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今回は、楽天証券からレバレッジNASDAQ100(以下レバナス)の新しい投資信託「楽天レバナス」が発売開始されます。
これまでの大和の「iFreeレバレッジNASDAQ100」との違いなどについてまとめていきます。
- 私の意見を結論から言えば、これまで積み立てで大和「iFreeレバレッジNASDAQ100」を行っている方はこれまで通りでいいと思います。
- 新しくレバナスに投資したいという人は楽天レバナスにしたほうがいいと考えます。
投資に対しての注意事項…(クリックで下に詳細を表示します)
この記事は私が投資している銘柄を中心に主要指数・セクター別の動きなどをまとめていきます。主に私が投資しているのはハイテクグロース株でありFANG+銘柄とNASDAQ100になります。レバレッジ型の投資やハイテクグロース株には元本を大きく損なうリスクも有るためご注意ください。投資に対してはリスクを許容した上で投資してください。本記事・ブログにおいての個別銘柄・投資信託・ETFなどについては売買を推奨するものではありませんので予めご理解の上、お読みください。本ブログに掲載された銘柄において損失を被った場合においても責任は一切負いません。
- レバナスとは
- 従来のレバナスと楽天レバナスの違い
- 楽天レバナスは楽天ポイントでも買える
- 楽天レバナスはつみたてNISAとiDeCoには対応していない
- 乗り換えしなくてもいいかもしれない
- 楽天証券で楽天レバナスは買える
- 楽天レバナスの開始予定日は11月17日前後
- まとめ
- 投資の不安定さを毎日伝えています
- 初心者におすすめの相場の不安定さに左右されない投資方法
- (初回公開日時:2021年10月22日)
レバナスとは
投資初心者に向けて、レバナスってそもそも何という人もいると思います。
レバナスというのは、レバレッジNASDAQ100の略称で、NASDAQ100の2倍の値動きをする投資商品です。
このブログでは「レバナス」って言ってるけど、ナスレバとかっていうひともいるけど、基本的には同じことだね。
またNASDAQ100というのは、アメリカのNASDAQ市場に上場している100社(金融系を除く)の指数になります。
詳しくはレバナスの記事を御覧ください。
NASDAQ100に関しては私が一番投資で重きをおいている投資先です!
レバナスは、SBI証券、楽天証券、SBI証券などの主要ネット証券会社で購入することができます。
従来のレバナスと楽天レバナスの違い
これまで人気の投資信託の1つとしてあった大和アセットの「iFreeレバレッジNASDAQ100」と楽天から出される「楽天レバナス」の大きな違いの1つに「信託報酬」があります。
信託報酬の違い
- 楽天レバナス:0.77%(税込み)
- 大和レバナス:0.99%(税込み)
約0.22%の信託報酬の違いがあります。
コスト面だけを見れば、楽天レバナスのほうが「お得」となります。
信託報酬に関しては安ければ安いほどいいからね
たった0.22%だから乗り換える必要性はあまりかんじないかも
でも、コストを少しでも下げたいのであれば乗り換えもありだけど…
含み益がある人は乗り換えには不向きか
信託報酬の違いはあれど中身はまったく従来のレバナスと楽天レバナスは同じになります。
仮に、特定口座(NISAなどではない)100万円の含み益があった場合、利益を確定する場合税金で約20%引かれてしまいます。
そこで、楽天レバナスに乗り換えるということは税金分は無駄に取られてしまうことになります。
含み益の100万円分運用していた分が、80万円の運用になってしまうので考えものです。
逆に言えば、これまで含み益が少ない人にとっては乗り換えはありだと思います。
信託報酬が0.22%ちがうということは、100万円の運用の場合、2,200円の差です。
1000万円レバナスに投資している人は、2万2,000円の差が出ます。
トータル的に現在含み益が多い人ほど乗り換えには不向きとなります。
現在の利益と、口座(NISAか特定口座)と相談しながら乗り換えする必要がありそうです。
NISA口座でレバナスを運用している人は乗り換え不要
NISA口座で運用している人は乗り換えはしないほうがいいですね。
わざわざ非課税枠を利用しているのに立った0.22%のために乗り換える必要はありません。
レバナスのポテンシャルから言えば0.22%ははっきりって1日で値動きするし、誤差だね
特にNISA口座を使っている人はそれを売却して税金のかかる特定口座にする必要はないね
乗り換えせずに新しく購入する
