
米国株市場の状況の振り返りと私見をまとめていきたいと思います。
株式市場は順調で良好な企業決算を好感していましたが午後から金融引締等の憶測からハイテク株を中心に売り圧力が強まりました。
毎日レバナスとレバFANGに積立しグロース株中心に投資をしているサラリーマン投資家のうみひろ(@uminoxhiro)です。現在個別株で一番比率が高い銘柄はパランティア【PLTR】です。
ブログを読みに来てくださってありがとうございます。
昨晩の米国株市場の振り返りを今日も行っていきます。
今回の記事も成績に左右されないで元気にいくわよ
そうだね!では、まずは結論からまとめていきます。
【今日の結論】チェックポイント
- 【主要指数】株式市場は順調で良好な企業決算を好感していましたが午後から金融引締等の憶測からハイテク株を中心に売り圧力が強まりました。ダウは5日連続で下落しており、S&P500とNASDAQは3日連続の下落です。半導体指数のSOXも-3.25%と大きく下落しており3日連続下落しています。
- 【小型株】小型株のラッセル2000も売られており、-1.88%と下落しています。
- 【セクター】多くのセクターが下落した中、数少ない上昇したセクターは旅行関係、SNS関係、eコマース、クリエネ、フィンテック、ARK、サイバーセキュリティが若干ですが上がっていました。多くのセクターが下落しています。特に半導体、一般消費財、素材、資本財、ハイテクやエネルギー関連、通信、不動心、金融、生活必需品、ヘルスケアなど下落していました。※セクター別の構成銘柄の騰落率については個人成績記事にて掲載しています。
- 【FANG+】FANG+は-0.31%と小幅な値下げにとどまりました。10銘柄すべてプラスで始まったのですが終わってみれば7銘柄が下落しており、ネットフリックスが決算でコケてしまい下落しています。また上昇した銘柄では中国のバイドゥとアリババとが下落することなくプラスで終えています。
- 【予定】来週はFOMCと企業決算が続々と続いています。厳しい状況でありますがチェックしていきましょう。
投資に対しての注意事項…(クリックで下に詳細を表示します)
この記事は私が投資している銘柄を中心に主要指数・セクター別の動きなどをまとめていきます。主に私が投資しているのはハイテクグロース株でありFANG+銘柄とNASDAQ100になります。レバレッジ型の投資やハイテクグロース株には元本を大きく損なうリスクも有るためご注意ください。投資に対してはリスクを許容した上で投資してください。本記事・ブログにおいての個別銘柄・投資信託・ETFなどについては売買を推奨するものではありませんので予めご理解の上、お読みください。本ブログに掲載された銘柄において損失を被った場合においても責任は一切負いません。
先に言い訳をさせていください、出社前の朝の時間に作成しており誤字脱字・数字の間違いなどがある場合があります。帰宅後すぐに修正しますのでご承知の上お読みください
社畜はつらいわね

- 【今日の結論】チェックポイント
- 2022年1月20日の主要指数と投資成績
- 気になるニュース
- 長期金利の動きと恐怖指数【VIX指数とVXN指数】
- 米国株市場(S&P500)の状況
- 世界の株価
- 中国の状況
- インド株の状況
- NASDAQ100の様子
- NASDAQ100個別銘柄の騰落率上位
- セクター別の考察
- 上昇したセクター
- 下落したセクター
- FANG+銘柄
- FANG+の注目銘柄
- 注目個別銘柄
- 注目決算の銘柄
- まとめ
まずは、指数と私のパフォーマンスからお伝えします。
まずは指数からね
2022年1月20日の主要指数と投資成績
この項目では指数と私のポートフォリオの金額の増減をお伝えします。
主要指数
今日は全体的に言えば、おはぎゃーだね。
私のポートフォリオのパフォーマンス
昨日の結果を踏まえて、私のポートフォリオのパフォーマンスはこの様になっています。
詳しい情報は、12時ごろに公開予定の「投資成績」の記事を御覧ください!
