この記事では前日の株式市場の推移の変化と注目セクターの個別銘柄の様子についてお伝えしていく記事になります。
では早速本日のまとめから行きます!
本日の概要(まとめ)
- 11月15日の米国株式市場は反発し主要3指数とも上昇しています。
- ダウは+0.17%、S&P500が+0.87%、NASDAQ総合指数は+1.45%となりました。
- 10月の生産者物価指数(PPI)が発表されて予想を下回る伸びとなりインフレへのピークアウトの期待が一層高まった形になりました。
- 株式オープン前に発表されたPPIは前年比+8.0%と9月の+8.5%からの伸びが鈍化しており、市場予想の8.3%も下回っています。
- また前月比でも+0.2%にとどまって。予想の+0.4%を下回っています。
- 変動の大きい食品とエネルギーを除くコアPPIは前年比+6.7%で9月の改定値+7.1%と予想の7.2%を下回る伸びとなっています。
- PPIの下振れを受けて12月に行われる連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ見通しは0.75%から0.5%の確率が高まっています。
- CMEフェドウォッチが示す0.5%の利上げ確率は81%から85%と上昇しています。
- 株価は順調に上昇していたもののロシアがミサイルをポーランドに着弾させたという報道によって、株価は一気に反落する場面もありました。
- 消費者に近い小売関連のウォルマート【WMT】の決算が好調だったことも株価を押し上げる要因となっています。
【利回り】
- 米国10年債利回りも前日営業日より-0.08%分さがり3.77%となっています。
- PPIの結果が予想を下回り利上げペースの減速するという見方が強まったため債券買いが先行していました。
- またロシアのミサイル着弾の報道も債券買いを促す結果となっています。
【セクター】
- 業種別にみてもS&P500の11セクターのうち9セクターが上昇しています。
- ヘルスケア、素材は若干ですが下落したもののコミュニケーションや一般消費財、情報技術、不動産、エネルギー、公益などは1%以上の上昇となっています。
- テーマ別にみても多くのテーマが上昇していました。
- 特にソーシャルメディア関連【SOCL】は+6.07%と大幅上昇、メタバース【METV】も追随しており+4.30%となっています。
- バークシャー・ハサウェイがTSMCの株式を購入したニュースで半導体関連も好調になっており、半導体の多くの銘柄が上昇しています。
- ハイテク関連は比較的好調だった一方で、レアメタルやリチウム、金鉱株関連などの素材は若干ですが下落しています。
【個別銘柄】
- ダウ銘柄でもある小売大手のウォルマート【WMT】が決算を発表し株価を大きく上昇(+6.54%)させています。
- 取引前に発表された8-10期(第3四半期)の決算によれば、既存店売上高や一株利益、売上高ともに市場予想を上回る形になりました。
- ガイダンスでも、1株利益はこれまでどおりの減益見通しを示したものの従来の数字よりは上方修正しています。
- 売上高も情報修正しています。
- さらに200億ドル規模の自社株買いを承認しています。
- 住宅や建築資材を扱うホームデポ【HD】も決算を行い株価を+1.63%と上昇させています。
- 取引前に発表した第3四半期の決算では既存店の売上高、1株利益(EPS)、売上高ともに予想を上回っています。
- 住宅市場の冷え込みの影響もあり、通期のガイダンスは据え置きとなりました。
- 上品在庫が前年比25%の増加となっており予想以上の膨らみからネガティブな評価も出ています。
- 著名投資家のウォーレン・バフェットが率いるバークシャー・ハサウェイ【BRK-B】は半導体世界最大手の台湾セミコンダクター(TSMC)【TSM】の株式を41億ドル購入したことを明らかにしています。
- バークシャーの株価は +0.35%、TSMCは+10.52%となっています。
- バークシャー・ハサウェイ(ウォーレン・バフェット)が半導体などハイテク関連に投資することは珍しく、市場は大きく反応しています。
- またシェブロン【CVX】、オキシデンタル・ペトロリアム【OXY】などの石油関連や、セラニーズ【CE】、パラマウントグローバル、高級家具RHなどの株式を追加で購入しています。
- アクティビジョン・ブリザード【ATVI】やバンク・オブ・ニューヨーク・メロン【BK】、ゼネラル・モーターズ【GM】、クローガー【KR】、USバンコープ【USB】などの株式は売却しています。
- FANG+は全体で+3.36%と上昇しています。
- 10銘柄すべてが上昇しており、中でも中国銘柄はアリババが+11.17%、バイドゥは+9.02%と大幅に上昇しています。
- またネットフリックスは一部アナリストが投資判断を「買い」に引き上げたこともあり4日連続での上昇となっています。
- 一番上がり幅が小さかったのはマイクロソフト【MSFT】の+0.17%となっています。
目次のリンクをクリックで気になる場所にジャンプできるわよ
