米国株市場の状況の振り返りと私見をまとめていきたいと思います。
FOMCを無事に通過した米国株市場はダウ、S&P500ともに反発、3指数ともに上昇しています。
毎日レバナスとレバFANGに積立しグロース株中心に投資をしているサラリーマン投資家のうみひろ(@uminoxhiro)です。現在個別株で一番比率が高い銘柄はパランティア【PLTR】です。
ブログを読みに来てくださってありがとうございます。
昨晩の米国株市場の振り返りを今日も行っていきます。
今回の記事も成績に左右されないで元気にいくわよ
そうだね!では、まずは結論からまとめていきます。
【今日の結論】チェックポイント
【主要指数】
- 6月15日の米国株市場は大きく反発しました。
- 注目されていたFOMC(米国連邦公開市場委員会)では金利政策が通常の3倍幅の0.75%に引き上げられたものの大幅利上げがすでに株価に織り込まれていたことや、FRBパウエル議長の会見後に金利上昇ならびにドル高が一服したのも株高要因になりました。
- ダウは6日ぶりの反発となり1.00%。S&P500はダウとともに6日ぶりに反発し、1.46%で終了しています。
- ハイテク中心のNASDAQ総合指数は+2.50%と続伸しています。
【米国債】
- 米国債10年利回りは前日比から-0.19%下げて3.28%と終えています。
- FOMCで通常の3倍にあたる0.75%の利上げが決まると売りが強まる場面もありましたが、パウエル議長の「0.75%の利上げが一般的になるとは予想しない」という発言から、一転して買い戻しが優勢となりました。
【大小株&グロースバリュー株】
- 全体的に上昇している中で、大型のグロース株が多く買われていましたが最近の売りからの反発が継続している状況です。
- エネルギー関連などが下落しているためバリュー株は不調になっていますが、全体としてはプラスとなっています。
【FANG+】
- FANG+は全体で+3.66%と続伸しています。
- 10銘柄すべてが上昇し、中でもネトフリが+7.50%と大幅高となっており、テスラ、アマゾンも5%上昇していました。すべての銘柄が2%以上上昇し大型のテック関連に多くの資金が戻ってきています。
【セクター考察】
- ほとんどのセクター、テーマが上昇していました。中でもARKKは+6.57%と好調でした。
- またメタバース関連、スポーツベッティング、クラウド、フィンテックがなどのグロースが上がっていましたが、一般消費財や不動産、旅行、鉄鋼なども上昇していました。
- 逆に下落したセクターとしてはエネルギー関連が原油の下落とともに下がっています。
- また住宅、天然ガス関連銘柄も若干ですが下落しています。
【予定】
- 6月14日から15日にかけてFOMCが開かれます。15日FRBパウエル議長会見予定。
- 14日には生産者物価指数も発表されます。
- 15日小売売上高、NY連銀景況指数
- 16日フィラデルフィア連銀桔梗指数、アドビ【ADBE】の決算
- 17日米国鉱業生産発表
- 20日休場
- 21日中古住宅販売数
- 22日米国20年国債入札
- 23日【決算】フェデックス【FDX】
- 24日米国5月新築住宅販売
投資に対しての注意事項…(クリックで下に詳細を表示します)
この記事は私が投資している銘柄を中心に主要指数・セクター別の動きなどをまとめていきます。主に私が投資しているのはハイテクグロース株でありFANG+銘柄とNASDAQ100になります。レバレッジ型の投資やハイテクグロース株には元本を大きく損なうリスクも有るためご注意ください。投資に対してはリスクを許容した上で投資してください。本記事・ブログにおいての個別銘柄・投資信託・ETFなどについては売買を推奨するものではありませんので予めご理解の上、お読みください。本ブログに掲載された銘柄において損失を被った場合においても責任は一切負いません。
先に言い訳をさせていください、出社前の朝の時間に作成しており誤字脱字・数字の間違いなどがある場合があります。帰宅後すぐに修正しますのでご承知の上お読みください
社畜はつらいわね
- 【今日の結論】チェックポイント
- 2022年6月15日の主要指数と投資成績
- 気になるニュース
- 長期金利の動きと恐怖指数【VIX指数とVXN指数】
- 米国株市場(S&P500)の状況
- 世界の株価
- 中国の状況
- インド株の状況
- NASDAQ100の様子
- セクター別の考察
- 上昇したセクター
- 下落したセクター
- FANG+銘柄
- FANG+の注目銘柄
- 注目個別銘柄
- 注目決算の銘柄
- まとめ
まずは、指数と私のパフォーマンスからお伝えします。
まずは指数からね
2022年6月15日の主要指数と投資成績
この項目では指数と私のポートフォリオの金額の増減をお伝えします。
主要指数
今日は全体的に言えば、FOMCもどうにか通過して反転してる感じだね!
