新しく米国株の個別銘柄である「ロケットカンパニーズ【RLT】」を購入したので、銘柄の解説と展望を紹介していきたいと思います。
ロケットカンパニーズ【RKT】
ロケットカンパニーズは、アメリカのミシガン州のデトロイトに本社を置く住宅ローンの融資を行う会社です。
2020年8月6日にニューヨーク証券取引所にIPO(新規株式公開)し上場したばかりです。
ネット経由で、住宅ローンの融資を行うといういわゆる「フィンテック企業」として注目されています。
実は、最近IPOしたとしてさらにフィンテックきぎょうということもあり、わかいベンチャー企業というイメージがあるかもしれませんが、1985年に設立したわりと古い会社です。
■ロケットカンパニーズのチャート
「Rocket Mortgage(ロケット・モーゲージ)」というブランドで住宅ローンを提供しています。
ロケットカンパニーズっていうくらいだから宇宙関連事業でもやってると思ったわ
宇宙事業とは少しかけ離れているけどね、勘違いして買う人が出てきそう。
2020年最大級のIPOで注目
8月6日に上場を行いましたが、今回の株式公開(IPO)は今年最大規模と言われていました。
大手の証券会社が絡んでいたことから、注目度がわかります。
- ゴールドマン・サックス
- JPモルガン・チェース
- モルガン・スタンレー証券
- クレディ・スイス
- バンク・オブ・アメリカ
- シティ
- UBS
ほぼ大手のウォール街の証券会社が絡んでいます。
「Rocket Mortgage(ロケット・モーゲージ)」アプリで融資を行う
「Rocket Mortgage(ロケット・モーゲージ)」はアメリカの消費者からはすでに高い認知度があり、月間のアクティブユーザーは7000万人を超えています。
今後は、更にユーザー数を増やしていく戦略をとっていくということです。 アプリ上で、
- 住宅ローンの申し込み
- 担当者とのやり取りなど
- 書類等(ドキュメント)のアップロード
- 書類等(ドキュメント)への電子署名
- 明細書の受け取り
- 毎月の支払い
これらをトータルで行える仕組みを持っています。
今回の資金調達でマーケティングに力をいれるのかな?
住宅ローンのトップシェアだが…
住宅ローンの業界というのは非常に細分化されており、巨大なマーケットに関わらず「大手」で支配的な企業というのが実は存在していません。
ロケットカンパニーズが実は全米の住宅ローンのトップシェアを持っているとはいえ、その割合はたった6.7%ということです。
逆に言えば、この市場はまだまだ発展することと同時にシェア拡大が見込めるという点が投資家の期待を背負っていると言えると思います。
利益はここ数年で順調に伸びている
この図を見ていたければわかると思いますが、利益は順調に伸びています。
新型コロナで住宅市場が活気づいている
新型コロナにおいて、住宅市場というのはかなり盛況になっています。 要因としては、
コロナで住宅市場が活気づいている3つの理由
- リモートワークの需要が伸びた
- 郊外に引っ越す人が増えた
- 低金利で住宅ローンを借りる人が増えた
こうした中で、恩恵を受けているのがDIY関連のホームデポ【HD】(売上前年比+23.4%) やローズ【LOW】(売上前年比+34.2%)などになります。
■ホームデポ【HD】のチャート
■ローズ【LOW】のチャート
在宅勤務が増えているのは住宅市場に影響しているのね
庭いじりなんかも増えてるみたいだね
毎日テレビでヒロミを見るからね
ロケットカンパニーズは前年比売上400%超え
実は、新型コロナの恩恵を受けていたのはホームデポやローズだけではなくこのロケットカンパニーズも同様です。 売上では驚愕の前年比423%という数字を叩き出しているのです。
すごい数字ね
どんだけ金を借りてんだよ、アメリカ人
クーリングオフピリオド
IPOした当初は、株価は18ドルでしたが現在では28ドルで推移しています。
じつはこの株価というのも暴騰する可能性があります。
というのも、株式市場では「クーリングオフピリオド」という制度があります。 クーリングオフピリオドとはIPO後20日間は証券会社は「買い推奨」できないというものです。
株を公開してすぐに「買い」です!って言ったらせこいもんね
おそらくですが、クーリングオフピリオドが開ければこぞって証券会社は「買い」推奨にする可能性が高いです。
現在は、その直前とも言える数字ですので、非常に仕込み時期とも言えます。
逆にギャンブル性が高い時期でもあります。
ちなみにクーリングオフピリオドが開けるのは、9月2日(日本時間9/3 5時30分)です。 同時に決算発表があるので、いわゆる「決算ギャンブル銘柄」でもあります。
決算ギャンブルか、そそるねぇ
最近では好決算でも株価が下がるっていう現象が多いからね
まとめ
ロケットカンパニーズについて、私が購入した理由を述べてきました。
まとめると、まずは住宅市場に追い風が来ているということです。
さらに好決算ということでロケットカンパニーズの売上が伸びているということです。 さらにはクーリングオフピリオドによって、証券会社からの情報が現在アンロックされている状態で、それが開放されたときに「買い推奨」が出る可能性が高いということ。
あくまでも、自己責任で非常にギャンブル性が高いのであくまでも余剰資金で買って見るもの良いかもしれませんね。