この記事では前日の株式市場の推移の変化と注目セクターの個別銘柄の様子についてお伝えしていく記事になります。
では早速本日のまとめから行きます!
本日の概要(まとめ)
- 11月14日の米国株式市場は3日ぶりの反落となり3指数とも下落しています。
- ダウは-1.12%、S&P500は-0.89%、NASDAQ総合指数は-1.12%となりました。
- 2日間上昇していた米国株式市場も下落となりましたが序盤は利上げペースの減速期待を背景に上昇で推移していましたが終盤には売り圧力が強まり結局下落しています。
- 市場の注目は今晩発表される卸売物価指数(PPI)に変わっています。
- FRBのブレイナード副議長は利上げペースを鈍化させることが近く適切になると発言しています。
- 今週はFRB高官などの講演や発言、小売売上高やPPI、住宅統計などの経済指標など、またウォルマートなどの小売企業の決算にインフレや今後の利上げ観測などに影響を与えるイベントがあります。
【金利】
- 米国10年債利回りは3営業日ぶりの高くなり+0.04%あがって3.85%となっています。
【セクター】
- S&P500の主要セクターはヘルスケアがわずかに+0.03%と上昇しているものの10セクターが下落しています。(VHTは下落)
- もっとも下落したのは不動産セクターで-2.65%となり一般消費財、金融、公益なども1%以上下落しています。
- テーマで見ても多くのテーマETFが下落しています。
- 特に下落幅が大きかったのは、ハイテクグロース関連のARKKで-3.69%、クラウド関連は-2.07%となっており、さらに不動産関連銘柄が下落していることもあり住宅建設ETFも-3.55%と下落しています。
- わずかながら上昇していたのが、鉄鋼ビジネス関連【SLX】で+1.0%となっていました。
- 米中首脳会談が行われている中で両国からの影響を受けやすい半導体関連は -1.0%と大きな下落ではないものの下落しています。
- ただ週間でみれば、ARKKは+11.65%、クラウド関連は+10.34%。半導体は8.0%と上昇しています。
【個別銘柄】
- 通販大手のアマゾン【AMZN】は-2.28%と下落しています。
- ニューヨーク・タイムズの報道によれば、アマゾンは今週中にも約1万人規模のリストラ(レイオフ)を計画しているとなっています。
- レイオフの対象は音声アシスタントのアレクサなどを担当するデバイスグループや小売部門や人事部門が対象になるとのことです。
- 遠隔医療サービスのいくつかの事業部門の閉鎖に加えて、配送ロボットや子供用のビデオ通話装置などのプロジェクトの中止、さらには採用を一時凍結などを発表していました。
- ニューヨーク・タイムズの報道によれば、アマゾンは今週中にも約1万人規模のリストラ(レイオフ)を計画しているとなっています。
- 半導体のAMD【AMD】は+1.60%と続伸となっています。
- 先週に第4世代のEPYCプロセッサーを正式に発表しており、アナリストなども投資判断を「買い」に引き上げています。
- リサスーCEOは新プロセッサーは設備投資、運用コストなどの低減につながると述べていました。
- FANG+は全体で-0.09%と若干の下げとなっています。
- 4銘柄が上昇し6銘柄が下落しています。
- NASDAQやS&P500と比較して小さな下げにとどまった要因としては、中国銘柄が好調でバイドゥが+2.22%、アリババが0.78%となっていました。
- また下落幅も全体的には小さく、テスラ、アマゾン、マイクロソフトが-2%程度で済んだのもFANG+が小幅な下落で済んだ要因です。
目次のリンクをクリックで気になる場所にジャンプできるわよ
目次:
- 本日の概要(まとめ)
- 2022年11月14日の米国株市場全体
- 大型&小型株とグロースとバリュー株
- S&P500の11セクターの様子
- 個別銘柄ニュース
- FANG+の様子
- 注目セクターの様子
- 鉄鋼関連【SLX】
- ヘルスケア関連【VHT】
- 住宅建設関連【ITB】
- まとめ
2022年11月14日の米国株市場全体
全体の相場感としてはこの様になっています。
米国債
- 米国10年債利回りは3営業日ぶりの高くなり+0.04%あがって3.85%となっています。
- 金利の勉強のために私が読んで非常にわかりやすく面白かった書籍になります。
主要指数 週間&半年バブルチャート
大型&小型株とグロースとバリュー株
S&P500の11セクターの様子
セクターの様子に加えて、テーマ別の様子は後述します。
主要指数相場チャート
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個別銘柄ニュース