前日の投資成績はこちらから
前日のデイリー記事はこちらから
※私のポートフォリオには「投資信託」が含まれているため前日の成績だけではなく前々日の結果が含まれています。
※元本を引いた運用損益の結果となっています。
あと、この数字には仮想通貨(暗号資産)の状況については組み込まれていなわよ
当ブログの投資成績につきましては資産管理、家計簿アプリのマネーフォワードを活用しています。
気になるニュース
気になるニュースをピックアップしてご紹介していきたいと思います。
個別銘柄のニュースについては「注目銘柄」で紹介します。
失業保険申請数
失業保険申請28.6万件と3カ月ぶり高水準、コロナ拡大響く
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- 米労働省が20日発表した1月15日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比5万5000件増の28万6000件と、昨年10月半ば以来3カ月ぶりの高水準に達した。
- 増加は3週連続で、昨年7月以来の大幅増となった。
- 市場予想は22万件だった。
- 新型コロナウイルスの感染再拡大によってビジネスや企業活動が妨げられている公算が大きい。
- 今回のデータは1月の米雇用統計の調査期間と重なっていることもあり、1月の雇用の伸びにも影響が及ぶ可能性がある。
- ネイビー・フェデラル・クレジット・ユニオンのコーポレートエコノミスト、ロバート・フリック氏は「オミクロン変異株流行によって感染者が過去最多に達している状況を反映しているようだ」と指摘。
- 同時に「オミクロン株の流行はピークを迎えており、過去のトレンドが続けば、申請件数は今後2─3週間で急速に減少する見通しだ」と述べた。
- 州別ではカリフォルニア州で申請件数が増加。一方、ニューヨーク、ミズーリ、テキサスの各州では大幅に減少した。
- 1月8日までの1週間の失業保険受給総数は8万4000件増の163万5000件だった。
失業保険申請数とは…(クリックで下に詳細を表示します)
- 米新規失業保険申請件数は、失業者がはじめて申請した失業保険給付の申請件数を測定する指標です。
- 労働省によりまとめられ、毎週木曜日に発表されます。
- 週次の失業保険申請件数は、速報性が高いため失業率や非農業部門雇用者数の先行指標として注目されており、雇用市場の健全性を測定する方法として使用されます。
- 予想より高い数値は米ドルにとって売り材料であるとされるが、予想より低い数値は米ドルにとって買い材料であると解釈されます。*3
長期金利の動きと恐怖指数【VIX指数とVXN指数】
ここでは、ハイテクグロース株に大きく影響のある長期金利(米国10年債)の動きと、恐怖指数(VIX指数とVXN指数)をまとめます。
恐怖指数は投資家の心理状態を数値化しているものとして多くの投資家が参考している指数よ
長期国債(米国10年債利回り)
長期国債とグロース株の関係とは…(クリックで下に詳細を表示します)
基本的に長期国債と、グロース株については「逆相関」の関係があるといいます。長期国債が上がれば、グロース株が売られてグロース株の値段が下がってしまいます。リスクの高いハイパーグロース株よりも安全資産である国債の利率があがればお金が「安全で稼げる」方に流れると行った感じです。
長期国債が上がっていくとハイテクグロース株にとっては逆風になっていくわ
一般的にハイテクグロース株とは逆相関関係にあると言われてるね
恐怖指数
VIXの動き(S&P500)
VXNの動き(NASDAQ100)
VIX指数とVXN指数について(恐怖指数)とは…(クリックで下に詳細を表示します)
- VIX指数はS&P500、VXN指数はNASDAQ100に対する恐怖指数です。
- 平常時のVIXは、だいたい10〜20程度
- 30を超えてくる場合は警戒領域
- NASDAQ100の恐怖し指数を表すVXNは、だいたい30〜39程度(30台で推移)
- 40を超えてくる場合は警戒領域
- 2008年9月 リーマン破綻 48.4
- 2008年10月 リーマンショック 89.53
- 2020年3月 コロナショック 85.47
米国株市場(S&P500)の状況
S&P500ヒートマップ
まずは、S&P500のヒートマップを御覧ください。
S&P500グロース【IVW】orバリュー【IVE】
全体的に下落してるんだけど、グロース銘柄のほうが下落してるんだね。
グロースの方が良かったようね
SPYのチャート
これはS&P500のETFである【SPY】のチャートになります
※【SPY】「SPDR S&P500 ETF」
SPYとは…(クリックで下に詳細を表示します)
SPYは正式名称「SPDR S&P500 ETF」でNY【SPY】、東京証券取引所【1557】にも上場しています。1993年1月に設定されたS&P500(S&P 500 Index)に連動した米国において最初のETFです。
S&P500個別銘柄の上昇率上位
S&P500個別銘柄の下落率上位
投資が不安、苦手、勉強したくないという人はこの本を読んで毎日このブログをチェックすることとETFやインデックスファンドを購入しておけば大丈夫よ!
