米国株市場の状況の振り返りと私見をまとめていきたいと思います。
米国株は続落の全面安となり週間で見てもダウは5週連続で下落という厳しい局面が続いています。
毎日レバナスとレバFANGに積立しグロース株中心に投資をしているサラリーマン投資家のうみひろ(@uminoxhiro)です。現在個別株で一番比率が高い銘柄はパランティア【PLTR】です。
ブログを読みに来てくださってありがとうございます。
昨晩の米国株市場の振り返りを今日も行っていきます。
今回の記事も成績に左右されないで元気にいくわよ
そうだね!では、まずは結論からまとめていきます。
【今日の結論】チェックポイント
- 【主要指数】米国株は続落の全面安となり週間で見てもダウは5週連続で下落という厳しい局面が続いています。ウクライナ情勢でロシアが戦線拡大しているというニュースに加えて、アメリカバイデン大統領がロイアの貿易を最恵国待遇から外す方針を出しました。悪材料が多く見通しも良くないことからS&P500とNASDAQも2週連続の下落となっています。
- 【小型株】小型株のラッセル2000も-1.59%と下落しています。
- 【個人成績】-3.03%※個人の成績に付きまして詳しくは別記事にてご紹介しています。
- 【セクター】上昇したセクターはありませんでした。すべてのセクターが下落しています。特にグロース関連が売られており、ARK、仮想通貨、SNSN、フィンテック関連は特に下落しています。半導体、通信、一般消費財、航空、生活必需品、ヘルスケアなども1%以上下げていました。※セクター別の構成銘柄の騰落率については個人成績記事にて掲載しています。
- 【FANG+】FANG+銘柄は10銘柄すべてがマイナスと大幅に下落しており-4.22%となっています。特にバイドゥが-12%、アリババが-6.7%、テスラが-5.12%となって指数を引き下げていました。
- 【予定】来週からサマータイムが始まるため、1時間市場が開くのが早まりますので気をつけてください。
投資に対しての注意事項…(クリックで下に詳細を表示します)
この記事は私が投資している銘柄を中心に主要指数・セクター別の動きなどをまとめていきます。主に私が投資しているのはハイテクグロース株でありFANG+銘柄とNASDAQ100になります。レバレッジ型の投資やハイテクグロース株には元本を大きく損なうリスクも有るためご注意ください。投資に対してはリスクを許容した上で投資してください。本記事・ブログにおいての個別銘柄・投資信託・ETFなどについては売買を推奨するものではありませんので予めご理解の上、お読みください。本ブログに掲載された銘柄において損失を被った場合においても責任は一切負いません。
先に言い訳をさせていください、出社前の朝の時間に作成しており誤字脱字・数字の間違いなどがある場合があります。帰宅後すぐに修正しますのでご承知の上お読みください
社畜はつらいわね
- 【今日の結論】チェックポイント
- 2022年3月11日の主要指数と投資成績
- 気になるニュース
- 長期金利の動きと恐怖指数【VIX指数とVXN指数】
- 米国株市場(S&P500)の状況
- 世界の株価
- 中国の状況
- インド株の状況
- NASDAQ100の様子
- セクター別の考察
- 上昇したセクター
- 下落したセクター
- FANG+銘柄
- 注目個別銘柄
- 注目決算の銘柄
- まとめ
まずは、指数と私のパフォーマンスからお伝えします。
まずは指数からね
2022年3月11日の主要指数と投資成績
この項目では指数と私のポートフォリオの金額の増減をお伝えします。
主要指数
今日は全体的に言えば、続落の全面安になってるね
私のポートフォリオのパフォーマンス
昨日の結果を踏まえて、私のポートフォリオのパフォーマンスはこの様になっています。
- うみひろ:-3.03%
詳しい情報は、12時ごろに公開予定の「投資成績」の記事を御覧ください!
前日の投資成績はこちらから
前日のデイリー記事はこちらから
※私のポートフォリオには「投資信託」が含まれているため前日の成績だけではなく前々日の結果が含まれています。
※元本を引いた運用損益の結果となっています。
あと、この数字には仮想通貨(暗号資産)の状況については組み込まれていなわよ
当ブログの投資成績につきましては資産管理、家計簿アプリのマネーフォワードを活用しています。
レバレッジ投資信託の資産推移
.
