米国株市場の状況の振り返りと私見をまとめていきたいと思います。
米国株反発しており小型中型グロース株を中心に上昇しています。
毎日レバナスとレバFANGに積立しグロース株中心に投資をしているサラリーマン投資家のうみひろ(@uminoxhiro)です。現在個別株で一番比率が高い銘柄はパランティア【PLTR】です。
ブログを読みに来てくださってありがとうございます。
昨晩の米国株市場の振り返りを今日も行っていきます。
今回の記事も成績に左右されないで元気にいくわよ
そうだね!では、まずは結論からまとめていきます。
【今日の結論】チェックポイント
- 【主要指数】米国株市場は4日ぶりに反発しています。押し目買いが強まったくらいしかニュースはなかったこと、強いて言えばバイデン大統領がロックダウンはないだろうということで過度なオミクロン株への警戒感が和らいだ結果になっています。また小型・中型銘柄も大きく上昇しているのですがオルエコもかなり上昇しています。特に好決算だったナイキやニュースのあったボーイングをはじめ、アメックスやディズニーなども上がっています。
- 【小型株】小型銘柄も非常につよく、ラッセル2000は2.95%と大幅上昇しています。
- 【セクター】
多くのセクターが上昇していますが、特にこれまで押さえつけられていた航空、旅行が5%を超えて上昇しています。他にも小型のグロース株中心にフィンテックやSNS、半導体クリエネなども上がっています。下落した銘柄は非常に少なく、金価格と公益が若干下落しています。
※セクター別の構成銘柄の騰落率については個人成績記事にて掲載しています。 - 【FANG+】FANG+銘柄も全面高となっており、特にアリババ、バイドゥの中華銘柄が好調でした。ここまで価格が押さえつけられていた分反発も大きくなっています。
投資に対しての注意事項…(クリックで下に詳細を表示します)
この記事は私が投資している銘柄を中心に主要指数・セクター別の動きなどをまとめていきます。主に私が投資しているのはハイテクグロース株でありFANG+銘柄とNASDAQ100になります。レバレッジ型の投資やハイテクグロース株には元本を大きく損なうリスクも有るためご注意ください。投資に対してはリスクを許容した上で投資してください。本記事・ブログにおいての個別銘柄・投資信託・ETFなどについては売買を推奨するものではありませんので予めご理解の上、お読みください。本ブログに掲載された銘柄において損失を被った場合においても責任は一切負いません。
先に言い訳をさせていください、出社前の朝の時間に作成しており誤字脱字・数字の間違いなどがある場合があります。帰宅後すぐに修正しますのでご承知の上お読みください
社畜はつらいわね
- 【今日の結論】チェックポイント
- 2021年12月21日の主要指数と投資成績
- 気になるニュース
- 長期金利の動きと恐怖指数【VIX指数とVXN指数】
- 米国株市場(S&P500)の状況
- 世界の株価
- 中国の状況
- インド株の状況
- NASDAQ100の様子
- NASDAQ100個別銘柄の騰落率上位
- セクター別の考察
- 上昇したセクター
- 下落したセクター
- FANG+銘柄
- 注目個別銘柄
- 注目決算の銘柄
- まとめ
まずは、指数と私のパフォーマンスからお伝えします。
まずは指数からね
2021年12月21日の主要指数と投資成績
この項目では指数と私のポートフォリオの金額の増減をお伝えします。
主要指数
今日は全体的に言えば、反発して上がってるね!
私のポートフォリオのパフォーマンス
詳しい情報は、12時ごろに公開予定の「投資成績」の記事を御覧ください!