ジャック・ボーグルとは…(クリックで下に詳細を表示します)
ジョン・クリフトン・“ジャック”・ボーグルはアメリカ合衆国の投資家、実業家、慈善家です。世界初の個人投資家向けのインデックス・ファンドを設定した人物です。幅広い投資家に低コストで投資ができる機会を与えた人物としても知られています。「インデックス・ファンドの父」とも呼ばれています。経費率の比較的安価なETFで有名なヴァンガードグループを創設者です。2019年食道がんで死去。
世界の株価
ここでは、アメリカに上場(ADR)している世界の株式を中心に見ていきます。 主に、中国株・インド株を中心に見ていきます。
ワールドヒートマップ
アメリカ以外のアメリカに上場している株式(ADR)の状況です。
中国の一部は下落してなかったみたいだね
全体的には死んでるね。
中国の状況
中国株のADR情報は、セクター別の記事にて掲載しています。
中国株にも頑張ってもらわないとね。
インド株の状況
少額ながらインド株にも投資しているのでインド銘柄も見ていきます。
インド株銘柄のADR情報は、セクター別の記事にて掲載しています。
コロナや、宗教、貧富の差などに問題点はあるけど、これから魅力的な市場であることは間違いないので、インドにも今後とも注目していきたいですね
インドの個別株についてはこの記事で解説してるわよ
NASDAQ100の様子
ここでは、NASDAQ100に対しての分析を行います。
NASDAQに対して結構投資してるのよね?
iDeCo(イデコ)もそうだけど、レバナスや積立でもNASDAQ100に投資してるからね。かなり影響度合いは大きいよ
QQQのチャート
NASDAQ100個別銘柄の騰落率上位
次にNASDAQ100銘柄のうちで騰落率が比較的高かった銘柄をピックアップしていきます。
NASDAQ100で上がった銘柄
NASDAQ100で下がった銘柄
結構大きく下げてるわね
◆◆◆
▶▶次はセクター別の市場の動きを見ていきたいと思います。
▶▶セクター別に大きな動きがあるのか注目してトレンドを掴んでいきたいですね!
◆◆◆
セクター別の考察
本日のセクター別のパフォーマンスはこの様になっています。
セクター別パフォーマンス(1日と1週間)
※下記のETFとは構成銘柄が違うため若干の乖離はあります。
上昇したセクター
多くのセクターが下落した中、数少ない上昇したセクターは旅行関係、SNS関係、eコマース、クリエネ、フィンテック、ARK、サイバーセキュリティが若干ですが上がっていました。
下落したセクター
多くのセクターが下落しています。特に半導体、一般消費財、素材、資本財、ハイテクやエネルギー関連、通信、不動心、金融、生活必需品、ヘルスケアなど下落していました。
セクターについて…(クリックで下に詳細を表示します)
産業分類について、S&P、FTSE Russellは11の産業分類を行っていますが、ヴァンガード社のETFを参考にさせていただきます。 不動産はスパイダーシリーズを採用しています。- エネルギー(Energy):【VDE】
- 素材(Materials):【VAW】
- 資本財(Industrials):【VIS】
- 一般消費財(Consumer Discretionary):【VCR】
- 生活必需品(Consumer Staples):【VDC】
- ヘルスケア(Health Care):【VHT】
- 金融(Financials):【VFH】
- 情報技術(Information Technology):【VGT】
- 通信サービス(Communication Services):【VOX】
- 公益事業(Utilities):【VPU】
- 不動産(Real Estate):【XLRE】
注目セクターについては、セクター別の記事にて紹介しています。
- 金融銘柄、フィンテック銘柄、BNPL銘柄
- 中国株、インド株銘柄のADR銘柄
- 半導体銘柄(半導体メーカー、半導体装置)
- ワクチン銘柄(ワクチン銘柄と治療薬銘柄)
- 仮想通貨関連銘柄(マイニング、取引所銘柄など)
- eコマース銘柄(ネットショッピング関連銘柄)
- 5G関連銘柄(通信など5G関連銘柄)
- クラウド銘柄(SaaS企業やクラウド関連銘柄)
- オンラインカジノ銘柄(スポーツベッティングやオンラインカジノ銘柄)
- クリーンエネルギー銘柄
- 旅行、航空銘柄(旅行関係、航空会社関連銘柄)
◆◆◆
▶▶次は私が注視している主要銘柄になります。
▶▶ポートフォリオに対する影響力が大きい銘柄を中心に紹介していきます!
