昨晩の米国株市場の状況の振り返りと私見をまとめていきたいと思います。
レバナスとレバFANG中心に投資をしているサラリーマン投資家のうみひろ(@uminoxhiro)です。昨日はハイテク銘柄にとって厳しい結果となっています。
今日も張り切っていくわよ!
そうだね!では、まずは結論からまとめていきます。
チェックポイント
- ダウはわずかながら上げたもののNASDAQは大きく下落しています。
- 特にNASDAQは大きく下落しており、イエレン財務長官の金利発言によって大きな下落になっています。
- 素材、金融セクターは比較的好調で、一方仮想通貨銘柄や5G銘柄、ハイテク銘柄などに関してはひどい有様でした。
- ファイザーの決算が有りかなり強い決算でしたが共同開発のバイオンテックは15%以上下げるという暴落を見せています。
- FANG+10銘柄はすべての銘柄がマイナスということで大きく下落しています。大型テック企業はヘッジとして売られた形になっています。
- 今後はイエレン財務長官は少し黙るのではないでしょうか。(希望)
- FRBのパウエル議長の発言がますます重要になってきます。
- 5月7日には米国雇用統計の発表、5月12日には消費者物価指数発表が控えています。
投資に対しての注意事項…(クリックで下に詳細を表示します)
この記事は私が投資している銘柄を中心に主要指数・セクター別の動きなどをまとめていきます。主に私が投資しているのはハイテクグロース株でありFANG+銘柄とNASDAQ100になります。レバレッジ型の投資やハイテクグロース株には元本を大きく損なうリスクも有るためご注意ください。投資に対してはリスクを許容した上で投資してください。本記事・ブログにおいての個別銘柄・投資信託・ETFなどについては売買を推奨するものではありませんので予めご理解の上、お読みください。本ブログに掲載された銘柄において損失を被った場合においても責任は一切負いません。
先に言い訳をさせていください、出社前の朝の時間に作成しており誤字脱字・数字の間違いなどがある場合があります。帰宅後すぐに修正しますのでご承知の上お読みください
社畜はつらいわね
目次:
- チェックポイント
- 目次:
- 2021年5月4日の主要指数と投資成績
- 気になるニュース
- 今日長期金利の動きと恐怖指数【VIX指数とVXN指数】
- 米国株市場の状況
- NASDAQ100
- セクター別の考察
- FANG+銘柄
- 注目個別銘柄
- 注目決算の銘柄
- まとめ
まずは、指数とと私のパフォーマンスからお伝えします。
2021年5月4日の主要指数と投資成績
指標と私のポートフォリオの金額の増減をお伝えします。
主要指数
日経平均株価に入る225社に入る会社に所属しているため、一応載せています。
社会人としては米国指数よりも日経平均のほうが話題になるからね、日経平均も頭に入れといて損はないわ
私のポートフォリオのパフォーマンス
- うみひろ:-1.51%
下がってる…レバレッジFANG+やレバレッジNASDAQ100の投資信託が含まれてなくてこの数字だから相当きついわ。連休明けが怖すぎる。
- 5月:-2.30%
- 年初:+1.82%
5月のポートフォリオ資産額の推移
5月はまだ2営業日しかないからね。
そうだね、一応4月の推移も貼り付けておきます。
5月のスタートダッシュは泥沼にハマっているようね。
まさにセル・イン・メイ。
年初来からのポートフォリオの資産額推移
浮き沈みの激しいチャートになってるわね
もう、マイテンしてしまう…
※私のポートフォリオには「投資信託」が含まれているため前日の成績だけではなく前々日の結果が含まれています。
※元本を引いた運用損益の結果となっています。
あと、この数字には仮想通貨(暗号資産)の状況については組み込まれていなわよ
仮想通貨関連については後述します。
- 【現在のポートフォリオ】ホワイト企業サラリーマンの投資記録まとめ
