
米国株市場の状況の振り返りと私見をまとめていきたいと思います。
Amazonの好決算、雇用統計など好感材料が多く市場は反発しています。
毎日レバナスとレバFANGに積立しグロース株中心に投資をしているサラリーマン投資家のうみひろ(@uminoxhiro)です。現在個別株で一番比率が高い銘柄はパランティア【PLTR】です。
ブログを読みに来てくださってありがとうございます。
昨晩の米国株市場の振り返りを今日も行っていきます。
今回の記事も成績に左右されないで元気にいくわよ
そうだね!では、まずは結論からまとめていきます。
【今日の結論】チェックポイント
- 【主要指数】Amazonが株式市場を牽引し、堅調に推移しました。週間では3指数とも2週間連続で上昇に転じました。市場が開く前に発表された雇用統計も好感されたこともあり、株式市場は反発に転じています。ただ雇用統計によって金利も上昇したにもかかわらずグロース株も上昇している違和感を感じる結果になっています。
- 【個人成績】-7.06%※個人の成績に付きまして詳しくは別記事にてご紹介しています。(12時ごろ公開予定)
- 【長期金利】長期10年債利回りも急上昇しており、+3.84%上がっています。利回りは1.914%となっています。
- 【セクター】小型グロース株や仮想通貨の反転による関連銘柄の上昇が目立った1日でした。またAmazonの好決算につられ、一般消費財、eコマース、またSNSのスナップ、ピンタレストなども上昇したことでSNS関連も急上昇しています。また旅行、サイバーセキュリティ、記入、エネルギー、クリエネなども上がっています。一方で、下落したセクターとしてはオルエコ関連が下がっています。素材、不動産、生活必需品、公益、資本財、航空、ヘルスケアが下落しています。※セクター別の構成銘柄の騰落率については個人成績記事にて掲載しています。
- 【FANG+】FANG+としては、2.18%と好成績でしたが前日はかなり大きく下げてたので若干の反発程度になっています。好決算だったAmazonを筆頭にtwitter、テスラなど7銘柄がプラス。Apple、メタ、アリババは若干の下落となっています。
- 【予定】来週も注目銘柄の決算が控えています。
投資に対しての注意事項…(クリックで下に詳細を表示します)
この記事は私が投資している銘柄を中心に主要指数・セクター別の動きなどをまとめていきます。主に私が投資しているのはハイテクグロース株でありFANG+銘柄とNASDAQ100になります。レバレッジ型の投資やハイテクグロース株には元本を大きく損なうリスクも有るためご注意ください。投資に対してはリスクを許容した上で投資してください。本記事・ブログにおいての個別銘柄・投資信託・ETFなどについては売買を推奨するものではありませんので予めご理解の上、お読みください。本ブログに掲載された銘柄において損失を被った場合においても責任は一切負いません。
先に言い訳をさせていください、出社前の朝の時間に作成しており誤字脱字・数字の間違いなどがある場合があります。帰宅後すぐに修正しますのでご承知の上お読みください
社畜はつらいわね

- 【今日の結論】チェックポイント
- 2022年2月4日の主要指数と投資成績
- 気になるニュース
- 長期金利の動きと恐怖指数【VIX指数とVXN指数】
- 米国株市場(S&P500)の状況
- 世界の株価
- 中国の状況
- インド株の状況
- NASDAQ100の様子
- NASDAQ100個別銘柄の騰落率上位
- セクター別の考察
- 上昇したセクター
- 下落したセクター
- FANG+銘柄
- FANG+の注目銘柄
- 注目個別銘柄
- 注目決算の銘柄
- まとめ
まずは、指数と私のパフォーマンスからお伝えします。
まずは指数からね
2022年2月4日の主要指数と投資成績
この項目では指数と私のポートフォリオの金額の増減をお伝えします。
主要指数
今日は全体的に言えば、金利が上がってるけど全体的に上がってね!
私のポートフォリオのパフォーマンス
昨日の結果を踏まえて、私のポートフォリオのパフォーマンスはこの様になっています。
- うみひろ:-7.06%
詳しい情報は、12時ごろに公開予定の「投資成績」の記事を御覧ください!
前日の投資成績はこちらから
前日のデイリー記事はこちらから
※私のポートフォリオには「投資信託」が含まれているため前日の成績だけではなく前々日の結果が含まれています。
※元本を引いた運用損益の結果となっています。
あと、この数字には仮想通貨(暗号資産)の状況については組み込まれていなわよ
当ブログの投資成績につきましては資産管理、家計簿アプリのマネーフォワードを活用しています。
レバレッジ投資信託の資産推移
.
