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今回は、投資に関するテーマで株式投資、あるいは投資初心者に向けて「収入の10%を投資にまわしていこう」というご提案になります。
この記事は
- まだ投資をしたことがない人
- 投資初心者のひと
- 投資をしたいがなにをしていいのかわからないという人
そんな人に向けてわかりやすく、実例を踏まえて記載していきます。
目的としては、「投資の第一歩」として「収入の10%を投資資金に回していこう」という提案になります。
といっても、これは私が考えたことではなく次に紹介する「バビロン大富豪の教え」から頂いたことです。
- 『バビロン大富豪教え』から学べること
- 社会人の給料は少ない
- サラリーマンは昇給してもたかが知れる
- なけなしの10%を投資しただけで意味があるのか
- 安定した利回りが見込めるのは米国株
- 手元に残る僅かなお金を投資に回すのではない
- 収入の10%を投資し続ける事による「お金」以外のメリット
- まとめ
(初回公開日時:2021年11月28日)
『バビロン大富豪教え』から学べること
『バビロン大富豪の教え』という大ベストセラーになった書籍ではお金持ちになるための金言が多く記載されています。
ネタバレが少し含まれますが、 主な金言は下記の7つになります。
本の中では「黄金を増やす7つの道具」として紹介されています。
「黄金を増やす7つの道具」
- 収入の10分の1を貯金せよ
- 欲望に優先順位をつけよ
- 貯めた金に働かせよ
- 危険や天敵から金を堅守せよ
- 良きところに住め
- 今日から未来の生活に備えよ
- 自分こそ最大の資本にせよ
「黄金を増やす7つの道具」から学べること
今回の記事でお伝えしたいのは、
- 1.収入の10分の1を貯金せよ
- 3.貯めた金に働かせよ
- 4.危険や天敵から金を堅守せよ
- 6.今日から未来の生活に備えよ
この四点に当てはまると言えます。
収入の10分の1、すなわち10%を貯金し(①)、そのお金を運用するのです。(③) 運用するということは、インフレなどの「危険」から守っていることになります。
(④) 当時は、銀行や資産をまともに安心に預けるという仕組みがなかったので資産は自分で守らなければなりませんでした。
いまでは、銀行があるので強盗などの心配はありません。
そして、10%の貯金&投資というのは「将来」に備えて未来の生活を考えていることになるのです。
詳しい内容については実際に書籍をお手にとって読むことをおすすめします。
社会人の給料は少ない
私はまだ社会人として社会に出て10数年のアラサー投資家になりますが資産運用はいまのところ順調です。
詳しい資産推移については下記から御覧ください。
資産運用が順調とはいえ、初任給を含めて手取りの収入は平均的で外資系のコンサルや金融機関などに努めているわけではないので一般的なサラリーマンとして兼業の投資家を名乗っています。
一般財団法人労務行政研究所の「新入社員の初任給調査」によれば2021年の初任給はこの様になっています。
- 大卒の初任給:21万3003円
- 大学院修士:22万9759円
- 短大卒:18万3680円
- 高校卒:17万2049円
院卒でもそこまでかわらないんだね
まぁ、今後のキャリア次第なんじゃない?
ただしこの調査内容は、あくまでも東証一部上場企業の2135社のうち回答した210社の平均になります。
よって、上場していない中小企業などは含まれていないので実際はもっと低い水準じゃないかと想定できます。
ここでお伝えしたいのは、初任給の低さをなげきたいというわけでhなくあくまでも平均的な水準を把握しておきたいということだけです。
仮に初任給が21万円だったとして、税金などで天引きが行われるため手取りは18万円程度になります。
そこから、生活費や交際費などを引くと手元に残るのは僅かなお金になってしまいます。
寮や実家、あるいは賃貸物件などに住んでいる人と残るお金に差がついてしまいます。
実家最強だよね
家賃ってかなり高いもんね
家賃だけじゃなく光熱費、食費なんかも割と安くすむし生活が厳しいひとは今後は実家で暮らすって人が増えていきそうだね
新卒の頃や若手社員の環境の中においても「貯金」「投資」に回せる余裕なんてないという人が大半だと思います。 ただし私はこの環境下に置いても早いうちからすこしでもいいので「投資」をおこない、「運用」していたほうがいいと断言します。
サラリーマンは昇給してもたかが知れる
大学を卒業して、毎年順調に昇給をつづけていくとしてもアラサーになっても年収にほぼ変化はありません。
23歳の初任給が21万円だとして、ボーナスが夏2ヶ月、冬2ヶ月分と出た場合は年収336万円となります。
実際はここから社会保険料などを含めて税金などが天引きされますので手取りはもっと少ないです。
仮に昇給(1.5%)したとして30歳時には月収は233,067円になります。
2万円しか変わってない…w
少ないね
少し中途半端なので、24万円として、ボーナスが4ヶ月分で年収を計算すると384万円となります。
これは社畜…
しかも1年目から満額のボーナスはほぼ出ないと思うけどねw
夢がないなぁ
30歳になって、年収が384万円では実際、結婚や引っ越しなど大きなライフスタイルの変化に対応できない場合が多いですね。
(実体験) 私の場合は、転職でどうにか給与を増やしたり、投資でお金を増やしてなんとか一般的なサラリーマンくらいのまともな生活ができています。
とはいえ、もっと前から投資でお金を増やしていればと何度も後悔しました。
なけなしの10%を投資しただけで意味があるのか
「ただでさえ少ない手取りに10%をたかだか投資に回しただけでどうなるっていうんだ」 実際そんな疑問が湧いてきますよね、ただし投資というのは金額とそれに付随するメリットが大きいので底をまとめていきます。
