米国株市場の状況の振り返りと私見をまとめていきたいと思います。
雇用統計を受けてNASDAQは若干の上昇、S&P500とダウは小幅安となっています。
毎日レバナスとレバFANGに積立しグロース株中心に投資をしているサラリーマン投資家のうみひろ(@uminoxhiro)です。現在個別株で一番比率が高い銘柄はパランティア【PLTR】です。
ブログを読みに来てくださってありがとうございます。
昨晩の米国株市場の振り返りを今日も行っていきます。
今回の記事も成績に左右されないで元気にいくわよ
そうだね!では、まずは結論からまとめていきます。
【今日の結論】チェックポイント
- 【主要指数】NASDAQが上昇して最高値を更新しています。ダウとS&P500は小幅安となっています。雇用統計を受けて景気回復のペースの鈍化が懸念されるものの目先のテーパリングや利上げが交代するという憶測が広がった結果です。
- 【小型株】ラッセル2000は下落しています。(-0.52%)
- 【MyPF】私のPFは若干の上昇ですがほぼかわらずといったところです。(+0.06%)
- 【長期金利】若干利回りが上昇しています。雇用統計で賃金が予想以上に伸びたことが材料視されています。
- 【セクター】全体的に軟調でしたが、ハイテク銘柄のサイバーセキュリティ銘柄やゴールド、半導体などが上がっています。一方で、航空株、クリエネ、公益、資本財、素材、金融、エネルギー株は下落しています。
- 【半導体】全体的に好調でした。台湾セミコンダクターが2.63%もあがり好調でした。
- 【FANG+】全体的には雇用統計語から上がっており、+0.39%となっています。9銘柄があがっておりエヌビディアが好調をキープし2.00%あがっています。唯一下がったのばアリババで、-0.99%です。
- 【予定】6日はレーバーデーのため休場です。また来週の注目決算にはオラクルやクローガーなどがあります。今週も本当にお疲れさまでした。いい週末にしましょう!
投資に対しての注意事項…(クリックで下に詳細を表示します)
この記事は私が投資している銘柄を中心に主要指数・セクター別の動きなどをまとめていきます。主に私が投資しているのはハイテクグロース株でありFANG+銘柄とNASDAQ100になります。レバレッジ型の投資やハイテクグロース株には元本を大きく損なうリスクも有るためご注意ください。投資に対してはリスクを許容した上で投資してください。本記事・ブログにおいての個別銘柄・投資信託・ETFなどについては売買を推奨するものではありませんので予めご理解の上、お読みください。本ブログに掲載された銘柄において損失を被った場合においても責任は一切負いません。
先に言い訳をさせていください、出社前の朝の時間に作成しており誤字脱字・数字の間違いなどがある場合があります。帰宅後すぐに修正しますのでご承知の上お読みください
社畜はつらいわね
目次:
- 【今日の結論】チェックポイント
- 目次:
- 2021年9月3日の主要指数と投資成績
- 気になるニュース
- 長期金利の動きと恐怖指数【VIX指数とVXN指数】
- 米国株市場(S&P500)の状況
- 世界の株価
- 中国の状況
- インド株の状況
- NASDAQ100の様子
- NASDAQ100個別銘柄の騰落率上位
- セクター別の考察
- 上昇したセクター
- 下落したセクター
- 半導体セクター
- 5G関連銘柄の様子
- ARK(アーク) ETFの騰落率
- 仮想通貨関連
- FANG+銘柄
- 注目個別銘柄
- 注目決算の銘柄
- まとめ
まずは、指数と私のパフォーマンスからお伝えします。
まずは指数からね
2021年9月3日の主要指数と投資成績
この項目では指数と私のポートフォリオの金額の増減をお伝えします。
主要指数
今日は全体的に言えば、あまり上がってないね。というか変化なし。
私のポートフォリオのパフォーマンス
昨日の結果を踏まえて、ポートフォリオのパフォーマンスはこの様になっています
- うみひろ:+0.06%
完全にヨコヨコだね。
- 9月:+2.30%
- 年初:+32.83%
年初来からのポートフォリオの資産額推移
浮き沈みの激しいチャートになってるわね
※私のポートフォリオには「投資信託」が含まれているため前日の成績だけではなく前々日の結果が含まれています。
※元本を引いた運用損益の結果となっています。
あと、この数字には仮想通貨(暗号資産)の状況については組み込まれていなわよ
仮想通貨関連については後述します。
レバレッジ投資信託の資産推移
毎日レバレッジ型の投資信託に積立投資をしています。
レバレッジ投資信託の結果です。
- 【現在のポートフォリオ】ホワイト企業サラリーマンの投資記録まとめ
気になるニュース
気になるニュースをピックアップしてご紹介していきたいと思います。
個別銘柄のニュースについては「注目銘柄」で紹介します。
雇用統計、8月23.5万人増へ急減速 失業率5.2%へ低下