気になるニュース
気になるニュースをピックアップしてご紹介していきたいと思います。
- イエレン財務長官が金利上昇の可能性に言及する(本項目)
- アメリカの貿易赤字が膨らみ3月において過去最大も国内需要が急増(本項目)
- 台湾セミコンダクター(TSMC)がアリゾナの工場建設をさらに増設か(個別銘柄にて紹介)
- ゴールドマン・サックスは6月にはリモートワーク終了、オフィス復帰へ(個別銘柄にて紹介)
- ファイザーは今年の新型コロナワクチン売上高と利益の予想を上方修正(個別銘柄にて紹介)
- CVSヘルス決算、コロナの検査やワクチン接種などでインフルや風邪の減少を相殺(個別銘柄にて紹介)
イエレン財務長官が金利上昇の可能性に言及する
- イエレン米財務長官は、政府が支出を拡大し経済がそれに応じる形で成長を加速させる中で、金利は上昇する可能性が高いとの見解を示した
- 長官の発言を受けて金融市場では動揺が広がったが、エコノミストの間では自明のことで特に驚くような発言ではないと捉えられた
- 「米経済が過熱しないよう確実を期するには、金利はやや上昇せざるを得ないかもしれない」と発言
- 「金利の極めて小幅な上昇につながる可能性がある」
- 米金融当局の独立性という観点から政権のメンバーが金利の見通しについて発言するのはまれ
- イエレン長官の発言が伝わった後、株式相場は下げを拡大
- 米国債利回りは下げを縮め、ドルはこの日の高値を付けた
- バイデン大統領が提案する巨額の支出計画について、金利が上昇したとしても経済にとって最終的にはプラスになると強調
- 「米経済が高い競争力と生産力を維持する上で必要な投資であり、それにより米経済の成長は加速すると考えている」と述べた
- バイデン政権の1兆9000億ドルの経済対策に対して「この計画には経済に対する需要効果があるが、さらに重要なのは大きな供給効果をもたらすという点だ」
イエレン財務長官の突然の発言によってマーケットが大きく動いた形になりました。
その後ウォール・ストリート・ジャーナルの取材に対して自分の発言に対して「金利上昇に対しては見込んでいない」と苦し紛れの発言もしています。
アメリカの貿易赤字が膨らみ3月において過去最大も国内需要が急増
- 米商務省が4日に発表した3月の貿易収支は、赤字額が前月比5.6%増の744億ドルと、過去最大に達した(市場予想と一致)
- 国内需要が急速に増える中で輸入が増加
- 米経済活動が他国より早く持ち直す中、今後も赤字が拡大する可能性が高い
- 輸入は6.3%増の2745億ドルと、過去最大
- モノの輸入は7.0%増の2344億ドルと、こちらも過去最大
- 消費財と食品、資本財の輸入が過去最大
- 一方、民間航空機と携帯電話は減った
- 輸出は6.6%増の2000億ドル。モノの輸出が8.9%急増し1429億ドル
- 産業用資材と原料、資本財、消費財の増加が目立った
今日長期金利の動きと恐怖指数【VIX指数とVXN指数】
ここでは、ハイテクグロース株に大きく影響のある長期金利(米国10年債)の動きと、恐怖指数(VIX指数とVXN指数)をまとめます。
恐怖指数は投資家の心理状態を数値化しているものとして多くの投資家が参考している指数よ
長期国債(米国10年債利回り)
長期国債とグロース株の関係とは…(クリックで下に詳細を表示します)
基本的に長期国債と、グロース株については「逆相関」の関係があるといいます。長期国債が上がれば、グロース株が売られてグロース株の値段が下がってしまいます。リスクの高いハイパーグロース株よりも安全資産である国債の利率があがればお金が「安全で稼げる」方に流れると行った感じです。
長期国債が上がっていくとハイテクグロース株にとっては逆風になっていくわ
一般的にハイテクグロース株とは逆相関関係にあると言われてるね
利回りは大きく変動してないものの、利上げについての発言があったため金融株の動きも非常に気になるところです。
