「家計簿」つけていますか?
おそらくこのブログに辿り着いている人の多くは家計簿アプリなんかを利用して家計簿をつけている人もいると思います。
私もこのブログでは口酸っぱく「家計簿をつけて収入と支出を管理しろ」と主張してきました。
ただ、家計簿をつけたことがない、あるいは以前は家計簿をつけていたが最近はめっきり管理していないなと言う人に改めて言いたいです。
「家計簿はつけたほうが良い」ですと。
- 今回は、データを用いて家計簿をつけたほうが「お金」への満足度がつけない人よりも高くなるということと、また定期的に家計簿をつけることに寄って継続的な貯金ができるということをお伝えします。
では、内容に入っていきます。
- 家計簿をつけることで収入は上がるのか?
- 家計簿をつける定期的に家計は23%
- 家計簿を定期的につけると収支の満足度は上がる
- 家計簿を定期的につけると「継続的に貯金ができる」
- 家計簿をつけるメリットは大きい
- 家計簿は習慣。自動化できるし簡単
(初回公開日時:2022年2月21日)
家計簿をつけることで収入は上がるのか?
いろいろなお金のサイトや投資系のメディアに度々支出管理や家計簿アプリを紹介しているのはなんとなく見たことがあると思います。
ただ実際に「家計簿をつけたからと言って…」と思ったことはありませんか?
また「家計簿をつけたところで収入が増えるわけでもない」と思ったりしていませんか?
たしかに思うことはわかります。
家計簿をつけたからと言って、すぐに収入が増えるわけでもないのも事実です。
しかしながら、現在あなたは「お金」に対して満足はしているでしょうか?
これに対しては、多くの人が「NO」と言うはずです。
今回の調査では、家計簿をつける家計の人たちは現状の収入、支出に対してお金に対して満足している人の割合が家計簿をつけない人たちよりも高かったという報告でています。
今回は、少しでも「家計簿」にたいしてのハードルを低くして、なおかつ「家計簿」をつけることによって少しでもあなたのマネーリテラシーが高まるような記事になっています。
今回活用するデータは、慶應義塾大学のパネルデータ設計・解析センターの報告書「消費生活に関するパネル調査」を活用しています。
家計簿をつける定期的に家計は23%
まずはこちらのデータを御覧ください。
30代から50代の核家族世帯への調査では家計簿をつけている世帯は23.2%となっております。
逆に家計簿を全くつけたことのない世帯は全体の17.5%です。
約4分の1の家庭が家計簿を定期的につけていることがわかります。
逆に5分の1の家庭が家計簿を全くつけていないという調査報告でした。
定期的にはつけてはいないが、ときどき家計簿をつけているという割合を含めれば、約36%の家計が家計簿を使って家庭の収支を管理していることがわかります。
しかしがら、3分の2は家計簿をほぼ利用していないという結果になっています。
思ったより使っている人が多いんだね
逆の意見だね、思ったより使ったいない人が多く感じるよ
まぁ、データはいろんな味方ができるからね
どう受け取るかは、価値観の違いになるけど
また別のデータでも似たような数字が出ています。
こちらは、小学館が運営する育児メディア「HugKum」による調査でのアンケート結果になります。
家計簿をつけいない保護者は約6割と、上記のデータとほぼ合致する割合になっています。
ノートでいまだに家計簿をつけている人も多いんだね
そりゃ、みんながみんなアプリやソフトを使いこなせるわけじゃないからね
アプリのほうが便利だと思うけどね~
家計簿を定期的につけると収支の満足度は上がる
次に、家計簿をつけている人のお金への満足度を調べています。
このデータは、家計簿つけている人、つけていない人に対して現在のお金の収入、支出にたいして「満足」しているかどうかをヒアリングした結果になっています。
満足っていうのは個人差がかなりあると思うけどね
そうだね、ただ数字的にはやっぱり家計簿を定期的につけている人のほうがお金への満足度は高くなってるね
