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今回は、投資・相場に役立つ「格言」をお伝えしていきます。今回取り上げる格言は「利食い千人力」となります。
この投資格言をお伝えしていくシリーズでは、投資初級者から中級者にかけて投資や相場を生き抜いていく上で大切にしたい言葉・心構えなどをお伝えしていくものになります。
ぜひとも頭の片隅にいれて迷ったときに思い出してもらえると嬉しいです。
投資に対しての注意事項…(クリックで下に詳細を表示します)
この記事は私が投資している銘柄を中心に主要指数・セクター別の動きなどをまとめていきます。主に私が投資しているのはハイテクグロース株でありFANG+銘柄とNASDAQ100になります。レバレッジ型の投資やハイテクグロース株には元本を大きく損なうリスクも有るためご注意ください。投資に対してはリスクを許容した上で投資してください。本記事・ブログにおいての個別銘柄・投資信託・ETFなどについては売買を推奨するものではありませんので予めご理解の上、お読みください。本ブログに掲載された銘柄において損失を被った場合においても責任は一切負いません。
(初回公開日時:2022年1月2日)
「利食い千人力」
今回の投資・相場格言である「利食い千人力」の意味や解説を行っていきます。
結論から行きます。
結論から言えば利食い、利確(りかく)は大正義ということです。
買った株が上昇したとしても、売却しなければただの含み益であり「利益」としては確定していません。
利食い、利確は千人の味方に匹敵する価値があるという教えです。
確かに利確するまでは「幻」みたいなもんだもんね
含み益はたしかに利確するまでは利益じゃないからね、実際含み益はあったけどさがっていったこともあるし
利確は正義だね
買って売るまでが「投資」
「利確」というのは割と勇気のいることです。
逆に「損切り」も勇気がいることです。
含み益というのは、購入した株を保有したまま値上がりしている状態のことを指します。
保有している株は値上がりをしているものの「株」のままで、利益はまだ生まれていない状態になります。
そこで保有している株を売ることによってはじめて「利益」が生まれてきます。
一方で、含み損というのもあります。
含み損は買った株が下落してしまい価値が下がっている状態のことを指しています。
売却することで、損失が確定してしまうので、保有したまま値上がりを待つという選択肢もありますが、一方で更に下落して含み損が膨らむという可能性もあります。
いずれにせよ、「利確」「損切り」というのは投資において最も難しい選択肢、決断の1つとも言えます。
その分、「利確」「損切り」が上手な人は優秀な結果を収めて安定的なパフォーマンスを出し続けることができます。
利確できなかった例
私が最近利確できなかった例を上げていきますと、例えば中国の電気自動車のニオ【NIO】という銘柄があります。
ニオは、中国版のテスラともいわれており非常に期待度の高い電気自動車メーカーなのですが2020年末に約14ドルで購入していました。
2021年になり、電気自動車の銘柄のブームや小型株、あとはクリーンエネルギー関連の銘柄が軒並み上昇していきました。
当然、ニオもその波もあり価格はグングンと上昇していき、2月の高値は60ドルを超えていました。 結果から言えば、その高値で売りぬくことはできず現在の株価は35ドル程度で推移しています。
ここから得た教訓は「売る」ことの難しさと「欲」の強さでした。 「まだまだ上がるんじゃないか」という欲に勝てず、ズルズル下がる価格を見ても、「まだ反発するのではないか、将来性があるから…」という邪念に勝つことはできませんでした。
実際、まだ今現在(2021年10月)は含み益のままなので「利確」すれば利益は出ます。
ただし、高値を知っている分いまもなお、「利確」することができないでいます。
この銘柄の紹介:…(クリックで下に詳細を表示します)
■ニーオはケイマン諸島籍の自動車メーカー。高性能な電気自動車の設計・開発・販売を手掛ける。AIシステムを搭載したSUVタイプの「ES8」やコンセプトカー「EVE」、また、スーパーカー「EP9」などを展開する。顧客向けの娯楽・イベントスペース「NIO House」、充電システム及び設備の「NIO Power」などのサービスも充実。本社所在地は中国・上海市。*1
- 中国銘柄
- EV(電気自動車)銘柄
高値は後からではないとわからない
もう一つの教訓としては、終わってみればあそこが高値だったということはわかりますが、相場中には今の価格が天井なのか、あるいは底値なのかなんて「わからない」ということです。
わからないならルールを決める
現在の価格がわからないのであれば、その対策としてルールをしっかりと決めるというのもおすすめの投資法です。
例えば、利益がでているのであれば「原資(元手)」分は利確するといった具合です。
また、利確する価格をあらかじめ決めておくというのも非常に有効な手段です。
利確するライン、(損切りするライン)を予め設定しておくことで「欲」「邪念」にも打ち勝つことができます。
今回のニオの場合はまだ含み益状態でプラスなので笑い話にはなりますが、一度含み益を出している状態で下落し、取得金額より下がってしまうということも投資の世界ではよくあることです。
そういった後悔をすくなくするには、「利確」したり、ルールを定めるなどして自分を律することが必要だと思います。
まとめ
今回は、投資格言として「利食い千人力」を紹介してきました。
利確というのは非常に勇気がいる決断です。 とはいえ、いずれは売却しなければなりませんし、含み益がいつ下がってしまい、あるいはまいなすになってしまうかもわかりません。
長期投資出ない場合では、「利確」することを恐れずにこの「利食い千人力」という言葉を思い出してみることをおすすめします。
利確は本当に難しいからね
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*1:ヤフーファイナンスより