大手金融機関の動き
金利に影響あるのはグロース株だけではなく大手の金融機関も同様となります。
ここでは、アメリカ大手の金融機関もチェックします。
全体的に強いね。
イエレンさんが発言してるからね、反応したのかも。
金融株にとっては利上げは追い風だからね。
恐怖指数
VIXの動き(S&P500)
恐怖指数は大きく上がってるわね。
VXNの動き(NASDAQ100)
危険水域にはまだまだだけど、これだけ急上昇するのは怖いね。
VIX指数とVXN指数について(恐怖指数)とは…(クリックで下に詳細を表示します)
- VIX指数はS&P500、VXN指数はNASDAQ100に対する恐怖指数です。
- 平常時のVIXは、だいたい10〜20程度
- 30を超えてくる場合は警戒領域
- NASDAQ100の恐怖し指数を表すVXNは、だいたい30〜39程度(30台で推移)
- 40を超えてくる場合は警戒領域
- 2008年9月 リーマン破綻 48.4
- 2008年10月 リーマンショック 89.53
- 2020年3月 コロナショック 85.47
米国株市場の状況
S&P500ヒートマップ
まずは、S&P500のヒートマップを御覧ください。
S&P500グロース【IVW】orバリュー【IVE】
全体的に下がっているもののバリュー株は比較的堅調でした。
金利に影響されやすいグロースは売られた形ね。
SPYのチャート
これはS&P500のETFである【SPY】のチャートになります
※【SPY】「SPDR S&P500 ETF」
SPYとは…(クリックで下に詳細を表示します)
SPYは正式名称「SPDR S&P500 ETF」でNY【SPY】、東京証券取引所【1557】にも上場しています。1993年1月に設定されたS&P500(S&P 500 Index)に連動した米国において最初のETFです。
S&P500個別銘柄の上昇率上位
素材銘柄の圧倒的な強さが伺えます。
S&P500個別銘柄の下落率上位
アップルも大きく下がっています。
投資が不安、苦手、勉強したくないという人はこの本を読んで毎日このブログをチェックすることとETFやインデックスファンドを購入しておけば大丈夫よ!
ジャック・ボーグルとは…(クリックで下に詳細を表示します)
ジョン・クリフトン・“ジャック”・ボーグルはアメリカ合衆国の投資家、実業家、慈善家です。世界初の個人投資家向けのインデックス・ファンドを設定した人物です。幅広い投資家に低コストで投資ができる機会を与えた人物としても知られています。「インデックス・ファンドの父」とも呼ばれています。経費率の比較的安価なETFで有名なヴァンガードグループを創設者です。2019年食道がんで死去。
ワールドヒートマップ
アメリカ以外のアメリカに上場している株式(ADR)の状況です。
全体的に下がってるね…!
日本の企業も頑張ってほしいわね!
中国株のハイテク企業詰め合わせ投資信託「ATMX+」にも少額投資しています。
詳しい銘柄の紹介は下記の記事で行っています。
ますます、中国株にも頑張ってもらわないとね。
NASDAQ100
ヒートマップ
NASDAQ100銘柄の状況DEATH。
焼け野原状態になっており、私も丸焼けです。
NASDAQ100レバレッジを大量購入している身としてはかなり重要な銘柄になります。
いわゆるレバナスはNASDAQ100の結果に2倍のパフォーマンスだからね
QQQのチャート
NASDAQ100個別銘柄の騰落率上位
次にNASDAQ100銘柄のうちで騰落率が比較的高かった銘柄をピックアップしていきます。
NASDAQ100で上がった銘柄
NASDAQ100で上がった銘柄は20銘柄も有りませんでした。
NASDAQ100で下がった銘柄
結構大きく下げるわね
◆◆◆
▶▶次はセクター別の市場の動きを見ていきたいと思います。
▶▶セクター別に大きな動きがあるのか注目してトレンドを掴んでいきたいですね!