◆◆◆
「ウォール街ランダムウォーカー」とは…(クリックで下に表示します)
投資家にとっての教科書であり、「ウォール街の教科書」と称される書籍です。 1973年に原著が発売されてからすでに半世紀以上が経過したいまでも増版されているロングセラーです。 投資を始めている人でこの書籍を読んでいない人は絶対に読むべき1冊です。 バブルの歴史やファンダメンタル対テクニカルやアクティ対パッシブなど詳しく書かれていると同時中身が古びない内容で書かれています。 特にこの本を参考にした記事や理論は多く、ベースとなる知識など投資家のまさに教科書的な存在として、ウォール街の教科書として書かれています。 読んだことがない人は絶対に読みましょう。
FANG+銘柄
この項目では主要銘柄の動きを見ていきたいと思います。
主に私が投資している個別銘柄やFANG+インデックス銘柄などを見ていきたいと思います。
私がメインと投資している銘柄のNASDAQ100への寄与度も高く、S&P500に対しても非常に影響力が大きい銘柄となっています。
今日のFANG+銘柄
今日のFANG+indexのパフォーマンスはこうなっています。
内訳としてはこの様になっています。
テスラは絶好調でしたね!
アップルはなかなか上がってこないわね
レバFANGがメインだとこれらの銘柄が重要になってくるからね!
かといって投資信託なんだし、個別で売買できるわけじゃないじゃん?
そうだけど、個別に注目しておくことは重要だよ。
FANG+の注目銘柄
テスラ【TSLA】
インド政府とテスラ、優遇税制巡る交渉が暗礁に
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- 関係筋によると、米電気自動車(EV)大手テスラが、インド政府に優遇税制の適用を求めている問題で、両者の交渉が暗礁に乗り上げた。
- テスラはインドで輸入車を販売するため、1年近くにわたってロビー活動を展開してきたが、政府は国内で自動車を生産することを優遇税制の条件にしているという。
- インドはEVを含め、輸入車に最大100%の輸入税を課しており、アナリストはこの税率ではテスラ車を購入できる人は少ないと指摘している。
- テスラはインド政府に対してEVにかかる輸入税を減税するよう求めている。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■テスラは米国の電気自動車メーカー。電気自動車と関連製品の開発・製造・販売に従事する。同社初の電気自動車はスポーツカー「ロードスター」、続いてセダン「モデルS」、SUV「モデルX」「モデルY」、新型セダン「モデル3」を展開する。充電・蓄電の電力システムも製造。地域別売上は米国が約50%を占める。本社はカリフォルニア州パロアルト。*8
- S&P500構成銘柄
- NASDAQ100構成銘柄
- FANG+構成銘柄
注目個別銘柄
気になる個別銘柄を見ていきたいと思います。
バークシャー・ハサウェイ【BRK-B】
バークシャーが39億ドルの巨額投資提案、アイオワ州風力・太陽光発電
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- 著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米バークシャー・ハサウェイは、再生可能エネルギー業界で最大級となり得るアイオワ州での風力・太陽光発電プロジェクトに39億ドル(約4500億円)を投じることを提案した。
- バークシャー傘下のミッドアメリカン・エナジーは19日の発表文で、再生可能エネルギープロジェクト「ウインド・プライム」により、風力で2042メガワット、太陽光で50メガワットの発電が見込まれると説明。
- 約60万世帯への電力供給に十分な発電量となる。同社は二酸化炭素回収やエネルギー貯蔵、小型原子炉に役立ち得る技術に関連する研究への資金拠出も計画している。
- このプロジェクトが実施されれば、同州で既に重要になっている風力発電市場を後押しすることになる。
- アイオワ州公益事業委員会によると、同州は2019年時点でエネルギー需要全体の約41%を風力で発電していた。
- この割合は06年にはわずか5.1%だった。ミッドアメリカンのケルシー・ブラウン社長兼最高経営責任者(CEO)は発表文で、「当社は顧客への100%再生可能エネルギーの供給に向けて前進を続ける中で、温室効果ガス排出の正味ゼロという重要な節目の達成も準備している」と説明した。
