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私が新卒のときに勤めた会社を3ヶ月でクビになったときの話をお伝えしたいと思います。
その後様々な5度の転職などを繰り返したことを含めいろいろな職場や仕事を経験したあと現在では大手企業のホワイト企業でぬくぬくとホワイト社畜を堪能しています。
当時のことを少し振り返ってみたいと思います。
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アラサー、都内在住ダイエットサラリーマンの海野浩康( @uminoxhiro)が上記の読者様に向けて執筆しました。
アシスタントの空知瑞夏( @sorachimizuka)よ!こんな人はこの記事読んだほうがいいかもね!
わんわん(飼われてる犬だよ、よかったらこの記事を読んでいってね
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筆者紹介
- この記事は次のような方にオススメの記事です。
- 3ヶ月でクビになった理由
- 1ヶ月しか給料が支払われていない
- ブラック企業に新卒で入社した経緯
- 入社したらとんでもないブラック企業だった
- 私が新卒で3ヶ月でクビになったことによって学んだこと
(初回公開日時:2020年6月28日)
3ヶ月でクビになった理由
まずは、始めに私が3ヶ月でクビになった理由からお伝えします。
率直に言うと、「会社の倒産」の手前だったということです。
結果を言えば、私達新卒入社したものが全員クビになったあと数ヶ月のその会社は姿消しています。
いまじゃ、検索しても会社が見当たらないからね。
会社は入社しないとわからない
新卒でクビになった経験から結論を言えば、仮にブラック企業に入ったとしても、「次」があると切り替えるしかないです。
実際、結果として現在は、一般サラリーマンの平均年収以上の給料を頂ける環境で、ノルマもなく安定しているホワイト企業で働ける環境を手に入れることができています。
そういった経験は必ず、糧になり財産になっていきます。
「次がある」として切り替えて前に進むしかありません。
そして、ブラック企業だった場合は、「すぐさま転職」をおすすめします。
一度しか使えない、「新卒カード」を使ってしまって茨の道に入りやすいのは間違いないけどね。
1ヶ月しか給料が支払われていない
給料は初任給である、4月分のみが支払われました。
その後の給料は未払いです。 これは、クビになったあとわかったことですが先輩社員たちは1月からずっと未払いだったとのことです。
すでに、未払いに対して辞めた社員は会社に対して訴訟なども起こしていました。
「実際にそんなところが採用活動をしているのか?」という疑問も浮かんできますよね。
そうなんです、だったら始めから人を採らなければ良いわけです。
でも、実際はしっかりとした選考を行い、多くの大学生に内定を出し入社させていたのです。
いわゆる有名私立大学や国立大学の同期もいたからね。
なぜ経営が厳しいのに新卒を入社させたのか
この疑問に対しては、3つの仮説があります。
- 社長の見栄
- 採用コンサルを行っていた(人材紹介)手前
- リーマンショックの影響の見通しの甘さ
社長の見栄
ひとつは、「社長の見栄」です。
すべてはここに帰結すると思うのですが、ベンチャー企業として成長著しい「雰囲気」をだしていると思われたく、そして周りの経営者仲間からの視線も合ったのではないでしょうか。
採用コンサルを行っていた(人材紹介)手前
2つ目に、「採用の事業も行っていた」という点です。
新卒、中途の紹介事業も手掛けていた会社だったので「新卒をとっていないくせに新卒のコンサルをやっている」というのは矛盾になります。