毎日レバレッジ型の投資信託に積立投資をしています。
今日のレバレッジ投資信託の結果です。
気になるニュース
気になるニュースをピックアップしてご紹介していきたいと思います。
個別銘柄のニュースについては「注目銘柄」で紹介します。
雇用統計
雇用者数は大幅増、コロナの影響はねのける-利上げ圧力増大
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- 1月の米雇用者数は市場予想を上回る増加となった。新型コロナウイルスの感染拡大やそれに伴う事業の一時休止にもかかわらず大きな伸びを見せ、2022年に入っても雇用の勢いが続いていることが示された。
- 賃金も予想を超える伸びを示し、米金融当局に利上げを求める圧力が強まった。1月の雇用統計では新型コロナのオミクロン変異株感染拡大や季節調整、体調を崩して自宅で療養している人を統計上どう扱うかなど、さまざまな要因からデータの解釈が難しくなっている。
- ただ1月の大幅増に加え、昨年11月と12月の雇用者数も大きく上方修正されたことは、労働市場が新たに勢いを得ていることを示している。
- 市場は、米当局による年内6回目の0.25ポイント利上げの可能性もわずかながら織り込み始めた。
- 3月の利上げは引き続き確実視されており、利上げ幅については0.5ポイントの確率がやや高まってきている。ムーディーズ・アナリティクスの金融政策調査責任者、ライアン・スイート氏は「今回の統計により3月の利上げは決定的となった」としつつ、利上げ幅が0.5ポイントとなる可能性はなお低いと付け加えた。その上で「金融当局はこの統計から、米経済が完全雇用に向けて勢いよく前進するとの結論に至るだろう。当局が巧みにソフトランディング(軟着陸)に導くのは一層困難になりそうだ」と述べた。
- 労働参加率は、最新の人口推計を反映させた調整後ベースで62.2%に上昇。反映させない調整前ベースでは61.9%と前月から変わらずだった。
- 平均時給は前月比0.7%増と、20年12月以来の大きな増加率。前年同月比では5.7%増で、いずれも市場予想を上回る伸びとなり、根強いインフレへの懸念をあおる格好となった。
- 週平均労働時間は減少した。賃金が予想以上の伸びとなったことから、米金融当局が今年インフレ抑制に向けて一段と積極的な姿勢で臨むとの懸念が強まる可能性がある。雇用者数の伸びは予想より良かったものの、オミクロン変異株の感染拡大は1月の労働市場に極めて大きな影響を与えた。
- 雇用されているが病気により働けなくなった人は360万人と、12月の2倍余りに上った。
- また、コロナ禍を理由に雇用主が事業を休止または閉鎖したことで働けなかった人は1月に600万人と、こちらも前月の約2倍となった。
- 1月は幅広い分野で雇用の伸びが見られた。特に増えたのは娯楽・ホスピタリティーの分野で15万1000人増。
- このほか運輸・倉庫、小売り、プロフェッショナル・ビジネスサービスでも堅調な伸びとなった。
アメリカ・非農業部門雇用者数とは…(クリックで下に詳細を表示します)
- 米非農業部門雇用者数は、農業を除く分野で前月の間に雇用された人数の増減を測定する指標です。
- 労働省が発表する「雇用統計」の中核となる指標であり、失業率や平均時給とともに注視されています。
- 非農業部門雇用者数は米連邦準備制度理事会(FRB)も注目している指標であり、金融政策の決定にも影響を与えます。
- 毎月第1金曜日に発表されます。
- 予想より高い数値は米ドルの買い材料であるとされますが、予想より低い数値は米ドルにとって売り材料であると解釈されます。((investing.com)
長期金利の動きと恐怖指数【VIX指数とVXN指数】
ここでは、ハイテクグロース株に大きく影響のある長期金利(米国10年債)の動きと、恐怖指数(VIX指数とVXN指数)をまとめます。
恐怖指数は投資家の心理状態を数値化しているものとして多くの投資家が参考している指数よ
長期国債(米国10年債利回り)
長期国債とグロース株の関係とは…(クリックで下に詳細を表示します)
