金とはなんなのか?
金の価格はなぜ上がったり下がったりするのか。
今後の金価格はどうなっていくのかということについてお伝えしていきます。
金銀財宝が積んであるあこがれの宝島に一度は憧れたことがあるのではないでしょうか?
今回は金にまつわるエピソードから、金に投資するということについてお伝えしてきます。
この記事は次のような方にオススメの記事です。
くんくん、お金の匂いがするぞ。なにかに投資しようかな?でも右も左もわからない。
これからは不況になりそうだから、金投資でもしてみようかしら。
わんわん(それって美味しいの?)
アラサー、都内在住ダイエットサラリーマンの海野浩康( @uminoxhiro)が上記の読者様に向けて執筆しました。
アシスタントの空知瑞夏( @sorachimizuka)よ!こんな人はこの記事読んだほうがいいかもね!
わんわん(飼われてる犬だよ、よかったらこの記事を読んでいってね
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筆者紹介
この記事の目次
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金の価値
金は有史以来、「宝物」として権力者や財界人によって価値が保証されてきました。
なぜ、銀や銅、あるいは他の鉱物ではなく「金」が価値を生んでいるのかというと、金は装飾品としてあつかわれてその後は「貨幣」として扱われた歴史があるからです。
世界中の人が金を集め、金とモノを交換する時代が長らく続いていました。
金は希少価値が高いと同時に、保存がきき、加工(細工)も容易だったため多くの人に愛されるようになったのです。
金は、お金だった
- 希少性が高い
- 保存が効く
- 加工しやすい
金が取れたことによって栄えた街
18世紀ごろには、南米のアマゾンで砂金が採掘されたました。
その後の1848年、一人の大工がアメリカのカリフォルニアの放水路で金を発見し、ゴールドラッシュが始まります。
さらにオーストラリア、シベリア、南アフリカと続き、このゴールドラッシュによって多くの街が栄えるようになりました。
日本でも多くの金が産出されている
日本でも多くの金が産出されています。
有名なのは、佐渡島の金山が1601年発見されています。(現在は閉山しています)
北海道にも佐渡島に次ぐ大きな金山がありました。
北海道の鴻之舞金山は1915(大正4)年に発見され開発が進みましたが1973に閉山しています。
日本で現存する金山は、九州の鹿児島県にある菱刈鉱山(ひしかりこうざん)という金山です。
所有者であり、採掘業者の住友金属鉱山株式会社によれば、1985年の出鉱開始以来248.2トン(2020年3月末現在)の金を産出しています。
これは、佐渡島でとれた金山が74トンといわれているのでどれだけ多くの金がとれているのかわかります。 *1
もちろん、金の採掘技術や道具の発達によって生産量が上がっているということもありますが、鹿児島県でいまだに金が取れ続けているというのは知っておいたほうが良いかもしれませんね。
少し、日本の金山に話が振れすぎましたが、逆に言えば「金」が取れる地域というのも非常に限られているということがわかります。
日本には多くの火山があり、鉱石が眠っていますが金が採掘できるのはほんの僅かな地域のみです。
それは世界でも同じです。
よって、金には一定の「希少性」という価値がついており、年間の採掘量もおよそながら推定されています。
さらに金を掘り尽くしてしまえば、その希少性はますますもってあがるため「金の価値」は担保されています。
金は金ではなくなる
ただ、現在は「お金」は昔のように「金と交換できる券」ではなくなっています。 アメリカが、金本位制度を中止する前までは、「お金」というのは「金」と交換できる交換券の役割も持っていました。
つまり、お金を発行するには、それだけの「金」を在庫として持っていなければならないというルールが合ったのです。
(実際には金がなくてもお金は発行されていましたが)
よって、現在のドル紙幣や円は金の裏付けで発行されているものではなく「国」の信用の元発行されている言うことになります。
※金本位制の歴史は古く東ローマ帝国時代からあったという説もあります。
希少性が高すぎるため、当時は高額決済にのみ使わてていました。
