今回は、大阪市天王寺区にある「坂松山一心寺」(ばんしょうざんいっしんじ)に行ったので、そのレポートを書きたいと思います。
一心寺(大阪)の特徴
御朱印マトリクス
- 見どころ:7.0点/10点満点中
※個人的な意見
- 歴史:1185年
(創建されたとされる年)
比較しやすいようにマトリクスを作ってみたよ
あくまでもこのブログとしての見解だからね
一心寺(大阪)の特徴
目次
一心寺(大阪)の場所
一心寺(大阪)に訪れた日
今回訪れたのは、2020年12月2日です。(御朱印に記載の日時)
一心寺(大阪)の住所
- 〒543-0062
- 大阪府大阪市天王寺区逢阪2丁目8−69
一心寺(大阪)の御朱印
一心寺(大阪)の御朱印は、参道から拝殿に向かって右にある寺務所でいただけます。階段を下り地下のような場所に寺務所があります。
一心寺(大阪)の御朱印
一心寺(大阪)の御朱印の値段(当時)
予算:300円
一心寺(大阪)の歴史など【あれこれ】
創建は鎌倉時代の1185年に四天王寺の別当であった慈円により法然がが四天王寺の西の坂に住んでいたといいます。
後に後白河法皇が四天王寺への参詣の際に訪れて法然とともに日想観を修復します。
1596年に三河の僧侶である本誉存牟上人(ほんよぞんむ)が法然の旧跡であるこの地において、1000日の念仏修行を行い寿命山観称院一心寺として再興しました。
一心寺の見どころ
一心寺はとても広く、多くの見どころがあったのでまとめていきたいと思います。
なお、寺院の人に場所を聞いてもろくに分かっていなかったので、警備会社の人に聞くことをおすすめします。
徳川家康8男仙千代の墓
徳川家康の8男仙千代の墓があります。
本誉存牟上人が家康と同郷の三河出身であり、家康自身も浄土宗を信仰していたという理由もあります。
本多忠朝の墓 『酒封じの神』
1614年に行われた大阪冬の陣では一心寺に隣接している茶臼山に徳川家康は本陣を構えています。
また翌年の大阪夏の陣では激戦となった天王寺口の戦いにおいて最前線で戦った本多忠朝が討ち死にしその墓があります。
本多忠朝は猛将で知られる徳川四天王の本多忠勝の次男になります。
大阪冬の陣で酒を飲んでて遅れをとったらしくて、そのことを家康に咎められたっていう話があるね
汚名返上どころか討ち死にしちゃったのね
本多忠朝は、「酒のために身をあやまる者を救おう」と言い残したといわれており、死後は「酒封じの神」として崇められています。
禁酒を願う人の思いが綴った絵馬が多くありました。
現代建築として「仁王門」
参拝する際にまず、目が行くのは大きな現代建築の門だと思います。
門は建築家の高口恭行氏が作り、彫刻家の神戸峰男氏が阿形像と吽形像を作りました。
これらの金剛力士像と山門は見る価値あると思うよ
歴史ある寺院には珍しいわね
真田の抜け穴
大阪夏の陣で破れた豊臣方の武将真田幸村が討ち取られた安居神社が近くにあり、一心寺にも「真田の抜け穴」と呼ばれる井戸があります。
真田の抜け穴というのは各地にありますが、真田幸村がこの井戸を通り薩摩へ逃れたのかもしれませんね。
霧吹きの松
大阪夏の陣において、豊臣方の突撃をうけた徳川家康ですが、一心寺にあった「松」が霧を吹いて逃げるのを手伝い、家康は一命をとりとめたといいます。
現在は枯れてしまっていますが、そういった言い伝えがあるのもまたいいですね。
一心寺 三千佛堂
一心寺から茶臼山に向かう際にある、「一心寺 三千佛堂」もぜひとも立ち寄ってみてください。
私は何も知らずに入ってみましたが、寺院の人が丁寧に解説してくださいました。
シアタールームにもなっていますが、それを囲む仏像の数は圧倒的です。
一心寺 存牟堂
一心寺から少し離れた場所にある(徒歩2分くらい)のは一心寺 存牟堂です。
ここは一心寺の参拝者の休憩所としてありますが、歴史好きなひとにとっても面白い場所です。
大阪夏の陣の天王寺口の動画を流してくれます。
またここでは、天王寺口の戦いのスタンプラリーのスタンプもあります。
また近くの茶臼山の登頂証明書をいただくことも出来ます。
「大坂夏の陣 激戦地をめぐれーっ!!スタンプラリー」の場所
「大坂夏の陣 激戦地をめぐれーっ!!スタンプラリー」はNHK大河ドラマ「真田丸」の際にできた四天王寺と茶臼山界隈をめぐるスタンプラリーです。
全6箇所ありますが、一心寺では2つのスタンプを押すことが出来ます。 スタンプの台紙は各所で販売しており1部100円で購入することが出来ます。
一心寺
一心寺の門を入りすぐ右にある休憩所にスタンプが置いてあります。
一心寺存牟堂
一心寺から少し離れた存牟堂でもスタンプを手に入れることができます。
一心寺(大阪)のご利益
筆者ひとこと
大阪・兵庫旅行の際に立ち寄ったのが、一心寺でした。
もともと、近くの安居神社に参拝予定でしたが、正面に大きな寺があるということで覗いてみました。
すると、面白く見どころ満載な寺院でした。結果として多くの時間を費やしましたが大変満足行く散策になりました。
寺院に来る人の数が半端なく、警備員も大変多く驚かされました。
大阪の陣は中学生の頃から好きな合戦だったので非常に興奮しました。
一心寺(大阪)でお祈りした内容
で、何をお祈りしたの?
お祈り以上に散策がメインだったね
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私も愛用している御朱印のハンドブックのご紹介です。 見ているだけで楽しくなりますし、「次どこに行こうか」と考える時間も楽しいです。 寺社ごとに詳細な記録や情報・歴史など掲載してありますし、御朱印集めのお散歩に持っていくとより一層楽しめると思います。