- ブルームバーグNEFのアナリスト、イーサン・ジンドラー氏は「これは米国で建設された最大の風力発電プロジェクトということになる可能性がある」と述べた上で、ただ同様の規模のプロジェクトは発表されても完成したことがなく、「このプロジェクトの道のりはまだ長い」と付け加えた。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■バークシャー・ハサウェイ(Berkshire Hathaway Inc.)は多様な事業を運営する持株会社所有の子会社である。【事業内容】同社の事業は、GEICO、Berkshire Hathaway Primary Group、General Re Corporation、Berkshire Hathaway Reinsurance Groupなどの保険事業、鉄道システムの運営に行うBurlington Northern Santa Fe, LLC事業、規制電気およびガス会社を含むBerkshire Hathaway Energy事業、工業用・民生用・建築用製品を含む多様な製品の製造業者を含む製造事業、食料品と非食料品の卸売販売に行うMcLane Company事業、小規模航空機所有権プログラム、航空パイロット訓練及び各小売業を含む多様なサービスの提供者を含むサービスおよび小売業、並びに製造住宅および関連消費者金融、輸送機器、製造およびリース、及び家具リースを含む金融と金融商品事業を含む。*9
- S&P500構成銘柄
ASML【ASML】
ASMLは半導体確保に「日々格闘」、世界的な供給不足が打撃
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- 世界有数の半導体製造装置メーカーであるASMLホールディングも半導体不足で打撃を受けている。
- 日産自動車から米アップルに至るまで多くの企業への半導体供給がさらに厳しくなる悪循環を生む恐れがある。
- ASMLの装置は先進半導体の生産には欠かせない。
- ピーター・ウェニンク最高経営責任者(CEO)は、同社に必要な半導体を確保するため「日々格闘」していると危機感を示した。
- ウェニンクCEOは19日のオンライン記者会見で「当社は影響を直接受けている」と発言。
- どの半導体メーカーが必要な半導体を生産しているか見いだし、直接電話して交渉していると明らかにした。
- 1台がバスほどの大きさになる半導体製造用露光装置について、年内に55台、来年にはさらに多くの台数を納入できる見通しは変わっていないと同CEOは述べた。
- それでも需要は生産能力を40-50%上回っており、これを均衡させるには最長で3年かかる可能性があると続けた。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■ASMLホールディングはオランダの半導体製造装置メーカー。子会社を通じて半導体産業向けリソグラフィー装置の開発、製造、販売、関連サービスを世界的に手掛ける。リソグラフィーシステム、ステップ・アンド・スキャンシステム「TWINSCAN」や「PAS5500」シリーズ、極端紫外線リソグラフィー装置、超精密光学分野の部品などを取り扱う。*10
- NASDAQ100構成銘柄
- 半導体銘柄
AMD(アドバンスド・マイクロ・デバイシズ)【AMD】
AMDが3日続落 アナリストの投資判断引き下げが伝わる
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- AMDが3日続落。IT・ハイテク株への利益確定売りが続く中で、きょうはアナリストの投資判断引き下げが伝わっており、従来の「買い」から「中立」に引き下げた。
- 下振れリスクを指摘している。
- 投資判断引き下げの理由として、今年のPC市場の減速の可能性とザイリンクスの買収完了に伴う利益と成長への逆風、そして、高倍率・高成長のハイテク株を取り巻く幅広い市場情勢の組み合わせを挙げている。
- 短期的にはファンダメンタルズの崩壊は考えにくいが、成長とPC市場の鈍化が株価に影響を及ぼし始めるという。
- 同社の相対的に高いバリュエーションは最大の懸念事項の1つであり、そろそろ手を引くべき時期だと感じているという。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■アドバンスド・マイクロ・デバイシズは米国の半導体メーカー。コンピュータ、グラフィックス、家電市場向けマイクロプロセッサの製造、販売に従事。コンピュータ搭載用のx86マイクロプロセッサ、ノート型パソコン、ワークステーション、サーバーに使用されるチップセットなどを提供。同社製品は「AMD」の商標名で展開。本社はカリフォルニア州サニーベル。*11
ペロトン・インタラクティブ【PTON】
ペロトンに売り強まる 需要低迷で一部製品の生産を一時停止と伝わる
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- フィットネス関連の機器やウェブサービスを手掛けるペロトン・インタラクティブに売りが強まっている。
- 需要低迷で同社がエクササイズバイクやルームランナーといった一部製品の生産を一時停止するとの報道が嫌気された。
