今回は、投資・相場に役立つ「格言」をお伝えしていきます。今回取り上げる格言は「相場の最初は小型株から」となります。
この投資格言をお伝えしていくシリーズでは、投資初級者から中級者にかけて投資や相場を生き抜いていく上で大切にしたい言葉・心構えなどをお伝えしていくものになります。
ぜひとも頭の片隅にいれて迷ったときに思い出してもらえると嬉しいです。
投資に対しての注意事項…(クリックで下に詳細を表示します)
この記事は私が投資している銘柄を中心に主要指数・セクター別の動きなどをまとめていきます。主に私が投資しているのはハイテクグロース株でありFANG+銘柄とNASDAQ100になります。レバレッジ型の投資やハイテクグロース株には元本を大きく損なうリスクも有るためご注意ください。投資に対してはリスクを許容した上で投資してください。本記事・ブログにおいての個別銘柄・投資信託・ETFなどについては売買を推奨するものではありませんので予めご理解の上、お読みください。本ブログに掲載された銘柄において損失を被った場合においても責任は一切負いません。
(初回公開日時:2021年10月12日)
「相場の最初は小型株から」
今回の投資・相場格言である「相場の最初は小型株から」の意味や解説を行っていきます。 結論から行きます。
大きく相場が動く前、動いた後の「小型株」に注目しましょう。
小型株は少ない資金で反応し、売買する人の数も大型株に比べて少ないです。
よって、景気の先行き指標や、トレンドの変わり目などは「小型株」の値動きに注意してみることで判断できるかもしれないということです。
株式相場においては、「大型株」「中型株」「小型株」など出来高や時価総額に応じて区分けすることがあります。
小型株が大きく上がり始めると上昇相場、小型株が大きく下がると下落相場になる可能性が高いという事も言えます。
小型株は大型株に比べて流動性(売買量)が少なく、お金を入れている人は大型株に比べて先行して売買しないといけません。
そういった経験則をもとに、小型株のトレンドの見通しを立ててくれる大事な指標とも言えます。
※このブログでの大型・中型・小型株の定義は下記の通りです。
- 時価総額はおよそ100億ドル以上。
- 中型株はおよそ20億ドル~100億ドル。
- 小型株は30億ドル以下の銘柄。
相場炭鉱のカナリア
小型株でご紹介したいのは、アメリカの小型株で構成される指数の「ラッセル2000」です。 ラッセル2000は「炭鉱のカナリア」(英語: Canary in the coal mine)とも別名よばれており、トレンド転換などには注目される指数です。
他にも炭鉱のカナリアと呼ばれる投資対象はあるけど、ここではラッセル2000を紹介します
炭鉱のカナリアとは
炭鉱のカナリアというのは、「何らかの危険が迫っていることを知らせてくれる前兆」のことをいいます。
炭鉱で働いている鉱夫は、洞窟にカナリアを持っていきました。 炭鉱は崩落などの危険性もあり、カナリアは人間よりも先に危険を察知してくれるということから来ています。
危険が来ると、カナリアは「鳴き声(さえずり)」をやめる といいます。
炭鉱にカナリアをもっていくなんて、かわいそう!って愛護団体がいいそう
いまだったら絶対に言うよね
相場の炭鉱のカナリアとは
炭鉱のカナリアの役割を持っているのはラッセル2000だけではありません。
例えば、プットコールレシオや、VIX指数、ハイイールド債、小型株、コモディティなどがそれに当たりますが、今回は小型株で構成されたラッセル2000を少し解説します。
VIX指数、ラッセル2000に関しては、毎日の米国株のデイリー記事にて取り上げていますのでよかったら「毎日」チェックしておいてもいいかもしれません。
ラッセル2000とは
炭鉱のカナリアのひとつとして、「ラッセル2000」という指標がよく挙げられます。
ラッセル2000は、米国株のニューヨーク証券取引所、NASDAQ取引所に上場している銘柄のうちの時価総額が1001位から3000位の銘柄の浮動株調整後の時価総額加重平均型株価指数です。
簡単に言えば、小型株2000社と指標になります。
アメリカのラッセルインベストメント社が1984年に開発したアメリカを代表する指数の1つです。
機関投資家が取り扱う銘柄が大体3000銘柄くらいといわれており、時価総額上位のラッセル3000などの指数もあります。(ラッセル1000もある)
米国に上場している銘柄の時価総額の割合で言えば、ラッセル2000は10%程度です。
指数の構成銘柄は年に1度見直されます。
- ラッセル2000はアメリカを代表する指標の1つ
- ラッセル2000は小型株の2000社の指数
- ラッセル2000は景気の先行きを示す「炭鉱のカナリア」ともいわれる
小型株は景気に敏感
小型株は倒産の確率が大型株と比較して高いことから、景気には敏感とされています。
先程お伝えしたように、流動性なども低いことからS&P500のような大型銘柄で構成された指数の先行指標となるのです。
小型株は変動大きいので注意が必要
景気の先行きとしての役割があることと、小型株は大型株よりも変動が大きいことも頭に入れて置かなければなりません。
これは時価総額が小さいこともあり、大型株よりも資金が流入、流出したときに価格変動が大きくなってしまいます。
小型株に個別で投資をする際には変動リスクも加味しながら投資したほうがいいですね。
- 小型株への投資は変動幅が大きいので気をつけてください
まとめ
今回は、投資格言として「相場の最初は小型株から」を紹介してきました。
小型株の特徴と「炭鉱のカナリア」としての景気先行きの見通しの役割を持っている小型株にも中止することでよりリスクの低い投資ができると思います。
また代表的な指数のラッセル2000も簡単に紹介してきました。
トレンド転換や景気の変わり目など投資家にとって気をつけたいポイントはいくつおありますが、大型株の変化だけではなく広い視野で投資を行うことが重要です。
そういった、価格変動やトレンド転換などあまりかんがえたくないという人はインデックス投資などで愚直に積み立てておけばそういったストレスからは開放されると思います。
初心者におすすめの相場の不安定さに左右されない投資方法
このブログでは初心者に対しては相場の乱高下などに感情、メンタルを左右されない投資方法である「インデックス投資」をおすすめしています。
インデックス投資についてはこちらの記事で詳しく解説していますので良かったら参考にしてみてください。
投資の不安定さを毎日伝えています
このブログでは米国株市場が開かれた翌日には毎日米国株市場の振り返り記事を記載しています。
相場の不安定さを毎日感じることで感覚が研ぎ澄まされていくと思いますので流し読みでもいいので御覧ください。
お伝えしていく内容としては、
- 米国株の主要指数の動向
- 私のポートフォリオの推移
- その日注目のあった経済ニュース
- その日の経済指標の動向
- 仮想通貨
- 注目セクターの動向 その日の注目銘柄
またNASDAQ100銘柄の動向やFANG+銘柄の動向など 毎日目まぐるしく変化する株式市場をわかりやすくお伝えしてきます。
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