今回は投資用語の「デッド・キャット・バウンス」についてお伝えしていきます。
ツイッターなんかでもよく聞く用語だとおもいますが、知ったつもりになってることはありませんか?
今回はそんな「なんだっけ?」という疑問を簡単に理解してスッキリできる内容になっています。
(初回公開日時:2020年8月12日)
デッド・キャット・バウンス
「デッド・キャット・バウンス」(英語では「Dead Cat Bounce」)とは、簡単に言えば株価の急落をした後に、小さな反発をするようなチャートパターンのことを言います。
この用語は、タイトルにもあるように、「死んだ猫も高いところから跳ね返る」という表現から来ているとされています。
むちゃくちゃグロい表現だね
動物愛護団体からクレームの来そうな表現
急落した株価は、多少の反発があります。(調整局面) そういった「デッド・キャット・バウンス」があるということを認識しておけば、「株価が反転」したと思うのではなく、「単なる反発かな?」と視野を広げることができます。
デッド・キャット・バウンスの歴史
「デッド・キャット・バウンス」というのは、度々ウォール街では使われる用語となっています。 その歴史は、1985年シンガポールとマレーシア株価が持続的な不況の間に回復した時に使われたとされています。*1
フィナンシャル・タイムズのジャーナリストが、株価は「デッド・キャット・バウンス」であると報道したことがきっかけとなっています。
本当に底を打ったのか?
下落傾向にあり、底を打ち若干の反発がある「デッド・キャット・バウンス」ですが実際に底を打ったかどうかなんてしばらく経過してみないとわかりません。
単なる、「デッド・キャット・バウンス」なのか、それとも本当の反発、トレンド転換なのかしっかりと見極めて投資をする必要があります。
その際に意識してほしいのは、「頭と尻尾はくれてやれ」という言葉です。
本当に反発したところにで買いに入らなければ、株価は下落し続けてしまい「落ちるナイフ」を拾ってしまうことになってしまいます。
チャートやファンダメンタルなどしっかりと株価や状況を確認して投資するようにしましょう。
いずれにせよ、反発を狙うにしろ「余裕」を持った投資を行うようにしましょう。
まとめ
投資に関する用語や格言というのはたくさんあります。
しかし、その本質を理解して投資を行える人はほんの一握りです。
今回の「デッド・キャット・バウンス」という用語の意味とその本質を理解した上で気をつけなければならないことは、下落した株価が反転し上昇したように見える現象には気をつけるべきであると言うことです。
「お、底を打ったか?」と考える一方で「これはデッド・キャット・バウンスかもしれない」という視野の広さを持つことで、買い入れ時や売りどきをタイミングを間違えないようにしたいですね。
厳しい株式市場においても必ず「反発」はあるものです。
そして上がらない株式市場でも過去を見れば大きな下落があればその後大きな上昇がありました。
過去から学ぶべきことは多くありますのでよかったら参考にしてみてください。
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*1:デッド・キャット・バウンス - Wikipedia