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今回は、投資・相場に役立つ「格言」をお伝えしていきます。
今回取り上げる格言は「頭と尻尾はくれてやれ」となります。
この言葉の意味は大きく2つあります。今回はじっくりと解説していきます。
この投資格言をお伝えしていくシリーズでは、投資初級者から中級者にかけて投資や相場を生き抜いていく上で大切にしたい言葉・心構えなどをお伝えしていくものになります。
ぜひとも頭の片隅にいれて迷ったときに思い出してもらえると嬉しいです。
投資に対しての注意事項…(クリックで下に詳細を表示します)
この記事は私が投資している銘柄を中心に主要指数・セクター別の動きなどをまとめていきます。主に私が投資しているのはハイテクグロース株でありFANG+銘柄とNASDAQ100になります。レバレッジ型の投資やハイテクグロース株には元本を大きく損なうリスクも有るためご注意ください。投資に対してはリスクを許容した上で投資してください。本記事・ブログにおいての個別銘柄・投資信託・ETFなどについては売買を推奨するものではありませんので予めご理解の上、お読みください。本ブログに掲載された銘柄において損失を被った場合においても責任は一切負いません。
(初回公開日時:2021年9月26日)
「頭と尻尾はくれてやれ」
今回の投資・相場格言である「頭と尻尾はくれてやれ」の意味や解説を行っていきます。
投資の世界ではよく耳にする格言の1つですので理解しておくといいと思います。
冒頭にもお伝えしましたが、この言葉には2つの意味があると言われています。
結論から行きます。
頭と尻尾は「魚」のことです。
焼き魚でも煮魚でもいいのですが一匹の魚をイメージしてください。
頭は株価の「天井」しっぽは、「底値」を指しています。
株式相場などは完璧に相場の天井や底値を予測することは不可能です。
よって、頭の部分と尻尾の部分は「安全コスト」と思い「欲深くなるなよ!」ということです。
- 欲深くなるなということ
- 「頭」「尻尾」は儲け損ねた利益のこと
- 買ったあとまだ値下がりするかもしれない、売ったあとまだ値上がりするかもしれないが「安全コスト」と思って「くれてやれ」ということ
- 相場の天井、相場の底値を予想することはほぼ不可能である
投資は「欲」との戦い
「頭と尻尾はくれてやれ」という格言には「欲張るな」という強烈なメッセージが入っています。
理想的なトレードでいえば相場の「底値」で買い、「高値(天井)」で売ることがベストです。
しかしながらそういった「完璧なトレード」を行うことはなかなか難しいのが現状です。
そこで、利益が乗っているのであれば「頭」の部分はくれてやれということで利確をしろというこです。
頭と尻尾は魚に例えられており、頭の部分を最後まで食べるのではなく猫にでも上げてしまえということです。
頭と尻尾は「安全コスト」としてみる
投資初心者に陥りがちなのは、底値だと思って買ったら、まだまだ底値ではなくどんどんと下落してしまう場合です。
また高値で売ったと思ったらまだまだ高値を更新してしまう場合です。
意識としては仮に底値、高値ではなくとも「頭」と「尻尾」の部分が大きくなったとしても「割り切る」という気持ちが大切です。
それは、あるいみ安全面を考えた「安全コスト」だったという見方をして「割り切る」ことが大切です。
- 底値、高値を見分けることは困難。
- 頭と尻尾は安全コストと割り切ることが大切。
底打ちを確認してから買おう
多くの個人投資家の失敗例として「逆張り」をしてしまうことがあるということです。
実際、自分もよくやってしまうけど
つまり、「株価が下落しているからそろそろ上がるだろう」と思って買ってしまうということです。
下落トレンドの場合売ることが順張りで、買うことは逆張りとなっています。
下落トレンドの際は、底打ちを確認して買うようにしましょう。
底打ちの確認の仕方
底打ちの確認の仕方としては少しテクニカル的なはなしにあんりますが、トレンドラインを確認しましょう。
例えば、意識されるトレンドラインとしては25日移動平均線や50日移動平均線など様々あります。
チャートを見た上でトレンドラインを反発する事が多くありその反発を確認して買うようにしましょう。
とはいえ、トレンドラインから反発してもまた下落することはあるから気をつけないとね
実際、トレンドラインが意識されて反発したことを確認して「買った」としてもその後下落することもあります。
一時的な、上昇かどうかはしっかりと見極めなければなりません。
- 底打ちを確認するしてから購入する
- 底打ちの確認は移動平均線など意識されそうなトレンドラインの反発具合を確認してから購入する
- 反発したあとも下落することもある
相場の底値と高値を当てることは不可能である
今回の「頭と尻尾はくれてやれ」という格言には「欲深くなるな」ということと、「相場を完全に当てることは不可能である」という2つの考え方ができます。
実際にトレードをすれば「完璧なタイミング」でトレードできることなんて滅多にありませんし、その完璧なタイミングでトレードしたかどうかなんて数日後、数カ月後にしかわからないわけです。
そもそも完璧なタイミングでトレードが何度もできるのであればすでにあなたは億万長者になっているわけです。
買いのタイミングは積立投資なら回避できる
積立投資であれば、底値でかえなくても「平均的」なタイミングで購入することが可能です。
まさに積立投資は「尻尾」の部分をくれてやるという戦略です。
いわゆる「ドルコスト平均法」と言われる投資手法で初心者をはじめ多くの人が実践しています。
結局、ドルコスト平均法に頼ってるからね。
尻尾の部分はわからないけど、買付価格を平均化することによってリスクを極力抑えていきます。
売りのタイミングはまさに「頭の部分はくれてやれ」
売りのタイミングも非常に難しく、あまりにも早く売り過ぎたゆえに株価が2倍、3倍になる場合もあり後悔してしまう場合もあります。
「利食い千人力」という言葉もあるように、「利益」が出たのであればそこは「割り切る」しかありません。
利益が出たら、「半分利確する」「下落を確認して売却する」など様々な方法がありますが、結局はどこまで上がるかなどわかりませんから、後悔しないという気持ちが大切です。
実際にコロナショック後のここまで株価が伸びるなんて当ててる人なんていないわけで、株価の伸びなんて今後どうなるかもわからないからね
コロナショックも2番底がくるって言った投資家も多かったわけだし、底がどこになるのかなんて本当に読めないものだよね
まとめ
今回は、投資格言として「頭と尻尾はくれてやれ」を紹介してきました。
なんどもいいますが、投資においては最高値や底値をあてることはほぼ不可能です。
そういったことを踏まえてトレードすることが重要です。
また回避するためには移動平均線をチェックしたり、また中長期的な視点でとうしするのであれば「ドルコスト平均法」を使って積み立てるというのも有効な戦略だと言えます。
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