毎日レバレッジ型の投資信託に積立投資をしています。
今日のレバレッジ投資信託の結果です。
気になるニュース
気になるニュースをピックアップしてご紹介していきたいと思います。
個別銘柄のニュースについては「注目銘柄」で紹介します。
FOMC
FOMC、金利軌道に慎重とエコノミスト-不透明感増す中で会合へ
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- 米金融当局は15、16両日の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で、2018年以来となる政策金利引き上げを決め、22年の利上げペース加速を示唆する。
- ただし、ロシアによるウクライナ侵攻に伴い不確実性が高まる中で慎重姿勢を示す可能性がある。
- エコノミストらがそう予想していることが、ブルームバーグの調査で分かった。
- 短期金融市場は、年内残り7回のFOMC会合で6-7回の利上げが行われる可能性を織り込んでいる。
- しかしエコノミストは、3月会合後に公表される金利予測分布図(ドット・プロット)では年内の利上げ回数が約4回になると予想。
- また、引き上げ幅を0.5ポイントとはせずに5回利上げするとの見方も、今回の調査で示された。
- インフレ率が40年ぶりの高水準で推移する中、投資家は米金融当局が積極的な対応をするとの見方を強めている。
- 一方、エコノミストはウクライナ情勢を巡る不透明感や制裁、商品価格の急騰により見通しは抑制されていると指摘。
- 当局が年内に政策金利を1.25ポイント引き上げ、24年に2.5%の水準に達するとの予想を示した。
- パイパー・サンドラーのグローバル政策調査責任者ロベルト・ペルリ氏は「逆流が渦巻く中、米金融政策の行程については通常より不確実性がずっと高い」と回答。
- 「米金融当局はその結果、幾分かより慎重でハト派的な姿勢を取る公算が大きい」と予想した。
- 今回の調査によればエコノミストは、FOMCが22年のインフレ予想を3.9%に引き上げるとみている。昨年12月時点では2.6%と予想していた。
- また、今年の成長率見通しを3.3%に下方修正し、失業率については引き続き、向こう数年間3.5%前後で推移するとの予測を示すとみる。
- 調査は42人のエコノミストを対象に、今月7-10日に行われた。グラント・ソーントンのチーフエコノミスト、ダイアン・スウォンク氏は「米金融当局は綱渡りをしている。一段と定着し長期化しているインフレというリスクと、クレジット市場でより大規模なメルトダウンを引き起こすリスクとの均衡を図らなければならない」と指摘した。
FOMC(連邦公開市場委員会)声明とは…(クリックで下に詳細を表示します)
- FOMC声明は、FRBが金融政策について市場とコミュニケーションする為に使用する主要な手段です。
- 年に8回予定されていて、政策金利や他の政策措置に関する委員会の投票結果や、メンバーの投票に影響を与えた経済状況や見通しについて述べられます。
- 投資家たちは各声明で生じるFOMCの姿勢の変化に注目します。
- 予想よりも声明がタカ派的な内容であるならば、米ドルの買い材料となり、ハト派の内容は米ドルの売り材料と解釈されます。*3
長期金利の動きと恐怖指数【VIX指数とVXN指数】
ここでは、ハイテクグロース株に大きく影響のある長期金利(米国10年債)の動きと、恐怖指数(VIX指数とVXN指数)をまとめます。
恐怖指数は投資家の心理状態を数値化しているものとして多くの投資家が参考している指数よ
長期国債(米国10年債利回り)
長期国債とグロース株の関係とは…(クリックで下に詳細を表示します)
基本的に長期国債と、グロース株については「逆相関」の関係があるといいます。長期国債が上がれば、グロース株が売られてグロース株の値段が下がってしまいます。リスクの高いハイパーグロース株よりも安全資産である国債の利率があがればお金が「安全で稼げる」方に流れると行った感じです。
長期国債が上がっていくとハイテクグロース株にとっては逆風になっていくわ
一般的にハイテクグロース株とは逆相関関係にあると言われてるね
恐怖指数
VIXの動き(S&P500)
VXNの動き(NASDAQ100)
VIX指数とVXN指数について(恐怖指数)とは…(クリックで下に詳細を表示します)
- VIX指数はS&P500、VXN指数はNASDAQ100に対する恐怖指数です。
- 平常時のVIXは、だいたい10〜20程度
- 30を超えてくる場合は警戒領域
- NASDAQ100の恐怖し指数を表すVXNは、だいたい30〜39程度(30台で推移)
- 40を超えてくる場合は警戒領域
- 2008年9月 リーマン破綻 48.4
- 2008年10月 リーマンショック 89.53
- 2020年3月 コロナショック 85.47
米国株市場(S&P500)の状況
S&P500ヒートマップ
まずは、S&P500のヒートマップを御覧ください。
S&P500グロース【IVW】orバリュー【IVE】
全体的に下落しており、特にグロース株が下がってるね。
いつになったら抜け出すんだろうね
SPYのチャート
これはS&P500のETFである【SPY】のチャートになります
※【SPY】「SPDR S&P500 ETF」
SPYとは…(クリックで下に詳細を表示します)
SPYは正式名称「SPDR S&P500 ETF」でNY【SPY】、東京証券取引所【1557】にも上場しています。1993年1月に設定されたS&P500(S&P 500 Index)に連動した米国において最初のETFです。
投資が不安、苦手、勉強したくないという人はこの本を読んで毎日このブログをチェックすることとETFやインデックスファンドを購入しておけば大丈夫よ!
