今回は、投資・相場に役立つ「格言」をお伝えしていきます。今回取り上げる格言は「株を買うな時を買え」となります。
この投資格言をお伝えしていくシリーズでは、投資初級者から中級者にかけて投資や相場を生き抜いていく上で大切にしたい言葉・心構えなどをお伝えしていくものになります。
ぜひとも頭の片隅にいれて迷ったときに思い出してもらえると嬉しいです。
投資に対しての注意事項…(クリックで下に詳細を表示します)
この記事は私が投資している銘柄を中心に主要指数・セクター別の動きなどをまとめていきます。主に私が投資しているのはハイテクグロース株でありFANG+銘柄とNASDAQ100になります。レバレッジ型の投資やハイテクグロース株には元本を大きく損なうリスクも有るためご注意ください。投資に対してはリスクを許容した上で投資してください。本記事・ブログにおいての個別銘柄・投資信託・ETFなどについては売買を推奨するものではありませんので予めご理解の上、お読みください。本ブログに掲載された銘柄において損失を被った場合においても責任は一切負いません。
(初回公開日時:2021年10月1日)
「株を買うな時を買え」
今回の投資・相場格言である「株を買うな時を買え」の意味や解説を行っていきます。
結論から行きます。
といっても、「株を買うな時を買え」という格言には大きく2つの意味があるといわれています。
1つ目の意味としてはタイミングが非常に重要だということです。
いい材料が揃っていても高値圏や天井で買った株は儲からないということです。
2つ目の意味としては「時流」が重要ということです。
社会のニーズやテーマなどトレンドに合わせた「時」の銘柄を買えという意味になります。
詳しく下記で見ていきます。
- 1つ目の意味は、投資は「タイミング」が重要ということ
- 2つ目の意味は、「時流(トレンド)」が重要ということ
語源はウォール街の格言「株を選ぶ前に時を選べ」
「株を買うな時を買え」の出典は定かではありませんが、ウォール街で生まれた言葉を日本語に直したともいわれています。
ウォール街での言葉「株を選ぶ前に時を選べ」という格言が元となっている説が有力です。
- 「株を買うな時を買え」の語源は定かではないですが、ウォール街での「株を選ぶ前に時を選べ」と言われています。
投資は「タイミングが重要」
今回紹介している格言「株を買うな時を買え」の1つ目の意味として2つの意味をしょうかいしていますが、1つ目の「タイミング」についてです。
まず抑えておきたいのは、「銘柄」よりも「タイミング」を優先せよということです。
では、なぜ投資対象の銘柄よりも「タイミング」を重要視しなければならないのかを説明します。
わかりやすく説明すると少し「株式投資」から離れてみます。
漁師と漁で考えていきます。
漁師としては魚をとることが儲けにつながってきます。
しかし、漁はタイミングが重要です。
潮の流れや時間帯によっては「魚」がいないことがあります。
いくら格好の漁場であったとしても「魚」がいなければ漁は成り立ちません。
また、誰かが先に漁場で魚を取り尽くしたあとであった場合も「魚」をとることができません。
つまり、最適な漁場であったとしても「タイミング」が非常に大事なのがわかります。
魚をとるためには「いい時期」に漁に出る必要があります。
潮の流れや、季節、時間、競合など様々なタイミングが重要となっています。
ただ単に漁に出て「良い漁場」に行ったとしても「タイミング」が悪ければガソリン代を無駄にするだけで不漁に終わる可能性が高いということです。
株式投資も同じで、いいタイミングでの売買を行わなければ損失をだしたり思ったように利益が上がらない場合があるということです。
例えば、リーマンショックのような株式市場全体が下降トレンドの状況では何を購入しても下落しているといったことがあります。
(もちろん中長期目線とは少し違います)
短期的な利益を狙う場合は、タイミングを見計らう必要があります。
そのタイミングは銘柄によって様々ではありますが、株価のチャートや競合他社の分析なども必要になります。
気をつけたいポイントをまとめると、
- 株式の短期売買はタイミングが非常に重要であるということ
- タイミングはチャートや、競合他社などの状況から分析する必要があるということ
株式投資は「時流」に乗れ