基本的に長期国債と、グロース株については「逆相関」の関係があるといいます。長期国債が上がれば、グロース株が売られてグロース株の値段が下がってしまいます。リスクの高いハイパーグロース株よりも安全資産である国債の利率があがればお金が「安全で稼げる」方に流れると行った感じです。
長期国債が上がっていくとハイテクグロース株にとっては逆風になっていくわ
一般的にハイテクグロース株とは逆相関関係にあると言われてるね
恐怖指数
VIXの動き(S&P500)
VXNの動き(NASDAQ100)
VIX指数とVXN指数について(恐怖指数)とは…(クリックで下に詳細を表示します)
- VIX指数はS&P500、VXN指数はNASDAQ100に対する恐怖指数です。
- 平常時のVIXは、だいたい10〜20程度
- 30を超えてくる場合は警戒領域
- NASDAQ100の恐怖し指数を表すVXNは、だいたい30〜39程度(30台で推移)
- 40を超えてくる場合は警戒領域
- 2008年9月 リーマン破綻 48.4
- 2008年10月 リーマンショック 89.53
- 2020年3月 コロナショック 85.47
米国株市場(S&P500)の状況
S&P500ヒートマップ
まずは、S&P500のヒートマップを御覧ください。
S&P500グロース【IVW】orバリュー【IVE】
全体的に上がっているともいます。
グロースの方が良かったようね
SPYのチャート
これはS&P500のETFである【SPY】のチャートになります
※【SPY】「SPDR S&P500 ETF」
SPYとは…(クリックで下に詳細を表示します)
SPYは正式名称「SPDR S&P500 ETF」でNY【SPY】、東京証券取引所【1557】にも上場しています。1993年1月に設定されたS&P500(S&P 500 Index)に連動した米国において最初のETFです。
S&P500個別銘柄の上昇率上位
S&P500個別銘柄の下落率上位
投資が不安、苦手、勉強したくないという人はこの本を読んで毎日このブログをチェックすることとETFやインデックスファンドを購入しておけば大丈夫よ!
ジャック・ボーグルとは…(クリックで下に詳細を表示します)
ジョン・クリフトン・“ジャック”・ボーグルはアメリカ合衆国の投資家、実業家、慈善家です。世界初の個人投資家向けのインデックス・ファンドを設定した人物です。幅広い投資家に低コストで投資ができる機会を与えた人物としても知られています。「インデックス・ファンドの父」とも呼ばれています。経費率の比較的安価なETFで有名なヴァンガードグループを創設者です。2019年食道がんで死去。
世界の株価
ここでは、アメリカに上場(ADR)している世界の株式を中心に見ていきます。 主に、中国株・インド株を中心に見ていきます。
ワールドヒートマップ
アメリカ以外のアメリカに上場している株式(ADR)の状況です。
北京オリンピックがはじまったし、中華銘柄もいい感じだね
無事に開幕したけどあまり市場には関係なさそうだけどね。
中国の状況
中国株のADR情報は、セクター別の記事にて掲載しています。
中国株にも頑張ってもらわないとね。
インド株の状況
少額ながらインド株にも投資しているのでインド銘柄も見ていきます。
インド株銘柄のADR情報は、セクター別の記事にて掲載しています。
コロナや、宗教、貧富の差などに問題点はあるけど、これから魅力的な市場であることは間違いないので、インドにも今後とも注目していきたいですね
インドの個別株についてはこの記事で解説してるわよ
NASDAQ100の様子
ここでは、NASDAQ100に対しての分析を行います。
NASDAQに対して結構投資してるのよね?
iDeCo(イデコ)もそうだけど、レバナスや積立でもNASDAQ100に投資してるからね。かなり影響度合いは大きいよ
QQQのチャート
NASDAQ100個別銘柄の騰落率上位
次にNASDAQ100銘柄のうちで騰落率が比較的高かった銘柄をピックアップしていきます。
NASDAQ100で上がった銘柄
NASDAQ100で下がった銘柄
結構大きく下げてるわね
◆◆◆
▶▶次はセクター別の市場の動きを見ていきたいと思います。
▶▶セクター別に大きな動きがあるのか注目してトレンドを掴んでいきたいですね!