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- 米労働省が3日発表した8月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比23万5000人増と、市場予想の72万8000人増を大きく下回る伸びとなった。
- 新型コロナウイルスの感染拡大で、サービスへの需要鈍化や恒常的な人手不足の中で、雇用が急減速した。
- ただ、景気が拡大するには十分なペースだった。7月の雇用者数は105万3000人増へ上方改定された。
- 8月の失業率は5.2%と、7月の5.4%から低下した。
- ただ、調査で「雇用されているが休職中」と誤って回答している人がいるため、低めの数字になっている。
- 8月の雇用統計は予想より少なく、2020年を含む最近数年の7月までの3カ月平均も下回った。
- 8月の統計は過去12年間のうち、11年間でその後上方修正されている。
- 新型コロナ変位ウイルス「デルタ株」のまん延や、原材料不足による自動車販売と在庫の低迷により、エコノミストは第3・四半期の国内総生産(GDP)予想を大きく下方修正している。
- 米連邦準備理事会(FRB)がテーパリング(量的緩和の縮小)を始める時期を推し量るため、投資家は雇用統計の結果を分析そいている。
- パウエル議長は先週、景気回復が続いていることを認めたが、テーパリング開始時期については「年内」が適切との見方を示しながらも、具体的な時期については明言を避けた。
アメリカ・非農業部門雇用者数とは…(クリックで下に詳細を表示します)
- 米非農業部門雇用者数は、農業を除く分野で前月の間に雇用された人数の増減を測定する指標です。
- 労働省が発表する「雇用統計」の中核となる指標であり、失業率や平均時給とともに注視されています。
- 非農業部門雇用者数は米連邦準備制度理事会(FRB)も注目している指標であり、金融政策の決定にも影響を与えます。
- 毎月第1金曜日に発表されます。
- 予想より高い数値は米ドルの買い材料であるとされますが、予想より低い数値は米ドルにとって売り材料であると解釈されます。((investing.com)
長期金利の動きと恐怖指数【VIX指数とVXN指数】
ここでは、ハイテクグロース株に大きく影響のある長期金利(米国10年債)の動きと、恐怖指数(VIX指数とVXN指数)をまとめます。
恐怖指数は投資家の心理状態を数値化しているものとして多くの投資家が参考している指数よ
長期国債(米国10年債利回り)
長期国債とグロース株の関係とは…(クリックで下に詳細を表示します)
基本的に長期国債と、グロース株については「逆相関」の関係があるといいます。長期国債が上がれば、グロース株が売られてグロース株の値段が下がってしまいます。リスクの高いハイパーグロース株よりも安全資産である国債の利率があがればお金が「安全で稼げる」方に流れると行った感じです。
長期国債が上がっていくとハイテクグロース株にとっては逆風になっていくわ
一般的にハイテクグロース株とは逆相関関係にあると言われてるね
大手金融機関の動き
金利に影響あるのはグロース株だけではなく大手の金融機関も同様となります。
ここでは、アメリカ大手の金融機関もチェックします。
金融株は全体的に下落してるね。
恐怖指数
VIXの動き(S&P500)
VXNの動き(NASDAQ100)
VIX指数とVXN指数について(恐怖指数)とは…(クリックで下に詳細を表示します)
- VIX指数はS&P500、VXN指数はNASDAQ100に対する恐怖指数です。
- 平常時のVIXは、だいたい10〜20程度
- 30を超えてくる場合は警戒領域
- NASDAQ100の恐怖し指数を表すVXNは、だいたい30〜39程度(30台で推移)
- 40を超えてくる場合は警戒領域
- 2008年9月 リーマン破綻 48.4
- 2008年10月 リーマンショック 89.53
- 2020年3月 コロナショック 85.47
米国株市場(S&P500)の状況
S&P500ヒートマップ
まずは、S&P500のヒートマップを御覧ください。
S&P500グロース【IVW】orバリュー【IVE】
大型グロース株は調子良かったみたいだね。
バリュー株は不調だね。
SPYのチャート
これはS&P500のETFである【SPY】のチャートになります
※【SPY】「SPDR S&P500 ETF」
SPYとは…(クリックで下に詳細を表示します)
SPYは正式名称「SPDR S&P500 ETF」でNY【SPY】、東京証券取引所【1557】にも上場しています。1993年1月に設定されたS&P500(S&P 500 Index)に連動した米国において最初のETFです。
S&P500個別銘柄の上昇率上位
S&P500個別銘柄の下落率上位
投資が不安、苦手、勉強したくないという人はこの本を読んで毎日このブログをチェックすることとETFやインデックスファンドを購入しておけば大丈夫よ!
