現在の貯金額はどれくらいありますか?
今回は社会人2年目というルーキーではないが社会になれてきた若手「社会人2年目の平均貯金額」というテーマでお伝えしていきたいと思います。
私の場合は新卒で会社をクビになったということもあり、社会人2年目の頃は貯金額はほぼゼロに近い状態が続いていました。
いまより、ファイナンスの知識もなく貯金ができる状況でもなくなおかつ、生活も余裕がなかったので致し方なかった状況でした。
そんな社会に出て2年目のデータありましたので、少しまとめて自分と比較してみて自分と世間とのギャップを把握してみるのもいいかもしれません。
結論を先に申し上げますと… 新卒2年目の年間の貯蓄金額は50万円から100万円未満が最も多かったです。
また平均金額としては、62万円程度ということです。
同様の調査で2020年よりも2021年と平均金額は4万円増えています。
(58万円から62万円)
では少し詳しく内容にはいっていきます。
思ったよりも社会人2年目で貯金している
平均で62万円
先に結論で申し上げました通り、社会人2年目で貯金をしている金額は平均で62万円となっていました。
これは社会人2年目に聞いただけであり、実際は社会人1年目のときに貯金した金額になります。
ソニー生命の調査によれば、100万円以上も貯金した人が13%以上いることもわかっています。
またボリュームゾーンとしては、50万円から100万円未満の層が最も多く30.2%もいたわけです。
結構1年目から貯金できるもんなんだね
住民税がかからないと言ってもすごいよね
貯金ができていない人
一方で、貯金ができていない人もやはりいます。
貯金が0円という人の割合は12.6%と10人に1人以上の割合でいるわけです。
20万円未満に絞って言えば約3割の人が1年間に20万円も貯金が出てきていないのです。
社会人になりたての段階でこうした貯金への意識の「差」が生まれてるよね
なお、新卒入社の賃金の推移はほとんど変化しておらず、初任給で見るとほぼ横ばいが続いています。
基本的には20万円前後と言っていいとおもいますが、ここから年間で62万円を貯金するには相当な努力が必要になります。
1年目においては多くの企業で夏のボーナスはほとんど支給されないか、寸志程度だと思います。
冬も大した額はもらえないにしろ仮に年間で3ヶ月分のボーナスが貰えたとして、
- 20万円×(12ヶ月+賞与3ヶ月)=300万円
ここから所得税や社会保険料が天引きされるので実際ににもらえる金額は300万円ではありません。
年収(額面)が300万円の人は高くても手取りで240万です。
(低ければ225万円程度となっています。)
つまり、ここから60万円を貯金しているということは手取り金額のおよそ、4分の1を貯金していることになります。
結構な金額を貯金しているよね
1年目ってお金を使うイメージもあるけど、研修だったり社宅などにいればお金がかからない人たちもいるからね
それにしてもしっかりと貯金している若者が3割もいるのは驚きだよね
もちろん、会社の規模や職種によっては多少に金額に変化はあるにしろ、4分の1貯金している人がいるのも数字から現れています。
社会人2年目からは所得税に加えて住民税も天引きされていくため1年目以上に手取り額は少なくなっていきます。
(その分ボーナスが夏・冬と満額もらえるかもしれません)
給料から天引きされる、社会保険についてはまだまだ理解不足な人も多いと思いますので良かったらこちらの記事でまとめています。
チェックしてみてください。
ここまでの話を少しまとめていくと、社会人2年目の貯蓄額をデータで紹介して来ました。
50万円以上を貯蓄に回している人が最も多く、全体の60%以上でした。
様々なデータがあるにしろ、ここまで貯蓄に意識が向いていることは「将来に不安」があったり、「消費に気が向かない」という要因があるとかと思います。
一方で、そういった不安がある中で、貯蓄ができていない人も17%いました。
貯蓄する人、しない人の意識が明確に分かれておりこの差は今後ますます大きくなっていきます。
お金の意識の差は埋まらない
「去年、貯金ができなかったから今年こそ」という人もいると思いますが、貯金というのは「習慣」や仕組みによって変わってきます。
自分の意識を変えることから始めないと「貯金」は増えていきません。
また、20代前半での金融知識や貯蓄・投資のスタートというのは30代、40代でスタートするのとはまったく違って来ます。
そしてその「差」は埋まることのないアドバンテージになるのです。
これは、30代、40代の人が20代にしておけばよかったと思うことになりますが、やはり多くの人が「投資」と答えていることがわかります。
収入が少ない20代でも投資はできる
ただ、30代や40代と違っていいスタートが切れるという投資環境においてもただ「手取り額」が少ないのは仕方ありません。