- 米CNBCがペロトンの社内文書を引用して伝えた。
- バイクの生産は2カ月停止するほか、ルームランナーは2月から6週間、生産を停止する。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■ペロトン・インタラクティブは米国のフィットネスサービス企業。トレッドミル、フィットネスバイクなどのフィットネス関連機器の開発・販売に従事。また、オリジナルエクササイズ動画や音楽のコンテンツ制作・配信、ライブ・イベントのストリーミング配信を通して顧客が自宅で本格的なトレーニングを行える環境作りを提案。本社所在地はニューヨーク。*12
- NASDAQ100構成銘柄
注目決算の銘柄
注目の決算が行われております。
主要かつ、注目決算をピックアップしてお伝えしていきます。
トラベラーズ【TRV】
トラベラーズが好決算を受け上昇
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- 損保のトラベラーズが上昇しておりダウ平均をサポートしている。
- 取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益が予想を大きく上回ったほか、営業収益も予想を上回った。
- 受け取り保険料から解約返戻金と、積立型保険の貯蓄部分の保険料を控除し、さらに再保険料を加減した正味保険料収入も80億ドルと予想を上回ったほか、投資収入も予想を上回った。
- 同社のシュニッツァーCEOは「今年も例外的な業績を達成できた背景には、当社のフランチャイズ価値、優れた引受能力、投資の専門性を証明するものだ」と述べた。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■トラベラーズは子会社を通じて企業、政府機関、組合、個人を対象に損害保険商品を提供する持株会社。事業は企業保険、金融・専門職業・米国外保険、個人保険で構成。損害、総合保険、賠償責任、自動車、労災補償などの保険商品、保証証券、身元信用保険、自動車保険、住宅所有者保険、賃貸入居者保険、洪水保険、ボート保険、包括賠償責任保険を扱う。*13
- NYダウ構成銘柄
- S&P500構成銘柄
アメリカン航空【AAL】
アメリカン航空、第4四半期は損失縮小 年末年始の旅行需要堅調
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- アメリカン航空が20日に発表した第4・四半期(12月まで)決算は損失が縮小した。
- ホリデーシーズン中の堅調な旅行需要が寄与した。
- 国内線や短距離国際線の需要は2019年の水準に近づいているが、長距離国際線の需要は依然として厳しいと指摘。
- また、新型コロナウイルスの新たな変異株出現に伴う旅行需要の変動により、計画策定が「史上最も困難」な環境になっているという。
- 第1・四半期(3月まで)の輸送能力は19年の同四半期と比較して約8─10%減少すると想定。
- 通期では19年比で5%減少するとした。
- 第1・四半期の売上高はオミクロン株の影響により19年第1・四半期比で20─22%減少する見込み。
- 第4・四半期の調整後1株損失は1.42ドル。
- 前年同期は3.86ドルの損失だった。
- 市場予想は1.48ドルの損失。営業収入は94億3000万ドルと、前年同期の40億3000万ドルから増加した。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■アメリカン航空グループは米国の大手航空会社。持株会社制で、子会社アメリカン航空を通じて旅客事業と貨物事業をグローバルに展開する。ハブ空港をダラス/フォートワース、ニューヨークJFK、シカゴ、マイアミに構える。地域間航空会社のエンボイ・エビエーション、ピードモント航空、PSA航空をネットワークの傘下に持つ。本社はテキサス州フォートワース。*14
- S&P500構成銘柄
- 航空株ETF【JETS】
ユナイテッド航空【UAL】
ユナイテッド航空が決算受け軟調 輸送能力の見通しを2019年以下に引き下げ
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- ユナイテッド航空が下落。
- 前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株損益の赤字は予想ほどではなく、売上高も予想を上回った。
- 旅客、貨物とも運賃収入が予想を上回っている。
- ただ、株価は冴えない反応。
- 同社はオミクロン株の感染拡大を理由に、今年度の輸送能力の見通しを2019年の水準以下に引き下げた。
- 従来は2019年を5%上回るとの見通しを示していた。
