今回は、これからのハイテク株について考えていきたいと思います。
あくまでも私の意見ですし、投資は余剰資金の上、自己責任で行いましょう。
結論を先に申し上げておきます。
私は、これからもハイテクブームは終わることがないと思っています。
むしろ、2020年代もハイテク株の株は軒並み高騰していくのではないかと思っています。
目次
現在のハイテク株の現状
まずはハイテク株の現状を見ていきたいと思います。
ハイテク株と行っても様々なの物があると思いますので、今回はNASDAQ100をハイテク株として考えていきたいと思います。
NASDAQ100は、2010年代からいままだ黄金時代を迎えています。
一方で、アメリカの3指数である、ダウ平均、S&P500、ナスダック総合指数と比較してみると明らかな差が出ているのがわかります。
1995年から比較すれば、
- NASDAQ100 2856%
- NASDAQ総合指数 1401%
- S&P500 632%
となっています。
どれも着実に上っているとはいえ、NASDAQ100って相当上がっているのね。
ハイテク株がここまで成長してきた理由
ナスダック100には、ハイテク株が多く入っています。(時価総額の加重平均)
GAFAMを中心にここ数年で数倍に株価を伸ばしてきた企業が名を連ねています。
(GAFAMが40%以上の比重を占めています。)
一般層にハイテク製品が行き渡っている
2000年代はまだまだ伸び悩んでいたハイテク株ですが、それはドットコムバブルによって大きな痛手を負っています。
しかしながら、2010年代にはスマートフォンが多くの人に行き渡ることによって一般層に「ハイテク製品」が行き渡るようになっています。
さらに2010年代中盤から、一般層がスマートフォンを使いこなすようになったり、サービスを活用するようになってきたことが大きいと思っています。
スマホがすべてを変えた
いままでは、オタクと言われていた人たちがパソコンを叩いていたものが、いまでは一般の主婦がスマホを使ってYou Tubeを見たり、ゲームをしたり課金をしています。
つまり、一般ウケしたハイテク分野(特にGAFAM銘柄)は軒並み株価を伸ばしているわけです。
現在の生活に、GAFAMのサービスなしでは生活ができなくなっているのです。
iPhoneやアンドロイドスマホを使い、Amazonでお買い物をして、SNS(インスタグラムやフェイスブック)で日常を投稿して、マイクロソフトのオフィスで仕事をしている人が大半なのではないでしょうか。
インフラ化したハイテク分野
生活に密着したハイテク分野において、これに変わるものが今後出てくるのでしょうか?
私は、インフラ化したハイテク製品はこれからも増え続けていくと思っています。
特にコロナウイルスの影響で、ますますハイテク製品が必要とされる生活様式に変わらざる得ない状況に陥っていることもあり、まだまだハイテク分野の伸びというのはあると思っています。
ハイテク分野にわかるものは一体何か
10年ごとに移り変わる「バブル」
ただし私が懸念している材料が一つあります。
それは、10年ごとに移り変わっていく投資業界の「ブーム」です。
- 1980年代 日本株ブーム
- 1990年代 ITバブル
- 2000年代 新興国ブーム(BRICs)
- 2010年代 ハイテクブーム
こうした、バブルやブームは10年おきに変わっているというのが投資の業界では当たり前になっています。
というより、ブームは長く続かないということです。
仮に、2020年代もはハイテクブームが継続するということになれば、過去でみると30年間はIT,ハイテクブームが株式市場を席巻することになります。
50年間のうち、30年間ハイテクブームってのもなかなか予想できないわね
そうなんだよね、ただ2020年代もハイテクブームが来る可能性は大きいと思うんだよね
まだまだIT化されてないものが多すぎる
あなたの会社は今現在、殆どのものがIT化されましたか?
この質問に対して、Yesと答えるひとは少ないと思います。
あなたの生活はほとんどのものが、IT化されましたか?