前日の投資成績はこちらから
※私のポートフォリオには「投資信託」が含まれているため前日の成績だけではなく前々日の結果が含まれています。
※元本を引いた運用損益の結果となっています。
あと、この数字には仮想通貨(暗号資産)の状況については組み込まれていなわよ
当ブログの投資成績につきましては資産管理、家計簿アプリのマネーフォワードを活用しています。
気になるニュース
気になるニュースをピックアップしてご紹介していきたいと思います。
個別銘柄のニュースについては「注目銘柄」で紹介します。
長期金利の動きと恐怖指数【VIX指数とVXN指数】
ここでは、ハイテクグロース株に大きく影響のある長期金利(米国10年債)の動きと、恐怖指数(VIX指数とVXN指数)をまとめます。
恐怖指数は投資家の心理状態を数値化しているものとして多くの投資家が参考している指数よ
長期国債(米国10年債利回り)
長期国債とグロース株の関係とは…(クリックで下に詳細を表示します)
基本的に長期国債と、グロース株については「逆相関」の関係があるといいます。長期国債が上がれば、グロース株が売られてグロース株の値段が下がってしまいます。リスクの高いハイパーグロース株よりも安全資産である国債の利率があがればお金が「安全で稼げる」方に流れると行った感じです。
長期国債が上がっていくとハイテクグロース株にとっては逆風になっていくわ
一般的にハイテクグロース株とは逆相関関係にあると言われてるね
恐怖指数
VIXの動き(S&P500)
VXNの動き(NASDAQ100)
VIX指数とVXN指数について(恐怖指数)とは…(クリックで下に詳細を表示します)
- VIX指数はS&P500、VXN指数はNASDAQ100に対する恐怖指数です。
- 平常時のVIXは、だいたい10〜20程度
- 30を超えてくる場合は警戒領域
- NASDAQ100の恐怖し指数を表すVXNは、だいたい30〜39程度(30台で推移)
- 40を超えてくる場合は警戒領域
- 2008年9月 リーマン破綻 48.4
- 2008年10月 リーマンショック 89.53
- 2020年3月 コロナショック 85.47
米国株市場(S&P500)の状況
S&P500ヒートマップ
まずは、S&P500のヒートマップを御覧ください。
S&P500グロース【IVW】orバリュー【IVE】
全体的にあがっていますが、グロース株がかなり調子良かったみたいだね。
クリスマスウィークになってるけどここまで全然上がってなかったからね。
SPYのチャート
これはS&P500のETFである【SPY】のチャートになります
※【SPY】「SPDR S&P500 ETF」
SPYとは…(クリックで下に詳細を表示します)
SPYは正式名称「SPDR S&P500 ETF」でNY【SPY】、東京証券取引所【1557】にも上場しています。1993年1月に設定されたS&P500(S&P 500 Index)に連動した米国において最初のETFです。
S&P500個別銘柄の上昇率上位
S&P500個別銘柄の下落率上位
投資が不安、苦手、勉強したくないという人はこの本を読んで毎日このブログをチェックすることとETFやインデックスファンドを購入しておけば大丈夫よ!
ジャック・ボーグルとは…(クリックで下に詳細を表示します)
ジョン・クリフトン・“ジャック”・ボーグルはアメリカ合衆国の投資家、実業家、慈善家です。世界初の個人投資家向けのインデックス・ファンドを設定した人物です。幅広い投資家に低コストで投資ができる機会を与えた人物としても知られています。「インデックス・ファンドの父」とも呼ばれています。経費率の比較的安価なETFで有名なヴァンガードグループを創設者です。2019年食道がんで死去。
世界の株価
ここでは、アメリカに上場(ADR)している世界の株式を中心に見ていきます。 主に、中国株・インド株を中心に見ていきます。
ワールドヒートマップ
アメリカ以外のアメリカに上場している株式(ADR)の状況です。
中国はかなり良かったみたいだね!
全体的にあがってるから中国だけが良かったわけじゃないけどね。
中国の状況
中国株のADR情報は、セクター別の記事にて掲載しています。
中国株にも頑張ってもらわないとね。
インド株の状況
少額ながらインド株にも投資しているのでインド銘柄も見ていきます。
インド株銘柄のADR情報は、セクター別の記事にて掲載しています。
コロナや、宗教、貧富の差などに問題点はあるけど、これから魅力的な市場であることは間違いないので、インドにも今後とも注目していきたいですね
インドの個別株についてはこの記事で解説してるわよ
NASDAQ100の様子
ここでは、NASDAQ100に対しての分析を行います。
NASDAQに対して結構投資してるのよね?
iDeCo(イデコ)もそうだけど、レバナスや積立でもNASDAQ100に投資してるからね。かなり影響度合いは大きいよ
QQQのチャート
NASDAQ100個別銘柄の騰落率上位
次にNASDAQ100銘柄のうちで騰落率が比較的高かった銘柄をピックアップしていきます。
NASDAQ100で上がった銘柄
NASDAQ100で下がった銘柄
ワクチン銘柄が下がってるけどほかは全然大丈夫だね!
