今回は投資信託で私が投資初心者に向けておすすめの投資先をご提案していこうと思います。
まだ投資をしたことがない人はインデックス投資とはなんなのかをまずは勉強して頂いて読むと理解が深まると思います。
インデックス投資といっても具体的に何に投資したらいいかわからない人や、おすすめの投資信託を知りたいという人に向けての記事になります。
今回は、日本円でも買えるということで基本的に日本のネット証券で取り扱いのある「投資信託」になります。
米国株式を購入するには米ドルを購入したりと「手間」が若干はいってしまいますが、日本円でも米国の投資信託を購入することができます。
前置きが少し長くなったので、先に結論から言っていきます。
- S&P500インデックスファンド
- 全世界株式インデックスファンド
- NASDAQ100インデックスファンド
- 全米株式インデックスファンド
それぞれの特徴と平均リターンなどをお伝えしていきたいと思います。
投資はあくまでも自分のリスク許容度の範囲内で行っていきましょう。
投資に対しての注意事項…(クリックで下に詳細を表示します)
この記事は私が投資している銘柄を中心に主要指数・セクター別の動きなどをまとめていきます。主に私が投資しているのはハイテクグロース株でありFANG+銘柄とNASDAQ100になります。レバレッジ型の投資やハイテクグロース株には元本を大きく損なうリスクも有るためご注意ください。投資に対してはリスクを許容した上で投資してください。本記事・ブログにおいての個別銘柄・投資信託・ETFなどについては売買を推奨するものではありませんので予めご理解の上、お読みください。本ブログに掲載された銘柄において損失を被った場合においても責任は一切負いません。
(初回公開日時:2021年11月1日)
1.S&P500インデックスファンド
インデックス投資の王道である、S&P500指数に連動したインデックスファンドです。
S&P500というのは、簡単に言うとアメリカのオールスターチームみたいなものでアメリカを代表する500社を集めた指数になります。
数千社、数万社とあるアメリカの会社の中で上場している会社から選ばれた500社の時価総額加重平均の指数です。
SBI証券や楽天証券、マネックス証券でも投資信託の常にトップになっている指数でありもっともベーシックなインデックスファンドになります。
500社もあるため、様々なセクター(業界)に分散投資ができると同時にアメリカ市場の成長性の恩恵を受けることができます。
なにより、投資の神様と言われるウォーレン・バフェットも一般投資家にはこのS&P500インデックスファンドへの投資を推奨していることでも有名です。
投資信託以外でも、米国、日本のETFなどでも購入できます。
- SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
- 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
これらが一般的で運用額も大きいです。
S&P500のインデックスファンドはつみたてNISAやiDeCoにも対応しているので長期投資を前提に積み立て投資することも可能です。
インデックスファンドにもよりますが、信託報酬に若干の違いはあるもののほぼ同じです。
30年間のS&P500配当込みの平均リターン
※ETF「SPY」のチャート
S&P500の平均リターン(配当込)は、
- 30年:10.6%
- 20年:9.5%
- 15年:10.4%
- 5年:16.9%
- 3年:16%
市場平均でこんなにあがっていたら満足だよね
あくまでも年平均だからね
2.全世界株式インデックスファンド
次にご紹介するのは全世界株式インデックスファンドです。
名前の通り、アメリカを含め、世界中の銘柄に投資ができるインデックスファンドになります。
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
- SBI-SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
などが人気になります。
オールカントリーや、オルカンなどと略されて言う場合もあります。
指数としては、米国のMSCI社が提供しているインデックス(指数)で対象国は
- 先進国:24カ国
- 新興国:21カ国
- フロンティア国:25カ国
約70カ国に分散投資することができるため、世界経済の発展の恩恵を受けることができます。
(MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス (ACWI))
幅広く投資したい人や、リスクを分散したいという人などアメリカだけじゃ心配だという人にはおすすめです。
ちなみに私は全世界株式に関しては投資は行っていません。
リスクは分散したほうがいいけどその分リターンが落ちるからね
より安全に投資を行いたい人にはいいわね
30年間の全世界株式の配当込みの平均リターン
全世界株式の平均リターン(配当込)は、
- 30年:8.3%
- 20年:8.7%
- 15年:7.8%
- 5年:13.8%
- 3年:13.1%
投資に分散は必須だから防御重視の人にはおすすめなインデックスだね
3.NASDAQ100インデックスファンド
次に紹介するのは、NASDAQ100という指数に連動したインデックスファンドになります。