- 6月15日の米国株市場は大きく反発しました。
- 注目されていたFOMC(米国連邦公開市場委員会)では金利政策が通常の3倍幅の0.75%に引き上げられたものの大幅利上げがすでに株価に織り込まれていたことや、FRBパウエル議長の会見後に金利上昇ならびにドル高が一服したのも株高要因になりました。
- ダウは6日ぶりの反発となり1.00%。S&P500はダウとともに6日ぶりに反発し、1.46%で終了しています。
- ハイテク中心のNASDAQ総合指数は+2.50%と続伸しています。
【主要指数】週間&半年マトリクス
私のポートフォリオのパフォーマンス
昨日の結果を踏まえて、私のポートフォリオのパフォーマンスはこの様になっています。
- うみひろ:+4.86%
詳しい情報は、12時ごろに公開予定の「投資成績」の記事を御覧ください!
前日の投資成績はこちらから
前日のデイリー記事はこちらから
※私のポートフォリオには「投資信託」が含まれているため前日の成績だけではなく前々日の結果が含まれています。
※元本を引いた運用損益の結果となっています。
あと、この数字には仮想通貨(暗号資産)の状況については組み込まれていなわよ
当ブログの投資成績につきましては資産管理、家計簿アプリのマネーフォワードを活用しています。
レバレッジ投資信託の資産推移
毎日レバレッジ型の投資信託に積立投資をしています。
今日のレバレッジ投資信託の結果です。
気になるニュース
気になるニュースをピックアップしてご紹介していきたいと思います。
個別銘柄のニュースについては「注目銘柄」で紹介します。
FOMC(連邦公開市場委員会)
FOMC、75bp利上げ-7月は75か50bpの公算大とFRB議長
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- 米連邦公開市場委員会(FOMC)は14、15両日に開催した定例会合で、主要政策金利を75ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き上げることを決めた。
- 1994年以来の大幅利上げとなる。
- 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、7月の会合でも大幅利上げに動くことを示唆。
- 予想外に激しいインフレ高進を抑えるべく、強力な措置を講じる姿勢を明確にした。
- FOMCの声明は、FF金利「誘導目標レンジの継続的な引き上げが適切になると見込む」とし、「委員会はインフレ率を目標の2%に戻すことに強くコミットしている」と続けた。
- 今回の利上げにより、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標は1.5-1.75%となった。金融当局に対しては、40年ぶりの高インフレを予想できなかったことや、その後の対応の遅さに対して批判が広がっていた。
- パウエル議長は次回会合で75bpないし50bpの追加利上げが決定される可能性が高いと説明。
- FOMC参加者は政策金利について12月までに3.4%、2023年末までに3.8%に上昇すると見込んでいる。
- パウエル氏は会合後の記者会見で「今回の75bp引き上げが異例に大きな幅であることは明らかであり、この幅が普通になるとは見込んでいない」と説明。
- パウエル氏のこの発言は、極めて大幅な利上げが立て続けに実施される可能性が選択肢から排除されたことを意味するとして、金融市場ではプラスに受け止められた。
- 6月のミシガン大消費者マインド指数の速報値では、1年先のインフレ期待が5.4%と1981年以来の高水準に上昇。
- より長期のインフレ期待も上昇した。
- パウエル議長は同指数が「強く目を引く統計だった」とし、予想を上回った5月の消費者物価指数(CPI)とともに、今回75bpの利上げを決定する一因になったと説明した。
- FOMCは巨額のバランスシートについて、月額475億ドル(約6兆4000億円)のペースで縮小する方針をあらためて示した。
- 保有証券の圧縮は6月1日から開始しており、圧縮規模は9月に月額950億ドルに拡大される。
- 米経済の先行きについて、FOMC参加者は3月の時点でソフトランディング(軟着陸)シナリオを予想していたが、より不安定な着地予想に修正した。