ジャック・ボーグルとは…(クリックで下に詳細を表示します)
ジョン・クリフトン・“ジャック”・ボーグルはアメリカ合衆国の投資家、実業家、慈善家です。世界初の個人投資家向けのインデックス・ファンドを設定した人物です。幅広い投資家に低コストで投資ができる機会を与えた人物としても知られています。「インデックス・ファンドの父」とも呼ばれています。経費率の比較的安価なETFで有名なヴァンガードグループを創設者です。2019年食道がんで死去。
世界の株価
ここでは、アメリカに上場(ADR)している世界の株式を中心に見ていきます。 主に、中国株・インド株を中心に見ていきます。
ワールドヒートマップ
アメリカ以外のアメリカに上場している株式(ADR)の状況です。
中国勢は不調のようだね
セリングクライマックスが来そうだけど。
中国の状況
中国株のADR情報は、セクター別の記事にて掲載しています。
中国株にも頑張ってもらわないとね。
インド株の状況
少額ながらインド株にも投資しているのでインド銘柄も見ていきます。
インド株銘柄のADR情報は、セクター別の記事にて掲載しています。
コロナや、宗教、貧富の差などに問題点はあるけど、これから魅力的な市場であることは間違いないので、インドにも今後とも注目していきたいですね
インドの個別株についてはこの記事で解説してるわよ
インド、ロシアとの取引でルピーやルーブルでの決済を検討
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- インドは、現地通貨を使用してロシアと取引できるメカニズムを策定している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
- 来週にも決定される見通しだという。
- まだ最終的に決まっていないとして匿名を条件に述べた同関係者によれば、インド政府はルーブルやルピーでの取引決済方法を協議している。
- ロシアの銀行に対する制裁措置の影響で、インドの輸出業者に対して、約5億ドル(約584億円)の支払いが保留されている。
- インド準備銀行(中央銀行)のほかインドステイト銀行(SBI)やUCO銀行なども協議に加わっているという。
- 政府およびインド中銀の報道官は直ちにコメントできないとし、SBIおよびUCOの担当者はこれまでのところコメント要請に応じていない。
NASDAQ100の様子
ここでは、NASDAQ100に対しての分析を行います。
NASDAQに対して結構投資してるのよね?
iDeCo(イデコ)もそうだけど、レバナスや積立でもNASDAQ100に投資してるからね。かなり影響度合いは大きいよ
QQQのチャート
◆◆
▶▶次はセクター別の市場の動きを見ていきたいと思います。
▶▶セクター別に大きな動きがあるのか注目してトレンドを掴んでいきたいですね!