特色とすればアメリカのNASDAQ市場に上場している時価総額順に100社に投資をする事ができます。
アメリカにはニューヨーク証券取引所とNASDAQ取引所という株式市場がありますが、その中でNASDAQに上場していてなおかつ、金融銘柄を除いた指数をNASDAQ100といいます。
NASDAQの特徴として、インターネット関連や半導体などハイテク関連の企業が多く上場している傾向にあります。
なかでもGAFAMと呼ばれれる巨大テック企業もNASDAQに上場しています。 (GAFAM:グーグル、Amazon、フェイスブック(社名変更でメタ)、アップル、マイクロソフトの頭文字)
世界の時価総額ランキングをみてもGAFAMが上位を独占しています。
バークシャー・ハサウェイはNASDAQに上場はしていませんがは投資の神様ウォーレン・バフェットが率いている企業になりますが、そのポートフォリオの大半は「アップル」です。
セクター(業界)に偏りはあるものの成長性は非常に魅力的でありアメリカ市場だけではなく世界中のインフラになりつつあるハイテク企業に投資ができます。
もちろん、S&P500や全世界株式に比べてボラティリティ(価格変動)は大きいもののこれからの成長性には非常に期待ができるインデックスになります。
- eMAXIS NASDAQ100インデックス
- iFreeNEXT NASDAQ100インデックス
- PayPay投信 NASDAQ100インデックス
- インデックスファンドNASDAQ100(アメリカ株式)
大きなリターンを狙いたい人にはおすすめです。
その分、セクターが偏るから価格変動が大きいので注意が必要だよ
つみたてNISAにも対応しているものの、iDeCoではマネックス証券でしか対応していません。
また楽天証券も楽天NASDAQ100というものを発売しました。
投資家の人気が高まっていることが伺えます。
30年間のNASDAQ100の平均リターン
※NASDAQ100の代表的ETFの「QQQ」のチャート
NASDAQ100の平均リターンは、
- 30年:11.7%
- 20年:12.1%
- 15年:15.6%
- 5年:26.9%
- 3年:32.4%
- 1年:31.5%
よくこのブログでも紹介するんだけど、かなり高い利回りだよね
この数字に勝つのは難しいよ。
- S&P500や全世界株式に比べてセクターが偏っている
- 価格変動が大きいので注意が必要
- ハイテク産業を中心に投資していきたい
そんな人にはおすすめの商品です。
私もiDeCoはNASDAQ100のインデックスファンドにマネックス証券で投資をしていますし、メインの投資先でもあります。
リスクとリターンを考えて自己責任で投資しましょう。
4.全米株式インデックスファンド
次に、「全米株式インデックスファンド」をご紹介していきます。
全米株式というのはその名の通り、アメリカの全ての上場銘柄に投資ができるというファンドになります。
『 バンガード・トータル・ストック・マーケットETF 』に連動しています。
具体的な投資信託としては、
- SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
アメリカに上場している銘柄ということで、幅広く投資ができます。
またS&P500やNASDAQ100銘柄も当然含まれています。
3000社以上の米国株に分散投資
米国株3828銘柄(2021年6月30日現在)に投資ができるということは幅広くそして、米国に絞っているというのが特徴てきです。
S&P500は500社であるのに対して、3000社を超える銘柄が含まれています。
なかでも小型株も含まれているので小型株が成長するという可能性も秘めています。
逆に小型株は不景気の際には売られやすい傾向にもありますが。
オールスターのS&P500か、雑多な小型株も含めた全米株式になりますが、どちらかというとS&P500のほうがいいのではないかと私は思っています。
キーワードとして言えば、アメリカ全体、小型株も含めているという点でしょうか。
ただマイナスポイントは投資信託では種類も少なく歴史も浅いです。
投資先は自分の環境によっても違う
今回4つのインデックスに連動した投資信託をご紹介してきましたが、投資先は自分のリスクや生活環境によっても変わってきます。
もちろん、S&P500インデックスファンドに100%投資するということではなく、S&P500とNASDAQ100を半々にするなどというポートフォリオの組み方もあります。
リスクの許容範囲内で投資を行いましょう。
まとめると、日本円で購入できる米国の株式投資を4つほど紹介してきました。
- 王道のS&P500
- リスク分散の全世界株式
- ハイテクのNASDAQ100
- バランスの取れた全米株式
これまでの実績はあくまでも実績で未来はどうなるかわかりません。
今後自分の資産をどのようにしたいのか、しっかりと考えて投資を行っていきましょう。
また日本円で購入できるしすうですので、証券口座にお金をいれれば売買することができます。 (ドルに替えたりする必要はないです)
有名所の投資信託、そして人気の投資信託ですので投資先の1つとして考えてみるのもいいかもしれません。
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