そういった点から、どうしても新卒は採らないければならない状況だったのかもしれません。
リーマンショックの影響の見通しの甘さ
3つ目にリーマンショックによる影響の見通しが甘かったという点です。
大きく会社の売上が下がり、株価も低迷しました。
まさかここまで大事に至るとは経営陣も想定していなかったのかもしれません。
ともあれ、なぜ新卒を入社させたのかは謎ですが、私は「社長の見栄」じゃないかなと思っています。
ブラック企業に新卒で入社した経緯
お伝えしたように、典型的なブラック企業だったわけですがこの会社に入るまでの経緯をお伝えしていきます。
私のようにブラック企業に入社してしまわないように、あなたの就職活動、転職活動のの役に経てばいいかと思います。
リクナビ&マイナビで選考
当時、大学生だったので「普通」に就職活動をしていました。
実際にエントリーしたキッカケは、リクナビかマイナビのどちらかだったと思います。 といっても、エントリーした当初は「どうしてもここに行きたい!」という気持ちではなく、「なんとなく」という気持ちでした。
会社説明会では会場は満員
当時リーマンショック後ということもあり「就職活動生」はかなりピリピリムードの就職活動だったと思います。
数年前までは、「売り手市場」と言われており、先輩たちは大手企業の内定をたくさん頂いている人が多かったです。
一方で、私達ゆとり世代になると風向きが一気に変わってきます。
リーマンショックによる人員削減や採用人数の絞り込みなどが露骨に行われ、実際内定切りなども起きることになります。
ゆとり世代って馬鹿にされるけど割と茨の道を歩いてるわよねw
そうなんだよ、ゆとりがあった記憶がないくらいにね
選考は7次選考まであった
私は当時大学時代は関西に住んでいたので、大阪でまずは説明会、グループワークなどの選考をパスしていきました。
入社してわかったのですが、2万人以上の人が選考を受けていたということです。
ベンチャー企業にしてはかなりの人数だと思います。
それなりの募集要項(給料などもよかった)だったので人が多く集まっていたのでしょうか。
エントリーシートや、SPIを含め、さらにはEQなどを測定するといった割と真面目に選考が行われていきます。
選考の段階では、ましてや「倒産」や「クビ」になるなんて思いもしませんでした。
さらに言えば、給料未払いなんて想像すらしていませんでした。
東京で、役員面接、社長面接があるということで「交通費」「ホテル代」なども手配してくれたし学生ながら「いい会社だな~」としか思っていませんでした。
東京での就職を希望していた私は交通費が出るということで東京での会社もいろいろ選考に参加していましたので、交通費が出ることは非常に嬉しかったです。
当時は、何度も深夜バスに乗って早朝の新宿南口のマックに行ってたなぁ
内定をもらって入社した同期は10人ちょっと
実際に内定をいただき、入社を決めたのは10人ちょっとで私の学歴が一番偏差値の低い大学でした。
都内の有名国立大学を始め、有名私立の人たちもいました。
「これからこいつらとしのぎを削ってはたらくのか、ワクワクするな」 と、あの頃の私はまだまだやる気と希望に満ち溢れていました。
内定式は六本木ヒルズ
当時は東京にあこがれ、東京でビッグになってやるという夢を持った若者にはぴったりな「六本木ヒルズ」での内定式でした。
会員専用のラウンジで、見たこともないよな景色と料理が振る舞われます。
まさか、こんな大盤振る舞いするような会社が潰れるなんて思わないよなぁ
普通に雰囲気に飲まれちゃうよね
入社したらとんでもないブラック企業だった
内定者から入社した人数が減っている!?