◆◆◆
セクター別の考察
本日のセクター別のパフォーマンスはこの様になっています。
素材は強かったんだね、それにしてもテック系はひどいね。
※下記のETFとは構成銘柄が違うため若干の乖離はあります。
上昇したセクター
上昇したセクターは、素材・金融・資本財・エネルギー株のいわゆるオルエコ組です。
下落したセクター
下落したセクターはハイテクグロース株中心に半導体なども売られています。
セクターについて…(クリックで下に詳細を表示します)
産業分類について、S&P、FTSE Russellは11の産業分類を行っていますが、ヴァンガード社のETFを参考にさせていただきます。 不動産はスパイダーシリーズを採用しています。- エネルギー(Energy):【VDE】
- 素材(Materials):【VAW】
- 資本財(Industrials):【VIS】
- 一般消費財(Consumer Discretionary):【VCR】
- 生活必需品(Consumer Staples):【VDC】
- ヘルスケア(Health Care):【VHT】
- 金融(Financials):【VFH】
- 情報技術(Information Technology):【VGT】
- 通信サービス(Communication Services):【VOX】
- 公益事業(Utilities):【VPU】
- 不動産(Real Estate):【XLRE】
5G関連銘柄の様子
次のメガトレンドの1つとして注目されている「5G」ですが、関連銘柄もウォッチしていきます。
5G関連毎度見てるけど、毎度下がってるよね。
本当に普及するのかね。
5G関連に投資している人、投資を考えている人は銘柄をざっくりと紹介している記事がありますのでこちらを御覧ください。
ARK(アーク) ETFの騰落率
個人投資家から圧倒的な人気のARK社のETFの騰落率はこの様になっています。
ハイテクグロース株に投資している人はARK銘柄によってはかなり影響を受けるからチェックしといてね!
相当厳しいみたいね。
コウイウ日モアルワヨ…!
仮想通貨関連
仮想通貨市場は24時間のためチェックした時点の価格になっておりますので、現在価格とのズレがあるかもしれません。
米国株の仮想通貨銘柄
相変わらずボラティリティが激しいわね
今日も大きく下がってるね
仮想通貨(ビットコイン)銘柄とは…(クリックで下に詳細を表示します)
ビットコインの価格に大きく影響されるのはスクエア【SQ】だけではありません。 ここでは、3つの仮想通貨銘柄としてピックアップしています。仮想通貨銘柄は、通貨の採掘(マイニング)を行い採掘したビットコインなどを売却することで利益を得ます。
またスクエアやペイパルのように取引を行っているものあります。(手数料など)
仮想通貨を購入する場合は税金面で雑所得になるので確定申告が必要です。
株式の場合は特定口座にすれば税金が自動でとられるからね
仮想通貨・ビットコイン銘柄についてはこちらにまとめています。
現在持ってる仮想通貨は、リップルとイーサリアムくらいです
スプレッド、手数料や豊富なアルトコインを購入するなら「世界最大の仮想通貨取引所のバイナンス」がおすすめです!
◆◆◆
▶▶次は私が注視している主要銘柄になります。
▶▶ポートフォリオに対する影響力が大きい銘柄を中心に紹介していきます!
◆◆◆
「ウォール街ランダムウォーカー」とは…(クリックで下に表示します)
投資家にとっての教科書であり、「ウォール街の教科書」と称される書籍です。 1973年に原著が発売されてからすでに半世紀以上が経過したいまでも増版されているロングセラーです。 投資を始めている人でこの書籍を読んでいない人は絶対に読むべき1冊です。 バブルの歴史やファンダメンタル対テクニカルやアクティ対パッシブなど詳しく書かれていると同時中身が古びない内容で書かれています。 特にこの本を参考にした記事や理論は多く、ベースとなる知識など投資家のまさに教科書的な存在として、ウォール街の教科書として書かれています。 読んだことがない人は絶対に読みましょう。
FANG+銘柄
この項目では主要銘柄の動きを見ていきたいと思います。
主に私が投資している個別銘柄やFANG+インデックス銘柄などを見ていきたいと思います。
私がメインと投資している銘柄のNASDAQ100への寄与度も高く、S&P500に対しても非常に影響力が大きい銘柄となっています。
今日のFANG+銘柄
今日のFANG+indexのパフォーマンスはこうなっています。
内訳としてはこの様になっています。
昨日は終始低迷してたね
ここ数日は厳しいよね。
全部赤じゃん。
こういう日にテスラってあがってるんじゃないの?