乗り換えのパターン以外にも新しく積み立てるのは楽天レバナスでという方法もあります。
単純のこれからの積み立ては楽天レバナスにして既存のレバナスは放置する(長期投資)というパターンです。
これが一番オトクなやり方ですね。
新しく積み立てて、既存のレバナスと併用していくというパターンが一番オトクだね
内容は全く同じ投資商品だけどね
楽天レバナスは楽天ポイントでも買える
楽天レバナスの最大の目玉として挙げられるのは楽天証券で楽天ポイントでの購入が可能ということです。
とはいえ、現在のレバナスも楽天証券であれば楽天ポイントで購入可能です。
つまり、楽天ポイントで購入したい人にとってはすでにレバナスを楽天ポイントで買っている人が大半だと思います。
楽天レバナスはつみたてNISAとiDeCoには対応していない
積み立てNISAに楽天レバナスは対応していない
現在、つみたてNISAをしている人は気になるポイントかも知れませんがレバナスは積み立てNISAには対応していません。
通常のNISAには楽天レバナスは対応する
普通のNISAであれば当然対応してくると思います。
現状、通常のレバナスも積み立てNISAに対応していないのでその点は同じだと思います。
楽天レバナスはiDeCoに対応していない
今後どうなるかはわかりませんが、楽天レバナスはiDeCoにも対応しないと考えられます。
iDeCo(個人で積み立てる年金、非課税)では現在も通常のレバナスは対応していませんし、レバレッジ商品に対して懐疑的なおえらいさんがいる限り長期運用前提のiDeCoに対応するとは思えません。
またiDeCoでは、レバレッジのついていないNASDAQ100に連動する投資商品はマネックス証券のiDeCo口座のみが対応しています。
レバナスの元指数であるNASDAQ100は順調に推移しています。この日々のパフォーマンスに2倍のレバレッジがかかった商品がレバナスです。
ETFのQLDはNASDAQ100ETFのQQQに2倍のレバレッジがかかっているので指標になります。
乗り換えしなくてもいいかもしれない
確定的な事は言えませんが、乗り換え不要の場合があります。
ここでは2つのパターンを見ていきます。
例えば、近い将来に予測されるのは下記の通りです。
- 大和アセットの「iFreeレバレッジNASDAQ100」の信託報酬が値下がりする場合がある
- SBIレバナスやなどが発売される可能性がある
1.大和アセットの「iFreeレバレッジNASDAQ100」の信託報酬が値下がりする場合がある
信託報酬というのは度々見直されることがあります。
楽天レバナスがめちゃくちゃ人気が出た場合や、「iFreeレバレッジNASDAQ100」からの乗り換えが増えることによって楽天レバナスのほうが人気になった場合、「iFreeレバレッジNASDAQ100」の信託報酬が下がる可能性もあります。
このパターンがあると思うと気軽に乗り換えられないけど、乗り換えない人が少なければ据え置きだろうね
楽天レバナスの人気次第になりそうだけどね
2.SBIレバナスやなどが発売される可能性がある
また楽天レバナス同様に、SBI証券から「SBIレバナス」が発売される可能性も否定できません。
現状、楽天レバナスは楽天証券のみでの取り扱いとなっているためSBI証券ユーザーは購入することができないです。
つまり、SBI証券も同様の投資商品を作る可能性もあるわけです。
その際は、差別化をはかるためにもおそらく信託報酬は楽天レバナスよりも下の価格で設定してくる可能性は高いでしょう。
その場合は、結局乗り換えるのか、乗り換えのかっていうね
まぁ、一番いいのは信託報酬がかなり安くなって乗り換えのメリットが打ち出されたらだろうね
楽天証券で楽天レバナスは買える
現在の情報では楽天証券で楽天レバナスを購入することは確定しています。
今後、SBI証券やマネックス証券でも取り扱いがあるかもしれませんが今の所楽天証券でしか情報は出ていません。
これに関しては取り扱う可能性はあるかもしれないし、ないなら別に楽天証券で買えばいいだけだからね
楽天証券も一応口座持ってない人もいるから…
楽天ポイント使えて便利なのに
実際、大和アセットのレバナスも大和証券以外からも購入できますし幅広く楽天証券以外で購入できる可能性も否定できません。
楽天レバナスの開始予定日は11月17日前後
執筆時現在はまだ発売開始されていませんが、有価証券報告書によれば、「ファンドの運用は、2021年11月17日から開始する予定であり…」とあります。 *1
年末になるということで、来年のNISAで買うという人が多いのではないでしょうか。 私も来年のNISAは楽天レバナスにしようかと考えています。
発売後来年のNISAの銘柄を考えて見るもの面白いかもしれませんね!
