にあります。
いわゆつサブスクリプション方式で、仮に小売の売上が下がったとしても一定の収入があるビジネスモデルですので安定した収益が見込めるコロナにおいても最強の小売りチェーンなのです。
実際にコロナの最中にその他の大手小売チェーンがEコーマス企業に売上を持っていかれている中でコストコは安定した決算を発表して「増配」も決めています。
(5月に支払われた四半期配当は、0.65ドルから0.70ドル)
私はまだ持っていないので、株価が下がった時をぜひとも拾いたい銘柄ではあります。
コストコのチャート
参考:【米国株動向】コストコ株は安定配当株といえるか | The Motley Fool Japan, K.K.
まとめ
今回は、コロナの第二波に対してこれから更に株価上昇が見込める銘柄を5つ選定してみました。
- クロロックス【CLX】
- ファストリー【FSLY】
- テラドック・ヘルス【TDOC】
- ジロー【ZG】
- コストコ【COST】
気になる銘柄は合ったでしょうか?
基本的には現在株価が上がっていることに対して、コロナにおいても株価を下げてなかつ年始よりも株価が上がっているものを選定しています。
まだまだいろいろな銘柄があると思いますが、これからの生活に対して必要なものやサービスを提供している企業になりますのでこれからの成長も期待できます。