新型コロナの影響もあり、ネットショッピングの売上は過去に類をみないくらいの好調ぶりです。
ネットショッピング大手のAmazonは新型コロナの影響を追い風に大きく株価を伸ばしています。 (Amazonはネットショッピング以外にもクラウド事業(AWS)なども展開しているので一概には言えないが)
そこで、今回はこれからAmazonに対抗していくであろう、ネットショッピング、Eコマースの銘柄を4つ紹介していきます。
■Amazonのチャート
Eコマースのこれから
- これからeコマースの需要は増え続ける
- Amazonとは別路線での売上を上げているeコマース銘柄をチェックしたい
こういった需要にお答えできたらと思います。
- ショッピファイ【SHOP】
- エッツイ【ETSY】
- チューイ【CHWY】
- ウェイフェア(Wayfair)【W】
ショッピファイ【SHOP】
打倒Amazonの急先鋒であり、本命であるショッピファイです。
主にショッピファイのモデルとしては、売り場や決済などを手助けするというイメージです。 Amazonの場合は「Amazonが販売」しているイメージが強く販売ページも基本的にはどれも同じです。
ショッピファイの場合は店舗ごとにデザインやイメージを変える事ができ「店舗のブランド」をしっかりと消費者に伝えることができます。
ショッピファイ内での資金繰りのサービスやFacebook(インスタグラム)などとの提携によって、Amazonよりも消費者にメッセージやイメージを伝えやすいプラットフォームとなっております。 そういった中でも株価は順調に推移しています。
ショッピファイ【SHOP】のチャート
エッツイ【ETSY】
エッツイは、ネットショッピングのサイトですがターゲットを絞る戦略でここまで順調を伸ばしてきています。
アンティークやハンドメイド系などの商品を中心にアーティストにも非常に人気のeコマースとなっています。
ネットショッピングが新型コロナの影響で好調な分非常に業績を伸ばしています。
確かにハンドメイド系なんかはAmazonでは販売しにくいかもね
量産型ではないからね
■エッツイ【ETSY】のチャート
チューイ【CHWY】
チューイは、これもしっかりとしたターゲティングを行っている通販サイトになります。
特にペット関係に強くペット用品のeコマースと言ってもいいと思います。
ペット関連と言ってもペットには毎月買うものがあります。
例えば、ペットシートやドッグフード(キャットフード)など毎月人間と同じように食べる、出すという行為が行われるため定期的な収入が見込めるわけです。
実際にチューイの収益の60%以上はこの定期的な収入によって成り立っています。 よって、安定的なビジネスモデルとも言えるわけです。
Amazonにも同様に定期的な購入をできる仕組みはありますが、Amazonの定期購入の値引き額よりも、チューイの値引き額のほうが大きいということで、顧客はチューイに流れています。
■チューイ【CHWY】のチャート
ウェイフェア(Wayfair)【W】
ウェイフェアはボストンに本社をく、「家具」などの2002年の創業のeコマース会社です。
この銘柄はこのブログ初登場かと思います。
2011年頃にホームグッズ総合サイトとして展開を始め2014年にニューヨーク証券取引所に上場しました。
家具に加え家電、台所用品、寝具、アウトドア用品、ペット用品、ベビー&キッズ用品などホームグッズ全般を扱っています。
実は巣ごもり銘柄として、ウェイフェアのソファーでくつろぐ人が急増したということもありました。
また家にこもっているわけで、家具の買い替えなども需要があり売上、株価を伸ばしてきました。
更に同社の顧客のおよそ、70%はリピーターであるということから、非常に顧客にも愛された企業と言えます。 *1
VRなども活用
ニトリや、イケアなどをイメージしてもらえばわかりやすいですが家具というのは実物を見たいという意識があると思います。
実際にみてみたいわね
ニトリなんかは株価伸びしてるけどね
ウェイフェアはAmazonなどに先んじて、家具の設置などをイメージしやすいようにVRなどを活用して家具の配置などをイメージしやすいようなサービスも行っています。
■ウェイフェア(Wayfair)【W】の株価
まとめ
今回は、
- ショッピファイ【SHOP】
- エッツイ【ETSY】
- チューイ【CHWY】
- ウェイフェア(Wayfair)【W】
の4銘柄を紹介してきました。
eコマース事業というのはこれからますます需要が増えてきます。
そうした中で、大本命が間違いなくAmazonであることは断言できますが、巨大すぎるがゆえにカバーできない範囲などを今回紹介した4銘柄はうまく見出し利益につなげています。
新型コロナが仮に収束したとしても、今回顧客の多くはこれらの企業の存在を知ることとなりました。
もちろん、通販の需要はコロナの状況よりも下がるとはいえ、通販はこれからも増え続けます。
アメリカではドローン配達の認可が降りたり、トラックの自動輸送などが実用化に向けて動き出しています。
そういった中で、eコマースの分野は将来性が非常に豊かなジャンルだと思いますので、ポートフォリオの一部に加えておいても面白いかと思います。
この記事が参加しているお題(クリックで下に表示します)
*1:【米国株動向】6月に注目の巣ごもり3銘柄 | The Motley Fool Japan, K.K.