◆◆◆
セクター別の考察
本日のセクター別のパフォーマンスはこの様になっています。
セクター別パフォーマンス(1日と1週間)
※下記のETFとは構成銘柄が違うため若干の乖離はあります。
上昇したセクター
上昇したセクターはありませんでした。
下落したセクター
すべてのセクターが下落しています。特にグロース関連が売られており、ARK、仮想通貨、SNSN、フィンテック関連は特に下落しています。半導体、通信、一般消費財、航空、生活必需品、ヘルスケアなども1%以上下げていました。
セクターについて…(クリックで下に詳細を表示します)
産業分類について、S&P、FTSE Russellは11の産業分類を行っていますが、ヴァンガード社のETFを参考にさせていただきます。 不動産はスパイダーシリーズを採用しています。- エネルギー(Energy):【VDE】
- 素材(Materials):【VAW】
- 資本財(Industrials):【VIS】
- 一般消費財(Consumer Discretionary):【VCR】
- 生活必需品(Consumer Staples):【VDC】
- ヘルスケア(Health Care):【VHT】
- 金融(Financials):【VFH】
- 情報技術(Information Technology):【VGT】
- 通信サービス(Communication Services):【VOX】
- 公益事業(Utilities):【VPU】
- 不動産(Real Estate):【XLRE】
注目セクターについては、セクター別の記事にて紹介しています。
- 金融銘柄、フィンテック銘柄、BNPL銘柄
- 中国株、インド株銘柄のADR銘柄
- 半導体銘柄(半導体メーカー、半導体装置)
- ワクチン銘柄(ワクチン銘柄と治療薬銘柄)
- 仮想通貨関連銘柄(マイニング、取引所銘柄など)
- eコマース銘柄(ネットショッピング関連銘柄)
- 5G関連銘柄(通信など5G関連銘柄)
- クラウド銘柄(SaaS企業やクラウド関連銘柄)
- オンラインカジノ銘柄(スポーツベッティングやオンラインカジノ銘柄)
- クリーンエネルギー銘柄
- ソーシャルメディア関連銘柄
- 旅行、航空銘柄(旅行関係、航空会社関連銘柄)
◆◆◆
▶▶次は私が注視している主要銘柄になります。
▶▶ポートフォリオに対する影響力が大きい銘柄を中心に紹介していきます!
◆◆◆
「ウォール街ランダムウォーカー」とは…(クリックで下に表示します)
投資家にとっての教科書であり、「ウォール街の教科書」と称される書籍です。 1973年に原著が発売されてからすでに半世紀以上が経過したいまでも増版されているロングセラーです。 投資を始めている人でこの書籍を読んでいない人は絶対に読むべき1冊です。 バブルの歴史やファンダメンタル対テクニカルやアクティ対パッシブなど詳しく書かれていると同時中身が古びない内容で書かれています。 特にこの本を参考にした記事や理論は多く、ベースとなる知識など投資家のまさに教科書的な存在として、ウォール街の教科書として書かれています。 読んだことがない人は絶対に読みましょう。
FANG+銘柄
この項目では主要銘柄の動きを見ていきたいと思います。
主に私が投資している個別銘柄やFANG+インデックス銘柄などを見ていきたいと思います。
私がメインと投資している銘柄のNASDAQ100への寄与度も高く、S&P500に対しても非常に影響力が大きい銘柄となっています。
今日のFANG+銘柄
今日のFANG+indexのパフォーマンスはこうなっています。
内訳としてはこの様になっています。
テスラは絶好調でしたね!
アップルはなかなか上がってこないわね
レバFANGがメインだとこれらの銘柄が重要になってくるからね!
かといって投資信託なんだし、個別で売買できるわけじゃないじゃん?
