今回は「スタグフレーション」について解説していきたいと思います。
投資をしているのであれば抑えておきたい用語になります。
投資に対しての注意事項…(クリックで下に詳細を表示します)
この記事は私が投資している銘柄を中心に主要指数・セクター別の動きなどをまとめていきます。主に私が投資しているのはハイテクグロース株でありFANG+銘柄とNASDAQ100になります。レバレッジ型の投資やハイテクグロース株には元本を大きく損なうリスクも有るためご注意ください。投資に対してはリスクを許容した上で投資してください。本記事・ブログにおいての個別銘柄・投資信託・ETFなどについては売買を推奨するものではありませんので予めご理解の上、お読みください。本ブログに掲載された銘柄において損失を被った場合においても責任は一切負いません。
(初回公開日時:2021年9月1日)
「スタグフレーション」とは?
スタグフレーションとは、簡単に言えばタイトルに有るように「景気後退時での物価上昇」です。
(「スタグネーション(Stagnation)」と「インフレーション(Iinflation)」の造語になります。)
- スタグフレーションとは、景気後退時(不況)の時に物価(モノやサービス)の値段が上がってしまう状態のことです。
スタグフレーションの要因
通常景気後退時は、需要が落ち込むことによって物価が下落(デフレ)の要因となります。
スタグフレーションの主だった要因としては、
- 原材料費などの高騰
- 生産コストの増加(販売価格に転化)
- 企業の生産効率の低下
- 失業率の上昇
スタグフレーションでは、例えば原材料費(原油や素材)の価格上昇によって不景気にもかかわらず物価が上がってしまうのです。
景気後退時のインフレは、一般の生活を行う私達は非常に厳しい経済状況に置かれることになります。
賃金は景気後退なので上がらないばかりか、物価の価格のみが上がってしまうからです。
日本においては1970年代のオイルショック後にスタグフレーションの状態に陥った歴史があります。
スタグフレーションが驚異として浮上
世界経済においてスタグフレーションが驚異として浮上し始めています。
思ったより景気が拡大せず、一時的と思われたインフレが今後も継続していくとなればスタグフレーションは驚異ではなく現実のものとなってしまう可能性があります。
実際に、エネルギー価格を中心に素材価格が高騰をつづけておりそれに伴い物価の上昇が続いています。
冬に向かうにつれて原油などの素材はますます需要が高まります。
さらにパンデミックから抜け出すために原油を始めとした素材の需要は非常に高まっています。
そういった環境下で実際にインフレ圧力が高まっています。
さらに現状が長く続けは消費者や企業にも負担が増していきます。
コスト高上昇に加えて成長の鈍化の組み合わせは株式市場にとっては逆風となってしまいます。
最悪のシナリオの想定
デルタ株の猛威がいつまで続くか不透明な中、ワクチン接種が行き渡ってとしても生産効率が下がってしまう可能性もあります。
結果としてモノの供給が滞ったりサプライチェーンのボトルネックによって需要に対応できない状況がつづけば物価は上昇し続けます。
生産効率が上がらない企業の業績は悪くなり、失業者は増えるという悪循環になりかねません。 こうした悲観的なシナリオもあるということを頭の片隅に入れておくことは重要だと思います。
過度に心配することはないとは思うけどそういったリスクが有るということも頭に入れておこう
準備しておけば、下落時に狼狽売りもせずにすむし資金を逃しておくことだってできるからね
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