無茶ヤデ。
丸くなったわね。
レバFANGがメインだとこれらの銘柄が重要になってくるからね!
かといって投資信託なんだし、個別で売買できるわけじゃないじゃん?
そうだけど、個別に注目しておくことは重要だよ。
アップル 【AAPL】
FANG+の中でも最も下げたのがアップルです。
S&P500のなかでも下げている部類に入り、好決算にも関わらずこの売りはなかなか厳しいですね。
おそらく、ヘッジとして売られていたのかもしれません。
アップルは世界最大の時価総額で出来高も大きく、FANG+の影響だけではなくNASDAQ100やS&P500、ダウ銘柄でもあるし株価の影響がすべての指数に影響してくるので毎日チェックしておかないとね。
あのバフェットも大量に持ってるからね。
アップルは個別銘柄としても保有しています。ジム・クレイマーも「Appleは売買するな持っとくんや!」って言ってたしね。
APPLEはモットケ!売ルンヤナイ!
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
アップルは米国のIT機器大手。メディアデバイス、PC、スマートフォン、タブレット端末などのデザイン・製造・販売に従事し、主要製品は「Mac」、「iPhone」、「iPad」、「iPod」、「Apple Watch」、「Apple TV」などの消費者製品で、「iOS」や「iCloud」、「ApplePay」なども展開する。デジタルコンテンツやアプリも販売する。*7
注目個別銘柄
気になる個別銘柄を見ていきたいと思います。
台湾セミコンダクター【TSM】
世界最大手の半導体ファウンドリーの台湾セミコンダクターはアリゾナ州での新工場の計画でさらに工場を建設するというニュースが入っています。
台湾セミコンダクター(TSMC)がアリゾナの工場建設をさらに増設か
- 米アリゾナ州でさらに工場を建設する計画をしている
- 現在、アリゾナ州フェニックスに半導体製造工場を建設中で2024年から量産開始の予定
- フェニックス工場の月間生産能力は、12インチのウエハー2万枚で、業界標準でみると規模は大きくない
- 工場増設で、生産能力がどの程度拡大するかは不明
- TSMCは先月、半導体工場の生産能力拡大に向け、今後3年間に1000億ドルを投資する計画を発表しています。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■台湾セミコンダクター・マニュファクチャリングは台湾の半導体ファウンドリーメーカー。集積回路(IC)とその他半導体デバイスの製造、販売、実装、検査、組み立て、コンピュータ支援設計に加え、フォトマスクを製造。CMOSロジック、ミックスドシグナル、高周波、組み込みメモリ、イメージセンサー、BiCOウMSミックスドシグナルICなどを扱う。*8
結構長く持ってる銘柄だけあってチェックしておきたいね。
TSMCは半導体装置の銘柄にも大きな影響があるからね。
他の半導体銘柄
ゴールドマン・サックス【GS】
ゴールドマン・サックスが従業員へオフィスへの復帰をさせる計画を発表しました。
ますますコロナからの復帰が鮮明になってきた形になります。
ゴールドマン・サックスは6月にはリモートワーク終了、オフィス復帰へ
- 米国の従業員を来月にオフィスへ復帰させる計画を策定
- オフィス復帰を促すウォール街の金融機関はますます増えている
一度リモートワークを始めた企業もどんどんと元のスタイルにもどりつつあるね。
日本の企業はどうなっていくのかも見ものだね。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■ゴールドマン・サックスは米国大手の投資銀行。企業、金融機関、政府機関、個人に対し投資銀行、証券、資産運用事業を米国内外で展開。合併買収、財務再編関連アドバイス、株式、債券引受業務のほか、機関投資家に対し債券、株式、証券、金属商品、外貨、デリバティブ商品の仲介、融資・投資アドバイスや資産運用管理サービスも提供。本社はニューヨーク。*9
注目決算の銘柄
注目の決算が行われております。
主要かつ、注目決算をピックアップしてお伝えしていきます。
ファイザー【PFE】
日本でもワクチン提供で有名になったファイザーです。