◆◆◆
セクター別の考察
本日のセクター別のパフォーマンスはこの様になっています。
セクター別パフォーマンス(1日と1週間)
※下記のETFとは構成銘柄が違うため若干の乖離はあります。
上昇したセクター
小型グロース株や仮想通貨の反転による関連銘柄の上昇が目立った1日でした。またAmazonの好決算につられ、一般消費財、eコマース、またSNSのスナップ、ピンタレストなども上昇したことでSNS関連も急上昇しています。また旅行、サイバーセキュリティ、記入、エネルギー、クリエネなども上がっています。
下落したセクター
一方で、下落したセクターとしてはオルエコ関連が下がっています。素材、不動産、生活必需品、公益、資本財、航空、ヘルスケアが下落しています。
セクターについて…(クリックで下に詳細を表示します)
産業分類について、S&P、FTSE Russellは11の産業分類を行っていますが、ヴァンガード社のETFを参考にさせていただきます。 不動産はスパイダーシリーズを採用しています。- エネルギー(Energy):【VDE】
- 素材(Materials):【VAW】
- 資本財(Industrials):【VIS】
- 一般消費財(Consumer Discretionary):【VCR】
- 生活必需品(Consumer Staples):【VDC】
- ヘルスケア(Health Care):【VHT】
- 金融(Financials):【VFH】
- 情報技術(Information Technology):【VGT】
- 通信サービス(Communication Services):【VOX】
- 公益事業(Utilities):【VPU】
- 不動産(Real Estate):【XLRE】
注目セクターについては、セクター別の記事にて紹介しています。
- 金融銘柄、フィンテック銘柄、BNPL銘柄
- 中国株、インド株銘柄のADR銘柄
- 半導体銘柄(半導体メーカー、半導体装置)
- ワクチン銘柄(ワクチン銘柄と治療薬銘柄)
- 仮想通貨関連銘柄(マイニング、取引所銘柄など)
- eコマース銘柄(ネットショッピング関連銘柄)
- 5G関連銘柄(通信など5G関連銘柄)
- クラウド銘柄(SaaS企業やクラウド関連銘柄)
- オンラインカジノ銘柄(スポーツベッティングやオンラインカジノ銘柄)
- クリーンエネルギー銘柄
- 旅行、航空銘柄(旅行関係、航空会社関連銘柄)
◆◆◆
▶▶次は私が注視している主要銘柄になります。
▶▶ポートフォリオに対する影響力が大きい銘柄を中心に紹介していきます!
◆◆◆
「ウォール街ランダムウォーカー」とは…(クリックで下に表示します)
投資家にとっての教科書であり、「ウォール街の教科書」と称される書籍です。 1973年に原著が発売されてからすでに半世紀以上が経過したいまでも増版されているロングセラーです。 投資を始めている人でこの書籍を読んでいない人は絶対に読むべき1冊です。 バブルの歴史やファンダメンタル対テクニカルやアクティ対パッシブなど詳しく書かれていると同時中身が古びない内容で書かれています。 特にこの本を参考にした記事や理論は多く、ベースとなる知識など投資家のまさに教科書的な存在として、ウォール街の教科書として書かれています。 読んだことがない人は絶対に読みましょう。
FANG+銘柄
この項目では主要銘柄の動きを見ていきたいと思います。
主に私が投資している個別銘柄やFANG+インデックス銘柄などを見ていきたいと思います。
私がメインと投資している銘柄のNASDAQ100への寄与度も高く、S&P500に対しても非常に影響力が大きい銘柄となっています。
今日のFANG+銘柄
今日のFANG+indexのパフォーマンスはこうなっています。
内訳としてはこの様になっています。
Amazonは好決算で絶好調だったね!
メタは反発もしないで情けない
レバFANGがメインだとこれらの銘柄が重要になってくるからね!
かといって投資信託なんだし、個別で売買できるわけじゃないじゃん?
そうだけど、個別に注目しておくことは重要だよ。
FANG+の注目銘柄
アマゾン(Amazon.com)【AMZN】
アマゾン、第4四半期は利益倍増 米プライム会費引き上げへ
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- 米アマゾン・ドット・コムが3日発表した2021年第4・四半期決算は、利益がほぼ倍増し、市場予想を上回った。
- また、輸送コストや賃金の拡大を相殺するため、米国のプライム年会費を17%引き上げると発表した。
- 引け後の時間外取引で、アマゾンの株価は一時17%急伸した。年末商戦を含む第4・四半期の純利益は143億2000万ドル(1株当たり27.75ドル)と、前年同期の72億2000万ドル(同14.09ドル)から増加した。
- 新興の電気自動車(EV)メーカー、リビアン・オートモーティブへの出資に絡む税引前利益118億ドルが含まれる。
- 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)でオンラインでの買い物が増える中、アマゾンは感染拡大などによる事業の混乱を抑えるため資金を投入。労働市場が逼迫する中で人手を確保しようと、契約時のボーナスなどを支給してきた。
- 倉庫の在庫を確保するため物流費も膨らんでいる。
