今回は、投資・相場に役立つ「格言」をお伝えしていきます。
今回取り上げる格言は「噂で買って事実で売る」となります。
この投資格言をお伝えしていくシリーズでは、投資初級者から中級者にかけて投資や相場を生き抜いていく上で大切にしたい言葉・心構えなどをお伝えしていくものになります。
ぜひとも頭の片隅にいれて迷ったときに思い出してもらえると嬉しいです。
投資に対しての注意事項…(クリックで下に詳細を表示します)
この記事は私が投資している銘柄を中心に主要指数・セクター別の動きなどをまとめていきます。主に私が投資しているのはハイテクグロース株でありFANG+銘柄とNASDAQ100になります。レバレッジ型の投資やハイテクグロース株には元本を大きく損なうリスクも有るためご注意ください。投資に対してはリスクを許容した上で投資してください。本記事・ブログにおいての個別銘柄・投資信託・ETFなどについては売買を推奨するものではありませんので予めご理解の上、お読みください。本ブログに掲載された銘柄において損失を被った場合においても責任は一切負いません。
(初回公開日時:2021年10月17日)
「噂で買って事実で売る」
今回の投資・相場格言である「噂で買って事実で売る」の意味や解説を行っていきます。
結論から行きます。
相場には様々な情報で溢れています。
短期的な売買を含めて「噂」というのはつきまといます。
ここで言う噂というのは、ニュースサイトを始めツイッターでの情報などの非公式の情報を指します。
好材料の「非公式」の噂で買って、企業や公的機関の発表する「事実」が確認できたところで多くの人が利確するという現象のことです。
つまり、噂で購入して、事実が確認できたら売却することです。
そして利益を得ることがこの「噂で買って事実で売る」という意味になります。
事実が公表された時点ですでに「織り込み済み」なっていることが多く事実だけでは上昇しないということがあります。
- 非公式な情報(噂)で株価が上昇することがあり、公式発表時に事実確認された場合に利確に走る動き
- 公式発表の際にはすでに株価に情報による価値が織り込み済みの場合がある。
噂で買って事実で売るはウォール街の言葉が語源
いまでも投資家の間で使われる用語で重要な格言として有名になっている「噂で買って事実で売る」の語源は世界の金融の中心地であるニューヨークのウォール街であると言われています。
「Buy the rumor, sell the fact」
日本だけではなく、世界中の投資家は「噂で買って事実で売る」という言葉を知っているのか噂レベルで上昇し事実発表と同時に下落することはよくあることです。
噂で株価は動く
例えば、噂レベルでABC社という「会社の決算は良いものになるだろう」ということがニュースサイトやツイッターなどで囁かれ始めたら株価は上昇していく場合があります。
そして、決算が噂通りの場合は利確する人が多くいるということです。
逆に噂通りではなく、決算内容が悪かった場合も「失望売り」ということで株価が下がる場合があります。
噂レベルでの相場の変動は多くあるもので、「事実」かどうかは重要ではありません。
仮に事実だとして株価が下がる理由というのは、「事実売り」をしている人も多くいるということです。
好決算が発表されたにも関わらず下落する銘柄っていうのは事実売りがあるからの場合が多いね
もちろん、それだけが理由じゃないと思うけど実際、公式発表の事実売で利確する人が多いということを頭に入れておかないとだめだね。
事実売で私が損した話
私が最近「噂で買って事実で売る」事ができなかった事例をあげるとすると、コインベース【COIN】の上場時の話です。
コインベースはアメリカの仮想通貨の最大の取引所でコインベースが上場するという「噂」もあり、仮想通貨市場は2020年の年末、年始にかけて大盛りあがりでした。
当然ビットコインをはじめとする各種の仮想通貨が上昇しておりました。
しかし、コインベースが実際に上場したあとは仮想通貨の勢いもなく、高値で掴んだ仮想通貨がなかなか高値に戻ることはありませんでした。
私もアルトコインではありますが、イーサリアムやバイナンスコインなどを買い増していたのですが高値を超えることができておらず含み損になっています。
まさにコインベースが上場するという噂が事実になった途端の事実うりの材料出尽くしとなり下落傾向になってしまいました。
噂レベルで売買するのは危険
相場は噂レベルで変動することはよくあります。
一方で、噂レベルで購入して損する場合もありますので非常に注意が必要です。
インターネットの情報には「噂」レベルの情報に見せかけた「嘘」や「フェイクニュース」などが溢れています。
そういった事実無根の情報の場合公式発表で否定(事実)した場合大きく下落してしまいます。
例えば、アメリカのスーパーマーケット大手のウォルマート【WMT】が仮想通貨の「ライトコイン」を採用するという「噂」が流れました。
結論から言えば、フェイクニュースだったのですが、ツイッターで拡散されて報道機関のロイターなども「ウォルマートがライトコインを採用する」という報道をしていました。 数時間後にウォルマートはこの情報を否定しました。
ライトコインは急上昇した後に事実が否定され下落しています。
噂レベルで購入し、うまく売り抜けれた人は少なく噂レベルで購入した人の多くは損をしてしまったのです。
逆に言えば噂レベルで購入しているというのはすでに噂(情報)を流した人に踊らされているということです。
噂(事実ではない場合もある)を流した人は噂を流す前に関連銘柄を購入し、事実が広がって目標の数値に達して事実発表と同時、あるいはそれ以前に売り抜けているのです。
今回は、ライトコインとウォルマートの話でしたがこういった噂がインターネット社会において溢れているわけです。
噂で購入するのは危険であるということも念頭に入れて「投資」することをおすすめします。
好材料の場合は、優良銘柄で事実売りされた場合は遅かれ早かれ株価はついてくるので良い銘柄を選定して投資することが最善に道だと私は思っています。
- 噂で売買するのは非常にリスクが高い
- フェイクニュースが溢れているので情報の正確性を重視しよう。
- フェイクニュースを流す側も「あたかも本当っぽい」情報を流してくるので注意が必要。
- フェイクニュースだった場合「高値掴み」や「落ちるナイフ」状態になってることもあるので注意が必要
長期投資家には噂より事実が大切
事実かどうかわからない「噂」よりも公式に発表された事実を大切にしなければいけないのは長期投資の目線を持った銘柄です。
噂は否定されても事実は残り続けます。
過去の事実と新しい事実を比較しながら数字を見て判断するのです。 長期投資を考えている人にとって噂はあくまでも噂であり優先するのは「ファクト(事実)」なのです。
- 中長期で投資を考えているのであれば目先の噂などに「反応」せずに黙々と積立手ておけば大丈夫です。
まとめ
今回は、投資格言として「噂で買って事実で売る」を紹介してきました。
実際によく使われる格言ですので聞いたことがある人も多いと思います。
今一度、情報の正確性や「噂」についてもしっかりと頭に入れておくことが重要です。
私自身も噂レベルでの売買で失敗した経験があります。
また長期投資家にとっては、「噂」レベルの目先の情報にとらわれず長期的な視点で物事を判断することが重要です。
「株価の頭と尻尾はくれてやれ」ということが認識していれば大丈夫です。
噂に一喜一憂し反応的になっていても「メンタル」が持ちませんそれこそ、「落ちるナイフは掴むな」という格言もありますし、非常に危険もたくさんあります。
無理やり過去の格言放り込んできたわねw
バレた?ただ格言ってわりと本質的なことだから多くの格言をしって本質を理解することが重要だからね。
なんかキレイにまとめたわねw
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初心者におすすめの相場の不安定さに左右されない投資方法
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