米国株投資家かつダイエッターである私にとって興味深いニュースが入ってきたので少しご紹介していきたいと思います。
米国Amazon社が本格的にヘルケア、フィットネスに参入するというニュースです。
今回、Amazonが発表したのはオンラインサービスでダイエットのプログラムが受講できる「EXプライム・スマート・コネクト・バイク」を発売すると発表しました。
価格は、500ドル(約52,500円)ということで非常に買いやすい価格帯になっています。
バイクじゃなくて、ランニングマシンだったら非常に気になったんだけどねぇ
いずれ出そうだけどね、ペロトンだったらああるし
すでに、このエクササイズバイクでのオンラインエクササイズで先行しているペロトン【PTON】の価格は、1,000ドルを超えており、今後は価格競争とブランド勝負になってくる様相を呈しています。
資本力と圧倒的なブランド力があるAmazonが一気にこのエクササイズの業界にも触手を伸ばしてきた形になっています。
好調だったペロトンの株価に暗雲
ペロトンの株価は22日の取引で一時6.7%下落しましたが、持ち直して0.43%の下落にとどまっています。
■ペロトンの株価
ただしIT業界の巨人であるAmazonと正面衝突の対決をすることになるので投資家からは厳しいのではないかという意見も見られます。
活路を見出すためにも、同じくGAFAMなどの企業と提携するという可能性がありますので、株価が下がったときは押し目になるかもしれません。
ペロトンの強み
ペトロンの強みはなんと言っても、製造から配送、無料体験、セッティング、エクササイズなどすべて自前で行っているということです。
さらに先行していた分ノウハウも溜まっていますし、このまま逃げ切る可能性も十分にあります。 現在の有料会員は100万人を突破しており、2021年にはさらに倍となる200万人をターゲットとしていますが、どうなることでしょう。
マイクロソフトのTEAMSが、オンライン会議の覇権をZOOMに取られてという事例もあります。 結局の所、どちらがユーザーにとって使いやすいかという点です。
現在、ペロトンは新しい工場も建設中とのことで生産能力に関しては問題なさそうです。 一方でなんと言っても、Amazonには価格という絶対的なアドバンテージがあります。 価格は消費者にとっては一番の動機づけになることは間違いありません。
さらに非上場ですが、
といった、企業たちも虎視眈々と市場を狙っています。
ヘルケア業界は今後伸びる
コロナの影響でスポーツジムなどの閉鎖で運動が行えないという状況が続きました。 それは海の向こうのアメリカも同じです。
私も3月、4月、5月とジムに行くことが出来ず自宅でのダイエットを余儀なくされた身です。 一方で、自宅でエクササイズができるようなシステムやダイエット器具などは特需のように売れて実際にペロトンの株価は大きく上がりました。
さらに、先進国では少子高齢化、アメリカでは嵩む医療費の問題など「健康」に対する需要は今後ますます上がってきます。
そういった中で、Appleは新製品のアップルウォッチでさらにヘルスケアに重点をおく昨日を発表しましたし、Amazonも積極的にヘルスケア分野に投資をしています。
ポートフォリオの一部にヘルスケア企業を組み入れることはプラスはあってもマイナスはないと思います。
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