ジャック・ボーグルとは…(クリックで下に詳細を表示します)
ジョン・クリフトン・“ジャック”・ボーグルはアメリカ合衆国の投資家、実業家、慈善家です。世界初の個人投資家向けのインデックス・ファンドを設定した人物です。幅広い投資家に低コストで投資ができる機会を与えた人物としても知られています。「インデックス・ファンドの父」とも呼ばれています。経費率の比較的安価なETFで有名なヴァンガードグループを創設者です。2019年食道がんで死去。
世界の株価
ここでは、アメリカに上場(ADR)している世界の株式を中心に見ていきます。 主に、中国株・インド株を中心に見ていきます。
ワールドヒートマップ
アメリカ以外のアメリカに上場している株式(ADR)の状況です。
アジアが好調だね
中国株は微妙だけど。
中国の状況
中国株のハイテク企業詰め合わせ投資信託「ATMX+」にも少額投資しています。
詳しい銘柄の紹介は下記の記事で行っています。
中国株にも頑張ってもらわないとね。
インド株の状況
少額ながらインド株にも投資しているのでインド銘柄も見ていきます。
コロナや、宗教、貧富の差などに問題点はあるけど、これから魅力的な市場であることは間違いないので、インドにも今後とも注目していきたいですね
インドの個別株についてはこの記事で解説してるわよ
NASDAQ100の様子
ここでは、NASDAQ100に対しての分析を行います。
NASDAQに対して結構投資してるのよね?
iDeCo(イデコ)もそうだけど、レバナスや積立でもNASDAQ100に投資してるからね。かなり影響度合いは大きいよ
QQQのチャート
NASDAQ100個別銘柄の騰落率上位
次にNASDAQ100銘柄のうちで騰落率が比較的高かった銘柄をピックアップしていきます。
NASDAQ100で上がった銘柄
NASDAQ100で下がった銘柄
そこまで下がってないね。
◆◆◆
▶▶次はセクター別の市場の動きを見ていきたいと思います。
▶▶セクター別に大きな動きがあるのか注目してトレンドを掴んでいきたいですね!
◆◆◆
セクター別の考察
本日のセクター別のパフォーマンスはこの様になっています。
セクター別パフォーマンス(1日と1週間)
※下記のETFとは構成銘柄が違うため若干の乖離はあります。
上昇したセクター
全体的に軟調でしたが、ハイテク銘柄のサイバーセキュリティ銘柄やゴールド、半導体などが上がっています。
下落したセクター
一方で、航空株、クリエネ、公益、資本財、素材、金融、エネルギー株は下落しています。
セクターについて…(クリックで下に詳細を表示します)
産業分類について、S&P、FTSE Russellは11の産業分類を行っていますが、ヴァンガード社のETFを参考にさせていただきます。 不動産はスパイダーシリーズを採用しています。- エネルギー(Energy):【VDE】
- 素材(Materials):【VAW】
- 資本財(Industrials):【VIS】
- 一般消費財(Consumer Discretionary):【VCR】
- 生活必需品(Consumer Staples):【VDC】
- ヘルスケア(Health Care):【VHT】
- 金融(Financials):【VFH】
- 情報技術(Information Technology):【VGT】
- 通信サービス(Communication Services):【VOX】
- 公益事業(Utilities):【VPU】
- 不動産(Real Estate):【XLRE】
注目セクターも掘り下げてみていきます
半導体セクター
「現代の石油」こと半導体について掘り下げて見ていきましょう。
半導体銘柄もポートフォリオの比重が大きくなっているので注目していくよ
今日は上がってるね
5G関連銘柄の様子
次のメガトレンドの1つとして注目されている「5G」ですが、関連銘柄もウォッチしていきます。
5G関連に投資している人、投資を考えている人は銘柄をざっくりと紹介している記事がありますのでこちらを御覧ください。
ARK(アーク) ETFの騰落率
個人投資家から圧倒的な人気のARK社のETFの騰落率はこの様になっています。
ハイテクグロース株に投資している人はARK銘柄によってはかなり影響を受けるからチェックしといてね!