◆◆◆
▶▶次はセクター別の市場の動きを見ていきたいと思います。
▶▶セクター別に大きな動きがあるのか注目してトレンドを掴んでいきたいですね!
◆◆◆
セクター別の考察
本日のセクター別のパフォーマンスはこの様になっています。
セクター別パフォーマンス(1日と1週間)
※下記のETFとは構成銘柄が違うため若干の乖離はあります。
上昇したセクター
多くのセクターが上昇していますが、特にこれまで押さえつけられていた航空、旅行が5%を超えて上昇しています。
他にもハイテク小型グロース株を中心に上昇しています。
下落したセクター
下落した銘柄は非常に少なく、金価格と公益が若干下落しています。
セクターについて…(クリックで下に詳細を表示します)
産業分類について、S&P、FTSE Russellは11の産業分類を行っていますが、ヴァンガード社のETFを参考にさせていただきます。 不動産はスパイダーシリーズを採用しています。- エネルギー(Energy):【VDE】
- 素材(Materials):【VAW】
- 資本財(Industrials):【VIS】
- 一般消費財(Consumer Discretionary):【VCR】
- 生活必需品(Consumer Staples):【VDC】
- ヘルスケア(Health Care):【VHT】
- 金融(Financials):【VFH】
- 情報技術(Information Technology):【VGT】
- 通信サービス(Communication Services):【VOX】
- 公益事業(Utilities):【VPU】
- 不動産(Real Estate):【XLRE】
注目セクターについては、セクター別の記事にて紹介しています。
- 金融銘柄、フィンテック銘柄、BNPL銘柄
- 中国株、インド株銘柄のADR銘柄
- 半導体銘柄(半導体メーカー、半導体装置)
- ワクチン銘柄(ワクチン銘柄と治療薬銘柄)
- 仮想通貨関連銘柄(マイニング、取引所銘柄など)
- eコマース銘柄(ネットショッピング関連銘柄)
- 5G関連銘柄(通信など5G関連銘柄)
- クラウド銘柄(SaaS企業やクラウド関連銘柄)
- オンラインカジノ銘柄(スポーツベッティングやオンラインカジノ銘柄)
- クリーンエネルギー銘柄
- 旅行、航空銘柄(旅行関係、航空会社関連銘柄)
◆◆◆
▶▶次は私が注視している主要銘柄になります。
▶▶ポートフォリオに対する影響力が大きい銘柄を中心に紹介していきます!
◆◆◆
「ウォール街ランダムウォーカー」とは…(クリックで下に表示します)
投資家にとっての教科書であり、「ウォール街の教科書」と称される書籍です。 1973年に原著が発売されてからすでに半世紀以上が経過したいまでも増版されているロングセラーです。 投資を始めている人でこの書籍を読んでいない人は絶対に読むべき1冊です。 バブルの歴史やファンダメンタル対テクニカルやアクティ対パッシブなど詳しく書かれていると同時中身が古びない内容で書かれています。 特にこの本を参考にした記事や理論は多く、ベースとなる知識など投資家のまさに教科書的な存在として、ウォール街の教科書として書かれています。 読んだことがない人は絶対に読みましょう。
FANG+銘柄
この項目では主要銘柄の動きを見ていきたいと思います。
主に私が投資している個別銘柄やFANG+インデックス銘柄などを見ていきたいと思います。
私がメインと投資している銘柄のNASDAQ100への寄与度も高く、S&P500に対しても非常に影響力が大きい銘柄となっています。
今日のFANG+銘柄
今日のFANG+indexのパフォーマンスはこうなっています。
内訳としてはこの様になっています。
絶好調だったね、引けにかけても最後また上がっていってるし!