- 参加者による今年の米国内総生産(GDP)予想は1.7%増。3月時点での予想は2.8%増だった。
- 失業率については2024年末に4.1%への上昇もあり得るとしている。
長期金利の動きと恐怖指数【VIX指数とVXN指数】
ここでは、ハイテクグロース株に大きく影響のある長期金利(米国10年債)の動きと、恐怖指数(VIX指数とVXN指数)をまとめます。
恐怖指数は投資家の心理状態を数値化しているものとして多くの投資家が参考している指数よ
長期国債(米国10年債利回り)
- 米国債10年利回りは前日比から-0.19%下げて3.28%と終えています。
- FOMCで通常の3倍にあたる0.75%の利上げが決まると売りが強まる場面もありましたが、パウエル議長の「0.75%の利上げが一般的になるとは予想しない」という発言から、一転して買い戻しが優勢となりました。
長期国債とグロース株の関係とは…(クリックで下に詳細を表示します)
基本的に長期国債と、グロース株については「逆相関」の関係があるといいます。長期国債が上がれば、グロース株が売られてグロース株の値段が下がってしまいます。リスクの高いハイパーグロース株よりも安全資産である国債の利率があがればお金が「安全で稼げる」方に流れると行った感じです。
長期国債が上がっていくとハイテクグロース株にとっては逆風になっていくわ
一般的にハイテクグロース株とは逆相関関係にあると言われてるね
恐怖指数
VIXの動き(S&P500)とVXNの動き(NASDAQ100)
恐怖指数は下がってるね…
VIX指数とVXN指数について(恐怖指数)とは…(クリックで下に詳細を表示します)
- VIX指数はS&P500、VXN指数はNASDAQ100に対する恐怖指数です。
- 平常時のVIXは、だいたい10〜20程度
- 30を超えてくる場合は警戒領域
- NASDAQ100の恐怖し指数を表すVXNは、だいたい30〜39程度(30台で推移)
- 40を超えてくる場合は警戒領域
- 2008年9月 リーマン破綻 48.4
- 2008年10月 リーマンショック 89.53
- 2020年3月 コロナショック 85.47
米国株市場(S&P500)の状況
S&P500ヒートマップ
まずは、S&P500のヒートマップを御覧ください。
右下のエネルギー関連は赤いけど、その他は割りと緑で良かったね!
S&P500の大型株小型株とバリュー株グロース株
全体的には買いがはいってて、グロースが好調だね。
小型グロースにはそこまで買いは入ってないみたいだけど
超小型になるとグロースも強かったみたいだけどね!
- 全体的に上昇している中で、大型のグロース株が多く買われていましたが最近の売りからの反発が継続している状況です。
- エネルギー関連などが下落しているためバリュー株は不調になっていますが、全体としてはプラスとなっています。
SPYのチャート
これはS&P500のETFである【SPY】のチャートになります
※【SPY】「SPDR S&P500 ETF」
SPYとは…(クリックで下に詳細を表示します)
SPYは正式名称「SPDR S&P500 ETF」でNY【SPY】、東京証券取引所【1557】にも上場しています。1993年1月に設定されたS&P500(S&P 500 Index)に連動した米国において最初のETFです。
投資が不安、苦手、勉強したくないという人はこの本を読んで毎日このブログをチェックすることとETFやインデックスファンドを購入しておけば大丈夫よ!
ジャック・ボーグルとは…(クリックで下に詳細を表示します)
ジョン・クリフトン・“ジャック”・ボーグルはアメリカ合衆国の投資家、実業家、慈善家です。世界初の個人投資家向けのインデックス・ファンドを設定した人物です。幅広い投資家に低コストで投資ができる機会を与えた人物としても知られています。「インデックス・ファンドの父」とも呼ばれています。経費率の比較的安価なETFで有名なヴァンガードグループを創設者です。2019年食道がんで死去。
世界の株価
ここでは、アメリカに上場(ADR)している世界の株式を中心に見ていきます。 主に、中国株・インド株を中心に見ていきます。
ワールドヒートマップ
アメリカ以外のアメリカに上場している株式(ADR)の状況です。
中国勢は銘柄によっては不調の銘柄もあるけどニオとかは好調で安心したよ!