そうだけど、個別に注目しておくことは重要だよ。
注目個別銘柄
気になる個別銘柄を見ていきたいと思います。
AT&T【T】
AT&T、23年末までに約480億ドル投資の方針
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- 米通信大手AT&Tは11日、光ファイバーインターネットや高速通信規格の5G無線サービスを拡大するため、2023年末までに約480億ドルを投資する方針を発表した。
- メディア事業再編後の事業方針を説明する中で明らかにした。AT&Tはメディア・娯楽企業への転換を目指した高コストの取り組みに株主から懐疑的な見方が示された後、ワーナーメディア部門とディスカバリーの合併に取り組んでおり、2022年第2・四半期に手続きが完了する見込み。
- AT&Tは、インターネットと電話サービスの提供という中核事業に再度焦点を当てる計画だ。
- ジョン・スタンキー最高経営責任者(CEO)は11日のアナリスト向けプレゼンテーションに先立つ記者発表で「ワーナーメディアの手続き完了が近づいた今、AT&Tの新時代のスタートラインに近づいている」と表明した。
- AT&Tによると、22年と23年の年間設備投資額がそれぞれ240億ドル規模になると予想。24年以降は200億ドル規模へ縮小する。
- 米国で光ファイバーインターネットの利用可能世帯を3000万世帯に倍増させ、5Gネットワークを2億人超に拡大することを目指している。AT&Tは11日、ワーナーメディア事業と広告部門Xandrを除いた通期財務ガイダンスも発表。
- Xandrは米マイクロソフトへ売却することで昨年12月に合意した。
- AT&Tの22年の総売上高は1桁台前半の伸び率を見込み、前回の見通しから変更していない。
- 初めて示した23年の業績見通しでは、1桁台前半の増収率が続き、調整後の1株当たり利益は2.50―2.60ドルになるとした。ワーナーメディアとディスカバリーの合併完了後、AT&Tは年間配当金支払総額が80億ドル強になる見込みを示した。
- AT&T単体のフリーキャッシュフローは22年に160億ドル規模、23年には200億ドル規模と見込んでいる。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■AT&Tは米国の通信業持株会社。主に携帯電話事業を展開、子会社AT&Tモビリティを通じて米国内の企業や個人に市内・長距離携帯電話、ローミングサービスを提供。また、インターネット接続、専用回線、DSL、IPテレビ「U-verse」、ブロードバンド、IP電話、ウェブホスティングなどのサービスを提供。本社はテキサス州ダラス。*8
ディディ(滴滴出行)【DIDI】
中国配車サービス大手の滴滴、香港上場準備を中断
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- 中国配車サービス大手の滴滴出行(ディディ)が香港取引所への上場準備を中断したと、ブルームバーグ・ニュースが10日、関係者の話として伝えた。
- 中国当局は滴滴に個人情報管理システムの改革を求めていたが、サイバースペース管理局(CAC)は同社幹部にセキュリティー保全やデータ漏えいに向けた提案は不十分だと伝えたという。
- 滴滴はロイターのコメント要請に応じていない。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■ディディ・グローバルは中国の配車サービス企業。モバイルアプリを介し、タクシーや自家用車の配車、ライドシェア、自動車シェアなどのオンデマンド自動車サービスを提供。 また、モビリティエコシステム内のドライバー、乗客、パートナーに保険やクレジットローン、支払いソリューションなどのサービスも提供。本社所在地は北京。*9
- 中国銘柄
ヤム・ブランズ【YUM】(ヤムチャイナ【YUMC】)
ヤム・チャイナ香港上場株が急落、米上場廃止リスク第1陣入り
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- 11日の香港株式市場で、ヤム・チャイナ・ホールディングスの株価が急落した。その他の中国企業4社とともに米中の監査紛争に巻き込まれている。
- 中国で「KFC」、「タコベル」、「ピザハット」を保有するヤム・チャイナは、米国当局から監査文書へのアクセスを提供しなかったと指摘されたことを受け、2024年までにニューヨーク証券取引所で上場廃止を迫られる可能性があると表明した。
- 同社の香港上場株は、午前の取引で10.2%下落。
- ニューヨーク市場では11%安で取引を終えた。
- 米当局は、米上場の中国企業に対して帳簿への全面的なアクセスを要求しているものの、中国側は地元会計事務所による監査文書を外国機関が閲覧することを禁じており、両国間の監査を巡る紛争となっている。
- 中国証券監督管理委員会(CSRC、証監会)は11日、証券監督に関して米国側と合意に達すると確信していると表明した。
- 米証券取引委員会(SEC)は12月、社名は挙げず、上場廃止リスクのある273社を特定したと発表。
- このうち、今週初めてヤム・チャイナを含む5社の社名を挙げた。
- 他に名を連ねた百済神州(ベイジーン)は、開示資料で解決策を模索していると表明。