- こうした状況を踏まえ、米国のプライム会費を年間で現在の119ドルから139ドルに、月間で12.99ドルから14.99ドルにそれぞれ引き上げる。
- 新規会員への値上げは2月18日から適用する。
- 米国以外のプライム会費の変更は発表していない。
- 米国での前回の年会費引き上げは4年前で、99ドルから119ドルに上昇。
- その前の値上げはさらに4年前だった。ブライアン・オルサブスキー最高財務責任者(CFO)は電話会見で、一部のプライム会員は退会が予想されるが、過去の経験では定着率の低下は大きくなかったと指摘。
- パンデミック下でプライム会員1人当たりの売上高は「著しく伸びた」とも述べた。
- プライムの会員数は世界で2億人を超す。会費は第4・四半期だけで15%増の81億ドルに上った。
<広告・クラウド好調>
- オルサブスキー氏は、事業の混乱や生産性の低下、インフレ圧力などが響いて第4・四半期のコストは40億ドルを上回ったと述べた。
- 労働力に関連した問題は今四半期に和らぐものの、引き続き課題になるとし、今年のインフラ設備投資についても増加するとの見通しを示した。
- クラウド事業「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」は好調で、電子商取引事業の鈍化傾向を補った。
- ゲームやリモートワークによる需要拡大で売上高は178億ドルと40%増加。
- リフィニティブのまとめたアナリスト予想は173億ドル超だった。インサイダー・インテリジェンスのアナリスト、アンドリュー・リプスマン氏は「リビアンへの出資に絡む押し上げ分がなければ最終利益は圧迫されていただろうだが、AWSの成長加速が続いたことが支援要因になった」と述べた。
- 広告収入も32%増の97億ドルと、アルファベット傘下の動画投稿サイト「ユーチューブ」の同四半期の広告収入を上回った。
- アマゾン幹部は記者団に対し、アップルのプライバシー規約変更後も、さまざまな広告機能を通じた消費者へのリーチ能力は「ほぼ変わっていない」と述べた。
- 一方、第1・四半期の売上高見通しは1120億─1170億ドル、もしくは3─8%増とし、アナリスト予想の1200億4000万ドルを下回った。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■アマゾン・ドット・コムは米国のオンライン小売最大手・テクノロジー企業。日用品、書籍、CD・DVD、ゲーム、家電、衣料品など広範な商品販売を世界各地で運営し、出品・受注・梱包・発送サービスを行い、会員制「アマゾンプライム」を展開。クラウド、デジタルストリーミング・サービスを提供、オンライン薬局も展開する。本社所在地はシアトル。*7
- S&P500構成銘柄
- NASDAQ100構成銘柄
- FANG+構成銘柄
- ネットショッピング関連銘柄【Eコマース銘柄】
アップル【AAPL】
アップル、5G対応の廉価版iPhoneを3月にも発表
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- 米アップルは次世代通信規格「5G」に対応した廉価版のiPhoneと改良版iPadを、3月8日をめどに発表する計画。
- ブルームバーグが4日、関係筋の話として報じた。
- 報道によると、発表されるのは「iPhone SE」モデルの2年ぶりのアップデート版で、5Gに対応するほか、高性能カメラや高速プロセッサーを搭載する。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■アップルは米国のIT機器大手。メディアデバイス、PC、スマートフォン、タブレット端末などのデザイン・製造・販売に従事し、主要製品は「Mac」、「iPhone」、「iPad」、「iPod」、「Apple Watch」、「Apple TV」などの消費者製品で、「iOS」や「iCloud」、「ApplePay」なども展開する。デジタルコンテンツやアプリも販売する。*8
メタ・プラットフォームズ(フェイスブック【FB】)
急落のメタ株、多くのヘッジファンドが保有
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- 最近のデータによると、3日に急落した米メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)の株式は、多くのヘッジファンドが保有していた。
- ゴールドマン・サックスによると、メタは昨年9月末時点で、ヘッジファンドの間でマイクロソフト、アマゾンに次ぐ投資先となっていた。
- 昨年9月末時点でメタ株を保有していたヘッジファンドは、ウエリントン・マネジメント・グループ、サンダース・キャピタル、タイガー・グローバル・マネジメント、ポーレン・キャピタル・マネジメント、ローン・パイン・キャピタル、ソロバン・キャピタル・パートナーズ、エガートン・キャピタル、マーシャル・ウェイスなど。この8ファンドは9月末時点で合計6200万株以上のメタ株を保有。
- メタ株を継続保有し、ヘッジをしていなかった場合、総額50億ドル以上の含み損が出たことになる。
- リフィニティブのデータによると、ヘッジファンド以外では、バンガード・グループ、フィデリティ・マネジメント・アンド・リサーチ・カンパニー、ブラックロック・インスティチューショナル・トラスト・カンパニー、ティー・ロウ・プライス・アソシエイツ、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズが、メタ株を保有していた上位5社の機関投資家となる。