お金が金と切り離されたのにも関わらず、金の価格は上がり続けているわよね
厳密に言えば、ここ数年は金価格は低迷しているけど、一時はすごかったね
金の価格が上がる仕組み
金の価格は、ドルや円などのいわゆる「お金」の価値が下がれば下がるほど、上がっていきます。
金の採掘量というのはおおよそ安定して決まっています。
(採掘コストが決まっている)
ドルで金を「買う」ことはできますが、ドルの価値が下がれば「金の価格」が相対的に上がるということです。
つまり、ドル(お金)の価値が下がれば、金の価格が上がるということです。
インフレになれば、金の価格が上がるというのはそういうことだったのです。
不景気になると、政府がお金をじゃぶじゃぶ刷って市場にお金を流し込みます。
(量的緩和政策)
すると、お金の量は増えて、物の価値があがります。(お金の価値は減ります)
市場にお金が出回ることで、お金があふれ「お金」の価値が下がります。
銀行にお金を「現金」で持っている人は相対的にお金の価値が下がってしまいます。
そこで、インフレ時にお金を現金で持っているのはお金の価値が下がるということで多くの人が目を向けたのが「金(ゴールド)」だったわけです。
金の歴史は古く、さらに希少性も高く保存がききます。
価値が普遍的なものに対して、インフレ時に金が買われやすいのは(金価格が上昇する)このためです。
逆に言えば、ここ数年はアメリカを中心に世界経済は上向きだったため、金価格は低迷していました。
利下げも金価格が上がる
日本はすでに超低利率ですが、アメリカが最近利下げを行いました。
利率が下がることで、預金や債権などのローリスクの金融商品から、金への資金の流入が見込まれます。
「金は何も産まない」と世界三大投資家のウォーレン・バフェットは言います。
確かに、金は利子も配当も付きませんが、これまで高利率だった安全資産の利率が下がれば、価格の上昇によって売却益の見込める金へのお金が流れ込みます。
これからの世界経済は不景気になるかどうかを考えて「金」への投資を始めて見るのも面白いかもしれませんね。
私はコツコツと純金積立を行っています。
富裕層向けのプライベートバンクは金保有を勧めている
世界の超富裕層向けのプライベートバンクは富裕層向けて「金保有」を強く勧めています。
短期的に株価は底を抜けて、回復の兆しがあるものの、機関投資家やプライベートバンクはこの株高に関しては非常に懐疑的ということです。
コロナショック以前の多くのプライベートバンクに資産を預けていた人たちは、金の保有がわずかか0だったとのことです。
それを、プライベートバンクはポートフォリオの10%くらいまで引き上げるように勧めているのです。
かなり具体的な数字ね
プライベートバンクの記事が出ている時点でちょっと疑いたいけど、金保有したくなるよね
ロイターが取材したプライベートバンク9社すべてが、顧客に対して金の配分増加を助言しているとのことです。
そのうちの4社は金の価格の見通しについても、現時点の価格を上回るのではないかと予測しています。
投資銀行大手のゴールドマン・サックスは金価格を上方修正
さらに世界最大手の投資銀行であるゴールドマンサックスのレポートによれば、
- 3ヶ月後の見通し:1800ドル(従来予想は1600ドル)
- 6ヶ月後の見通し:1900ドル(従来予想は1650ドル)
- 12ヶ月後の見通し:2000ドル(従来予想は1800ドル)
としてします。
この記事が出された当時の金価格は、1オンス=1730ドル前後でした。
現在の金価格と比較して見てはどうでしょうか。
ということで、私は金関連株を購入しました。(下記で紹介します)
金の採掘業者の株を購入しています。
金価格が上昇すると考えました。
どうなるか、楽しみです。 銘柄は、南アフリカの産金業者です。
ここで、金関連銘柄のご紹介も行っていきます。
金の関連銘柄
ETF
- SPDRゴールド・シェア 【1326】
- 金価格連動型上場投資信託 【1328】
- 純金上場信託(現物国内保管型) 【1540】
- NEXT 金ブル 【2036】
国内個別銘柄
- 日本国内での金を採掘している「住友金属鉱山」【5706】
- 金の取り扱いも行っている「住友商事」【8053】
国内の株式でもETFで金関連株を購入することが出来ます。