ここのところ中国が最近地味に頑張ってるよね。
中国の状況
中国株のADR情報は、セクター別の記事にて掲載しています。
中国株にも頑張ってもらわないとね。
インド株の状況
少額ながらインド株にも投資しているのでインド銘柄も見ていきます。
インド株銘柄のADR情報は、セクター別の記事にて掲載しています。
コロナや、宗教、貧富の差などに問題点はあるけど、これから魅力的な市場であることは間違いないので、インドにも今後とも注目していきたいですね
インドの個別株についてはこの記事で解説してるわよ
NASDAQ100の様子
ここでは、NASDAQ100に対しての分析を行います。
NASDAQに対して結構投資してるのよね?
iDeCo(イデコ)もそうだけど、レバナスや積立でもNASDAQ100に投資してるからね。かなり影響度合いは大きいよ
QQQのチャート
◆◆
▶▶次はセクター別の市場の動きを見ていきたいと思います。
▶▶セクター別に大きな動きがあるのか注目してトレンドを掴んでいきたいですね!
◆◆◆
セクター別の考察
本日のセクター別のパフォーマンスはこの様になっています。
セクター別パフォーマンス(1日と1週間)
※下記のETFとは構成銘柄が違うため若干の乖離はあります。
セクター騰落率(1週間×1年間)
【短期】セクター騰落率(1週間×1ヶ月)
上昇したセクター
多くのセクターが上昇しています。特にハイテクのグロース株には買いが入っています。
下落したセクター
下落したセクター・テーマは少ないですがエネルギー関連、天然ガス銘柄、住宅が若干ですが下落していました。
- ほとんどのセクター、テーマが上昇していました。中でもARKKは+6.57%と好調でした。
- またメタバース関連、スポーツベッティング、クラウド、フィンテックがなどのグロースが上がっていましたが、一般消費財や不動産、旅行、鉄鋼なども上昇していました。
- 逆に下落したセクターとしてはエネルギー関連が原油の下落とともに下がっています。
- また住宅、天然ガス関連銘柄も若干ですが下落しています。
セクターについて…(クリックで下に詳細を表示します)
産業分類について、S&P、FTSE Russellは11の産業分類を行っていますが、ヴァンガード社のETFを参考にさせていただきます。 不動産はスパイダーシリーズを採用しています。- エネルギー(Energy):【VDE】
- 素材(Materials):【VAW】
- 資本財(Industrials):【VIS】
- 一般消費財(Consumer Discretionary):【VCR】
- 生活必需品(Consumer Staples):【VDC】
- ヘルスケア(Health Care):【VHT】
- 金融(Financials):【VFH】
- 情報技術(Information Technology):【VGT】
- 通信サービス(Communication Services):【VOX】
- 公益事業(Utilities):【VPU】
- 不動産(Real Estate):【XLRE】
注目セクターについては、セクター別の記事にて紹介しています。
- 金融銘柄、フィンテック銘柄、BNPL銘柄
- 中国株、インド株銘柄のADR銘柄
- 半導体銘柄(半導体メーカー、半導体装置)
- ワクチン銘柄(ワクチン銘柄と治療薬銘柄)
- 仮想通貨関連銘柄(マイニング、取引所銘柄など)
- eコマース銘柄(ネットショッピング関連銘柄)
- 5G関連銘柄(通信など5G関連銘柄)
- クラウド銘柄(SaaS企業やクラウド関連銘柄)
- オンラインカジノ銘柄(スポーツベッティングやオンラインカジノ銘柄)
- クリーンエネルギー銘柄
- ソーシャルメディア関連銘柄
- 旅行、航空銘柄(旅行関係、航空会社関連銘柄)
◆◆◆
▶▶次は私が注視している主要銘柄になります。
▶▶ポートフォリオに対する影響力が大きい銘柄を中心に紹介していきます!
◆◆◆
「ウォール街ランダムウォーカー」とは…(クリックで下に表示します)
投資家にとっての教科書であり、「ウォール街の教科書」と称される書籍です。 1973年に原著が発売されてからすでに半世紀以上が経過したいまでも増版されているロングセラーです。 投資を始めている人でこの書籍を読んでいない人は絶対に読むべき1冊です。 バブルの歴史やファンダメンタル対テクニカルやアクティ対パッシブなど詳しく書かれていると同時中身が古びない内容で書かれています。 特にこの本を参考にした記事や理論は多く、ベースとなる知識など投資家のまさに教科書的な存在として、ウォール街の教科書として書かれています。 読んだことがない人は絶対に読みましょう。
FANG+銘柄
この項目では主要銘柄の動きを見ていきたいと思います。
主に私が投資している個別銘柄やFANG+インデックス銘柄などを見ていきたいと思います。
私がメインと投資している銘柄のNASDAQ100への寄与度も高く、S&P500に対しても非常に影響力が大きい銘柄となっています。
今日のFANG+銘柄
今日のFANG+indexのパフォーマンスはこうなっています。
内訳としてはこの様になっています。
ネットフリックスは絶好調でしたね!