厳しいみたいね。
コウイウ日モアルワヨ!
仮想通貨関連
仮想通貨市場は24時間のためチェックした時点の価格になっておりますので、現在価格とのズレがあるかもしれません。
米国株の仮想通貨銘柄
相変わらずビットコインや関連銘柄はボラティリティが激しいわね
今日は上がってるね!
仮想通貨(ビットコイン)銘柄とは…(クリックで下に詳細を表示します)
ビットコインの価格に大きく影響されるのはスクエア【SQ】だけではありません。 ここでは、3つの仮想通貨銘柄としてピックアップしています。仮想通貨銘柄は、通貨の採掘(マイニング)を行い採掘したビットコインなどを売却することで利益を得ます。
またスクエアやペイパルのように取引を行っているものあります。(手数料など)
仮想通貨を購入する場合は税金面で雑所得になるので確定申告が必要です。
株式の場合は特定口座にすれば税金が自動でとられるからね
仮想通貨・ビットコイン銘柄についてはこちらにまとめています。
現在持ってる仮想通貨は、リップルとイーサリアムくらいです
スプレッド、手数料や豊富なアルトコインを購入するなら「世界最大の仮想通貨取引所のバイナンス」がおすすめです!

◆◆◆
▶▶次は私が注視している主要銘柄になります。
▶▶ポートフォリオに対する影響力が大きい銘柄を中心に紹介していきます!
◆◆◆
「ウォール街ランダムウォーカー」とは…(クリックで下に表示します)
投資家にとっての教科書であり、「ウォール街の教科書」と称される書籍です。 1973年に原著が発売されてからすでに半世紀以上が経過したいまでも増版されているロングセラーです。 投資を始めている人でこの書籍を読んでいない人は絶対に読むべき1冊です。 バブルの歴史やファンダメンタル対テクニカルやアクティ対パッシブなど詳しく書かれていると同時中身が古びない内容で書かれています。 特にこの本を参考にした記事や理論は多く、ベースとなる知識など投資家のまさに教科書的な存在として、ウォール街の教科書として書かれています。 読んだことがない人は絶対に読みましょう。
FANG+銘柄
この項目では主要銘柄の動きを見ていきたいと思います。
主に私が投資している個別銘柄やFANG+インデックス銘柄などを見ていきたいと思います。
私がメインと投資している銘柄のNASDAQ100への寄与度も高く、S&P500に対しても非常に影響力が大きい銘柄となっています。
今日のFANG+銘柄
今日のFANG+indexのパフォーマンスはこうなっています。
内訳としてはこの様になっています。
エヌビディアが好調を維持しています!
アリババだけが下がっていましたが全体的にはプラスで終わっています。
レバFANGがメインだとこれらの銘柄が重要になってくるからね!
かといって投資信託なんだし、個別で売買できるわけじゃないじゃん?
そうだけど、個別に注目しておくことは重要だよ。
アップル 【AAPL】
■変動率貼り付け
アップルは世界最大の時価総額で出来高も大きく、FANG+の影響だけではなくNASDAQ100やS&P500、ダウ銘柄でもあるし株価の影響がすべての指数に影響してくるので毎日チェックしておかないとね。
あのバフェットも大量に持ってるからね。
アップルは個別銘柄としても保有しています。ジム・クレイマーも「Appleは売買するな持っとくんや!」って言ってたしね。
APPLEはモットケ!売ルンヤナイ!