3%超えはすごいね、これまでかなり下落していたからね。
レバFANGがメインだとこれらの銘柄が重要になってくるからね!
かといって投資信託なんだし、個別で売買できるわけじゃないじゃん?
そうだけど、個別に注目しておくことは重要だよ。
注目個別銘柄
気になる個別銘柄を見ていきたいと思います。
台湾セミコンダクター【TSM】
台湾、TSMCの日本での半導体工場建設を承認
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- 半導体受託生産で世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は、日本での半導体工場建設について承認を得た。
- 承認した台湾経済部投資委員会が20日、発表した。
- TSMCは先月、ソニーグループとともに70億ドル規模の半導体工場を日本で建設すると明らかにした。
- 投資委員会は声明で「TSMCの日本の新工場で使用される技術は、台湾で応用されている技術よりも少なくとも1世代以上前のものになるが、ハイエンド技術の流出に疑う余地はない」とした。
- ハイテク分野を主要産業とする台湾は、世界的な半導体不足解消に向けた取り組みを主導している。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■台湾セミコンダクター・マニュファクチャリングは台湾の半導体ファウンドリーメーカー。集積回路(IC)とその他半導体デバイスの製造、販売、実装、検査、組み立て、コンピュータ支援設計に加え、フォトマスクを製造。CMOSロジック、ミックスドシグナル、高周波、組み込みメモリ、イメージセンサー、BiCOウMSミックスドシグナルICなどを扱う。*7
モデルナ【MRNA】
モデルナ追加接種用コロナワクチン、数週間で開発準備
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- 米モデルナのステファン・バンセル最高経営責任者(CEO)は、新型コロナウイルスのオミクロン変異株に対処するためのブースター接種(追加接種)用ワクチンについて、数週間以内に開発を開始できるとの見通しを示した。
- スイス紙ターゲス・アンツァイガーが21日、インタビュー記事を掲載した。
- モデルナはオミクロン株用ワクチンの臨床試験(治験)を来年早くに開始したい意向だが、現在は既存ワクチンの追加接種による対応に焦点を当てている。
- バンセル氏は「オミクロン向けには小幅な調整が必要なだけだ。問題は何もない」と語った。
- モデルナは開発を開始するためにオミクロン株に関する重要な情報を待っており、同氏によると1─2週間かかる見込み。「(規制当局の)承認後、5億回分(のワクチン)を生産できるようになるまでに数カ月かかる。
- しかしわれわれの能力は1年前より現在のほうがかなり高い」と指摘した。
- ただ当局が追加の検査を要求すれば、少なくとも3カ月延びるとの見方を示した。
- スイスの製薬会社ロンザ・グループとの契約により建設中の追加生産ラインは、2022年第1・四半期に稼働し生産量が増えると説明した。
- 在庫が初めて3000万回分になるという。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■モデルナは米国のバイオ医薬品メーカー。メッセンジャーRNA(mRNA)を利用した医薬品を開発する。細胞に指令を出し、細胞内たんぱく質を生成する新しい治療法により予防ワクチン、がんワクチン、腫瘍内免疫療法、局所再生治療法、全身細胞内治療法などのパイプラインを保有。新型コロナウイルス感染症ワクチンを開発。本社所在地はマサチューセッツ州ケンブリッジ。*8
- NASDAQ100構成銘柄
- 新型コロナウイルス向けワクチン、治療薬銘柄
ブラックストーン【BX】
ブラックストーン、ブルーロック・レジデンシャル買収へ 36億ドル
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- ブルーロック・レジデンシャル・グロースREITは20日、ブラックストーン・リアル・エステートの傘下部門が現金36億ドルで買収を提案したと明らかにした。
- これを受けてブルーロックの株は77%上昇し、27.30ドルを付けた。
- 不動産会社は、新型コロナウイルス禍での記録的な低金利の恩恵を受けている。低水準の借り入れコストで住宅需要が増え、物件価格も上昇してサプライヤーの利益を押し上げている。
- ブラックストーンはブルーロックの全発行済み株式を1株当たり24.25ドルで取得する。これは、ブルーロックの前営業日終値(15.44ドル)に57%上乗せした水準。
