この記事は次のような方にオススメの記事です。
- 日常的にカフェインを摂取している人。
- カフェインの中毒性の怖さを調べている人。
アラサー、都内在住ダイエットサラリーマンの海野浩康(@uminoxhiro)が上記の読者様に向けて執筆しました。
アシスタントの空知瑞夏(@sorachimizuka)よ!こんな人はこの記事読んだほうがいいかもね!
この記事もくじ
知らずにカフェイン中毒になっている
身の回りに迫る危険の1つとして「カフェイン中毒」があります。カフェイン中毒のおそろしさは自覚がないことや知識が明らかに薄いことにもあります。
今回は、カフェイン中毒から抜け出す方法を4つご紹介したいと思います。
- なにかを食べる
- 運動する
- カフェインが入ってる食品・飲料を知る
- カフェイン中毒の恐ろしさを理解する
中毒から抜け出す方法は「徐々に減らしていく」
何かを食べる
カフェインがどうしてもとりたくなって、震えてきたら「カフェインが含まれていないもの」を食べましょう。
ごまかしでしかないですがカフェインを摂取する習慣から抜け出しカフェイン以外のことを考えるためにもなにか他のものを食べるということは有効的です。
特に、15時以降にカフェインを摂取することで睡眠の時間が遅れてしまう場合があります。
どうしてもカフェインが欲しい場合は、少量にしたりして調整しましょう。
運動する
運動とカフェインにはいい関係があると言われています。
それはパフォーマンスをあげるためにカフェインを摂ることでも有効です。
どうしてもカフェインを摂ってしまった場合は運動するとカフェインの効果を発揮して非常に良い効果が出ます。
ついつい、とってしまったカフェインをしっかりと運動で消化できるのであれば一番いいですね。
逆にカフェインを摂取することによってもいいことはあるのでしっかりとメリハリをつけてカフェインを制限していけたらいいですね。
カフェインが入っている食品・飲料を知りましょう。
カフェインが入っているものを知れば事前に対策ができます。
カフェインが入っているもの一覧
- コーヒー
- エナジードリンク
- 炭酸飲料
- チョコレート(ホワイトチョコは可)
- お茶
- ガム(ミントは可)
- 風邪薬など
詳しい内容についてはこちらの記事を御覧ください。
カフェイン中毒の恐ろしさを知る
タバコ、お酒など年齢に制限があるものには中毒性がありますが、カフェインの摂取に関しては現在日本では年齢制限がありません。
おそらく、子供を含めて最も身近な中毒症状とも言えるのがカフェイン中毒です。
カフェイン中毒はなって遅い
日本中毒学会の調査によれば、2011年度からの5年間にカフェイン摂取によって少なくとも101人が救急搬送されたといいます。
そのうち7人が心停止になってしまいそして3人が死亡したことわかっています。
7人はいずれも6グラム以上のカフェインを摂取したと言われています。
調査内容のカフェインで搬送された人数は「少なくとも」ということですしまだまだ実際は多かったのではないかというのが私の見方です。
加えてエナジードリンクがここ最近ブームになりカフェインによって最悪の場合死に至るケースがあることを認識して置かなければなりません。
カフェインは、一度に1グラム以上を摂取すると中毒症状が出るとされています。
- 激しい吐き気
- 激しめまい
- 急に心拍数が上がり心停止になる場合がある
妊婦は控えなければならない
子供には効果が強く出過ぎるため、妊婦は胎児に影響が出る可能性があります。*1
厚生労働省からもカフェインに対してこのような注意書きが書かれています。
カフェインを過剰に摂取した場合には、 中枢神経系の刺激による
- めまい
- 心拍数の増加
- 興奮
- 不安
- 震え
- 不眠症
- 下痢
- 吐き気等
の健康被害をもたらすことがあります。 *2
カフェインで自殺が増加しているとも考えられている
内閣府の食品安全委員会でカフェインと自殺に相関関係があるとして意見交換会が2017年に行われています。
国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 登田 美桜氏の資料によれば、各国の規制などを羅列した後、『(カフェインの)過剰摂取による有害影響について広く周知する』ことが『自殺防止』につながると結論づけています。 *3
最も普及してるドラッグと警鐘を鳴らす医者も