ワクチン銘柄としても非常に注目の決算となっていました。
ちなみに私は去年のワクチンの製造報道の頃に売却しており現在は保有していません。
売上、EPSともに市場予想をクリアしています。
非常に強い決算と言えると思います。
ファイザーは今年の新型コロナワクチン売上高と利益の予想を上方修正
- 通期の新型コロナウイルスワクチンの売上高予想を引き上げ、利益見通しも上方修正
- 2021年のコロナワクチン売上高は260億ドル(約2兆8400億円)を見込む(従来予想は150億ドル)
- 調整後1株当たり利益予想は3.55-3.65ドルと、従来の3.10-3.20ドルから引き上げた。
- 4月半ば時点で成立済みの契約に基づけば、今年のワクチン出荷数は16億回分を計画
- 来年の生産能力は少なくとも30億回分となる見通し
- 今年1-3月(第1四半期)の全体の売上高は145億8000万ドル(市場予想平均は136億2000万ドル)
- 調整後1株利益は93セントと、前年同期の63セントから47%増加
決算を見る(クリックで下に詳細を表示します)
■EPS:◎
- 発表:$0.93
- コンセンサス予想:$0.7773
■売上高:◎
- 発表:$14.58B(44%Y/Y)
- コンセンサス予想:$13.67B
- ワクチン:3.46B
ガイダンス FY2021
■EPS:◎
- 発表:$3.55~3.65
- コンセンサス予想:$3.36
■売上高:◎
- 発表:$70.5B~$72.5B
- コンセンサス予想:$62.99B
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■ファイザー(Pfizer Inc.)(Pfizer)は研究ベースのグローバルなバイオ医薬品会社である。【事業内容】医療製品の発見・開発・製造を行う。グローバル・ポートフォリオには、医薬品とワクチンが含まれる。ファイザー・イノベーティブ・ヘルス(IH)とファイザー・エッセンシャル・ヘルス(EH)の2つの事業セグメントを通じて商業活動を展開する。IH事業は医薬品とワクチンの開発と商業化に重点を置く。IHの治療分野は内科、ワクチン、腫瘍学、炎症、免疫学、希少疾患と消費者医療を含む。EH事業はレガシー・ブランド、ブランド・ジェネリック、一般的無菌注射用製品、バイオシミラーと輸液システムを含む。EHは、また研究・開発(R&D)組織と契約製造事業を含む。ブランドは「Prevnar 13」、「Xeljanz」、「Eliquis」、「Lipitor」、「Celebrex」、「Pristiq」、「Viagra」を含む。*10
バイオンテック【BNTX】
ファイザーとワクチンを共同開発しここ最近株価が好調だったバイオンテックの株価もチェックしておきましょう。
15%も下げたの?w
ここのところ、絶好調だっったのにね。
押し目ね。
CVSヘルス【CVS】
総合ヘルスケア企業のCVSヘルスも第1四半期の決算を発表しています。
非常にいい決算でした、コロナの検査を始めワクチン接種に関連して売上が伸びています。
風邪やインフルエンザの患者が減った分を補っています。
決算を受けて大きく上昇しています。
CVSヘルス決算、コロナの検査やワクチン接種などでインフルや風邪の減少を相殺
- 1株利益、売上高とも予想を上回った
- ドラックストア部門が好調だったほか、長期介護施設向けの販売も好調
- 新型ウイルス検査やワクチン接種が咳や風邪、インフルエンザからの需要減を補った
- 通期の1株利益の見通しも上方修正
- 介護施設と薬局で1700万回以上のワクチン接種を実施
- 第1四半期の約900万件を含む、累計2300万件超の新型ウイルス検査も実施
- 同社で検査を受けた新規顧客の約9%が、薬局で新しい処方箋を作成
- 薬剤給付管理のほうは、咳や風邪、インフルエンザの需要が弱く前年比1%の減少となった
- 保険事業のエトナの収益は前年比で7%近く増加
決算を見る(クリックで下に詳細を表示します)
■EPS:◎
- 発表:$2.04
- 予想:$1.71
■売上高:◎
- 発表:$69.1B
- 予想:$68.35B
ガイダンス FY2021
■EPS:◎
- 発表:$7.56~7.68