- また、ブルーロックが売却を含む戦略的選択肢を検討しているとブルームバーグ・ニュースが報じた前日の9月15日終値に123.5%上乗せした水準となる。
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■ブラックストーン・グループは米国の投資ファンド運用会社。グローバルな代替資産運用および金融顧問サービスを提供する。代替資産運用事業ではプライベートエクイティファンド、不動産ファンド、ヘッジファンド、セカンダリーファンドなどを扱う。また、金融・戦略的顧問、企業再編・再構築顧問、キャピタルマーケットなどのサービスも手掛ける。*9
エクソン・モービル【XOM】
UBS、エクソンモービルなど5社を気候変動対策ファンドから除外
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- UBSアセット・マネジメントは、英年金基金NESTからの委託で運営するファンドを含め、気候変動対策を重視する一連のファンドから米石油大手エクソンモービルを含むエネルギー会社5社を除外したと明らかにした。
- 他の4社はインペリアル・オイル、韓国電力公社(KEPCO)、マラソン・オイル、電能実業(パワーアセッツ)。
- UBSは気候変動への対応で後れを取っている石油・ガス企業49社を特定し、3年間にわたり低炭素経済への移行を支援してきたが、「対応不足」だった5社を除外した。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■エクソン・モービルは米国最大手のエネルギー会社。原油と天然ガスの探鉱と生産のほか、石油製品の製造、原油・天然ガス・石油製品の輸送などのエネルギー関連事業を手掛ける。また、オレフィン、芳香族化合物、ポリエチレン、ポリプロピレンプラスチックなどの石油化学品の製造のほか、発電事業にも出資。本社はテキサス州。*10
- S&P500構成銘柄
- 石油関連銘柄
ボーイング【BA】
ボーイング、UPSから貨物専用機を19機受注
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- きょうは前日のリスク回避の雰囲気が一服する中、ボーイングも買い戻しが優勢となっておりダウ平均をサポート。
- UPSから貨物専用機ボーイング767型フレイターを19機受注したと発表した。
- 2023年から25年の間に引き渡すという。
- ボーイングは今回の取引により、貨物機の売上高が記録的な年となったと述べた。
- 今年は新しいワイドボディ貨物機80件の確定注文と改造貨物機の80件以上を受注したと述べた。
ボーイングなど、新5G周波数帯の展開延期要請 安全懸念で米政府に
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- 米ボーイングのデーブ・カルフーン最高経営責任者(CEO)とエアバス米国法人のジェフリー・クニッテルCEOは20日、新たな第5世代(5G)ワイヤレスサービスについて、航空機の安全運航に影響する恐れがあるとしてバイデン米政権に延期を求めた。
- 両氏はブティジェッジ運輸長官への共同書簡で、AT&Tとベライゾン・コミュニケーションズが1月5日に開始するCバンド周波数帯を活用した5Gサービスの延期を支持するよう求めた。
- ロイターが共同書簡を確認した。
- 航空業界と米連邦航空局(FAA)は、5GのCバンド周波数帯が電波高度計など航空機の電子機器に干渉する可能性があるとの懸念を示している。
- 共同書簡は「5Gの干渉は航空機の安全運航に悪影響を及ぼす可能性がある」とし、「航空業界に甚大な悪影響を及ぼす」と訴えた。FAAは今月、この問題で新たな「耐空性改善命令」を出している。
- 改善命令は、5G周波数帯が航空機の着陸時に使われる電波高度計などの電子機器に干渉する恐れがあり、航空機が目的地変更を余儀なくされる事態が起きかねないと警告している。
- FAAは1月5日までに追加の情報を提供する計画としている。共同書簡は、主要航空会社を代表する業界団体エアラインズ・フォー・アメリカ(A4A)の分析を引用し、FAAの5Gに関する命令が2019年に出されていれば、旅客便で34万5000便、貨物便で5400便が遅れや目的地変更、欠航に直面していたと指摘した。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■ボーイングは米国大手の航空機メーカー。民間航空機部門は737、767、777、787型機を含む商業用ジェット機の製造や技術サポートを展開する。軍用機部門は「A160ハミングバード」や「AH-64アパッチ」など各種軍用機の製造や保守を行う。また通信ネットワークシステム、ミサイル防衛システム、有人宇宙飛行・着陸システムの開発、製造、サービスを展開する。*11