- 上位10社には他に、キャピタル・インターナショナル・インベスターズ、キャピタル・ワールド・インベスターズ、キャピタル・リサーチ・グローバル・インベスターズ、ジオード・キャピタル・マネジメント、ノルジェス・バンク・インベストメント・マネジメントが入っている。サセックス・パートナーズのジム・ニューマン最高投資責任者は、こうしたファンドが、ヘッジや決算発表前の株式売却でリスクを回避していた可能性もあると指摘した。
- ヘッジファンドの昨年第4・四半期の保有状況は2月中旬に明らかになる見通し。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■フェイスブックはソーシャルネットワーク・ウェブサイト「facebook.com」を運営。主な機能に個人や団体のページの他、チャット、ライブストリーミング「facebookライブ」、仮想通貨「facebookクレジット」がある。また、モバイル端末間でテキスト送信を行う「messenger」、写真や動画を共有できる「instagram」も提供。*9
- S&P500構成銘柄
- NASDAQ100構成銘柄
- FANG+構成銘柄
- ソーシャルメディア銘柄
テスラ【TSLA】
テスラ、シートベルト未装着警告音の問題で81万台リコール
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- 米運輸省の道路交通安全局(NHTSA)は3日、米電気自動車(EV)大手テスラ車でシートベルト未装着の警告音が適切に出ない恐れがあるため、同社が米国で約81万7000台をリコールすると発表した。
- リコール対象は2021─22年型「モデルS」と「モデルX」、17─22年型「モデル3」、20─22年型「モデルY」。車が走り始めるときに運転者がシートベルトを装着していないと鳴ることになっているチャイム音が、一部の状況で作動しないという。
- テスラのNHTSA宛ての報告によると、この問題は韓国の自動車試験研究機関が1月6日に提起した。
- 同月31日時点で、関係する衝突事故や負傷事例の連絡はテスラに届いてないという。ソフトウエアをネット経由のアップデートで改修する。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■テスラは米国の電気自動車メーカー。電気自動車と関連製品の開発・製造・販売に従事する。同社初の電気自動車はスポーツカー「ロードスター」、続いてセダン「モデルS」、SUV「モデルX」「モデルY」、新型セダン「モデル3」を展開する。充電・蓄電の電力システムも製造。地域別売上は米国が約50%を占める。本社はカリフォルニア州パロアルト。*10
- S&P500構成銘柄
- NASDAQ100構成銘柄
- FANG+構成銘柄
注目個別銘柄
気になる個別銘柄を見ていきたいと思います。
ペロトン・インタラクティブ【PTON】
在宅フィットネスのペロトン株急伸、アマゾンなどが買収に関心と報道
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- ホームフィットネス事業を展開する米ペロトン・インタラクティブの株価が4日の時間外取引で一時43%上昇した。
- 同社の買収に関してアマゾン・ドット・コムなど複数の企業が関心を寄せていると、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が事情に詳しい複数の関係者を引用して伝えた。
- 同紙によると、アマゾンは取引の可能性についてアドバイザーに話をしている。
- ただ、同社が提案を行う段階に至るかやペロトンが打診を受け入れる姿勢を示すかについては確証がないという。
- 他にも買い手候補がいるが、合意は差し迫っていないと同紙は伝えている。アマゾンは広報担当者を通じてコメントを控えた。
- ペロトンも報道について論評を控えた。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■ペロトン・インタラクティブは米国のフィットネスサービス企業。トレッドミル、フィットネスバイクなどのフィットネス関連機器の開発・販売に従事。また、オリジナルエクササイズ動画や音楽のコンテンツ制作・配信、ライブ・イベントのストリーミング配信を通して顧客が自宅で本格的なトレーニングを行える環境作りを提案。本社所在地はニューヨーク。*11
- NASDAQ100構成銘柄
注目決算の銘柄
注目の決算が行われております。
主要かつ、注目決算をピックアップしてお伝えしていきます。
フォード【F】
フォード、22年の営業利益は最大25%増加と予想
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- 米フォード・モーターは3日、2022年の営業利益が最大25%増加するとの見通しを示した。
- 北米の堅調な需要や強気に価格設定しやすい事業環境が利益を押し上げるという。
- ただ、併せて発表した第4・四半期決算の利益がアナリスト予想に届かず、22年の自動車生産の回復がゼネラル・モーターズ(GM)よりも遅れるとの見通しを示したことを受け、時間外取引で株価は5%下落した。