米国の金関連銘柄
- バリック・ゴールド【ABX】:カナダ(世界2位の産金会社)
- ニューモント・マイニング【NEM】:米国(世界1位の産金会社。)
- アングロ・ゴールド・アシャンティ【AU】:南アフリカ(南ア1位、世界3位)
- キンロス・ゴールド【KGC】:カナダ(8つの金山を保有)
- ニュー・クレスト・マイニング【NCM】:オーストラリア(アジア、オーストラリアで展開)
- ゴールドフィールズ【GFI】:南アフリカ(南ア、ガーナ、オーストラリア、ペルーに金鉱を所有)
- アグニコ・イーグル・マインズ【AEM】:カナダ
- シバニェ・スティルウォーター【SBGL】:南アフリカ2位(世界4位世界で世界最大のプラチナ鉱山会社)
- ハーモニー・ゴールド・マイニング【HMY】:南アフリカ3位(世界5位)
- ブエナベンチュラ【BVN】ペルー(ペルー国内で複数の金鉱山を所有・操業)
オススメは金関連株
- 米国株であれば、アメリカ最大の世界一の産金会社である「ニューモント・ゴールドコープ」
- 世界最大だったのカナダの「バリック・ゴールド」
- SPDRゴールドシェア【GLD】
などなど。
私が購入したのは「ハーモニーゴールド株」
私が購入したのは、世界5位で南アフリカの「ハーモニー・ゴールド・マイニング【HMY】」です。
ハーモニーゴルドマイニングとは…(クリックで下に詳細を表示します)
ハーモニー・ゴールド・マイニングは、南アフリカの金生産会社。金を採掘・探査、抽出、加工する。 主要製品である金地金は、南アフリカのウィットウォータースランド盆地とクラアイパングリーンストーン帯、パプアニューギニアのモロベ州で生産される。総確定埋蔵量は、1332.2万オンスの金あるいは4.591億トン。
私のように、一点買いが非常にリスクがありますので、幅広く投資するという点では「ETF」がおすすめです。
ETF(上場投資信託)とは…(クリックで下に詳細を表示します)
ETF(上場投資信託)とは、金融商品取引所で取引される投資信託の事です。ETF、上場投信という略称がよく用いられます。一般の投資信託は組み入れ資産だけを証券化するのに対して、ETFは投資家の拠出する現物まで証券化する。日経平均株価やNYダウ等の指数に連動するように運用されている投資信託の一種ですが、証券会社に口座を開けば、株式同様手軽に売買できます。ETFは、投資信託同様、1銘柄に投資するだけで分散投資が可能となります。また、ETFは取引所に上場しているので、株式のようにリアルタイムで取引することができます。配当があるETFもあり、筆者は高配当ETFに投資をしております。
リスクがありますとか言っておきながら自分は買ってるってなんか矛盾してない?
1点買いよりは、最大手の株とかETFのほうがまだリスクは低いんじゃないかな?ただ私は攻めますが。ってこと。
実物の金を持つよりも、ペーパーアセットとしていつでも売買できる形のほうが便利かもしれませんね。
金鉱株やETFだと金の延べ棒を買うというイメージはないからね
あくまでも金価格に影響されるってことで関連銘柄を買うのはありかもね
まとめ
まとめると金は安全資産という一面があり、そもそも金は3つの特徴があります。
- 希少性が高い
- 保存が効く
- 加工しやすい
金の価格というのは、お金の価値が下がると上がりやすいという傾向があります。
その局面は、不景気や先行きが不安な局面で「上がりやすい」という傾向があります。
金は保存がきき、希少性が高いため価値が担保されている分「安全資産」としてインフレに備えた投資商品であるということです。
ドルとは逆相関関係にあるとうことを抑えておきましょう。
新型コロナの影響で世界的な不安や不景気になる局面においてこれから金価格は上昇していく傾向が強いということです。
- プライベートバンクが金の保有率をあげるように助言している
- ゴールドマン・サックスが金価格を上方修正している
これらの情報を加味して、金関連株で勝負してみようと私は思いました。
未来はどうなるかわかりませんが、「予想」して先回りすることで利益を得ることができます。
あくまでも投資は自己責任でお願いします。
この記事が参加しているお題(クリックで下に表示します)
*1:菱刈鉱山のココがすごい! | 住友金属鉱山株式会社