10銘柄全部上がると嬉しいねw
- FANG+は全体で+3.66%と続伸しています。
- 10銘柄すべてが上昇し、中でもネトフリが+7.50%と大幅高となっており、テスラ、アマゾンも5%上昇していました。すべての銘柄が2%以上上昇し大型のテック関連に多くの資金が戻ってきています。
FANG+ 週間&年間騰落率マトリクス
レバFANGがメインだとこれらの銘柄が重要になってくるからね!
かといって投資信託なんだし、個別で売買できるわけじゃないじゃん?
そうだけど、個別に注目しておくことは重要だよ。
FANG+の注目銘柄
テスラ【TSLA】
テスラが大半占める、自動運転支援システム関連の衝突事故報告
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- 自動車の自動運転支援システムに関して当局に報告された衝突事故では、大半が米テスラ車であることが、米運輸省道路交通安全局(NHTSA)のデータで明らかになった。
- 一方でNHTSAは、今回のデータは極めて限定的であり、安全性を巡る結論を出すべきではないと説明している。
- NHTSAの発表によれば、自動車メーカー12社が2021年7月から22年5月15日までに報告した自動運転支援システム関連の衝突事故367件のうち、273件がテスラだった。
- テスラに次いで事故の報告が多かったのはホンダで90件。スバルからは10件報告があった。
- ゼネラル・モーターズ(GM)やフォード・モーター、トヨタ自動車を含む他のメーカーでは、報告された事故件数は5件以下だった。
- ただ今回の事故データについてNHTSAは、安全性に関する結論を出す上で利用すべきではないと説明。
- 各メーカーにおける自動運転支援システム搭載車の数や運転手による同システムの使用頻度、走行距離など、事故発生率の確定に必要な情報を欠いているためだとしている。
- 事故が二重に報告されている可能性もあるとNHTSAは指摘した。
- NHTSAは今後もデータを毎月ウェブサイト上で更新するとしている。
マスク氏、24年大統領選でフロリダ州知事の支持に傾いていると表明
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- 米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、2024年大統領選でフロリダ州のデサンティス知事を支持する方向に傾いていると明らかにした。
- 労働環境や事故調査でバイデン政権と対立する同氏が、共和党への乗り換えをあらためて示唆した格好だ。
- マスク氏は15日早朝からの一連のツイートで、今週行われたテキサス州下院補欠選挙で自身として初めて共和党候補に投票し、民主党から議席を奪ったマイラ・フロレス氏を支持したことを明らかにした。
- 大統領選で共和党候補を支持するかとの問いにマスク氏は「TBD(未定)」と答えた上で、デサンティス氏に傾いていると明かし、中道派候補を支持するための「超穏健派のスーパーPAC(政治活動特別委員会)」を立ち上げることも検討しているとした。デサンティス氏は自身を確固たる保守派であり、トランプ前大統領の後継者と位置づけていた。
- 今年のフロリダ州知事選で再選を目指しているが、24年大統領選の共和党候補の1人と広く見なされている。
- マスク氏の支持に関するコメントをデサンティス氏の事務所に要請したが、返答は得られていない。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■テスラは米国の電気自動車メーカー。電気自動車と関連製品の開発・製造・販売に従事する。同社初の電気自動車はスポーツカー「ロードスター」、続いてセダン「モデルS」、SUV「モデルX」「モデルY」、新型セダン「モデル3」を展開する。充電・蓄電の電力システムも製造。地域別売上は米国が約50%を占める。本社はカリフォルニア州パロアルト。*7-
【TSLA】テスラの記事一覧
- S&P500構成銘柄
- NASDAQ100構成銘柄
- FANG+構成銘柄
バイドゥ(百度)【BIDU】
中国百度、iQIYIの過半数株売却で協議
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- 中国のインターネット検索大手、百度(バイドゥ)は、保有する動画配信サービス「愛奇芸(iQIYI)の過半数株式売却に向けて協議を行っている。
- iQIYIの企業価値は約70億ドルとなる可能性がある。状況に詳しい関係者2人が明らかにした。
- 百度はiQIYIの53%株式を保有し、株主議決権の90%超を有。
- 検討されているのは全保有株の売却だという。米ナスダックに上場しているiQIYIの時価総額は40億ドル。
- 百度が株式売却で70億ドルを目標とする場合、1株は約8.13ドルとなる。前日終値は4.67ドルだった。
- 百度はiQIYIを非中核資産と見なし、人口知能(AI)と自動運転事業に注力する方針とみられている。