目次:
- 本日の概要(まとめ)
- 2022年11月15日の米国株市場全体
- 大型&小型株とグロースとバリュー株
- S&P500の11セクターの様子
- 個別銘柄ニュース
- FANG+の様子
- 注目セクターの様子
- 生活必需品【VDC】
- 半導体関連【SOX】
- 住宅建設関連【ITB】
- まとめ
今週のお題「わたし○○部でした」
ちなみに文学部でした。
2022年11月15日の米国株市場全体
全体の相場感としてはこの様になっています。
米国債
- 米国10年債利回りも前日営業日より-0.08%分さがり3.77%となっています。
- PPIの結果が予想を下回り利上げペースの減速するという見方が強まったため債券買いが先行していました。
- またロシアのミサイル着弾の報道も債券買いを促す結果となっています。
- 金利の勉強のために私が読んで非常にわかりやすく面白かった書籍になります。
主要指数 週間&半年バブルチャート
大型&小型株とグロースとバリュー株
やっぱりグロース中心で全体的に上がってると気持ちいいね!
いまだにロシアに振り回されるのは腹が立つけど株価が上がってくれればそれでいいわ。
それをウクライナ人に対して言えるの?
世界平和が一番です。そして株価が上がるのも。
S&P500の11セクターの様子
- 業種別にみてもS&P500の11セクターのうち9セクターが上昇しています。
- ヘルスケア、素材は若干ですが下落したもののコミュニケーションや一般消費財、情報技術、不動産、エネルギー、公益などは1%以上の上昇となっています。
セクターの様子に加えて、テーマ別の様子は後述します。
主要指数相場チャート
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個別銘柄ニュース
ウォルマート【WMT】
ウォルマート強いわ。
どんどん上がっていきそうだよね…
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- ダウ銘柄でもある小売大手のウォルマート【WMT】が決算を発表し株価を大きく上昇(+6.54%)させています。
- 取引前に発表された8-10期(第3四半期)の決算によれば、既存店売上高や一株利益、売上高ともに市場予想を上回る形になりました。
- ガイダンスでも、1株利益はこれまでどおりの減益見通しを示したものの従来の数字よりは上方修正しています。
- 売上高も情報修正しています。
- さらに200億ドル規模の自社株買いを承認しています。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■ウォルマート・ストアズは大手小売業者。米国50州とプエルトリコでディスカウントストア、スーパーセンター(食料品併売、平均面積18万2,000平方フィート)、ネイバーフッドマーケット(スーパーマーケット)のほか、会員制の大型ディスカウントショップ「サムズクラブ」を運営。また、26カ国で小売店やレストランを展開。*1
ホームデポ 【HD】
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- 住宅や建築資材を扱うホームデポ【HD】も決算を行い株価を+1.63%と上昇させています。
- 取引前に発表した第3四半期の決算では既存店の売上高、1株利益(EPS)、売上高ともに予想を上回っています。
- 住宅市場の冷え込みの影響もあり、通期のガイダンスは据え置きとなりました。
- 上品在庫が前年比25%の増加となっており予想以上の膨らみからネガティブな評価も出ています。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■ホーム・デポはホームセンターチェーンの米国大手。各種建材、日曜大工用品、園芸用品を扱う。また、カーペット・床工事、キャビネット、キッチンカウンター、温水器、エアコンの据付工事などのサービスを提供。各店舗は全国ブランドのほか、「ビゴロ」、「エバービルト」、「ハンプトン・ベイ」、「ハスキー」、「リョービ」など自社・専売ブランドを扱う。*2
バークシャー・ハサウェイ【BRK-B】
年初来からも3%上昇してるし、S&P500をアウトパフォームしてるのは流石だよね
やっぱバフェットよ!結局バフェットが買ってる株を追いかけるんじゃなく、バークシャー買ったほうが手っ取り早いよね
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- 著名投資家のウォーレン・バフェットが率いるバークシャー・ハサウェイ【BRK-B】は半導体世界最大手の台湾セミコンダクター(TSMC)【TSM】の株式を41億ドル購入したことを明らかにしています。
- バークシャーの株価は +0.35%、TSMCは+10.52%となっています。
- バークシャー・ハサウェイ(ウォーレン・バフェット)が半導体などハイテク関連に投資することは珍しく、市場は大きく反応しています。