ともあれ、3月に私は関西から東京に引っ越して来るわけですが、4月の1日に入社します。 すると、内定式にいた数人がいないのです。
「内定後、断りの連絡があった」ということになっていますが、実際はどっちから断ったのかはわかりません。
10人ちょっといた内定者も入社した人数は8人になっていました。
ともあれ、みんな高学歴でギラついた目だったことは覚えています。
入社したときにさせられた仕事はまるで「詐欺」
ブラック企業、恒例の「名刺集め」が研修
入社して配属が決まるまでは、全員同じような「研修」を受けさせられました。
ベンチャー企業ならではというか、今で完全に「ブラック研修」と言われるかもしれません。 その中の課題のひとつが、「名刺を集める」というものでした。
よく、新宿とかで若手社員が朝から名刺を交換させられている「アレ」です。 私達もソルジャーとしてオフィスビルを上から下まで、ノンアポの飛び込みで回りました。
- 「ご挨拶に来ました」
- 「●●株式会社のうみのと申します、人事の方はいらっしゃいますでしょうか?」
と採用部門の人が講師だったので、「なるべく人事の名刺をもらってくる」というものでした。
おそらく、その後研修で集めた名刺をリスト化して食い物にして行くのでしょうか。
私は営業職を希望したので、特にメンタル的な部分は削られませんでした。
しかし、学卒で有名大学を出たエリートの新卒者は次々とメンタルをやられて行きました。
「意味あるの?」 「ない」とはお思うけど、やらされてるからやらないといけないというのがありました。
そんなこんなで、「名刺集め」は2週間くらいぶっ通しで行われました。
午後は別の研修などで、ビジネスマナーなどもやりましたがそこまで時間はかかりません。 2週間後、新卒者は各事業に配属の振り分けになります。
配属はホームページ販売
私が配属になったのは、Web関連の事業です。
簡単に言えば、中小企業にホームページを販売する仕事です。
そこの事業部責任者が結構な「キ●●イ」で、「マジでやべぇやつ」と思い今でも忘れません。
ともあれ、最低限のホームページの知識を叩き込み、実際に営業活動をスタートします。
Movable Typeのブログ型のHPの販売でした。
当時は私は大学時代にブログをやっていたので特に違和感なく飲み込めました。
(当時のブログは削除しています)
1日500件以上のテレアポ
といっても、お客さんがいるわけでもないので自分から客を探さなければなりません。 そうです、電話攻撃です。 タウンページをリスト化して上からしたまで、朝から晩まで電話をかけ続けるという作業です。
「マジできつかった」というのが結論です。
地獄でした。
アポをとっても、「高い」「忙しい」といって購入につながる客は殆どいません。
それもそのはず、クオリティは低く、高額であるため(ソフト代として)リース契約を組みます。
しかも、だんだんわかったことは、「会社が潰れそうだった」ということです。
会社が傾いているなと感じることが多々あった
会社の内部入れば様々な「電話」がかかってきます。
簡単にいえば、新卒は電話対応も點せられるわけですから「誰からかかってきたか」はわかります。
例えば、「帝国データバンク」や「東京商工リサーチ」などの企業の信用力を調査する調査会社からは毎日のように電話がかかってきます。
他にも裁判所、弁護士、銀行などからも毎日電話がかかっていくるのです。
完全に取り立てね
基本的には担当者は居留守ってことになってるから「いないです」って言わなきゃならない
オフィスビルを追い出された
とある都心のターミナル駅の一等地にあった事務所は、私達が入社して急遽引っ越しをすることになりました。
表向きは引っ越しであるが、実際のところは追い出されたのです。
引越し先が向かいのオフィスビルの30何階だったので、たしかに栄転かもしれません。 駅からは、1分くらい遠くなっただけです。
噂によれば、フリーレント期間がが数ヶ月あるからとのことで無料で借りられる時期が長いからそこにしたとか。
といっても、入社して1ヶ月半くらいで会社の引っ越しも経験できるなんて思いもしませんでした。
移転後は、当然事務所も狭くなりました。
引っ越しの際、いろいろな書類の整理とかをするわけですが見てはいけないものも色々見てしまいました。
過去の「悪事」が詰まったようなファイルなど、見なければよかったです。
実際、この引っ越しは完全に追い出しをくらっていて、会社はもう無理なんだろうなと感じた決定的な事項でした。