もう一つの意味も「タイミング」ではありますが、攻めのタイミングとも言えるかもしれません。
株式相場には「時流」があります。
例えば、戦後復興の日本においては建設や金融、電化製品などをはじめ多くの日本企業が成長産業となっていました。
しかしながら、現在の日本株は世界のトレンドには乗り切れていません。
時流というのは、今後来るであろうトレンドを予測しその関連銘柄にあやかるということになります。
例えば、クリーンエネルギー分野は今後の発展が期待されています。
またクリーンエネルギーの中でもバッテリー関連、ソーラー発電、さらには電気自動車など様々なのジャンルに分かれています。
そういったトレンドを把握して銘柄選定を行うという意味での「時を買え」ということです。
他にもある「時流」
少し格言とはそれてしまいますが、今後くるであろうトレンドを簡単にまとめていきたいと思います。
フィンテック
フィンテックというのは金融とテクノロジーをあわせた造語であり電子決済、バイナウペイレイターなどさらには仮想通貨など金融の分野はこれからますます進化していくと言われています。
関連記事はこちらでまとめています。
5Gなどの通信
IT関連はますます高速化、大容量化していきます。
その中でも5G技術はますます普及していきます。
5G関連においては、アンテナや電波塔、そして半導体など多岐にわたり今後投資されていきます。
そういった5Gのトレンドに合わせた銘柄も今後伸びてくると期待しています。
eスポーツやスポーツベッティング、オンラインカジノ
5Gにも関連していますがスポーツベッティングやeスポーツ分野もこれから多くの資金が投入されると期待されています。
特にスポーツベッティングの分野においてはアメリカの州で現在は規制されているところが多いのですが新しい税収が見込まれるとして緩和の流れになっています。
そういった規制緩和対象になりえるテーマも抑えておくといいかもしれません。
クリーンエネルギー、環境対策
世界的な「時流」として脱炭素、二酸化炭素の排出を止めるいう動きになっています。
二酸化炭素がいいとか悪いとかは別問題としてそういうトレンドがありこれから伸びてくるということが重要です。
国策に逆らうなという言葉もあるとおり、国策には逆らってはいけません。
環境対策、クリーンエネルギー分野に関してはこちら。
半導体
世界的なIT化によってほぼすべてのモノが「インターネット」でつながらるIoTやDXなどで半導体が組み込まれます。
もちろん、自動車やスマホなどにも必要です。
AIやVR、そして5Gにも高性能化されたチップが必要となるのは明白です。
世界的な半導体不足が続いてはいるものの半導体の需要はこれからも増え続けると予想されています。
半導体装置や、半導体メーカーなどに投資するのも時流に乗る選択の一つかもしれません。 またアメリカ、中国、日本の国策としても半導体への投資を行うと明言しています。
インド
インドの人口は今後中国を抜いて世界1位になることが確実とされています。
国力もありまだまだ未発展な部分が残されています。
優秀な国民も多く、これからインドが世界の中心になるとまで言われています。
インド株への投資はこれからの時流に乗れる可能性があります。
ただ、発展途上の国への投資は非常にハイリスクであることは念頭においておかなかればなりません。
まとめ
今回は、投資格言として「株を買うな時を買え」を紹介してきました。
大きな意味では2つの意味があり、タイミングとトレンドが重要ということです。
また今後来るであろうトレンドとしていくつか紹介してきました。
今後の投資の参考になれば幸いです。
初心者におすすめの相場の不安定さに左右されない投資方法
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インデックス投資についてはこちらの記事で詳しく解説していますので良かったら参考にしてみてください。
ドルコスト平均法
またインデックス投資に対しても時流に左右されずできるだけリスクを抑えるために時間の分散投資をおこなうドルコスト平均法というものがあります。
詳しくは別の記事でお伝えしていますので良かったら見てください。
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