- 別の関係者2人によると、百度はすでにバンク・オブ・アメリカ(BofA)に接触した。
- 百度はコメント要請に応じず、BofAもコメントしていない。iQIYIはロイターにメールで「完全な市場のうわさ」と回答した。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■バイドゥ(百度)は中国でインターネット検索エンジンとオンライン広告サービスを提供。「Baidu.com」は中国語のウェブサイト、ニュース、画像、マルチメディアファイルのインターネット内の情報検索サービスを提供。コミュニティーサイト「Post Bar」、クラウド型写真ストレージ・共有「Baidu Album」などオンラインツールも展開。*8
- 中国株銘柄
- NASDAQ100構成銘柄
- FANG+構成銘柄
- ソーシャルメディア銘柄
注目個別銘柄
気になる個別銘柄を見ていきたいと思います。
iQIYI(愛奇芸 アイチーイー)【IQ】
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■iQIYIは中国のオンライン・エンターテイメント企業。中国に拠点を置き、オンライン・プラットフォーム「iQIYI」を通じてビデオストリーミングのサービスを提供する。ビデオはオリジナルのコンテンツに加え、プロが制作したコンテンツも配信する。またソーシャルメディア「iQIYI Paopao」ではスマートTV・ビデオストリーミングサービスを展開。本社は北京市。*9ブラックストーン【BX】
豪裁判所、米ブラックストーンの豪クラウン買収を承認
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- 豪連邦裁判所は15日、米プライベートエクイティ(PE)大手ブラックストーンによる豪カジノ運営大手クラウン・リゾーツの買収を承認した。
- 西オーストラリア、ニューサウスウェールズ、ビクトリアの各州の規制当局が先週許可を出したのに続いた。
- クラウンは一連の不祥事などで苦境に陥っていた。
- 同社はオーストラリア証券取引所(ASX)に対し、同日の引けから株式の売買気配を停止するよう求めるとした。
- 同社の株主は今月24日付で保有するクラウン株1株につき13.10豪ドルを現金で受け取る見通し。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■ブラックストーン・グループは米国の投資ファンド運用会社。グローバルな代替資産運用および金融顧問サービスを提供する。代替資産運用事業ではプライベートエクイティファンド、不動産ファンド、ヘッジファンド、セカンダリーファンドなどを扱う。また、金融・戦略的顧問、企業再編・再構築顧問、キャピタルマーケットなどのサービスも手掛ける。*10
■
ボーイング【BA】
ボーイング-大幅高 737Max機の運航再開見通しを好感
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- 6月15日の取引で米航空機メーカーのボーイング(NYSE:BA)が大幅高。
- 中国南方航空が2度の墜落事故を起こしたボーイング737Max機のテスト飛行を行ったことや、ボーイングのエグゼクティブが同型機について米連邦航空局(FAA)からの運航承認を得られる見通しだと発言したことが好感された。
- 株価は一時、前日比12.83ドル高(+10.50%)の134.99ドルまで上昇し、11.56ドル高(+9.46%)の133.72ドルで終了。
- ダウ平均採用銘柄の中で上昇率トップとなり、1銘柄でダウ平均を約76ドル押し上げた。年初来では33.58%安となった。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■ボーイングは米国大手の航空機メーカー。民間航空機部門は737、767、777、787型機を含む商業用ジェット機の製造や技術サポートを展開する。軍用機部門は「A160ハミングバード」や「AH-64アパッチ」など各種軍用機の製造や保守を行う。また通信ネットワークシステム、ミサイル防衛システム、有人宇宙飛行・着陸システムの開発、製造、サービスを展開する。*11
- NYダウ構成銘柄
- S&P500構成銘柄
- 防衛・軍事・航空宇宙関連銘柄
ファイザー【PFE】
ファイザー、コロナ経口薬で標準リスク臨床試験の募集停止
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- 米製薬大手ファイザーは14日、新型コロナウイルス感染症の経口抗ウイルス薬「パクスロビド」の標準リスク患者向け臨床試験の募集を停止すると発表した。
- これまでの臨床試験でこのグループには症状軽減の有意な有効性が示されなかったことが理由。
- 同薬は高リスク患者には、入院や死亡を減らす有効性があったとして緊急使用が承認されている。