ジョンズ・ホプキンズ大学医学部のSteven Meredith氏とRoland Griffiths氏は『カフェインは世界中で最も普及しているドラッグだ』という主旨の論文を掲載しています。
『カフェインはこれまで考えられてきたよりも中毒性が高く、カフェインを摂取する習慣が一度身についてしまうと、なかなかやめられなくなる』ことを発表しています。
論文によると、アメリカ在住の成人のうち90%以上は、日常的にカフェインを摂取しています。その平均摂取量は1日約200mgです。
アメリカ食品医薬品局(FDA)が推奨している1日あたりのカフェインの摂取量の上限は400mgです。
しかし、アメリカ国内の一般的なコーヒーショップのMサイズコーヒーには1杯あたりおよそ300mgのカフェインが含まれています。
エナジードリンク缶に至っても1本のカフェイン量はおよそ160~240mgほどです。
よって、コーヒーやエナジードリンクを1日に2杯以上飲むと、摂取量の目安を軽く越えてしまうので注意が必要です。
コーヒーは1日最低1杯だね…
ただアメリカの場合なんでも分量が多そうだからね…w
依存症になるとやめられない
アメリカン大学心理学部のLaura M. Juliano教授は、
『アメリカ人の多くがカフェインの被害を受けていない一方で、カフェインを含む食料品のいくつかは健康に悪影響を及ぼす可能性があり、日常生活に支障をきたすだけでなく、カフェイン依存症になってしまいカフェインの摂取をやめられなくなるという問題があります』
と語っています。
カフェインを摂取し続けていると、心臓病をはじめとする心血管疾患や、女性の場合は妊娠時に合併症を引き起こすことがあるとのことです。
Meredith氏はカフェインの中毒症状には以下の症状があると警告しています。
- 神経衰弱
- 不眠症
- 消化不良
- 頻脈筋収縮
さらに日常的にカフェインを摂取して、カフェインを一時的に飲まなくなった場合には、
- 頭痛
- 疲労感
- 眠気
- 憂うつ感
- 集中力低下
- 吐き気
- むかつき
以上のような症状が現れると、カフェインの中毒、摂取過剰に警告を発しています。
カフェインの中毒から抜け出す方法
徐々にカフェインの摂取量を減らしていく
Meredith氏は、カフェインの摂取量を徐々に減らしていくことが重要だと主張しています。
カフェインの量を記録する
そして毎日のカフェイン摂取量を日記に書いて記録していくことで、数週間かけて徐々にカフェインの摂取量を減らしていくことを推奨しています。*4
いきなりカフェインを絶つことはいいかもねしれないね
ただやめるときはスパッと止めたほうがいいわよ
それが一番だけど中毒症状が出たらキツイからさ
そうやってズルズルと続けていくのがオチね
まとめ
カフェインが最も身近で恐ろしい中毒症状があるものだという認識はまだまだ広がっていません。
世界レベルでみると年齢制限や摂取制限をしているところが多くあります。
しかし日本ではコーヒーショップがオフィス街、駅前に鎮座しており、中毒者を援助するように自動販売機でも気軽にコーヒー、炭酸飲料、エナジードリンクが購入できます。
たしかに、カフェインのすべてが害悪というわけでは有りませんが、なるべく避けたほうがいいものだとは私は思っています。
仕事上、どうしても飲まなければならない場面も多いですが意識して減らしていくことが大切だと思います。
関連記事:
*1:埼玉医科大学病院救急センター中毒センター上條吉人センター長 - https://www.zakzak.co.jp/lif/news/190819/hea1908190002-n2.html
*2:厚生労働省:食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~ - https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000170477.html
*3:PDFファイル: https://www.fsc.go.jp/fsciis/attachedFile/download?retrievalId=kai20170525ik1&fileId=220
*4:参考記事:カフェインは世界一のドラッグ、継続的な摂取により中毒症状や健康被害を引き起こす可能性大 - GIGAZINE https://gigazine.net/news/20160316-caffeine-drug/