- またシェブロン【CVX】、オキシデンタル・ペトロリアム【OXY】などの石油関連や、セラニーズ【CE】、パラマウントグローバル、高級家具RHなどの株式を追加で購入しています。
- アクティビジョン・ブリザード【ATVI】やバンク・オブ・ニューヨーク・メロン【BK】、ゼネラル・モーターズ【GM】、クローガー【KR】、USバンコープ【USB】などの株式は売却しています。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■バークシャー・ハサウェイ(Berkshire Hathaway Inc.)は多様な事業を運営する持株会社所有の子会社である。【事業内容】同社の事業は、GEICO、Berkshire Hathaway Primary Group、General Re Corporation、Berkshire Hathaway Reinsurance Groupなどの保険事業、鉄道システムの運営に行うBurlington Northern Santa Fe, LLC事業、規制電気およびガス会社を含むBerkshire Hathaway Energy事業、工業用・民生用・建築用製品を含む多様な製品の製造業者を含む製造事業、食料品と非食料品の卸売販売に行うMcLane Company事業、小規模航空機所有権プログラム、航空パイロット訓練及び各小売業を含む多様なサービスの提供者を含むサービスおよび小売業、並びに製造住宅および関連消費者金融、輸送機器、製造およびリース、及び家具リースを含む金融と金融商品事業を含む。*3
台湾セミコンダクター【TSM】
カップウィズハンドルある?
そろそろ底打った感じだし、バフェットが買ったニュースはでかいね!
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■台湾セミコンダクター・マニュファクチャリングは台湾の半導体ファウンドリーメーカー。集積回路(IC)とその他半導体デバイスの製造、販売、実装、検査、組み立て、コンピュータ支援設計に加え、フォトマスクを製造。CMOSロジック、ミックスドシグナル、高周波、組み込みメモリ、イメージセンサー、BiCOウMSミックスドシグナルICなどを扱う。*4
FANG+の様子
私の一番の投資先であるFANG+の様子をまずは見ていきます。
- FANG+は全体で+3.36%と上昇しています。
- 10銘柄すべてが上昇しており、中でも中国銘柄はアリババが+11.17%、バイドゥは+9.02%と大幅に上昇しています。
- またネットフリックスは一部アナリストが投資判断を「買い」に引き上げたこともあり4日連続での上昇となっています。
- 一番上がり幅が小さかったのはマイクロソフト【MSFT】の+0.17%となっています。
FANG+ 月間&年間騰落率マトリクス
FANG+個別チャート
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注目セクターの様子
S&P500の11セクターの様子
セクター&テーマ騰落率
昨晩のセクター&テーマ一覧
- 業種別にみてもS&P500の11セクターのうち9セクターが上昇しています。
- ヘルスケア、素材は若干ですが下落したもののコミュニケーションや一般消費財、情報技術、不動産、エネルギー、公益などは1%以上の上昇となっています。
- テーマ別にみても多くのテーマが上昇していました。
- 特にソーシャルメディア関連【SOCL】は+6.07%と大幅上昇、メタバース【METV】も追随しており+4.30%となっています。
- バークシャー・ハサウェイがTSMCの株式を購入したニュースで半導体関連も好調になっており、半導体の多くの銘柄が上昇しています。
- ハイテク関連は比較的好調だった一方で、レアメタルやリチウム、金鉱株関連などの素材は若干ですが下落しています。
注目セクターは以前でもブログで紹介した注目セクターの様子を中心にまとめています。
生活必需品【VDC】
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生活必需品【VDC】週間&年間 騰落率マトリクス
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生活必需品【VDC】チャート
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半導体関連【SOX】
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半導体関連【SOX】週間&年間 騰落率マトリクス
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半導体関連【SOX】チャート
住宅建設関連【ITB】
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住宅建設関連【ITB】週間&年間 騰落率マトリクス