カーニバル【CCL】
カーニバル、オミクロン株のクルーズ需要への影響「一時的」
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- 米クルーズ船運航大手・カーニバルは20日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の影響で、予約が短期的に打撃を受けると警告した。
- ただ、来年下半期以降の需要は、オミクロン株による打撃が一時的にとどまる可能性を示唆している。
- カーニバルは2022年春にクルーズ船の運航を全面再開する計画について、これまでのところオミクロン株による大きな影響はないと述べた。
- カーニバルは22年上半期は赤字に転落するが、下半期には黒字転換すると見込む。バーンスタイン最高財務責任者(CFO)は「22年の業績見通しは(上半期と下半期で)二分される」と語った。
- 高めの料金設定が旅客需要を若干抑制している様子はあるものの、カーニバルは来年下半期と23年上半期の予約水準が過去のレンジの上限にあるとしている。
- 同社がこの日発表した21年第4・四半期決算は、調整済みベースの赤字が前年同期の18億6000万ドルから19億6000万ドルに拡大した。
- 複数ブランドのクルーズ船の準備に対する巨額の投資が響いた。売上高は3400万ドルから12億9000万ドルに増加。
- リフィニティブの予想は14億1000万ドルだった。
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■カーニバルは豪華客船の運航会社。北米、欧州、オーストラリア、アジアで「カーニバル・クルーズ・ラインズ」、「プリンセス・クルーズ」、「ホーランド・アメリカ・ライン」、「シーボーン」、「AIDAクルーズ」、「コスタ・クルーズ」、「キュナード」のブランド名でクルーズを催行。また、米アラスカ州とカナダのユーコン準州でアラスカクルーズ船を運航。*12
- S&P500構成銘柄
AT&T【T】
AT&Tが4日続伸 Xandr社をマイクロソフトに売却
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- AT&Tが4日続伸。
- 傘下のデジタル広告を手掛けるXandr社をマイクロソフトに売却することで合意した。
- 同社はデジタル広告部門は事業の中心にはならないと判断し、1年以上売却先を模索して来た。
- 同社はグーグルやフェイスブックなどの大手IT企業が支配するオンライン広告分野で主要プレーヤーになるという目標を諦めた格好。
- 同社はディレクTVをTPGとの合弁に移行し、ワーナーメディアはディスカバリーと合併させるなど広範なポートフォリオの再編を進めている。
- 今回もその一環。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■AT&Tは米国の通信業持株会社。主に携帯電話事業を展開、子会社AT&Tモビリティを通じて米国内の企業や個人に市内・長距離携帯電話、ローミングサービスを提供。また、インターネット接続、専用回線、DSL、IPテレビ「U-verse」、ブロードバンド、IP電話、ウェブホスティングなどのサービスを提供。本社はテキサス州ダラス。*13
- S&P500構成銘柄
アトラシアン【TEAM】
アトラシアンが大幅高 アナリストが来年の大型株のトップピックに
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- 企業向けソフトウエア開発の豪アトラシアンが大幅高。
- アナリストが同社を来年の大型株のトップピック(厳選銘柄)に指定した。
- 投資判断は「買い」、目標株価は520ドルとしている。
- 業界の追い風と主要企業の成長分野における同社の強力なポジションに加え、クラウド移行を巡る大きな勢いが見られると指摘した。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■アトラシアンはオーストラリアのソフトウエア企業。主にソフトウエア開発者やプロダクト・マネジャー向けの製品開発に従事。プロジェクトや課題解決のプロセス管理、プロジェクトのコラボや共有、DVCSソリューション、コード・クオリティー、アドオン、トレーニングに関するソフトウエアを開発し、同社製品に「JIRA」、「FishEye」などを含む。本社はシドニー。*14