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
アップルは米国のIT機器大手。メディアデバイス、PC、スマートフォン、タブレット端末などのデザイン・製造・販売に従事し、主要製品は「Mac」、「iPhone」、「iPad」、「iPod」、「Apple Watch」、「Apple TV」などの消費者製品で、「iOS」や「iCloud」、「ApplePay」なども展開する。デジタルコンテンツやアプリも販売する。*6
アマゾン(Amazon.com)【AMZN】
アマゾン、米国で自社ブランドのテレビ発売へ 10月にも
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- 米アマゾン・ドット・コムは米国で自社ブランドのテレビを早ければ10月にも発売する計画だ。
- ニュースサイトのビジネス・インサイダーが2日、関係筋の話として報じた。同報道によると、この計画は約2年前から進められてきた。
- 音声を認識する人工知能(AI)「アレクサ」を搭載する予定で、現在TCLなどのサードパーティーが設計・製造を行っているという。
- アマゾンは現時点でロイターのコメント要請に応じていない。
- 同社は昨年終盤に、インドですでに「アマゾンベーシックステレビ」を発売している。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■アマゾン・ドット・コムは米国のオンライン小売最大手・テクノロジー企業。日用品、書籍、CD・DVD、ゲーム、家電、衣料品など広範な商品販売を世界各地で運営し、出品・受注・梱包・発送サービスを行い、会員制「アマゾンプライム」を展開。クラウド、デジタルストリーミング・サービスを提供、オンライン薬局も展開する。本社所在地はシアトル。*7
- S&P500構成銘柄
- NASDAQ100構成銘柄
- FANG+構成銘柄
- ネットショッピング関連銘柄【Eコマース銘柄】
注目個別銘柄
気になる個別銘柄を見ていきたいと思います。
バイオジェン【BIIB】
バイオジェンとエーザイの認知症薬、承認巡る調査拡大-「異例性」で
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- エーザイと米バイオジェンが共同開発したアルツハイマー病治療薬「アデュヘルム」(一般名アデュカヌマブ)に関する米食品医薬品局(FDA)の承認を調査している2つの米下院委員会トップは、審査の「明らかな異例性」についてより多くの情報提供をFDAに求めている。
- 年間コストが5万6000ドル(約620万円)に上るアデュカヌマブの6月の承認を巡っては、FDA当局者が7月に委員会スタッフと協議し、資料も提出したが、監視・改革委員会のマロニー委員長とエネルギー・商業委員会のパローン委員長(ともに民主)はFDA宛て書簡で「重大な疑問が残っている」と指摘した。
- バイオジェンに米下院委が資料提出要請、アルツハイマー病治療薬巡り両委が入手したFDA内部機関の会合議事録によると、アデュカヌマブが承認されれば、何百万人もの患者が有害な副作用が生じるリスクを冒しながら何の効果も得られずに服用することにつながりかねないとFDAスタッフの1人が警告していたという。
- 書簡では、アデュカヌマブが脳内の有害タンパク質、アミロイドβ(ベータ)を減少させるとの証拠に基づくFDAの迅速承認について、両委が詳しく精査していることが示唆されている。
- 同医薬品は患者の認知機能の低下を遅らせることは証明されていない。
- FDAの担当者に2日にコメントを要請したが、返答はなかった。両委は今月16日までの回答を求めている。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■バイオジェンはバイオ医薬品企業。神経疾患治療の医薬品の開発・製造・販売に従事する。再発性多発性硬化症(MS)治療薬、クローン病治療薬、非ホジキンリンパ腫と関節リウマチ治療薬などが主要製品。また、潰瘍性大腸炎などの自己免疫疾患のほか、血友病、リンパ性白血病、非ホジキンリンパ腫の治療薬も扱う。本社はマサチューセッツ州ケンブリッジ。*8
- S&P500構成銘柄
- NASDAQ100構成銘柄
JDドットコム【JD】
JDのインフラ管理部門、中国物流資産を買収へ-約2320億円規模
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- 中国の電子商取引大手JDドットコム(京東)のインフラ管理部門が、中国物流資産の経営権を握る株式の取得で合意した。
- 中国物流の価値を約164億香港ドル(約2320億円)と評価する取引となる。