アマゾン(Amazon.com)【AMZN】
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- 通販大手のアマゾン【AMZN】は-2.28%と下落しています。
- ニューヨーク・タイムズの報道によれば、アマゾンは今週中にも約1万人規模のリストラ(レイオフ)を計画しているとなっています。
- レイオフの対象は音声アシスタントのアレクサなどを担当するデバイスグループや小売部門や人事部門が対象になるとのことです。
- 遠隔医療サービスのいくつかの事業部門の閉鎖に加えて、配送ロボットや子供用のビデオ通話装置などのプロジェクトの中止、さらには採用を一時凍結などを発表していました。
- ニューヨーク・タイムズの報道によれば、アマゾンは今週中にも約1万人規模のリストラ(レイオフ)を計画しているとなっています。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■アマゾン・ドット・コムは米国のオンライン小売最大手・テクノロジー企業。日用品、書籍、CD・DVD、ゲーム、家電、衣料品など広範な商品販売を世界各地で運営し、出品・受注・梱包・発送サービスを行い、会員制「アマゾンプライム」を展開。クラウド、デジタルストリーミング・サービスを提供、オンライン薬局も展開する。本社所在地はシアトル。*1
- S&P500構成銘柄
- NASDAQ100構成銘柄
- FANG+構成銘柄
- ネットショッピング関連銘柄【Eコマース銘柄】
AMD(アドバンスド・マイクロ・デバイシズ)【AMD】
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- 半導体のAMD【AMD】は+1.60%と続伸となっています。
- 先週に第4世代のEPYCプロセッサーを正式に発表しており、アナリストなども投資判断を「買い」に引き上げています。
- リサスーCEOは新プロセッサーは設備投資、運用コストなどの低減につながると述べていました。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■アドバンスド・マイクロ・デバイシズは米国の半導体メーカー。コンピュータ、グラフィックス、家電市場向けマイクロプロセッサの製造、販売に従事。コンピュータ搭載用のx86マイクロプロセッサ、ノート型パソコン、ワークステーション、サーバーに使用されるチップセットなどを提供。同社製品は「AMD」の商標名で展開。本社はカリフォルニア州サニーベル。*2
- S&P500構成銘柄
- NASDAQ100構成銘柄
- 半導体銘柄
ウォルマート【WMT】
大注目の決算になるね!
消費者に一番近い会社だし、インフレ状況がわかるしこれによって利上げがどうなっていくかFRBも見てるかもしれないしね。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■ウォルマート・ストアズは大手小売業者。米国50州とプエルトリコでディスカウントストア、スーパーセンター(食料品併売、平均面積18万2,000平方フィート)、ネイバーフッドマーケット(スーパーマーケット)のほか、会員制の大型ディスカウントショップ「サムズクラブ」を運営。また、26カ国で小売店やレストランを展開。*3
FANG+の様子
私の一番の投資先であるFANG+の様子をまずは見ていきます。
- FANG+は全体で-0.09%と若干の下げとなっています。
- 4銘柄が上昇し6銘柄が下落しています。
- NASDAQやS&P500と比較して小さな下げにとどまった要因としては、中国銘柄が好調でバイドゥが+2.22%、アリババが0.78%となっていました。
- また下落幅も全体的には小さく、テスラ、アマゾン、マイクロソフトが-2%程度で済んだのもFANG+が小幅な下落で済んだ要因です。
FANG+ 月間&年間騰落率マトリクス
FANG+個別チャート
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注目セクターの様子
S&P500の11セクターの様子
セクター&テーマ騰落率
昨晩のセクター&テーマ一覧
注目セクターは以前でもブログで紹介した注目セクターの様子を中心にまとめています。
では、この中から注目のセクターをピックアップしてお伝えしてきます。
米国株セクター騰落率マトリクスチャート(中長期)
米国株セクター騰落率マトリクスチャート(短期)
鉄鋼関連【SLX】
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鉄鋼関連【SLX】週間&年間 騰落率マトリクス
