金価格が大幅に下落して金価格がこれ以上上がらないのかと思いきや世界的な投資家ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイ【BRK.A】が金鉱山会社大手のバリック・ゴールド株を大量購入していることがわかりました。
そこで、今回は今後の金価格について深堀りしていきたいと思います。
金価格は大幅に下落
金価格は、ここ最近大幅に下落しています。
【金価格のチャート】
金はこれからどうなるのか
しかしながら、金価格は今後上がっていくことを予想している人が多く、金関連株を仕込んでおく押し目にも私は感じています。
先週ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイがカナダの金鉱山会社のバリック・ゴールド【GOLD】を購入していることが第2四半期の決算報告書によって明らかになっています。
同時にバフェットは金融株を売却
報告書によれば、バフェットはバリック・ゴールド株を購入している他、金融株のウェルズ・ファーゴ【WFC】、JPモルガン・チェース【JPM】の株を一部売却しています。
さらに、投資銀行大手のゴールドマン・サックス【GS】の株もすべて売却しています。
バフェットのバリック・ゴールド株購入後、バリック・ゴールド株の上昇
バフェットの投資報告の影響は大きく、投資報告書が出たあとバリック・ゴールド株は一時2%以上の上昇をしています。
バリック・ゴールドとは
バリック・ゴールドはカナダの産金会社で世界最大規模の金鉱山を所有しています。
現在、金価格が上がっている中で株価を大きくあげています。
バリック・ゴールドのチャート
金鉱山会社の利益は、金の価格に影響されやすく金の価格が上がればその分利益が見込めます。
これは、以前記事でもお伝えしましたが、金の算出コストが変わらないという前提で同じ金の算出が見込める状況において、金価格があがればその分利益が増えるというものです。 いわゆる、「オペレーティング・レバレッジ」と呼ばれるものです。
オペレーティングレバレッジとは
固定費企業の「コスト構造」とは、総原価における変動費と固定費の割合を指します。
固定費の割合が大きい企業では、売上高の変動に伴い利益が大幅に変動しやすいというものです。
金があまり好きではなかったバフェット
かねてより、「金」に対してあまり積極的ではなかったウォーレン・バフェットはあまりコモディティなどには投資してきませんでした。
というのも、「金」はただのモノであり、彼の投資スタイルは株価の上昇などによって利益を最大化させる戦略であることと、さららに「金は何も生み出さない」という言葉を残しています。
つまり、金には配当もなく「持っているだけ」では配当もでないということです。
そこで、今回は金ではなく金関連会社である「バリック・ゴールド株」を購入することで彼の投資スタイルには当てはまります。
金時代には投資してないからね
バフェットは株式投資が大好きだからね
金関連とはいえ、しっかりと企業の株を買っているのでこれから金が上がっていくことを予想しているのでしょう。
低金利が続きドル安が続けば金は上がる
低金利政策が続き、ドルやユーロ、円などが大量に発行されているなか現在は株式、コモディティ(金など)、そして仮想通貨が軒並み暴騰しています。
特にドルに関しては、2023年まではゼロ金利政策をするとはっぴょうされているため「債権」でのリターンは見込めないため株式、金、仮想通貨などにお金が流れています。
有事の金と言われる中経済が不透明になれば輝きを増す金ですが、今後どの様になっていくでしょうか。
私は先日報告させてもらったとおり、金鉱株と金鉱株ETFにお金を少し入れています。
現在も含み益になっていますが、2021年までは金価格は上昇し続けると思っているので引き続きホールドしておこうと思っています。
現在金価格は下落していますが、今後の先行きが不透明である中私にとっては今回のバフェットの金鉱株購入は追い風になってくれそうな気がします。
この記事が参加しているお題(クリックで下に表示します)