- ファイザーによると、今後はこのグループへの正式承認を米食品医薬品局(FDA)に申請する。
- イスラエルでの臨床試験で今月得られたデータで、65歳以上にはワクチン接種の有無にかかわらず、入院と死亡を減らせたことを申請時に提出するという。
- 標準リスク患者は通常、病気になると深刻化する恐れのある健康状態でない人などを指す。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■ファイザーは米国大手医薬品メーカー。循環器系、中枢神経系、鎮痛・抗炎症系、筋骨格系、感染症、泌尿器系、眼科系、ガン、内分泌系、ワクチンの薬剤を開発、製造、販売する。主要製品は「セレブレックス」、「チャンテックス」、「リピトール」、「リリカ」、「バイアグラ」など。新型コロナウイルス感染症ワクチンを開発。本社所在地はニューヨーク。*12
モデルナ【MRNA】
モデルナが上昇 FDA委員会が「スパイクバックス」を支持 驚きはないとの声も
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- モデルナが上昇。FDAの委員会が全会一致で、同社の小児用ワクチン「スパイクバックス」の緊急使用許可(EUA)を支持したことが好感されている。
- ただ、アナリストからは、「今回の委員会の評決に驚きはなく、全体的にスパイクバックスの将来の拡大のための大きなギャップを埋めただけと見ている。そのため、短期的な商業的機会は制限されるだろう」との声も聞かれた。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■モデルナは米国のバイオ医薬品メーカー。メッセンジャーRNA(mRNA)を利用した医薬品を開発する。細胞に指令を出し、細胞内たんぱく質を生成する新しい治療法により予防ワクチン、がんワクチン、腫瘍内免疫療法、局所再生治療法、全身細胞内治療法などのパイプラインを保有。新型コロナウイルス感染症ワクチンを開発。本社所在地はマサチューセッツ州ケンブリッジ。*13
クアルコム【QCOM】
EU裁判所がクアルコムの訴えを認める
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- 半導体のクアルコムが上昇。
- 同社がアップルに圧力をかけて同社の4G向けのチップのみを購入させたとして、EU当局が同社に対し、反トラスト法違反で9.97億ユーロの罰金を科した問題でEUの裁判所が、欧州委員会の決定には多くの手続き上の不手際があり、罰金は無効との判決を下した。
- この判決を受けて欧州委員会は「判決およびその中身を慎重に検討し、可能な限り次のステップに反映させる」と述べた。
- 一方、クアルコム側は声明で「判決に満足している」と述べた。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■クアルコムは符号分割多重接続(CDMA)技術を応用したワイヤレス通信機器の開発、設計、製造、販売に加え、技術サポートなどのサービスを展開。携帯電話、データ通信、衛星利用測位システムためのCDMA端末用モデムチップセット、RFチップ、パワーマネジメントチップ、ソフトウエア、テスト機器を携帯端末メーカーや通信事業者に提供。*14
- S&P500構成銘柄
- NASDAQ構成銘柄
- 半導体銘柄
スポティファイ(Spotify)【SPOT】
スポティファイが上昇 アナリストが投資判断を「中立」に引き上げ
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- 音楽配信のスポティファイが上昇。
- アナリストが投資判断を「中立」に引き上げた。
- 目標株価は124ドル。
- 直近の投資家説明会で、これまでモデル化してきたよりも収益性が高いと指摘している。
- 「ユーザーと売上高の力強い伸びを考えると、われわれは利益拡大の機会を譲歩し、経営陣に取り組みのための時間を与えるべきと考える。
- 同社は財務の相互作用をよく認識しており、われわれは業績のガイダンスを受け入れるべきだ。
- 利益拡大のストーリーが本当に輝き始めれば、より強気になれる」と述べた。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■スポティファイ・テクノロジーはルクセンブルグの音楽ストリーミング・プロバイダー。ユーザーがオンデマンドで音楽を購入することを可能にし、プレミアム・サービスと広告サポート・サービスを提供する。プレミアム契約者はオンラインやオフラインの高品質の音楽を無制限でストリーミングできる。世界で事業を展開し、セグメントは欧州、北米、南米、その他の地域の4部門から構成。*15
スノーフレーク【SNOW】
スノーフレークが続伸 投資家説明を受けアナリストが高評価
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- クラウド技術を活用したビッグデータの保管・分析サービスを手掛けるスノーフレークが続伸。
