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強気相場は悲観の中に生まれ懐疑の中に育ち楽観の中で成熟し幸福感の中で消えていく【投資格言・金言】

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  • 最終更新日時:

 

今回は、投資・相場に役立つ「格言」をお伝えしていきます。今回取り上げる格言は「強気相場は、悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく」となります。

 

 

えらい長い格言だねw

割と聞く格言だし、重要なことも多いから整理しながら伝えていくよ

この投資格言をお伝えしていくシリーズでは、投資初級者から中級者にかけて投資や相場を生き抜いていく上で大切にしたい言葉・心構えなどをお伝えしていくものになります。

ぜひとも頭の片隅にいれて迷ったときに思い出してもらえると嬉しいです。

 

 

  投資家なら知っておきたい投資格言

 

 

 

【投資は自己責任】投資に対しての注意事項
投資に対しての注意事項…(クリックで下に詳細を表示します) この記事は私が投資している銘柄を中心に主要指数・セクター別の動きなどをまとめていきます。主に私が投資しているのはハイテクグロース株でありFANG+銘柄とNASDAQ100になります。
レバレッジ型の投資やハイテクグロース株には元本を大きく損なうリスクも有るためご注意ください。投資に対してはリスクを許容した上で投資してください。本記事・ブログにおいての個別銘柄・投資信託・ETFなどについては売買を推奨するものではありませんので予めご理解の上、お読みください。本ブログに掲載された銘柄において損失を被った場合においても責任は一切負いません。

 

 

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(初回公開日時:2021年11月30日)

 

「強気相場は悲観の中に生まれ懐疑の中に育ち楽観の中で成熟し幸福感の中で消えていく」

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今回の投資・相場格言である「強気相場は悲観の中に生まれ懐疑の中に育ち楽観の中で成熟し幸福感の中で消えていく」の意味や解説を行っていきます。

 

結論から行きます。

 

文脈が若干長いので、4つに分けて考えるとわかりやすいです。

  1. 市場が総悲観となった場面が強気相場の転換点になる可能性がある
  2. 先行き不透明、警戒感が残るうちに上昇していく事がある
  3. 警戒感が薄れて楽観的になったときには相場の天井が近い事が多い
  4. 市場が強気、総楽観となっているときに上昇相場は終わっていく事が多い

長々しい格言ではあるけど、トレンド転換やセンチメントの部分では抑えたいポイントがあるから深堀りしていくね

アメリカ著名投資家ジョン・テンプルトンの言葉

Sir John Marks Templeton

Sir John Marks Templeton

この「強気相場は悲観の中に生まれ懐疑の中に育ち楽観の中で成熟し幸福感の中で消えていく」という格言は、アメリカの著名投資家であるジョン・テンプルトン氏の言葉とされます。

  • 「Bull markets are born on pessimism, grow on skepticism, mature on optimism and die on euphoria.」

から来ています。

ジョン・テンプルトン

ジョン・テンプルトンは1954年投資会社*1を設立しました。

 

テンプルトンの投資会社は、38年間平均年率15%を超える成長を記録しています。

 

テクニカル分析よりはファンダメンタル投資に重きをおいており、1999年にはマネー誌において「まちがいなく今世紀最も偉大な投資家」として評されています。

 

また、2005年にはリーマンショック前に、サブプライムローンの金融危機を予測した報告書も出しています。 (リーマンショックは2008年9月)

とりあえず、有名な投資家の人の言葉なんだね

そうだよ、だからエッセンスだけでも汲み取っておかないとね

 

 

「強気相場は悲観の中に生まれ懐疑の中に育ち楽観の中で成熟し幸福感の中で消えていく」の解説

結論でも申し上げましたが、4つのステージに分けてこの格言を紹介していきます。

 

  1. 「強気相場は悲観の中に生まれ」
  2. 「懐疑の中に育ち」
  3. 「楽観の中で成熟し」
  4. 「幸福感の中で消えていく」

①強気相場は悲観の中に生まる

市場というのは細かなサイクルによって成り立っています。

 