- NASDAQ100構成銘柄
注目決算の銘柄
注目の決算が行われております。
主要かつ、注目決算をピックアップしてお伝えしていきます。
マイクロンテクノロジー【MU】
マイクロン、12─2月収益見通し堅調 半導体メモリー需要が旺盛
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- 米半導体大手マイクロン・テクノロジーが20日に発表した第2・四半期(2021年12月─22年2月)の収益見通しは、市場予想を上回った。
- 新型コロナウイルス流行に伴うリモートワークへのシフトや5Gスマートフォンの更新、電気自動車向けで半導体メモリーの需要が伸びた。
- マイクロンはデータストレージ市場向けのNAND型と、データセンターやパソコン(PC)、その他端末で広く用いられるDRAM型の双方を製造。
- マイクロン株は決算発表を受けた引け後の時間外取引で5.7%高の87.70ドル。
- また、旺盛な需要と業界全体的な半導体不足により、世界最大級の半導体メモリー供給元であるマイクロンは製品の価格を高く設定することができた。
- 同社は第2・四半期について、売上高が75億ドル(プラスマイナス2億ドル)、調整後の1株利益が1.95ドル(プラスマイナス0.1ドル)を見込んでいる。
- リフィニティブのデータによると、アナリストの予想平均は売上高が72億7000万ドル、調整後1株利益が1.86ドル。
- マイクロンが発表した第1・四半期(9─11月)の売上高は76億9000万ドルで、市場予想の76億7000万ドルを上回った。
- 調整後の1株利益は2.16ドルで、こちらも予想の2.11ドルを上回った。データセンター向けは70%、自動車向けは25%の増収率となった。
- 高度な安全支援機能を備えた自動車が必要とするメモリー量の増加が自動車向け半導体の増収につながったとした。スミット・サダナ最高事業責任者(CBO)はロイターのインタビューで、同社幹部はメモリー以外の半導体の不足が来年に和らぎ始めると見込んでいると説明。
- 半導体不足は自動車やパソコンの出荷に悪影響を及ぼしている。
- 「この問題は少し改善し始めているが、大幅に改善するのは来年になるだろう」と述べた。
半導体株が軒並み上昇、マイクロンの好調な業績見通しを好感
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- 21日の米株式市場で、半導体銘柄が上昇。メモリーチップメーカーで米最大手のマイクロン・テクノロジーが前日に好調な業績見通しを示したことが支えとなっている。
- ベンチマークは「マイクロンの力強いクラウド需要はウエスタンデジタルにとっても前向きな材料」だと指摘し、2022年ガイダンスの上向きを想定している。
- 同社のウエスタンデジタルの投資判断は「買い」、目標株価は92ドル。この日は半導体製造装置メーカーの株価も上昇。
- アプライド・マテリアルズは一時3.4%高。ラムリサーチは同3.3%、KLAは同6%いずれも上昇。
- スタイフェルはマイクロンの見通しについて、半導体製造装置メーカーにとってプラスだと指摘。
- 「メモリー市場が再び下降局面に向かっているとの弱気な懸念を和らげる一助になる。そのような下降局面となれば、設備投資計画の中止につながりかなねい」と記した。
- このほか、ウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズはKLAの投資判断を引き上げた。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■マイクロン・テクノロジーは米国の半導体製造会社。ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)、NANDフラッシュメモリ、NORフラッシュメモリ、相変化メモリ、FLCOSマイクロディスプレイ、マルチチップパッケージ製品、相補型金属酸化皮膜半導体(CMOS)イメージセンサーなどの半導体デバイスを提供。本社所在地はアイダホ州ボイシー。*15
- 【MU】マイクロンテクノロジー
- S&P500構成銘柄
- NASDAQ100構成銘柄
- 半導体銘柄
- 5G関連銘柄
ナイキ【NKE】
米ナイキの9━11月期、収益予想上回る 北米好調
ニュースを見る…(クリックで下に詳細を表示します)
- 米スポーツ用品大手・ナイキが20日発表した第2・四半期(9━11月)決算は、売上高と利益が市場予想を上回った。