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住宅建設関連【ITB】チャート
まとめ
- 11月15日の米国株式市場は反発し主要3指数とも上昇しています。
- ダウは+0.17%、S&P500が+0.87%、NASDAQ総合指数は+1.45%となりました。
- 10月の生産者物価指数(PPI)が発表されて予想を下回る伸びとなりインフレへのピークアウトの期待が一層高まった形になりました。
- 株式オープン前に発表されたPPIは前年比+8.0%と9月の+8.5%からの伸びが鈍化しており、市場予想の8.3%も下回っています。
- また前月比でも+0.2%にとどまって。予想の+0.4%を下回っています。
- 変動の大きい食品とエネルギーを除くコアPPIは前年比+6.7%で9月の改定値+7.1%と予想の7.2%を下回る伸びとなっています。
- PPIの下振れを受けて12月に行われる連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ見通しは0.75%から0.5%の確率が高まっています。
- CMEフェドウォッチが示す0.5%の利上げ確率は81%から85%と上昇しています。
- 株価は順調に上昇していたもののロシアがミサイルをポーランドに着弾させたという報道によって、株価は一気に反落する場面もありました。
- 消費者に近い小売関連のウォルマート【WMT】の決算が好調だったことも株価を押し上げる要因となっています。
【利回り】
- 米国10年債利回りも前日営業日より-0.08%分さがり3.77%となっています。
- PPIの結果が予想を下回り利上げペースの減速するという見方が強まったため債券買いが先行していました。
- またロシアのミサイル着弾の報道も債券買いを促す結果となっています。
【セクター】
- 業種別にみてもS&P500の11セクターのうち9セクターが上昇しています。
- ヘルスケア、素材は若干ですが下落したもののコミュニケーションや一般消費財、情報技術、不動産、エネルギー、公益などは1%以上の上昇となっています。
- テーマ別にみても多くのテーマが上昇していました。
- 特にソーシャルメディア関連【SOCL】は+6.07%と大幅上昇、メタバース【METV】も追随しており+4.30%となっています。
- バークシャー・ハサウェイがTSMCの株式を購入したニュースで半導体関連も好調になっており、半導体の多くの銘柄が上昇しています。
- ハイテク関連は比較的好調だった一方で、レアメタルやリチウム、金鉱株関連などの素材は若干ですが下落しています。
【個別銘柄】
- ダウ銘柄でもある小売大手のウォルマート【WMT】が決算を発表し株価を大きく上昇(+6.54%)させています。
- 取引前に発表された8-10期(第3四半期)の決算によれば、既存店売上高や一株利益、売上高ともに市場予想を上回る形になりました。
- ガイダンスでも、1株利益はこれまでどおりの減益見通しを示したものの従来の数字よりは上方修正しています。
- 売上高も情報修正しています。
- さらに200億ドル規模の自社株買いを承認しています。
- 住宅や建築資材を扱うホームデポ【HD】も決算を行い株価を+1.63%と上昇させています。
- 取引前に発表した第3四半期の決算では既存店の売上高、1株利益(EPS)、売上高ともに予想を上回っています。
- 住宅市場の冷え込みの影響もあり、通期のガイダンスは据え置きとなりました。
- 上品在庫が前年比25%の増加となっており予想以上の膨らみからネガティブな評価も出ています。
- 著名投資家のウォーレン・バフェットが率いるバークシャー・ハサウェイ【BRK-B】は半導体世界最大手の台湾セミコンダクター(TSMC)【TSM】の株式を41億ドル購入したことを明らかにしています。
- バークシャーの株価は +0.35%、TSMCは+10.52%となっています。
- バークシャー・ハサウェイ(ウォーレン・バフェット)が半導体などハイテク関連に投資することは珍しく、市場は大きく反応しています。
- またシェブロン【CVX】、オキシデンタル・ペトロリアム【OXY】などの石油関連や、セラニーズ【CE】、パラマウントグローバル、高級家具RHなどの株式を追加で購入しています。
- アクティビジョン・ブリザード【ATVI】やバンク・オブ・ニューヨーク・メロン【BK】、ゼネラル・モーターズ【GM】、クローガー【KR】、USバンコープ【USB】などの株式は売却しています。
- FANG+は全体で+3.36%と上昇しています。
- 10銘柄すべてが上昇しており、中でも中国銘柄はアリババが+11.17%、バイドゥは+9.02%と大幅に上昇しています。
- またネットフリックスは一部アナリストが投資判断を「買い」に引き上げたこともあり4日連続での上昇となっています。
- 一番上がり幅が小さかったのはマイクロソフト【MSFT】の+0.17%となっています。
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