- 予想:$7.51
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■CVS・ヘルス(CVS Health Corporation)は子会社と共に運営する統合薬局医療会社である。【事業内容】同社はOmnicare, Inc. (Omnicare)およびOmnicareの長期介護(LTC)事業を通じて、シニア・コミュニティへ医薬品の調達、関連薬局コンサルタントと慢性ケア施設、及びその他のケア施設への付帯サービスを含む薬局ケアを提供する。同社は調剤サービス、小売/LTC及び法人3つの事業を運営する。調剤サービス事業は、その顧客に対して多様な薬事給付管理(PBM)ソリューションを提供する。小売/LTC事業には9709の小売店舗(約7980店舗は薬局を運営し、1674店舗はTarget Corporation(Target)店舗に所在)、オンライン小売薬局ウェブサイト、CVS.com、Navarro.com、Onofre .com.br、オンサイト薬局店舗38店舗、長期ケア薬局事業、小売医療診療所などがある。*11
チェグ【CHGG】
学生向けの学習プラットフォームのサービスを展開しているチェグの決算がありました。
売上高は市場予想をクリアしたものの非常に厳しい決算内容となっております。
とはいえ、数日下げたのか、昨日はプラスで終わっています。
寄り付きでは大きく下がっていましたが持ち直しました。
決算を見る(クリックで下に詳細を表示します)
■EPS:✕
- 発表:$0.28
- コンセンサス予想:$0.3
- サプライズ:-6.66%
■売上高:◎
- 発表:$1.9838億
- コンセンサス予想:$1.8459億
- サプライズ:+7.47%
ガイダンス
■FY21.2Q 売上高:✕
- 発表:$1.88億~$1.90億
- コンセンサス予想:$1.9231億
■FY2021 売上高:◎
- 発表:$7.90億~$8.00億
- コンセンサス予想:$7.9046億
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■チェッグ(Chegg, Inc.)は、学生が最初に接続する学習プラットフォームである。【事業内容】同社は、大学入学試験のための学生の勉強、大学の検索、成績の取得、学校での受験、大学入学後に働くスキルを身に付けるためのインターンシップの提供を支援する。同社は、国内外の学生を米国内のカレッジ、大学及びその他の学術機関(総称してカレッジという)と照合する。それはまた、家賃と販売のためのeTextbooksライブラリを提供する。同社はまた、Chegg Tutorsのサービスを通じて、生徒が学習プラットフォーム上のライブチューターを持つ。同社はインターンシップへのアクセスを提供し、学生が最初の仕事を確保するのに不可欠なスキルを身に付けるよう支援する。同社は、必須材料とCheggサービスの2つの製品ラインを提供する。Required Materialsの製品ラインには、印刷教科書とeTextbookのレンタルと販売、並びにIngramから受け取る手数料が含まれる。*12
今週も大型株の決算など注目の決算が多くあります。
気になる銘柄はチェックしておきましょう。
当ブログ「ウミノマトリクス」では下記の銘柄に注目し、決算情報をお伝えしていく予定です。
今週の注目決算(予定)
■5月3日
- バークシャー・ハサウェイ【BAK-A,BRK-B】
- エスティローダー【EL】
- チェグ【CHGG】(アフター)本記事
■5月4日
- CVSヘルス【CVS】本記事
- ファイザー【PFE】本記事
- ティーモバイル【TMUS】(アフター)
- リフト【LYFT】(アフター)
- マッチグループ【MTCH】(アフター)
- ジローグループ【ZG】(アフター)
■5月5日
- GM(ゼネラル・モーターズ)【GM】
- PayPal(ペイパル)【PYPL】(アフター)
- トゥイリオ【TWLO】(アフター)
- エッツィ【ETSY】(アフター)
- ウーバー【UBER】(アフター)
- ファストリー【FSLY】(アフター)
- コルボ【QRVO】(アフター)
■5月6日
- モデルナ【MRNA】