- 同社の株価は香港で7%安、ニューヨークで6%安。華興資本(チャイナ・ルネッサンス)のアナリスト、ブルース・パン氏は5社が第1陣として公表された主な理由について、「これらの企業が外国企業説明責任法(HFCAA)の開示・提出要件を満たすため、既に2021年の年次報告書を改定されたフォーム20-F、40-F、10-K、N-CSRで提出した最初の数社だから」と指摘した。また、積極的に解決策を模索しているとしたACMリサーチ、および「業務に重大な影響はない」としたザイ・ラボも第1陣に含まれている。
- 和黄医薬(HUTCHMED)も名を連ねているが、今のところコメントを得られていない。
- SECはこれらの企業に対し、異議があれば29日までに申し立てるよう求めている。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■ヤム・ブランズはファストフードチェーンを展開。「KFC(ケンタッキーフライドチキン)」、「ピザハット」、「タコベル(メキシコ料理)」のレストランチェーンの運営とフランチャイズを展開する。事業は米国、米国外、中国、インドの4事業部門で構成され、ファストフードレストランの運営、メニュー開発、フランチャイズ経営、ライセンス契約を行う。*10
注目決算の銘柄
注目の決算が行われております。
主要かつ、注目決算をピックアップしてお伝えしていきます。
オラクル【ORCL】
オラクル、12─2月期は利益が予想下回る クラウド費用が圧迫
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- 米ソフトウエア大手・オラクルが10日発表した第3・四半期(2月28日まで)決算は、利益が市場予想を下回った。
- データセンター設置やクラウド事業強化に向けた支出や、投資関連の損失に圧迫された。株価は引け後の時間外取引で6%下落した。
- 投資関連損失には、DNA解読装置メーカーのオックスフォード・ナノポアの株価下落やサーバー向け半導体メーカー、アンペアの営業損失が含まれる。
- クラウドサービスとライセンスサポート関連のコストは23%増加した。全体の営業費用は8%増の66億9000万ドルとなった。
- オラクルはクラウドコンピューティング分野で、マイクロソフトやアマゾン・ドット・コム、アルファベット傘下グーグルなどとの激しい競争に直面している。
- 売上高は105億1000万ドルで、リフィニティブがまとめたアナリスト予想と一致した。
- 純利益は23億2000万ドル(1株当たり0.84ドル)で、前年同期の50億2000万ドル(同1.68ドル)から減少した。
- 特別項目を除いた1株利益は1.13ドル。アナリスト予想は1.18ドルだった。
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■オラクルは米国の大手ソフトウエア企業。主にデータベース、アプリケーション、ソフトウエアの開発、製造に加え、サポート、保守、運用管理サービスを企業向けに提供。また、ハードウエア事業はサーバーとストレージシステムの販売、技術サポートを展開する。サービス事業はクラウドサービス、コンサルティングなどを手掛ける。本社はカリフォルニア州。*11
アルタビューティ【ULTA】
アルタ・ビューティが予想上回る決算 株価の反応は限定的
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- 化粧品販売のアルタ・ビューティが前日引け後に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益も予想を上回った。
- また、20億ドルの自社株買いプログラムを承認した。第4四半期の業績についてアナリストからは、パンデミックからの見事な回復の締めくくりだったとの評価も聞かれた。
- 一方で、予想を上回る通期の1株利益の見通しについては、慎重かつ注意深く見ているとも述べた。
- ただ、同社株は取引開始直後は上昇して始まったものの、直ぐに戻り売りに押され、下げに転じる場面も見られている。
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■アルタ・ビューティーは米国の化粧品小売チェーン店。サロン専売品及びサロンサービスのワンストップ・ショッピングサービスを展開。化粧品、香水、女性用・男性用スキンケア・ヘアケア製品、ネイルケア製品、美容関連電気製品などを提供。またヘアサロン、マニキュア、マッサージ、その他美容サービスを展開。本社はイリノイ州ボーリングブロック。*12
リビアン・オートモーティブ【RIVN】
EVメーカーのリビアン、供給制約で増産計画に支障-株価一時14%安
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- 電動ピックアップトラックメーカー、米リビアン・オートモーティブは10日、増産計画がサプライチェーン(供給網)問題の制約を受けていることを明らかにした。株価は同日の時間外取引で一時14%下落した。
- リビアンは四半期決算発表に伴い株主に宛てた書簡で、2022年の生産台数見通しを2万5000台とし、部品不足などの影響がなければ同社工場は約5万台を生産する能力があると説明。