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鉄鋼関連【SLX】チャート
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ヘルスケア関連【VHT】
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ヘルスケア関連【VHT】週間&年間 騰落率マトリクス
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ヘルスケア関連【VHT】チャート
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住宅建設関連【ITB】
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住宅建設関連【ITB】週間&年間 騰落率マトリクス
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住宅建設関連【ITB】チャート
まとめ
- 11月14日の米国株式市場は3日ぶりの反落となり3指数とも下落しています。
- ダウは-1.12%、S&P500は-0.89%、NASDAQ総合指数は-1.12%となりました。
- 2日間上昇していた米国株式市場も下落となりましたが序盤は利上げペースの減速期待を背景に上昇で推移していましたが終盤には売り圧力が強まり結局下落しています。
- 市場の注目は今晩発表される卸売物価指数(PPI)に変わっています。
- FRBのブレイナード副議長は利上げペースを鈍化させることが近く適切になると発言しています。
- 今週はFRB高官などの講演や発言、小売売上高やPPI、住宅統計などの経済指標など、またウォルマートなどの小売企業の決算にインフレや今後の利上げ観測などに影響を与えるイベントがあります。
【金利】
- 米国10年債利回りは3営業日ぶりの高くなり+0.04%あがって3.85%となっています。
【セクター】
- S&P500の主要セクターはヘルスケアがわずかに+0.03%と上昇しているものの10セクターが下落しています。(VHTは下落)
- もっとも下落したのは不動産セクターで-2.65%となり一般消費財、金融、公益なども1%以上下落しています。
- テーマで見ても多くのテーマETFが下落しています。
- 特に下落幅が大きかったのは、ハイテクグロース関連のARKKで-3.69%、クラウド関連は-2.07%となっており、さらに不動産関連銘柄が下落していることもあり住宅建設ETFも-3.55%と下落しています。
- わずかながら上昇していたのが、鉄鋼ビジネス関連【SLX】で+1.0%となっていました。
- 米中首脳会談が行われている中で両国からの影響を受けやすい半導体関連は -1.0%と大きな下落ではないものの下落しています。
- ただ週間でみれば、ARKKは+11.65%、クラウド関連は+10.34%。半導体は8.0%と上昇しています。
【個別銘柄】
- 通販大手のアマゾン【AMZN】は-2.28%と下落しています。
- ニューヨーク・タイムズの報道によれば、アマゾンは今週中にも約1万人規模のリストラ(レイオフ)を計画しているとなっています。
- レイオフの対象は音声アシスタントのアレクサなどを担当するデバイスグループや小売部門や人事部門が対象になるとのことです。
- 遠隔医療サービスのいくつかの事業部門の閉鎖に加えて、配送ロボットや子供用のビデオ通話装置などのプロジェクトの中止、さらには採用を一時凍結などを発表していました。
- ニューヨーク・タイムズの報道によれば、アマゾンは今週中にも約1万人規模のリストラ(レイオフ)を計画しているとなっています。
- 半導体のAMD【AMD】は+1.60%と続伸となっています。
- 先週に第4世代のEPYCプロセッサーを正式に発表しており、アナリストなども投資判断を「買い」に引き上げています。
- リサスーCEOは新プロセッサーは設備投資、運用コストなどの低減につながると述べていました。
- FANG+は全体で-0.09%と若干の下げとなっています。
- 4銘柄が上昇し6銘柄が下落しています。
- NASDAQやS&P500と比較して小さな下げにとどまった要因としては、中国銘柄が好調でバイドゥが+2.22%、アリババが0.78%となっていました。
- また下落幅も全体的には小さく、テスラ、アマゾン、マイクロソフトが-2%程度で済んだのもFANG+が小幅な下落で済んだ要因です。
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