今回はNASDAQ100の過去のデータを読み取り何月に上がりやすいのか、また逆に何月に下がりやすいのかを調べてみました。
今回のデータはNASDAQ100が指数化された1985年から遡っておよそ440ヶ月分の騰落率をもとに計算しています。
結論を申し上げると過去、1985年から37年分の平均のデータから1月が上がりやすいことがわかりました。
逆に一番の下落しているのが9月となってます。
過去37年間のうち1ヶ月あたりの騰落率を平均して1ヶ月で何月にNASDAQ100があがりやすいのかを今回はまとめてみました。
他の記事や動画ではS&P500のデータなどはありましたがなかなかNASDAQ100に関してはデータが無いので、エクセルを叩いて計算してみました。
NASDAQ100が指数かされたのは1985年でありそこからのでデータですのでおよそ37年になります。
またNASDAQ100についてまだ良くわからないという人はこちらの記事でNASDAQ100、NASDAQについてまとめていますのでよかったら御覧ください。
私自身もNASDAQ100に多く投資しています。
毎月実績を公開しているポートフォリオでもNASDAQ100に投資している割合は非常に大きく特にNASDAQに2倍のレバレッジがかかった「レバレッジNASDAQ100」やiDeCoではNASDAQ100に毎月12,000円の上限まで積立投資をしています。
NASDAQ100に投資する理由としてはたくさんありますが、簡単に言えばこれから将来的に大きな成長が期待できるからという点です。
理由については下記の記事にまとめていますのでよかったら御覧ください。
NASDAQ100月間騰落率
本題に戻っていきます。
過去37年間のNASDAQ100の騰落率をまとめてみました。
では、月間別に見ていきます。
- 1月:2.33%
- 2月:0.58%
- 3月:0.93%
- 4月:1.72%
- 5月:1.60%
- 6月:0.62%
- 7月:1.44%
- 8月:0.72%
- 9月:-0.37%
- 10月:1.79%
- 11月:2.28%
- 12月:1.98%
以上のような平均騰落率になっています。
見ての通り、11ヶ月でプラスのリターンを叩き出している一方で、9月のみ下落していることがわかります。
あくまでも平均であり過去のデータからの数字ですが参考になればと思います。
どの月がプラスになる確率が一番高いのか?
では次に、各月にどれだけの確率でプラスになっているのか、あるいはマイナスになっているのかを調べてみました。
結果から言えば、非常に勝率が高い月は1月です。
同様の勝率としては、3月と11月も25勝12敗となっているのですが、買ったときと負けたときの平均から見ても1月が非常に熱い月となっています。
1月と11月にいたっては、プラスになった場合のリターンも5.9%と大きなリターンが狙える一方で、3月の場合は、3.81%で負けた場合は-5.08%と大きな負け担ってしまいます。
逆に負け越した月もあります。
負け越した月は6月となっています。
ただこの6月の場合はプラスの場合は、6月が5.13%となり負けた場合の-4.06%を上回っていることからも決して悪い期待値と言えます。
各月にそれぞれ強いクセがありますのでその特徴などを踏まえて積立投資や一括投資などの参考にしてもらえたらと思います。
- 1月:25勝(5.92%)12敗(-5.14%)
- 2月:19勝(6.06%)18敗(-5.20%)
- 3月:25勝(3.81%)12敗(-5.08%)
- 4月:22勝(6.01%)15敗(-4.57%)
- 5月:24勝(5.32%)13敗(-5.25%)
- 6月:18勝(5.13%)19敗(-4.06%)
- 7月:24勝(4.86%)12敗(-5.41%)
- 8月:22勝(4.86%)14敗(-5.79%)
- 9月:20勝(4.46%)16敗(-6.41%)
- 10月:24勝(6.45%)13敗(-6.80%)
- 11月:25勝(5.90%)12敗(-5.27%)
- 12月:20勝(6.28%)17敗(-3.09%)
まとめ
話をまとめていきます。
今回は久しぶりにデータの収集をおこなった力の入った記事になりました。
NASDAQ100という自分が積極的に投資している対象でしたので自分自身も非常に勉強になりました。
NASDAQ100の過去のデータから、1月と11月は非常に好調になりやすいというデータを得ることができました。
また6月は0.62%、8月は0.72%、そして9月は-0.37%と夏場は「冬の時代」になりやすいことも改めてわかっています。
その冬の時代を超えて10月からは2%近く上昇局面が多いこともわかります。
もちろん、過去には様々な歴史的要因や社会的な要因などいろいろな事情ありましたが、今後どのようなデータになっていくのか、そしてそれに投資しているわたしもワクワクしながら見守っていきたいと思っています。
あなたの投資の参考になっていただければ嬉しいです。
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