上昇相場や下落相場そういった中でも上昇相場の上がり始めに投資をしたいという気持ちはみんな同じです。

 

しかしながらそういった環境を見分けるには、今回の「強気相場は悲観の中に生まれる」という言葉を思い出してください。

 

強気相場に入りやすいパターンの1つとして、大勢の人が「総悲観」状態や、あきらめモード、「株式投資なんかやってられっか!」といった状況にこそ、実はチャンスが眠っているというのです。

確かに総悲観のときは大体の株価が下がっていることが多いからね

そういった環境下で株を買うことができれば上昇時には大きな利益につながるよね

ただそんなにうまくは行かないよね

だからこそ、総悲観のときにこそ、チャンスや光明を見出す必要があるのかもね

相場においての上昇のタイミングというのはなかなか見分けることができません。

 

しかも、市場参加者との思惑やセンチメントとの「ズレ」というおは往々にしてあるものです。

 

市場参加者やツイッターの声に惑わされることなく、総悲観状態のときにこその光明を見つける努力を惜しんではいけないですね。

 

 

②強気相場は「懐疑の中に育つ」

 

底値から若干の上昇を見せているタイミングでは、多くの人が懐疑的になります。

 

例えば、「二番底がきたらどうしよう」「騙しあげだろ」だったり相場に対して「懐疑的」になることがあります。

 

しかしながら、この格言ではそういった懐疑的な状況が残るうちは徐々に上昇していくことが多いといいます。

 

 

 

実際に、2020年のコロナショックの際も大底から二番底の疑いや、コロナが悪化したらどうなるんだという懐疑的な意見も多くありましたが、株価はそんな懐疑的な意見を尻目に上がっていきました。

 

とはいえ、相場には懐疑的になることも多々あります。

 

逆の格言では「落ちるナイフはひろうな」では下落のトレンド転換をしっかり見極める必要があるという重要なこともお伝えしています。

 

しかし重要なのは、上昇相場になりうる状況のパターンとして懐疑的な人が多いときにも「チャンス」が眠っているということです。

 

短期投資に置いては「頭と尻尾はくれてやれ」でもお伝えしましたが、底を狙うのではなく上昇かなと思ったら底を狙わずそのトレンドに乗っかってもいいかもしれません。

結局の所、懐疑心なんて心のうごきだからアテにはならないからね

上昇相場にのるためには多少のリスクも必要だし、後押ししてくれる言葉だよね

③上昇相場は「楽観の中で成熟する」

では、上昇相場の天井はどんなときに来やすいのかというとこの格言では「楽観」の中とあります。

 

多くの人が上昇相場に懐疑心が薄れ、「上昇相場だ!」と思い始めた頃には相場の天井が近いということですね。

 

これは、多くの人が「安心」して買い集めるころには、もっと価格が低いところで購入した先見の明のある「プロ」たちが「利確」することがあるからです。

 

そうした中で徐々に上値が重くなり相場の天井が近くなっていきます。

 

「何を買っても上がる時期」があり、投資の素人や初心者が参加する頃には時既に遅しという状態になっていることってよくあるよね。

特にネットニュースやツイッター、雑誌などで取り上げられた後とかには注意が必要だね

そうやって、高値づかみしたり、失敗する人ってかなりいるからね

投資は弱肉強食の世界だからね

④上昇相場の「幸福感の中で消えていく」

市場の上昇相場の終焉は参加者の総楽観状態や、ホクホクした自慢ツイートが溢れたときに訪れていきます。

「消えていく」という表現は詩人っぽくて好き

上昇相場が永遠と続くかのような総楽観状態ってあるからね

総楽観状態のときに売り抜けるか

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上昇相場が続き、市場参加者の多くが総楽観状態に履いて散るときに「売る」という選択肢ができるのかどうかがポイントです。

 