多くの会社の場合は20代の場合多くの給料はもらえませんし生活環境も不安定で結婚式(自分や友人を含め)や引っ越しなどちょっとしたイベントでお金がなくなっていきやすいです。
ただ、そういった環境でも「投資・貯蓄」の意識は失ってはいけません。
総務省の単身世帯の生活費がデータとして出ていますが、支出額がおよそ15万円程度になっています。
その中から投資や貯蓄にどれだけ回せるのか、自分で生活環境を考えながら将来に向けて「準備」しなければなりません。
シュミレーション記事を作成していますが、年収300万円からでもしっかりと投資や貯蓄を行うことでゆとりある準備資金を作ることも可能です。 よかったら参考にしてみてください。
もし社会人2年目に戻れるなら
まずは環境づくり(転職など)
私がもし社会人2年目に戻れるのであれば早いところ「転職活動」を行います。
自分にあった環境(勤務地、休み、給料)のバランスが取れた職場を探し続けます。
今いる職場はそれなりにバランスがとれはいわゆるホワイト企業です。 そんな環境も様々な経験をしてきたからだとおもっています。
もちろん、仕事面でも目標を持ちキャリアを積むというのは立派なことですが「合ってない」と感じてストレスを貯め続けるのは非常にもったいないです。
いい仕事を探しながら、仕事をするということも視野に入れて仕事に取り組みます。
また副業を許してくれている企業というのもこれからは重要な要素になって来ると思います。
私の現在の職場は基本的には副業は解禁されていませんが、こっそりと副業をしています。
オープンで副業が解禁されている企業というのも増えてきています。
そういった企業に努めて資産形成をするのは「あり」だと思います。
仮に転職をしないのであれば、さっさとiDeCoを始めておけばいいと思います。
早めに投資をスタートする
そして小額ながらも投資をスタートさせるということです。
スタートを切るということが非常に重要です。
30代の半ばにさしかかり、5年10年の歳月があっという間と言うことに気づきます。
そんなときお金を回していたらどれだけ今よりも資産が増えていたかと後悔しています。
たまたま2020年まで株価が上昇していたからというわけではなく、株式投資をはやめからやっていたことに多くのメリットがあったと思います。
もちろん株式投資を行う上で景気循環のサイクルは重要です。
ただそれ以上に、自己成長や経験も手に入れるというのはもっと重要なことだと感じています。
当然、米国株投資を長期的に行っている以上、高値づかみをしてもプラスになる確率は「長期」で行えば高くなので「早く投資」をスタートさせることに越したことはありません。
特に米国株の場合は日本株とは違い、過去のリターンの平均もずば抜けていいので、若いときから投資は始めておきたいですよね。
停滞する日本経済に悲観するな
まだまだ社会に出て間
もない社会人が多く読んでいると思いますが、日本の経済は30年以上停滞しています。 実際手取りの給料はほとんど増えておらず、一方で税金や社会保険料が上がって手取り額は減る一方です。
しかし海の向こう側のアメリカでは、多くの人が資産を増やしているのです。
これは「現金」を単純に持ち続けた日本人と経済成長を前提とし経済に投資している国民の割合が圧倒的に違うからともいえます。
だったら、経済成長をしていく国や企業に対して投資をすればいいだけで日本経済に対して悲観している場合ではないのです。
国としては素晴らし大好きな日本ですが、経済と好き・嫌いは切り離して考えなければなりません。
少なくとも、私は日本株への投資は極力控えており趣味の範囲の株式優待の銘柄のみに投資を行っています。
こうした事実や情報、意識の違いなどを勉強するにも若いうちが一番です。 貯金だけではなく、分散投資、インデックス投資で長期積立を行い将来への不安を取り除いていきましょう。
まとめ
話をまとめていくと、新社会人となり2年目の人の貯蓄金額は想像以上に多く半数以上の人が50万円以上を貯蓄しているという結果になりました。
その一方でまったく貯金ができていない人もいるというのは「投資・貯金」への意識の差がすでに開いているということです。
しかも、その差はなかなか埋めることができません。 投資は時間というのも非常に大きなアドバンテージになるからです。
貯金・投資はなるべく早いうちから習慣・勉強していったほうが私は良いと思います。
また限られた収入の中で、厳しい環境に身をおいておくよりも自分にあった環境でストレスのない環境を目指すことはいまでは 「当たり前」となっています。
私自身も転職を繰り返しいまの恵まれた環境の中で仕事をしてお給料をもらえています。
環境を自分で整えて、若いうちからコツコツと資産形成をしていくことで将来の老後2000万円問題やそのた不安を取り謎いていくことが重要です。
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