今回はリヴォンゴヘルスケア(【LVGO】以下:リヴォンゴ)についてのサービスや企業概要などについてお伝えしていきます。
リヴォンゴが行う糖尿病患者向けのサービスが糖尿病患者を減らし、そして現在先進国で大きな負担となっている医療費の負担の削減に役立つお思いで応援したいと思います。
リヴォンゴの提供する糖尿病向けのサービスとは
簡単に言えば、このようなものです。
リヴォンゴは、糖尿病の患者向けに無償で血糖値を測定するデバイスを提供します。
血糖値などのデータをリヴォンゴ側が受け取り、薬や生活改善なのアドバイスを提供するものです。
ポイントとしては、契約は個人でするものではなく、企業同士の契約となっています。 つまり、BtoBの契約となっています。
主に顧客は、病院や企業ということになります。(保険会社を介しての契約もあります)
いずれは、個人向けにもサービスを展開するのではないかなと思っています。
市場
世界の糖尿病の人口は、国際糖尿病連合(IDF)の発表によると、世界の糖尿病人口は爆発的に増え続けており、2017年現在で糖尿病有病者数は4億2,500万人です。
予測では、2045年までに6億9,300万人との数値も出ています。*1
サービスを展開している、アメリカでは米国疾病管理予防センター(CDC)が発表した報告書によると、人口の9%(3,030万人)が糖尿病で、34%(8,410万人)が糖尿病予備群となっています。
糖尿病おおすぎない?
デジタルヘルス市場
デジタルヘルス市場の分野においては、2018年1,180億ドルだったマーケットは2020年2,060億ドルとなる予想があり、市場の拡大もリヴォンゴにとっては追い風となっています。
非対面などコロナの影響も追い風
新型コロナの影響で、糖尿病による合併症が影響し致死率が高くなっていることも予防の機運を高めています。
さらに、病院などにおいても対面での治療というのが感染リスクの拡大が懸念されるためデータの送信のみで、自宅で診断できるというのは非常に魅力的です。
新しい生活様式にぴったりかもしれないわね
こういった、対面しないで診察するような医療は増えてくると思うよ
増加する医療費を抑えたい
アメリカの医療費は3兆5,000億ドルです。
約400兆円とも言われています。 傾向としては増加にありますが、アメリカ政府も削減にはテコ入れしていくことが予想されます。
個人の負担にしても、生活費にかかる医療費は馬鹿になりません。 当然、日本における医療費も毎度のことながら問題になっています。
リヴォンゴの株価
リヴォンゴは2019年7月にアメリカのナスダック(NASDAQ)に上場しています。 初値40.51ドルでしたが、現在では100ドルに迫る勢いです。
■リヴォンゴのチャート
リヴォンゴは配当はありません。
今後はどのくらい伸びるか、期待したいです。
GAFAM企業も次々にヘルスケア分野に投資している
GAFAMといわれる巨大プラットフォーマーの企業も次々にヘルスケア分野に投資しています。
リヴォンゴにおいても、マイクロソフトの出資を受けています。
私が愛用している、FitbitをGoogleが買収することを決定しています。
Appleも、アップルウォッチを始めとするヘルスケアの分野に力を入れています。 Facebookは、米国ガン協会、米国心臓学会議、米国心臓協会、米国疾病予防管理センター(CDC)の協力を得てユーザーが一定年齢層の健康を維持するために必要な一連の標準的検査を受けるよう促すデジタル催促状を開発しています。*2
AmazonはアマゾンXという研究施設を持っています。
ガン治療の研究に取り組んでいます。 ピルパックというオンライン薬局のスタートアップを買収もしています。
IT業界の巨大プラットフォーマーのヘルスケア事業の展開も今後は目を離せません。
いずれは、どこかにリヴォンゴも買収されるんじゃないかな?
私がリヴォンゴに期待する理由
私はこのブログで度々「血糖値」についての記事を書いています。
さらに、私の父親は軽度であれ糖尿病と診断されており、遺伝的にも私も糖尿病になるリスクが高いと思っています。
こういった状況の中で早期に糖尿病を予防できるのであれば、非常に嬉しい限りでありコンセプトも非常に共感できる部分があります。
もちろん、株を購入していつかは売却するのですが、こういった企業は応援したくなります。
もうちょっと早く知っておけばなぁ
タイミングがあるからね
まとめ
今回はリヴォンゴの事業と、その市場について記載してきました。
リヴォンゴのメイン事業は、血糖値を計測するデバイスを配布しデータを管理しアドバイスを提供します。
そして、その需要は年々高まりを見せており、市場も拡大傾向にあります。 大きな市場ということで、ライバル企業やGAFAMなどの企業も相次いで参加しています。
今のところ、期待値で伸びているイメージがありますが今後実績を重ねて大きな会社になって日本でもサービスを展開してくれたら良いですね。
日本でこういったスタートアップが出てこないのは寂しいですが、寂しがっていても仕方ないです。
切り替えて、視線をアメリカや世界に向けたら大きな可能性が満ち溢れています。