- 輸送上の問題やベトナムの工場閉鎖で製品供給が制約を受けたが、北米でスポーツアパレルおよび靴の販売が好調だった。
- 来年度はサプライチェーン(供給網)の問題が解決すると見通した。
- 発表を受けて株価は時間外取引で3.7%上昇した。
- 売上高は1%増の113億6000万ドル。
- リフィニティブがまとめたアナリスト予想の112億5000万ドルを上回った。
- 純利益は7%増の13億4000万ドル(1株当たり0.83ドル)と、1株利益が市場予想(0.63ドル)を上回った。
- 第3・四半期の売上高の伸び率は1桁台前半になるとの見通しを示した。
- 市場予想は2.5%増。
- 最大市場の北米の売上高は12%増加。
- 米経済の再開や新型コロナウイルスワクチンの一斉接種により店舗への来客数が急増し、ランニングや山登り用のスニーカーの売れ行きが好調となった。
- ナイキのフットウエア生産の約半分を担うベトナム工場の数カ月にわたる閉鎖で製品供給が制約を受けたが、米年末商戦の幕開けとなる「ブラックフライデー」の北米直販部門の売上高は、過去最高に達した。
- ただ、中華圏は供給制約の悪影響を受け、売上高が20%減少した。全面的に再開したベトナム工場では、フットウエアと衣服の週間ベースの生産が閉鎖前の約80%になっているという。
- マット・フレンド最高財務責任者(CFO)は、工場閉鎖により約1億3000万ユニットの生産が取りやめになったと説明した。
- ジェーン・ハリ&アソシエーツの小売りアナリスト、ジェシカ・ラミレス氏は「ナイキはできるだけ多くの在庫を確保し、善戦している。同社の商品は人気が高いため、長期的に勢いを失うことはないと想定している」と述べた。
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■ナイキは米国の大手スポーツ用品メーカー。ランニング、バスケットボール、サッカーなど各種スポーツ向けフットウエア、スポーツウエア、スポーツ関連製品を展開。また、「コール・ハーン」、「チャック・テイラー」、「コンバース」、「ハーレー」、「アンブロ」のブランド名でフットウエア、カジュアルウエア、スポーツウエアを展開。*16
まとめ
- 【主要指数】米国株市場は4日ぶりに反発しています。押し目買いが強まったくらいしかニュースはなかったこと、強いて言えばバイデン大統領がロックダウンはないだろうということで過度なオミクロン株への警戒感が和らいだ結果になっています。また小型・中型銘柄も大きく上昇しているのですがオルエコもかなり上昇しています。特に好決算だったナイキやニュースのあったボーイングをはじめ、アメックスやディズニーなども上がっています。
- 【小型株】小型銘柄も非常につよく、ラッセル2000は2.95%と大幅上昇しています。
- 【セクター】
多くのセクターが上昇していますが、特にこれまで押さえつけられていた航空、旅行が5%を超えて上昇しています。他にも小型のグロース株中心にフィンテックやSNS、半導体クリエネなども上がっています。下落した銘柄は非常に少なく、金価格と公益が若干下落しています。
※セクター別の構成銘柄の騰落率については個人成績記事にて掲載しています。 - 【FANG+】FANG+銘柄も全面高となっており、特にアリババ、バイドゥの中華銘柄が好調でした。ここまで価格が押さえつけられていた分反発も大きくなっています。
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*1:サムネイル画像の見方:中央部に主要指数を表示しています。両側にセクター別にプラスとマイナスのセクターを表示しています。注目銘柄は今回の記事でニュース記事、決算情報などをピックアップした個別銘柄になります。また下部のFANG+の銘柄は右側がプラス、左側がマイナスとわかるようにしています。
*2: https://sekai-kabuka.com/shisuu.html
*3:参照:https://finviz.com/map.ashx
*4:参照:https://finviz.com/map.ashx
*5:参照:https://finviz.com/groups.ashx
*6:GoogleFinanceより
*7:ヤフーファイナンスより
*8:ヤフーファイナンスより
*9:ヤフーファイナンスより
*10:ヤフーファイナンスより
*11:ヤフーファイナンスより
*12:ヤフーファイナンスより
*13:ヤフーファイナンスより
*14:ヤフーファイナンスより
*15:ヤフーファイナンスより
*16:ヤフーファイナンスより