同じくこの質問に対しもYesといえないと思います。
たしかに、スマホやパソコンといったハードなどの「モノ」は身近になって使いこなせていると思いますが、仕事や生活においてはまだまだIT化されてないものが数多くあると思います。
- 自動運転
- お金(フィンテック)
- 遠隔医療
- 電子署名
- 教育
自動運転
自動運転の分野においても、まだまだ実装はされていません。
しきりに自動運転のCMや番組が特集されていますが最近の車はもはや「ハイテク製品の塊」であるとも言えます。
実際に社会に浸透するまでには時間がかかると思いますがまだまだ伸びる余地のある「IT化」だと言えます。
車が売れるのではなく、車を操作するソフトウェアやインフラが売れていくのではないでしょうか。
上記の記事紹介した、「テスラ」はまさにその急先鋒であり、時価総額をこれまで車業界1位だった日本のトヨタ自動車を追い抜きました。
お金
お金に関しても電子マネー化はある程度進んできましたがまだまだ「現金」で商売しているお店や個人も多くいます。
いわゆる「フィッテック」と言われる分野においても「これから」と言われています。
現金で取引する時代は、2020年代後半になればなくなっているかもしれません。
仕事で使ったお金を紙の領収書をもらって、のりではりつけるという原始的な作業はなくなるかもしれませんね。
紙を貼って、ていしゅつするというのを聞くとなくなりそうだよね。そういう文化。
原始的すぎるでしょ。
遠隔医療
病院にはまだまだIT化できる分野が多くあると言えます。
電子カルテやロボットによる施術、そして遠隔医療相談など参入障壁が高い分まだまだIT化されていない分野でもあります。
そういった点から医療とハイテクはこれからますます加速度的に伸びていく分野だとも言えます。
病院に行く際に多くの「無駄」ありませんか?
風邪を引いてしまい予約しているのにも関わらず、数十分待たされて診察とはいえ適当に見られているのか、見ているのかわからない診察をされます。
その上、薬局に行ってもらえるのいつもの風邪薬。
しかも、病院や薬局の待合室では、他の病気を持った人と隣り合わせ。
私は、こうした病院関係のIT化は絶対に加速度的に起こると思っています。
Amazonを始めハイテク大手も遠隔医療に対しては興味津々で、先日私が購入したテラドックを始め医療業界に大きなメスをいれてくれると思っています。
そう、医療だけにメスってね。
30点。
電子署名
日本では特に「署名」の判子文化がはびこっています。
IT化によって、簡素化することが可能です。しかも、判子よりも「信頼性」は増します。
当然です、判子なんて特別な名字でない限りどこでも売っていますからね。
金融機関等の印鑑証明なんて、笑いが出てくるくらいお粗末なシステムだと思います。
私の仕事では、いまだに見積書を印刷して「印鑑」を押して、上司に回して、印鑑をもらってそれをスキャンして「PDF」にして、「メール」で送っています。
この間にいくつもの「無駄」があるのがわかるでしょうか。
ドキュサインのようなシステムが日本企業でも浸透してくれれば「電子署名」が一般化されるので応援したいですよね。
印鑑業界が滅んでくれるのを心から願っています。
(印鑑業界で働いている人には転職をおすすめします)
教育
そして、教育のIT化は特に日本においては急務だと思います。
旧態依然の仕組みと、教員不足は年々現場を悩ませている課題です。
ITを使った授業や講義をすれば多くの教員は不要となり学習を行う学生の本当の意味でのサポートを行えるようになります。
(授業を行う先生の数は激減する)
一方で、授業スピードなどについていいけない学生や生徒をサポートする側に回ればいいと思います。
ただ、IT化によって、授業スピードすら学生が自分でコントロールすることも可能になります。
そういった面でも学習の教員による「差」というのはなくなり、まさに教育の平等化にもつながってくると思います。
これは、発展途上国でも同じことが言えると思います。
世界中の子供、(大人を含めて)どこにいてもいつでも学習ができるという環境を作り上げることがIT化によって可能になります。
教育分野のIT化はまだまだこれから伸びると思っていますし、むしろ急いでIT化しなければ日本は世界に遅れをますますとっていくと思います。
まだまだIT化されていないものは多い
これらいまは5つの主だったものを紹介してきましたが、IT化されていない分野はまだまだあります。
- ブロックチェーンを活用したもの(例えば不動産や契約書、品質証明など)
- 人工知能を活用したもの(オペレーションや研究などにも活用可能)
- クラウド(データの保管を個人のスマホ・パソコンにするのか?)
- メディアのIT化
などなど上げていけばきりがありません。
まだまだ未発展なものが多いということは、「これから伸びる」ということにも繋がります。
まとめ
結論を言えば、「2020年代もハイテクブームは終わらない」ということが私は言いたいのです。
2010年はハイテクブームのインフラが整ったに過ぎないと思えるくらい爆発的にハイテク製品が世界を席巻していくと私は思っています。
この記事が参加しているお題(クリックで下に表示します)