家計簿を定期的・時々つけている人は、収入に対しておよそ4割の人が「満足」と回答しています。
逆に以前はつけていた人、全く家計簿をつけていない人の満足度は3割程度となっています。
そこまで、差が出ているとは思えないけどね
たしかにね、満足しているから家計簿をつけていないって家計もありそうだしね
たしかに、お金に満足してたら家計簿なんてめんどくさいだけだしね
ただ、若干だけど満足している家計が多いのも事実だね
家計簿をつけている家計の満足度が高い理由として考えられるのは、 家計簿をつけることに寄って、収支がしっかりと把握できます。
現状をしっかりとまずは把握できることによってクリアな気持ちになるというのもある一方で、数字が明確になるので「悲壮感」なども含まれてるのかもしれません。
とはいえ、満足度というのはかなり曖昧な表現であるのであまり参考になるとは思えませんね。
家計簿を定期的につけると「継続的に貯金ができる」
家計簿をつける最大のメリットを最後にお伝えしていきます。
家計簿をつけることによって、「継続的に貯金ができる」ということです。
すべての人が当てはまるわけではなく貯金の継続が確率は格段に上がってきます。 このデータを御覧ください。
この数字は3年以上月々に3万円継続的に貯金をしている人の割合になります。
家計簿を定期的につける家計の約6割が継続的かつ、3年以上の3万円以上の貯金に成功しているというデータになります。
定期的に家計簿をつけていない家計は、40%程度しか3年以上3万円の貯金ができないということです。
逆に言えば、家計簿を定期的につけることさえできれば60%の割合で毎月3万円程度の貯金が継続的にできるというわけなのです。
4割はできてないんだけどね
水を差すなw
家計簿をつけるメリットは大きい
家計簿をつけるメリットというのは、様々あります。
例えば、収支を明確に把握できたり、無駄なコスト、無駄遣いを削減したり、さらに長期的な展望にたったりと「お金」を扱うには必須のアイテムです。
しかし、今回新しく追加されたメリットで言えば、家計簿をつけることによって「定期的な貯蓄を継続して行える」確率が上がるということもわかっていただけたと思います。
全員が全員貯金ができるというわけではなく、「確率」が上がるという意味だね。
それだったら確率は少しでも上げたほうがいいと思う人も多いと思うよ
家計簿は習慣。自動化できるし簡単
何度もこのブログでは家計簿をつけろ、家計簿アプリなら簡単だと言っています。
私は毎日、投資成績を公開していることもあり毎日家計簿アプリのマネーフォワードを利用しています。
細かな収支を毎日覗いているわけではありませんが、おそらく周りの人よりも家計簿アプリを見ている回数は多いと思います。
もちろん、マネーフォワードよりも使いやすいアプリはあると思いますし様々なサービスがありますのでご自身に合ったソフトを使うことが一番だと思います。
ただ、それを定期的にチェックして自らの家計、そして貯蓄へ役立たせていきましょう。
いまは、自動化がすすみ現金以外の取引であれば自動的にデータ化されているので非常に便利です。
一昔前はまさに家計簿はノートで手書きで書いていたりしていましたがいつでもスマホで確認でき収支状況がグラフ化されわかりやすくなっています。
私が小さい頃から母親がノートに家計簿をつけていたのはかなり覚えています。 途中からは、パソコンで管理していたようでしたがノートにびっちりレシートなんかを貼ったりしていたのはいまでも思い出します。
その影響のせいか、私も2013年からマネーフォワードを活用し収支のデータを蓄積しています。
もう一度冒頭に問いかけました、「問いかけ」を行いたいと思います。
いかがでしょうか?
もちろん、私は満足しているかといわれれば、「満足していない」とは答えます。
しかしながら少なくとも継続的な貯蓄はできています。
お金とは一生付き合っていくものですし、この機会になにか家計簿サービスを活用して見るもの良いのではないでしょうか。