人間とは欲深いもので、総楽観状態では「まだ上がる」「これから2倍になる」といったプラス思考になっていることが多いです。

 

そんな欲との状態で「売る」という決断をするのは並大抵のことではありませんが、下落してからは遅いです。

 

この言葉を肝に銘じておきたいものです。

 

 

4段階のサイクルを1企業に当てはめてみる

今回のこの4つのサイクルを企業の状態においてすこし当てはめてみたいと思います。 因果関係の検証にもなると思います。

因果関係①総悲観の兆し

 

この状態は、総悲観状態でトレンドとしては下向き状態となっています。

 

しかしここから上がる銘柄というのは、愚直に設備投資を行っている企業がいいです。 また材料費の高騰などが原因かもしれません。

 

 

そんなときに前期、前年よりも売上が上がり、市場予想を大幅に上回る企業は大幅に株価が上がります。

 

まさにこのときこそ総悲観のなかに、強気相場が生まれる兆しなのかもしれません。

 

  チェックポイント
売上を落としていても設備投資や売上を落とした内容にも注意をして銘柄を選定していこう。そういった上昇していく企業は、前期、前年の売上に対して予想を大幅にビートする可能性が高くなります。

因果関係②絶好調の落とし穴

 

景気拡大を順調にしていく中で企業の業績も上がってきます。

 

 

企業の収益水準は高くなって株価も絶好調になってきます。

 

そういった中で、上がりすぎた株価は「割高かも」という懐疑心も生まれてきます。 さらには、絶好調ゆえ前期比、前年比の比較対象も高くなっていきます。

 

 

さらに設備はフル稼働し上昇余地がなく、労働者の残業時間も増えてきます。

 

そういった中では、労働者のトラブルや生産性は徐々に落ちてくるのです。

 

さらに残業時間やトラブル処理によってコストの割増が発生してきます。

 

新しく工場を増設するにもコストがかかるし、人を増やすにもコストは掛かるからね

しかも、それには時間がかかるもんね

 

 

因果関係③:絶不調から這い上がるのは大変

 

順調だった上昇相場にも終焉がきます。

 

 

度重なるコスト高などによって、減益がはっぴょうされると、投資家からは嫌気され株価は下落してしまいます。

 

 

絶不調から這い上がるのもなかなか難しく、景気後退期にはものが売れなくなり、設備投資した資金は回収できず、新しく雇用した人件費は収益を圧迫していきます。

こうした不景気局面から脱却するのって本当に大変そうだね

収益増加を年々続けてる企業って本当にすごいんだなって改めておもったよ

景気循環のサイクルを頭にいれておく

 

今回紹介した格言で重要なのは、「今どういう状態なのか」をしっかりと認識しておく必要があります。

 

投資対象の企業がどの場面にあるのか、そして景気全体がどういう心理状況なのかを認識して置かなければなりません。

 

すべて教科書(格言)どおりにいくわけではないですが、1つの指標としてこの格言を頭に入れておくと投資の助けになるかもしれません。

 

 

まとめ

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今回は、投資格言として「強気相場は悲観の中に生まれ懐疑の中に育ち楽観の中で成熟し幸福感の中で消えていく」を紹介してきました。

チャンスを掴む人は多くの人の「心理」を読み取り、「冷静」な判断で大局をみることが重要なのが今回わかったと思います。

 

 

そういった意味でも、大衆心理の状態を把握しておくこと、また景気全体の状況を日々掴んでおくことは重要になります。

 

こういった、状況を考えるのは嫌だ、めんどくさいという人は愚直にインデックス投資に積立を行うのがいいと思います。

 

長期の積立も簡単なものではありません。

 

現実の積立投資は茨の道

現実の積立投資は茨の道

 

ただ相場の状況に一喜一憂しないことはメンタルを保つことで非常に重要になります。

 

あくまでも、個別銘柄に投資したり、短期トレードを行う人にとっては知っておいてほしい格言で長期投資の積立にはあまり役立たないかもしれません。

 

 

 

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