まずは、お金の増え方です。
10%を毎月投資し続けていく
手取り18万円の場合、10%の1.8万円を投資に回すというシミュレーションを行っていきます。
金融庁の出している資産運用シミュレーターを利用していきます。
毎月の投資積み立て金額は18,000円、運用想定利回りは米国株式のS&P500インデックス投資で7%を想定します。
投資30年間1.8万円を投資した結果は、なんと2195.9万円となります。
(税金は加味していませんが、つみたてNISAの場合は20年間非課税)
ちなみに投資元本は、648万円となっており、運用益だけで言えば1547.9万円です。
これで老後2,000万円問題は解決できるね
1.8万円ならどうにかできそうだしね
なぜこんなにも運用益が出るのか
運用益がここまで大きくなるのは2つの理由があります。
1つは、利回りです。 2つ目の理由は、複利です。
単純に1.8万円を「貯金」に回していたら、648万円に銀行の定期預金の利子が加わります。
定期預金の利子を多めに見積もって0.1%とした場合は6,577,901円となり、運用益は9.8万円となります。
これは銀行預金としても厳しいなぁ
ウーバーイーツしてたほうがいいねw
つまり、利回りというのは非常に重要で、利回りにブーストをかけるのが「複利」になります。
複利というのは別の記事で詳しく解説していますが簡単に言えば、「運用益+元本」にも利子がかかってくることになります。
複利の力を使えば、1.8万円の積み立てにおいても大きな運用益が見込めるのです。
安定した利回りが見込めるのは米国株
先程の項目でお伝えしたように積立投資にで最も重要なのは「利回り」になってきます。
銀行の金利が仮に0.1%としても増える金額はたかが知れています。
一方で、インデックスファンドに投資した場合、過去30年間で S&P500で年平均利回り7%程度 NASDAQ100においては、11%程度 となっています。
ちなみに、日本の株式のインデックスファンドだと(TOPIX)の30年の平均リターンは1.9%です。 (バブル崩壊を含まない20年の平均リターンは5.4%)
長期投資を考えるのであれば、米国株のインデックス投資で間違いないと思うけどな
あえて日経平均やTOPIXに投資する人も少ないと思うけど
老後資金を目的としているのであれば、iDeCoがおすすめだけどiDeCoの場合は途中解約できないからね
若いときは急にお金が必要になる場合もあるし、その点のリスクも考えないと
インデックス投資については別記事にて詳しく記載しているのでそちらをご覧ください。
手元に残る僅かなお金を投資に回すのではない
支出を削るところからスタート
お金持ちになるたには2つのことをするだけでいいのです。
- 1つは、支出を減らす。
- 2つ目はお金を増やす。
支出を削る、減らすというのは今回のテーマからは逸れるので別の記事でご説明しています。
とはいっても、今回は収入の1割(10%)を投資に回すということは支出を削るところからスタートします。
それだけコスト削減というのは重要で投資資金を捻出するためにもなるべく「無駄」な出費は抑えるように努力しましょう。
先に「投資資金」捻出する
支出管理は非常に重要です。
ただ順番としては、収入が入ってきた時点(給料日)に、すぐに投資口座に投資資金を10%をいれましょう。
できれば、自動振込のようなオートマチックな使い、半強制的に行うことがおすすめです。 残りの資金で生活、貯金を行いましょう。
これは金融資産を築くための「原則」であり、先に投資に回し残ったお金で生活するのです。
世界的な有名投資家のウォーレン・バフェットも「お金を使った後で、残った分を貯金するのではない。貯金したあとで、残った分を使うのだ。」 とおっしゃっています。
収入の10%を投資し続ける事による「お金」以外のメリット
仮に収入の10%を貯金、あるいは投資にまわしているということは「お金」以外にもメリットがあります。
- 仮に運用がうまくいき、60歳を超えたときに2000万円手元に運用益があったとします。
- 一方で、投資も貯金もせずに「宝くじ」で60歳のときに2000万円手に入ったとします。
この場合、どちらのほうが2,000万円は早くなくなってしまうでしょうか。
何がいいたいのかというと、お金を捻出し資産を築き上げた人と、何もせずにお金を手に入れた人は明らかにお金の使い方が変わってくるということです。
必要なものを購入し、不要なものは買わない人とあぶく銭だと思って不必要なものを買い贅沢品を買い漁る人の差になります。
30年間コツコツと積み立ててお金を積み上げて期待人は「マネーリテラシー」や「我慢」「継続性」「節約」が知らずしらずに身についています。
一方で、宝くじや親の遺産など「お金」を積み上げて得たものでない人は「お金」使い方や「ありがたみ」など全く考えないでしょう。
簡単に考えれば同じお金だけど積み上げてきた人は違うよね
宝くじが当たることはいいことだけど、前者だとまず運用しそう
まとめ
今回は、社会人や特に若い人は収入の10%を貯金、投資に回すべきだというご提案の内容に記事でした。
これは、名著「バビロン大富豪の教え」などでも紹介されている「お金持ち」になる方法の第一歩です。
社会人は限られた収入の中で生活していくわけですがその中でお金を増やすというのは簡単なことではありません。
インデックス投資をコツコツと行い、積み立ててきた「実績」は知識や力に変わっています。
当然複利を活用することで、老後2000万円問題も解決できるます。 まずは投資は第一歩から始めるべきですし、複利の恩恵を受けるのであれば「早く」「長く」続けることが重要です。
収入の中でからまずは「10%」先に貯金・投資をしてその中で生活をしていくこと、まずはそこからスタートしてみてはどうでしょうか。
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