- ジョン・ローラー最高財務責任者(CFO)は記者向け電話会議で、22年の利払い・税引前利益が15─25%増えて予想生産台数の伸び(10─15%)を上回るとし、今年税引前利益率が8%に達するとの見通しを示した。
- これは予定よりも1年前倒しとなる。ただ、第4・四半期の1株当たり利益が0.26ドルと、リフィニティブの市場予想(0.45ドル)を下回ったため、株価は下落した。
- 21年通年の営業利益は100億ドル、営業利益率は7.3%だった。通年の純利益は179億ドルで、電気自動車(EV)メーカー、リビアンへの投資収益が含まれる。
- 第4・四半期の純利益は123億ドルだった。前年同期は28億ドルの赤字だった。利払い・税引前利益は20億ドルで前年同期の17億ドルから増加した。
- 22年の利払い・税引き前利益は115億─125億ドルになると予想している。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■フォード・モーターは米国大手の自動車メーカー。同社ブランド「フォード」と「リンカーン」を世界的に展開し、乗用車とトラックの製造と販売に従事。レンタカー会社、商用車顧客、リース会社、政府機関へ車両を販売、保守、修理、長期保証サービスなども提供する。また、融資、車両リース、自動車保険仲介サービスも扱う。本社はミシガン州。*12
- S&P500構成銘柄
ピンタレスト【PINS】
ピンタレスト、第4四半期売上高が予想上回る 広告事業好調
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- 画像共有サイトの米ピンタレストが3日発表した2021年第4・四半期決算は、売上高が市場予想を上回った。
- 年末商戦期に小売企業が広告支出を拡大したことが寄与した。
- 株価は引け後の時間外取引で20%超値上がりした。
- 売上高は前年同期比20%増の8億4700万ドル。リフィニティブがまとめたアナリスト予想の8億2700万ドルを上回った。
- 一方、月間アクティブユーザー(MAU)は第4・四半期に6%減少し、4億3100万人と20年6月以来の低水準を記録。
- 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を背景に急増した需要が、規制緩和に伴い減少しつつあるようだ。
- ファクトセットがまとめたアナリスト予想の4億4795万人も下回った。メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)も、第4・四半期に1日当たりのアクティブユーザーが前期比で初めて減少した。
- ピンタレストの純利益は1億7500万ドルで、前年同期の2億0780万ドルから減少した。
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■ピンタレストは米国のソーシャル・ネットワーキング・サービス企業。ユーザーが興味のあるテーマや趣味の写真を共有するウェブサイトを運営する。ユーザーは趣味や日常の風景、料理やインテリア、結婚式などイベントのアイデア写真に加え、ビデオによるハウツー動画も投稿できる。また、同社プラットフォームは商品購入のサービスも提供する。本社所在地はサンフランシスコ。*13
スナップ【SNAP】
スナップ株急騰、10-12月決算を好感-ソーシャルメディアの不安後退
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- 写真・動画共有アプリ「スナップチャット」を運営する米スナップとデジタル画像検索収集サイト運営会社ピンタレストの株価が、3日の時間外取引で急伸した。
- 昨年10-12月(第4四半期)の両社の決算発表を受け、メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)利用者の伸び悩みが、ソーシャルメディア業界全体の落ち込みを反映しているのではないかとの不安が和らいだ。
- メタの業績を巡る懸念を背景にスナップとピンタレストの株価はこの日の通常取引で急落。しかし、スナップの株価は決算発表後の時間外取引で一時54%、ピンタレストも一時32%上昇した。
- 3日の発表資料によると、スナップの10-12月売上高は42%増の13億ドル(約1495億円)。アナリスト予想平均は12億ドルだった。
- 1日当たりアクティブユーザー数(DAU)は3億1900万人で、アナリスト予想の3億1600万人を上回った。
- 純利益は1株当たり1セントと、9セントの赤字という市場予想に反して黒字。
- マーケターに人気の拡張現実(AR)ツールが追い風となった。ピンタレストは一部項目を除いた1株利益が49セントと、市場予想平均の42セントを上回ったほか、売上高も予想より多かった。
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■スナップは米国のソーシャルメディア企業。写真・動画共有アプリの「スナップチャット」を通じ、短いビデオや画像イメージで情報交換やコミュニケーションのサービスを提供する。コンテンツの編集や発表などをパートナーに提供する。また、同社開発のサングラス「スペクタクルズ」により、人間の視点でのビデオ撮影を可能にする。本社所在地はカリフォルニア州ベニス。*14
