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今回は、都内でもメジャーな神社にカテゴライズされる「東京十社」について解説していきます。
まだ東京に慣れていない人や、あるいは東京で御朱印を集めている人、観光で東京の御朱印がほしいなという人にはもってこいのコンテンツとなっています。
東京十社の概要
東京十社は、簡単に言えば昭和50年(1975年)にカテゴライズされた神社10社のことです。
公式サイトによれば、道のりは40kmくらいで電車や交通機関などを駆使すれば1日でも参拝可能です。
※参拝した神社にはリンクとレポート記事を書いています。
割と歴史は浅いのね!
東京十社というカテゴリーは歴史は浅いかもしれないけど各神社の歴史は古いんだよ
東京十社は、もともと「元准勅祭社」の12社からなっていました。
准勅祭社
准勅祭社というのは、「勅祭社」(ちょくさいしゃ)の説明からしなければなりません。
勅祭社
勅祭社は、祭祀において天皇より勅使(天皇の使い)が遣わされる神社のことです。(=勅祭)
伊勢神宮は勅使が遣わされますが、別格として勅祭社には含まれていません。
現在の勅祭社は、16社となっています。
- 賀茂別雷神社(上賀茂神社):京都府
- 賀茂御祖神社(下鴨神社):京都府
- 石清水八幡宮:京都府
- 平安神宮:京都府
- 春日大社:奈良県
- 橿原神宮:奈良県
- 熱田神宮:愛知県
- 氷川神社:埼玉県
- 鹿島神宮:茨城県
- 香取神宮:千葉県
- 近江神宮:滋賀県
- 明治神宮:東京都
- 靖国神社:東京都
- 宇佐神宮:大分県
- 出雲大社:島根県
- 香椎宮:福岡県
勅祭社は日本の神社のオールスターみたいなものね
三勅祭
勅祭社の中でも歴史があり、旧儀式や古式から行われている三社を「三勅祭」といいます。
- 賀茂神社の賀茂祭(京都府)
- 石清水八幡宮の石清水祭(京都府)
- 春日大社の春日祭(奈良県)
准勅祭社
少し補足がおおくなってしまいました。
話を戻すと「准勅祭社」というのは、明治天皇が1868年に氷川神社の祭事を勅祭としておこなったことに始まります。
これは近代における勅祭社の始まりとなります。
明治3年になると、東京におけるその付近の12社を准勅祭社として定めます。
畿内(近畿地方)において二十二社の勅祭社に対して東京近郊の神社に対して東京の鎮護と万民の安寧を祈る神社として定められたのです。
東京十社巡りが始まる
現在は10社ですが、当時は12社ということは外された2社があるということです。
理由は簡単で東京から若干遠いということでした。
というものも東京十社めぐりという企画に対して1日回れないということもあったからです。 非常にこの10社は観光的要素が強く現在に至っています。
- 大國魂神社(六所宮):東京都府中市
- 鷲宮神社:埼玉県久喜市
確かに府中と久喜だと都内からは遠いわね
また荏原神社においては元准勅祭社を名乗っていますが、品川貴船神社(品川神社)はもともと荏原神社だったというせつもあるためです。
荏原神社は東京10社には入っていないけどね
東京十社オリジナルグッズ
東京十社にはオリジナルグッズもあります。
各神社の授与所で購入する子ができます。
東京十社めぐり 大絵馬
私も購入した絵馬です。 各神社で購入できる他、下記で紹介しているミニ絵馬を集めてつけていくことができます。
東京十社めぐり ミニ絵馬
各神社で購入できるミニ絵馬です。
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