数カ月先には潰れるのに、5年契約のリースを組ませる
一番つらかったのは、仕事で5年リースを組むということです。
実際に、もう潰れるのは目の前なのに客先には アフターフォローは万全です わからないことがあればいつでもサポートします 5年リースです と言って販売しないといけないことです。
実際アフターフォローなんてするわけ無いですし、5年間サービスが続くはずもありません。 数百万円のホームページを売るということはこういうことなのかと思いました。
罪悪感と戦いながら「仕事」をしなければならない「つらさ」をここで学びました。
7月には給与も出ず「クビ」を言い渡される
あんなに見栄を張っていた社長は一切表には出てこなくなりました。
社長室に配属された優秀な同期は社長の別居にある骨董品や装飾物を質にいれるという謎の業務までしていました。
7月になり正式に「クビ」になります。
未払いの給与は、訴訟をしても取り返せません。
なぜなら、会社にお金がないのを知っているからです。
無い袖は振れませんからね。 もちろん、労基署に言って相談しましたが、すでに先に辞めた先輩方も相談してっぽかったので話は早かったです。
といっても、なすすべはありません。
失業保険は出ない
次に行ったのは、ハローワークです。
ハローワークで仕事を探すということ以前に、雇用保険で失業給付を貰いに行きました。
しかし失業保険をもらうことは不可能でした。
いくら会社都合とはいえ、「3ヶ月」しか働いていない私は失業給付の受給資格がなかったのです。
最低でも6ヶ月働かなければ失業給付金は出ませんので、どうしても辞めたいとなり、職が決まっていないのであれば6ヶ月経過したくらいがおすすめです。
このあと、お金が底をついたので親を頼り、一度地元にもどり、アルバイトなどをして再び上京します。 このことは、もう地獄でした。
「お金がない」「仕事がない」状態でした。 どん底ですね。
このあとの人生に2番底、3番底があるんですけどね。
それはまた別の機会に。
私が新卒で3ヶ月でクビになったことによって学んだこと
新卒というカードを使い、「ブラック企業」に入ってしまった私が新社会人になり3ヶ月でとてつもない経験することが出来ました。
そこで、学んだことを2つにまとめます。
入社するまでは内情なんて全くわからない
一つは、入社するまで会社の内情なんてわかるはずもないということです。
当時は、企業情報を調べる方法など限られていました。
いまでは、口コミサイトが充実していますが、それでも内部の情報は明るみにはなりません。
当時は、「みんしゅう」や「2ちゃんねる」くらいしか口コミがなく、どれも信憑性にかける情報が多かったです。
現在は、すくなからず多くの口コミサイトがありますので「入る前には絶対に確認」しておいたほうが良いと思います。 とはいえ、入らないとわからないことが多いです。
実際の感じ方や雰囲気などは「自分」じゃないとわかりません。
「これは違うな」と思ったら6ヶ月後を見据えて転職の準備にさっさと入りましょう。
ブラック企業はすぐにでも辞めたほうが良い
続きみたいになってしまいますが、結論やめるなら早く辞めたほうが良いです。
なかなか入ったばかりの会社を辞めるというのは難しいかもしれませんが、人に気を使っている余裕は無いはずです。
いまは、転職も「普通」の時代になってきています。
自分の人生を消耗しながら働いて体や心を壊す必要はありません。 (失業給付が出る)
6ヶ月間も我慢できなければさっさと辞めたほうが良いです。
一刻も早く辞めて、次のステージに向かったほうが長期的な人生をみて絶対にプラスになるはずです。
できるなら積立投資を行う
できることならコツコツと積み立て投資なども行うといいと思います。
新卒というのはなかなかお金がたまりません。
そしてブラック企業に勤めているのであればなおさらお金が足りなくなると思います。
そんな状況でも月に5000円、1万円でもいいので積立投資を行うことをおすすめします。
簡単なシュミレーションをしている記事もありますのでよかったら参考にしてみてください。
●この記事はまだ1度も転職をしたことない人に向けて、私の経験談を踏まえて「転職」についてのメリットと価値をお伝えしています。
●本気で私が「転職」をすすめる熱いが詰まっている「少々熱苦しい」内容になっています。
●転職をしたことがない、転職について悩んでいる人はぜひともおすすめです。