ユニティ・ソフトウェア【U】
ユニティが決算受け大幅高 ガイダンスも予想上回る
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- 3Dゲーム開発のユニティ・ソフトウェアが大幅高。
- 10-12月期決算(第4四半期)を発表しており、売上高が予想を上回った。
- ガイダンスも公表しており、第1四半期、通期とも予想を上回る売上高見通しを示している。
- アナリストからも前向きな評価が出ており、全面的に予想を上回る業績を達成したが、特にクリエイト・ソリューションズ部門にスポットライトが当たった。
- 一方、将来的にゲーム以外のビジネスチャンスもまだ十分にあるとして、強気で見ているという。
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■ユニティ・ソフトウェアは米国のソフトウェア企業。双方向のリアルタイム3Dコンテンツの制作・運用のためのプラットフォームを開発する。携帯電話、タブレット、PC、コンソール、拡張現実・仮想現実デバイス向けの包括的なソフトウェアソリューションを提供。ゲーム開発、映画製作、自動車設計、建築設計、その他の分野で利用される。本社所在地はカリフォルニア州サンフランシスコ。*15
マイクロチップ・テクノロジー【MCHP】
マイクロチップは好決算発表も株価軟調
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- 半導体のマイクロチップ・テクノロジーが前日引け後に10-12月期決算(第3四半期)を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。
- 第4四半期もガイダンスも公表しており、1株利益、売上高とも予想を上回る強気な見通しを示している。
- 四半期配当も1株0.253ドルに引き上げた。
- アナリストからも高評価が聞かれ、決算発表直後は時間外で買いの反応が見られていたが、その後は戻り売りに押され、株価は下落して始まっている。
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■マイクロチップ・テクノロジーは米国の半導体製造企業。主要製品は、再プログラム可能なフラッシュメモリ搭載の8・16・32ビットマイクロコントローラや16ビットデジタルシグナルコントローラ、オペアンプ、パワーマネジメントIC、温度センサー、バッテリーマネジメントIC、インターフェース製品、メモリ製品、セキュリティ認証デバイスなど。*16
- 【MCHP】マイクロチップ・テクノロジー
- S&P500構成銘柄
まとめ
- 【主要指数】Amazonが株式市場を牽引し、堅調に推移しました。週間では3指数とも2週間連続で上昇に転じました。市場が開く前に発表された雇用統計も好感されたこともあり、株式市場は反発に転じています。ただ雇用統計によって金利も上昇したにもかかわらずグロース株も上昇している違和感を感じる結果になっています。
- 【個人成績】-7.06%※個人の成績に付きまして詳しくは別記事にてご紹介しています。(12時ごろ公開予定)
- 【長期金利】長期10年債利回りも急上昇しており、+3.84%上がっています。利回りは1.914%となっています。
- 【セクター】小型グロース株や仮想通貨の反転による関連銘柄の上昇が目立った1日でした。またAmazonの好決算につられ、一般消費財、eコマース、またSNSのスナップ、ピンタレストなども上昇したことでSNS関連も急上昇しています。また旅行、サイバーセキュリティ、記入、エネルギー、クリエネなども上がっています。一方で、下落したセクターとしてはオルエコ関連が下がっています。素材、不動産、生活必需品、公益、資本財、航空、ヘルスケアが下落しています。※セクター別の構成銘柄の騰落率については個人成績記事にて掲載しています。
- 【FANG+】FANG+としては、2.18%と好成績でしたが前日はかなり大きく下げてたので若干の反発程度になっています。好決算だったAmazonを筆頭にtwitter、テスラなど7銘柄がプラス。Apple、メタ、アリババは若干の下落となっています。
- 【予定】来週も注目銘柄の決算が控えています。
この記事が参加しているお題(クリックで下に表示します)
*1:サムネイル画像の見方:中央部に主要指数を表示しています。両側にセクター別にプラスとマイナスのセクターを表示しています。注目銘柄は今回の記事でニュース記事、決算情報などをピックアップした個別銘柄になります。また下部のFANG+の銘柄は右側がプラス、左側がマイナスとわかるようにしています。
*2: https://sekai-kabuka.com/shisuu.html
*3:参照:https://finviz.com/map.ashx
*4:参照:https://finviz.com/map.ashx
*5:参照:https://finviz.com/groups.ashx
*6:GoogleFinanceより
*7:ヤフーファイナンスより
*8:ヤフーファイナンスより
*9:ヤフーファイナンスより
*10:ヤフーファイナンスより
*11:ヤフーファイナンスより
*12:ヤフーファイナンスより
*13:ヤフーファイナンスより
*14:ヤフーファイナンスより
*15:ヤフーファイナンスより
*16:ヤフーファイナンスより