- 新たな感染の急増は複数の産業を根底から覆し、多くの従業員が在宅勤務を余儀なくされ、同社の定番である出張に支障をきたしている。
- 輸送能力の縮小は、同社が昨年に投資家向けに掲げた、燃料以外の単価を2019年以下に引き下げる努力目標の達成を複雑にしている。
- ただ、カービーCEOは声明で「目先の需要に影響を及ぼしているが、春については楽観的で、夏とそれ以降にも期待している」と述べていた。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスは米国の航空持株会社。完全子会社ユナイテッド航空と地方航空会社を通じて乗客、貨物輸送を展開する。ユナイトテッド・エクスプレスは米国内の地域路線を運航。世界各国の373カ所の空港に一日当たり平均5,055便を運航。ハブ空港はシカゴ・オヘア国際空港で、1,257機を所有。本社はシカゴ。*15
- S&P500構成銘柄
アルコア【AA】
アルコアが決算受け上昇 価格上昇がコスト上昇を相殺
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- アルミのアルコアが上昇。
- 前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。
- アルミニウムと半製品の価格上昇が、エネルギーと原材料のコスト上昇を相殺し、増益となった。
- 同社のハービーCEOは声明で、「昨年は変革の年だった。
- 過去最高の年間純利益を計上し、株主に現金を還元し、負債と年金債務を大幅に減らした」と述べた。
- また、今年の見通しについては、一段と堅調なアルミ需要と供給面の制約が続くと予想し、アルミ価格がさらに上昇する可能性を示唆した。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■アルコアはアルミニウム、アルミ加工品、アルミナの米国大手メーカー。精密鋳造、航空・工業用ファスナーなどの非アルミニウム製品も扱う。製品は航空機、自動車、輸送機器、包装材、建材、石油・ガス、防衛、産業市場で使用される。また航空・宇宙、自動車、建築、発電市場向けにチタン、アルミニウムなどを扱う。世界31カ国で事業を展開。*16
まとめ
- 【主要指数】株式市場は順調で良好な企業決算を好感していましたが午後から金融引締等の憶測からハイテク株を中心に売り圧力が強まりました。ダウは5日連続で下落しており、S&P500とNASDAQは3日連続の下落です。半導体指数のSOXも-3.25%と大きく下落しており3日連続下落しています。
- 【小型株】小型株のラッセル2000も売られており、-1.88%と下落しています。
- 【セクター】多くのセクターが下落した中、数少ない上昇したセクターは旅行関係、SNS関係、eコマース、クリエネ、フィンテック、ARK、サイバーセキュリティが若干ですが上がっていました。多くのセクターが下落しています。特に半導体、一般消費財、素材、資本財、ハイテクやエネルギー関連、通信、不動心、金融、生活必需品、ヘルスケアなど下落していました。※セクター別の構成銘柄の騰落率については個人成績記事にて掲載しています。
- 【FANG+】FANG+は-0.31%と小幅な値下げにとどまりました。10銘柄すべてプラスで始まったのですが終わってみれば7銘柄が下落しており、ネットフリックスが決算でコケてしまい下落しています。また上昇した銘柄では中国のバイドゥとアリババとが下落することなくプラスで終えています。
- 【予定】来週はFOMCと企業決算が続々と続いています。厳しい状況でありますがチェックしていきましょう。
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*1:サムネイル画像の見方:中央部に主要指数を表示しています。両側にセクター別にプラスとマイナスのセクターを表示しています。注目銘柄は今回の記事でニュース記事、決算情報などをピックアップした個別銘柄になります。また下部のFANG+の銘柄は右側がプラス、左側がマイナスとわかるようにしています。
*2: https://sekai-kabuka.com/shisuu.html
*3:I米国 失業保険申請件数Investing.com
*4:参照:https://finviz.com/map.ashx
*5:参照:https://finviz.com/map.ashx
*6:参照:https://finviz.com/groups.ashx
*7:GoogleFinanceより
*8:ヤフーファイナンスより
*9:Investing.com
*10:ヤフーファイナンスより
*11:ヤフーファイナンスより
*12:ヤフーファイナンスより
*13:ヤフーファイナンスより
*14:ヤフーファイナンスより
*15:ヤフーファイナンスより
*16:ヤフーファイナンスより