まとめ
楽天レバナスのポイントをまとめていきます。
楽天レバナスは、現在の大和レバナスと比較して信託報酬が0.22%ほど安くなっています。
また信託報酬がやすいということで乗り換えを検討している人は売却益にかかる税金を加味して現在の含み益の状況を考える必要があります。
またNISA口座を活用している人は売却してまで楽天レバナスを買う必要はないです。
現在は楽天証券での取り扱いは確定していますが、SBI証券やマネックス証券でも取り扱われる可能性はあります。
乗り換えが進みだすと、既存のレバナスの信託報酬が下がるという可能性もあることに加えて、SBI証券が「SBIレバナス」を発売する可能性さえ出てきます。
そういった状況を考えるのであれば「乗り換え不要」でも問題ないと考えます。
メリットを享受できる人は信託報酬のやすさになりますので新しくレバナスに投資したいひとや、併用して行く人などにはお得があります。
レバナスの追い風、楽天レバナス出たということ
完全に私見にはなりますが、「楽天レバナス」が発売されたということはレバナスに対しての追い風が吹いていると考えられます。
レバナスの人気は日に日にまして行っている状況で、楽天証券の内部の人もレバナスを出したいと思ったことでしょう。
また今後も成長することが大前提である投資信託において、レバナスを選択しているということはレバナスの成長がゆるぎないものになるということの裏付けにもなります。
伸びない投資商品なんて出す必要はないものね
伸びるから楽天レバナスを発売するってことだからね
そういった意味では、「レバレッジ」ということだけに嫌悪感(リスク)を抱いて投資しないというのはもったいないなと私は思います。 中身をしっかりと吟味した上で最善の選択をしていきましょう。
投資の不安定さを毎日伝えています
このブログでは米国株市場が開かれた翌日には毎日米国株市場の振り返り記事を記載しています。
相場の不安定さを毎日感じることで感覚が研ぎ澄まされていくと思いますので流し読みでもいいので御覧ください。
お伝えしていく内容としては、
- 米国株の主要指数の動向
- 私のポートフォリオの推移
- その日注目のあった経済ニュース
- その日の経済指標の動向
- 仮想通貨
- 注目セクターの動向 その日の注目銘柄
またNASDAQ100銘柄の動向やFANG+銘柄の動向など 毎日目まぐるしく変化する株式市場をわかりやすくお伝えしてきます。
初心者におすすめの相場の不安定さに左右されない投資方法
このブログでは初心者に対しては相場の乱高下などに感情、メンタルを左右されない投資方法である「インデックス投資」をおすすめしています。
インデックス投資についてはこちらの記事で詳しく解説していますので良かったら参考にしてみてください。
この記事が参加しているお題(クリックで下に表示します)
*1:E15787:楽天投信投資顧問株式会社 (法人番号)1010701021680 S100MK20:有価証券届出書(内国投資信託受益証券)