- 同社の投資家説明会での潜在的な市場拡大や新しいソフトウェア機能に関する経営陣のコメントを受け、アナリストの楽観的な見方が伝わっている。
- 分析、機械学習、サイバーセキュリティからトランザクションワークロードまで、同社はデータウェアハウス以外のユースケースを広げているという。
- 同社はそのルーツを遥かに超えて進化し、2480億ドルのアドレス可能な市場を切り開く可能性に言及した。
- 市場をリードする技術と大きなチャンスに対する堅実な取り組みにより、同社はソフトウェアにおける最も魅力的な長期的成長ストーリーの1つとなっているという。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■スノーフレークは米国のソフトウェア企業。クラウドベースのデータプラットフォームを開発する。同社のプラットフォームは、ビジネス・インサイトを推進したデータ駆逐型のアプリケーションを構築し、データを一元化、統合、分析、共有する。顧客中心の消費ベースで、使用したリソースにのみ課金される。本社所在地はカリフォルニア州サンマテオ。*16
注目決算の銘柄
注目の決算が行われております。
主要かつ、注目決算をピックアップしてお伝えしていきます。
まとめ
【主要指数】
- 6月15日の米国株市場は大きく反発しました。
- 注目されていたFOMC(米国連邦公開市場委員会)では金利政策が通常の3倍幅の0.75%に引き上げられたものの大幅利上げがすでに株価に織り込まれていたことや、FRBパウエル議長の会見後に金利上昇ならびにドル高が一服したのも株高要因になりました。
- ダウは6日ぶりの反発となり1.00%。S&P500はダウとともに6日ぶりに反発し、1.46%で終了しています。
- ハイテク中心のNASDAQ総合指数は+2.50%と続伸しています。
【米国債】
- 米国債10年利回りは前日比から-0.19%下げて3.28%と終えています。
- FOMCで通常の3倍にあたる0.75%の利上げが決まると売りが強まる場面もありましたが、パウエル議長の「0.75%の利上げが一般的になるとは予想しない」という発言から、一転して買い戻しが優勢となりました。
【大小株&グロースバリュー株】
- 全体的に上昇している中で、大型のグロース株が多く買われていましたが最近の売りからの反発が継続している状況です。
- エネルギー関連などが下落しているためバリュー株は不調になっていますが、全体としてはプラスとなっています。
【FANG+】
- FANG+は全体で+3.66%と続伸しています。
- 10銘柄すべてが上昇し、中でもネトフリが+7.50%と大幅高となっており、テスラ、アマゾンも5%上昇していました。すべての銘柄が2%以上上昇し大型のテック関連に多くの資金が戻ってきています。
【セクター考察】
- ほとんどのセクター、テーマが上昇していました。中でもARKKは+6.57%と好調でした。
- またメタバース関連、スポーツベッティング、クラウド、フィンテックがなどのグロースが上がっていましたが、一般消費財や不動産、旅行、鉄鋼なども上昇していました。
- 逆に下落したセクターとしてはエネルギー関連が原油の下落とともに下がっています。
- また住宅、天然ガス関連銘柄も若干ですが下落しています。
【予定】
- 6月14日から15日にかけてFOMCが開かれます。15日FRBパウエル議長会見予定。
- 14日には生産者物価指数も発表されます。
- 15日小売売上高、NY連銀景況指数
- 16日フィラデルフィア連銀桔梗指数、アドビ【ADBE】の決算
- 17日米国鉱業生産発表
- 20日休場
- 21日中古住宅販売数
- 22日米国20年国債入札
- 23日【決算】フェデックス【FDX】
- 24日米国5月新築住宅販売
この記事が参加しているお題(クリックで下に表示します)
*1:サムネイル画像の見方:中央部に主要指数を表示しています。両側にセクター別にプラスとマイナスのセクターを表示しています。注目銘柄は今回の記事でニュース記事、決算情報などをピックアップした個別銘柄になります。また下部のFANG+の銘柄は右側がプラス、左側がマイナスとわかるようにしています。
*2: https://sekai-kabuka.com/shisuu.html
*3:参照:https://finviz.com/map.ashx
*4:参照:https://finviz.com/map.ashx
*5:参照:https://finviz.com/groups.ashx
*6:GoogleFinanceより
*7:ヤフーファイナンスより
*8:ヤフーファイナンスより
*9:ヤフーファイナンスより
*10:ヤフーファイナンスより
*11:ヤフーファイナンスより
*12:ヤフーファイナンスより
*13:ヤフーファイナンスより
*14:ヤフーファイナンスより
*15:ヤフーファイナンスより
*16:ヤフーファイナンスより