- 香港取引所に3日提出された資料によれば、JDドットコム傘下のJDプロパティーは、中国物流の李士発会長が保有する約26%相当の株式を1株当たり4.35香港ドルで買い入れる。
- JDプロパティーは規定により株式公開買い付けを行う必要がある。
- RRJキャピタルやジョイ・オリエント・インベストメンツ、安邦投資などが中国物流の株と転換社債を保有しており、全ての転換社債が株式に転換され、買い付けが完全になされた場合、中国物流の取得額は最大で約164億香港ドルになるという。
- 買収提示額は中国物流株の1日終値(4.05香港ドル)に約7%上乗せした水準。
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■JDドットコムは英領ヴァージン諸島籍のオンライン販売会社。小売ウェブサイト「jd.com」を通じて、セレクションと価格に重点を置いた商品を消費者に直接販売する。また、第三者による製品販売が可能なプログラム「オンライン・マーケットプレイス」を展開。オンライン及び直接支払いオプションの他、カスタマーサービスを提供。本社は中国北京市。*9
ディディ(滴滴出行)【DIDI】
北京市政府、配車サービス滴滴を支配下に置くことも視野
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- 中国の北京市政府が配車サービス最大手、滴滴グローバルへの出資を提案しており、政府系企業が同社の支配権を握る可能性がある。
- 事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。非公開情報だとして匿名を条件に話した関係者によると、暫定的な案では北京首都旅遊集団傘下の首汽集団が北京市に本拠を置く他社と組んで滴滴に出資する方向。
- 検討されているシナリオには、このコンソーシアムが拒否権のあるいわゆる「ゴールデンシェア(黄金株)」を取得して取締役を送り込む計画が含まれているという。
- 北京市がどの程度の出資を想定しているのかや、この提案が政府高官の承認を得られるのかは不明。
- 滴滴は現在、共同創業者の程維氏ならびに柳青社長が率いる経営陣で運営されている。
- ソフトバンクグループやウーバー・テクノロジーズも大株主として名を連ねる。
- 地方政府は従来から地域内の企業の再編に関して大きな発言権を持っており、想定されている解決策は習近平国家主席による富の再分配やインターネットセクターの影響力抑制という優先事項にも沿う内容だ。
- 滴滴の担当者に書面でコメントを求めたが、返答がなかった。
- 北京市共産党委員会の報道担当部署にはファクスでコメントを要請したが返信はなく、首汽スタッフから提供された電話番号に複数回電話したが、応答がなかった。
- 北京首都旅遊集団には受付係から伝えられた番号にファクスでコメントを求めたが、これも返答がなかった。
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■ディディ・グローバルは中国の配車サービス企業。モバイルアプリを介し、タクシーや自家用車の配車、ライドシェア、自動車シェアなどのオンデマンド自動車サービスを提供。 また、モビリティエコシステム内のドライバー、乗客、パートナーに保険やクレジットローン、支払いソリューションなどのサービスも提供。本社所在地は北京。*10
注目決算の銘柄
注目の決算が行われております。
主要かつ、注目決算をピックアップしてお伝えしていきます。
ブロードコム【AVGO】
決算
決算を見る(クリックで下に詳細を表示します)
■EPS:◎
- 発表:$6.96
- 予想:$6.88
- YoY:22.41%
- QoQ:4.89%
■売上高:◎
- 発表:$6.78B
- 予想:$6.76B
- YoY:14.16%
- QoQ:2.51%
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■ブロードコムはシンガポールの半導体デバイス製造持株会社。主にアナログ半導体デバイスの開発者やサプライヤーに製品を提供する。主要市場はワイヤレス通信、有線インフラストラクチャーなど。同社アプリケーションは、スマートフォン、データネットワーキングおよび通信機器、エンタープライズ・ストレージおよびサーバ、ファクトリ・オートメーション、産業用設備に使用される。*11
- S&P500構成銘柄
- NASDAQ100構成銘柄
- 半導体銘柄
ドキュサイン【DOCU】
決算
決算を見る(クリックで下に詳細を表示します)
■EPS:◎
- 発表:$0.47
- 予想:$0.4019
- YoY:63.83%
- QoQ:6.38%
■売上高:◎
- 発表:$512M
- 予想:$489M
- YoY:33.14%
- QoQ:8.35%