- 「当社も業界全体が直面するサプライチェーン問題の影響を免れない。
- 少なくとも22年を通じて続くと考えられるこうした問題により、当社の増産計画はさらに複雑化した」とした。
- リビアンは昨年、米国史上最大級の新規株式公開(IPO)を実施した後、21年の生産目標を達成できず、工場の操業を一時的に停止し、値上げで顧客の反感を買っていた。
- 21年10-12月(第4四半期)決算では、売上高は5400万ドル(約63億円)と、アナリスト予想平均の6400万ドルを下回った。
- 1株損益は調整後ベースで2.43ドルの赤字。アナリスト予想平均は2.05ドルの赤字だった。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■リビアン・オートモーティブは米国の電気自動車(EV)メーカー。主に電動ピックアップトラック「R1T」と電動スポーツユーティリティービークル(SUV)「R1S」の開発・製造に従事する。また、商用車市場において電動の配送用車両の開発・製造も手掛ける。本社所在地はカリフォルニア州アーバイン。*13
- EV関連銘柄
ドキュサイン【DOCU】
ドキュサインが決算受け大幅安 見通しが冴えず不透明感が高まる
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- 電子署名ソリューションのドキュサインが大幅安。
- 前日引け後に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益は予想範囲内だったものの、売上高は予想を上回った。
- ただ、市場はガイダンスを嫌気している。
- 第1四半期、通期とも予想を下回る売上高見通しを示したほか、ビリング(未収請求を考慮した売上高)の見通しも予想を下回った。
- アナリストからは、「第4四半期にかけて成長の鈍化傾向が続いていることが確認されており、2023年度にかけて不透明感が高まっている。ビリングの減少と成長見通しの悪化は、営業戦略への投資の実現に時間がかかっていることが原因だ」と述べた。
- 一方、営業部門におけるいくつかのリーダーシップの交代は、事業の減速傾向を逆転させるための積極的な取り組みを示しているとも指摘した。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■ドキュサインは米国のIT・ソフトウェア企業。主にクラウドベースで、電子署名のソフトウェアや関連サービスを提供する。契約書などをデジタルで準備し、電子署名により契約書の締結をスピーディーに行う。同社顧客は大企業、中小企業、個人事業主、専門家、個人など幅広い。本社所在地はカリフォルニア州サンフランシスコ。*14
- NASDAQ100構成銘柄
まとめ
- 【主要指数】米国株は続落の全面安となり週間で見てもダウは5週連続で下落という厳しい局面が続いています。ウクライナ情勢でロシアが戦線拡大しているというニュースに加えて、アメリカバイデン大統領がロイアの貿易を最恵国待遇から外す方針を出しました。悪材料が多く見通しも良くないことからS&P500とNASDAQも2週連続の下落となっています。
- 【小型株】小型株のラッセル2000も-1.59%と下落しています。
- 【個人成績】-3.03%※個人の成績に付きまして詳しくは別記事にてご紹介しています。
- 【セクター】上昇したセクターはありませんでした。すべてのセクターが下落しています。特にグロース関連が売られており、ARK、仮想通貨、SNSN、フィンテック関連は特に下落しています。半導体、通信、一般消費財、航空、生活必需品、ヘルスケアなども1%以上下げていました。※セクター別の構成銘柄の騰落率については個人成績記事にて掲載しています。
- 【FANG+】FANG+銘柄は10銘柄すべてがマイナスと大幅に下落しており-4.22%となっています。特にバイドゥが-12%、アリババが-6.7%、テスラが-5.12%となって指数を引き下げていました。
- 【予定】来週からサマータイムが始まるため、1時間市場が開くのが早まりますので気をつけてください。
この記事が参加しているお題(クリックで下に表示します)
*1:サムネイル画像の見方:中央部に主要指数を表示しています。両側にセクター別にプラスとマイナスのセクターを表示しています。注目銘柄は今回の記事でニュース記事、決算情報などをピックアップした個別銘柄になります。また下部のFANG+の銘柄は右側がプラス、左側がマイナスとわかるようにしています。
*2: https://sekai-kabuka.com/shisuu.html
*3:Investing.com
*4:参照:https://finviz.com/map.ashx
*5:参照:https://finviz.com/map.ashx
*6:参照:https://finviz.com/groups.ashx
*7:GoogleFinanceより
*8:ヤフーファイナンスより
*9:ヤフーファイナンスより
*10:ヤフーファイナンスより
*11:ヤフーファイナンスより
*12:ヤフーファイナンスより
*13:ヤフーファイナンスより
*14:ヤフーファイナンスより