- バイアコムCBS【VIAC】
- リジェネロン【REGN】
- スクエア【SQ】(アフター)
- ロク【ROKU】(アフター)
- ペロトン【PTON】(アフター)
- AMCエンターテイメント【AMC】(アフター)
- クラウドフレア【NET】(アフター)
- ビヨンドミート【BYND】(アフター)
- データドッグ【DDOG】(アフター)
■5月6日
- ドラフトキングス【DKNG】
- ニコラ【NKLA】
最近の決算まとめ
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■4月26日
■4月27日
- レイセオン【RTX】
- テキサス・インスツルメンツ【TXN】
- ゼネラル・エレクトリック(GE)【GE】
- 3M【MMM】
- AMD【AMD】
- マイクロソフト【MSFT】
- ピンタレスト【PINS】
- アルファベット(Google)【GOOGL】
- VISA【V】
■4月28日
- ボーイング【BA】
- ショッピファイ【SHOP】
- Apple【APPL】(アフター)
- フェイスブック【FB】(アフター)
- クアルコム【QCOM】(アフター)
- テラドックヘルス【TDOC】(アフター)
- サービスナウ【NOW】(アフター)
■4月29日
- マスターカード【MA】
- キャタピラー【CAT】
- メルク【MRK】
- サザン【SO】
- マクドナルド【MCD】
- ブリストル・マイヤーズ【BMY】
- アルトリア・グループ【MO】
- サーモフィッシャーサイエンティフィック【TMO】
- Amazon【AMZN】
- ニーオ【NIO】
- Twitter【TWTR】
- スカイワークス・ソリューションズ【SWKS】
- KLA【KLAC】
- ギリアド・サイエンシズ【GILD】
■4月30日
- エクソンモービル【XOM】
- シェブロン【CVX】
- アッヴィ【ABBV】
- アストラゼネカ【AZN】
先週の決算の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■4月16日の決算
■4月19日の決算
■4月20日の決算
■4月21日の決算
■4月22日の決算
■4月23日の決算
※ウォッチ銘柄については、米国でも多くの投資家が愛用している「モトリーフール」などから情報を仕入れていますので良かったら購読してみてください。
まとめ
- ダウはわずかながら上げたもののNASDAQは大きく下落しています。
- 特にNASDAQは大きく下落しており、イエレン財務長官の金利発言によって大きな下落になっています。
- 素材、金融セクターは比較的好調で、一方仮想通貨銘柄や5G銘柄、ハイテク銘柄などに関してはひどい有様でした。
- ファイザーの決算が有りかなり強い決算でしたが共同開発のバイオンテックは15%以上下げるという暴落を見せています。
- FANG+10銘柄はすべての銘柄がマイナスということで大きく下落しています。大型テック企業はヘッジとして売られた形になっています。
- 今後はイエレン財務長官は少し黙るのではないでしょうか。(希望)
- FRBのパウエル議長の発言がますます重要になってきます。
- 5月7日には米国雇用統計の発表、5月12日には消費者物価指数発表が控えています。
この記事が参加しているお題(クリックで下に表示します)
*1: https://sekai-kabuka.com/shisuu.html
*2:参照:https://finviz.com/map.ashx
*3:参照:https://finviz.com/map.ashx
*4:参照:Nasdaq 100 : The latest Index price detail and constituents | Sharecast.com | Sharecast.com
*5:参照:https://finviz.com/groups.ashx
*6:GoogleFinanceより
*7:ヤフーファイナンスより
*8:ヤフーファイナンスより
*9:ヤフーファイナンスより
*10:Investing.comより
*11:Investing.comより
*12:Investing.comより