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■ドキュサインは米国のIT・ソフトウェア企業。主にクラウドベースで、電子署名のソフトウェアや関連サービスを提供する。契約書などをデジタルで準備し、電子署名により契約書の締結をスピーディーに行う。同社顧客は大企業、中小企業、個人事業主、専門家、個人など幅広い。本社所在地はカリフォルニア州サンフランシスコ。*12
- NASDAQ100構成銘柄
モンゴDB【MDB】
決算
決算を見る(クリックで下に詳細を表示します)
■EPS:◎
- 発表:$-0.24
- 予想:$-0.3937
- YoY:8.33%
- QoQ:37.50%
■売上高:◎
- 発表:$199M
- 予想:$184M
- YoY:30.43%
- QoQ:8.60%
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■モンゴDBは米国のIT企業。汎用データベースのプラットフォームを世界中で展開する。クラウド環境やハイブリッド環境での企業向けサービス・パッケージ、クラウドホスティングのデータベース・サービスを提供。また、アプリ開発を簡素化するために設計されたバックエンド・サービスやコンサルティングも提供する。本社所在地はニューヨーク。*13
ヒューレットパッカードエンタープライズ【HPE】
決算
決算を見る(クリックで下に詳細を表示します)
■EPS:◎
- 発表:$0.47
- 予想:$0.4247
- YoY:39.91%
- QoQ:2.13%
■売上高:✕
- 発表:$6.90B
- 予想:$6.94B
- YoY:1.16%
- QoQ:2.90%
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■ヒューレット・パッカード・エンタープライズは米国大手のコンピュータ・IT企業。HPの分社化によりエンタープライズ事業に従事する。顧客のITシステムを最適化するため、サイバーセキュリティーやクラウド対応、モバイル対応などを提供。事業部門はエンタープライズ、ソフトウエア、企業顧客サービス、金融サービスと投資から構成。本社はカリフォルニア州。*14
- S&P500構成銘柄
※ウォッチ銘柄については、米国でも多くの投資家が愛用している「モトリーフール」などから情報を仕入れていますので良かったら購読してみてください。
まとめ
- 【主要指数】NASDAQが上昇して最高値を更新しています。ダウとS&P500は小幅安となっています。雇用統計を受けて景気回復のペースの鈍化が懸念されるものの目先のテーパリングや利上げが交代するという憶測が広がった結果です。
- 【小型株】ラッセル2000は下落しています。(-0.52%)
- 【MyPF】私のPFは若干の上昇ですがほぼかわらずといったところです。(+0.06%)
- 【長期金利】若干利回りが上昇しています。雇用統計で賃金が予想以上に伸びたことが材料視されています。
- 【セクター】全体的に軟調でしたが、ハイテク銘柄のサイバーセキュリティ銘柄やゴールド、半導体などが上がっています。一方で、航空株、クリエネ、公益、資本財、素材、金融、エネルギー株は下落しています。
- 【半導体】全体的に好調でした。台湾セミコンダクターが2.63%もあがり好調でした。
- 【FANG+】全体的には雇用統計語から上がっており、+0.39%となっています。9銘柄があがっておりエヌビディアが好調をキープし2.00%あがっています。唯一下がったのばアリババで、-0.99%です。
- 【予定】6日はレーバーデーのため休場です。また来週の注目決算にはオラクルやクローガーなどがあります。今週も本当にお疲れさまでした。いい週末にしましょう!
この記事が参加しているお題(クリックで下に表示します)
*1:サムネイル画像の見方:中央部に主要指数を表示しています。両側にセクター別にプラスとマイナスのセクターを表示しています。注目銘柄は今回の記事でニュース記事、決算情報などをピックアップした個別銘柄になります。また下部のFANG+の銘柄は右側がプラス、左側がマイナスとわかるようにしています。
*2: https://sekai-kabuka.com/shisuu.html
*3:参照:https://finviz.com/map.ashx
*4:参照:https://finviz.com/groups.ashx
*5:GoogleFinanceより
*6:ヤフーファイナンスより
*7:ヤフーファイナンスより
*8:ヤフーファイナンスより
*9:ヤフーファイナンスより
*10:ヤフーファイナンスより
*11:ヤフーファイナンスより
*12:ヤフーファイナンスより
*13:ヤフーファイナンスより
*14:ヤフーファイナンスより